19 / 141
第1章 国盗り始め
第18話 密談
しおりを挟む
「……気配はありませぬ」
その夜、用意された客間で左馬助が口を開いた。
この場には俺達二人きりだが、これから始めるのは余人に聞かれてよい話ではない。
警戒してもし過ぎることはないだろう。
もっとも、クリスのように魔法を使って探りを入れる者がいれば俺達にはお手上げなのだがな。
左馬助が「念のためです。ご無礼致します」と膝が触れ合うほどに椅子を寄せた。
「今日はご苦労だったな。あちこち駆けずり回らせてしまった」
「あの程度は朝飯前。むしろ異界の町に心躍り、ここぞとばかりに目に焼き付けた次第にござります」
「存分に見られたか?」
「はっ。十分に検分致しました。若のご意思に沿うものかと存じます」
「ならば聞かせよ。忍び衆の頭領として、辺境伯とこの町を如何に見る?」
左馬助を供に連れた最大の目的がこれだ。
若くして斎藤家の忍びを率いる観察眼は家中随一。
俺が申し付けるまでもなく、勝手に何でもかんでも調べてしまうに決まっている。
動き回れた時間は半日にも満たないが、それなりに考えをまとめていよう。
左馬助はさらに身体を寄せると、声を潜めて話し始めた。
「……ネッカーの町の規模から見て住人の数は千五百から二千。この町以外にどの程度の領地があるのか判然とはしませんが、辺境伯領は一万石から二万石程度と推測されます」
「我が領地の半分以下。下手をすると五分の一以下か。だが奇妙だな」
「はっ。東の荒れ地は、当家の領地が完全に収まってもなお余りある広さです」
「荒れ地でなければ二十万石や三十万石あってもおかしくないはず。にもかかわらず残った領地が一万石から二万石だと? あまりにも極端だ」
「辺境伯の立場にも相応しくございません。ミナ様や奥方様から、辺境伯とは要地の押さえを任された家が賜る地位なのだと伺いました」
「左様。一、二万石で要地の押さえなどあり得ぬ。帝国が余程小さくない限りは」
「小さいと申せば、家臣団も小さ過ぎまする。森から出て以降、目に入った兵の数は二十程度。辺境伯の屋敷に仕える者は、女や年寄りを含めてようやく三十程度でござります」
「腑に落ちん話だ。この地は異変に見舞われていたんだぞ? 何が起こるか分からぬ時に、そんな数の兵で何が出来る?」
「辺境伯のお膝元とは思えませぬな」
「間者の存在と何か関係があるかもしれんな」
「どなたも間者を放つ者に心当たりがないと申しておられましたが、それがしは言葉を濁しておられるように感じました」
「出会ってまだ二日だ。信を置くには時が短い。客人として歓待はしても、それとこれとは別なのだろう」
「尋ねてもお答えにはならぬでしょうな」
「致し方ない。俺達が同じ立場なら、同じことをした」
「しかし、クリス殿まで言を左右にされたのは意外でござりました。あのお方ならばアッサリと口にするのではないかと思いましたが……」
「ミナを思いやる気持ちは本心なのであろう。軽々に口にはせんよ」
「我らが考える以上に深刻な話なのかもしれませぬな」
「そうだ。そして俺達にとって決して他人事ではない。寄る辺なき異界で、今のところ頼りになるのは辺境伯のみ。倒れるようなことがあっては困る」
「如何致しましょう」
「調べ上げよ。全てだ。何一つ隠し立て出来ぬようにしてしまえ」
異界に引きずり込まれてしまった領地と領民を守るには、辺境伯を頼り、徹底的に利用させてもらうしか道はない。
今後の判断を誤らぬためにも辺境伯の事を知り尽くさねばならん。
左馬助は小さく頭を下げた後、おもむろ立ち上がった。
足音を立てずに窓へと近寄り鍵を開ける。
次の瞬間、窓は音もなく開き、黒い人影が滑るように入り込んだ。
全身を黒い装束で覆い、目元や口元も隠れているせいで、小柄であること以外は男か女かも分からない。
そ奴は小さな布切れを片手に持っていた。
そこには撫子の紋――斎藤家の家紋が染め出されている。
左馬助配下の忍びに違いない。
首尾よく着いて来たようだ。
『左馬助が供をせよ』と言ったが、『左馬助だけ』とは申しておらぬ。
必ず意味は伝わると思っておったわ。
「今の話、聞いておったな?」
「…………」
左馬助の問いに忍びは無言で頷く。
「辺境伯家の事、何もかも調べ尽くせ。どんな些細なことでも構わん」
「…………」
再び無言で頷き立ち去ろうとする忍びを「待て」と呼び止めた。
「命じたことに不足がござりましたか?」
「いや、これを渡しておこうと思ってな」
忍びの手を取り小さな袋を渡した。
「こちらの銭で銀貨が七十枚ばかり入っておる。好きに使え」
「…………」
忍びは深く頭を下げると、今度こそ窓の外へと消えた。
瞬く間に夜の闇に溶けてしまい、まだ近くにいるのか、遠くへ離れたのかも分からない。
「よろしゅうございましたか?」
「賭けで得た金なぞ、あぶく銭に過ぎん。それに本来はミナへ全額渡すつもりだったのだ。今更惜しむ必要はない」
腕試しで得た金のうち、金貨二枚は翻訳魔法の指輪の代金となった。
今は望月がその指輪を付けている。
そして残った金は賭けで得た銀貨百三十五枚。
こちらについては銀貨を貸してくれたことを含め、諸々の礼代わりとしてミナに渡そうとした。
だが、ミナは自分が貸した金は銀貨二枚だけだと言って譲らない。
最後には、礼銭を渋るのは侍の恥なのだとか、ベンノの目を気にせず本が買えるぞとか言って説得し、なんとか半分だけ受け取ってもらえたのだった。
実に生真面目な女子だ。恐れ入る。
やましい銭ではないのだから素直に受け取って欲しい。
もう少し頭を柔らかくしても良いと思うのだが……。
…………俺達の動きを知った時、ミナは如何に思おうか?
「若」
「ん?」
「気に病む必要はござりませんぞ」
「唐突にどうした?」
「若はお優しくていらっしゃいます。ミナ様に悪いことをなさったとお思いではないかと」
「……そんなことはない」
「言い淀まれましたな」
「しつこいぞ」
「手前の老婆心が過ぎましたかな?」
「過ぎる! これだから守役は困るのだ! 幼少の頃を知っているせいで、いつまで経っても過保護なのだ。お主と言い、藤佐と言い……」
「藤佐殿ならば『過保護で結構! 心配で何が悪うござりますか!?』と開き直るでしょうな。若の腰に泣き付いて離さぬかもしれませぬ」
「……で、あろうな。光景が目に浮かぶわ。だが、今のお主らは若いと言っても家老に評定衆。俺の心中を案ずる事はもはや仕事ではあるまい。御家を守ることを先に考えよ」
「出来ぬ相談です。それがしにとっても、藤佐殿にとっても、若はいつまでも泣き虫の弟分にござります」
「……お主に口では勝てそうにないな。弱味を知っているだけに分が悪い」
「左様にお考えならば有難く心配されてくだされ」
「ふん…………しかし、藤佐か」
「如何なさいましたか?」
「いや、あ奴がどうしておるかと思ってな。名前が出たから気になってしまったわ」
「藤佐殿はしぶとい。きっと無事にござりましょう」
「命は助かっておるかもしれん。だが領地が丸ごと異界に来てしまったのだぞ? 京や大坂……他の地にいた者達は帰る家を失ったも同然ではないか。良い仕官の口が有れば良いのだがな……。岐阜の織田秀信卿あたりは如何であろうか?」
「そういうところでござります」
「何だと?」
「御身を差し置かれて家臣の身をご案じになり、あまつさえ仕官先までご案じになられるのですからな」
「家臣の身を案ずるのは当然ではないか」
「当然と仰せになるあたり、お優しき主君と存じます。実に担ぎ甲斐のある神輿でいらっしゃる」
「口が減らぬ奴め……」
その後、如何に反論しようとも左馬助に敵うことはなかった。
その夜、用意された客間で左馬助が口を開いた。
この場には俺達二人きりだが、これから始めるのは余人に聞かれてよい話ではない。
警戒してもし過ぎることはないだろう。
もっとも、クリスのように魔法を使って探りを入れる者がいれば俺達にはお手上げなのだがな。
左馬助が「念のためです。ご無礼致します」と膝が触れ合うほどに椅子を寄せた。
「今日はご苦労だったな。あちこち駆けずり回らせてしまった」
「あの程度は朝飯前。むしろ異界の町に心躍り、ここぞとばかりに目に焼き付けた次第にござります」
「存分に見られたか?」
「はっ。十分に検分致しました。若のご意思に沿うものかと存じます」
「ならば聞かせよ。忍び衆の頭領として、辺境伯とこの町を如何に見る?」
左馬助を供に連れた最大の目的がこれだ。
若くして斎藤家の忍びを率いる観察眼は家中随一。
俺が申し付けるまでもなく、勝手に何でもかんでも調べてしまうに決まっている。
動き回れた時間は半日にも満たないが、それなりに考えをまとめていよう。
左馬助はさらに身体を寄せると、声を潜めて話し始めた。
「……ネッカーの町の規模から見て住人の数は千五百から二千。この町以外にどの程度の領地があるのか判然とはしませんが、辺境伯領は一万石から二万石程度と推測されます」
「我が領地の半分以下。下手をすると五分の一以下か。だが奇妙だな」
「はっ。東の荒れ地は、当家の領地が完全に収まってもなお余りある広さです」
「荒れ地でなければ二十万石や三十万石あってもおかしくないはず。にもかかわらず残った領地が一万石から二万石だと? あまりにも極端だ」
「辺境伯の立場にも相応しくございません。ミナ様や奥方様から、辺境伯とは要地の押さえを任された家が賜る地位なのだと伺いました」
「左様。一、二万石で要地の押さえなどあり得ぬ。帝国が余程小さくない限りは」
「小さいと申せば、家臣団も小さ過ぎまする。森から出て以降、目に入った兵の数は二十程度。辺境伯の屋敷に仕える者は、女や年寄りを含めてようやく三十程度でござります」
「腑に落ちん話だ。この地は異変に見舞われていたんだぞ? 何が起こるか分からぬ時に、そんな数の兵で何が出来る?」
「辺境伯のお膝元とは思えませぬな」
「間者の存在と何か関係があるかもしれんな」
「どなたも間者を放つ者に心当たりがないと申しておられましたが、それがしは言葉を濁しておられるように感じました」
「出会ってまだ二日だ。信を置くには時が短い。客人として歓待はしても、それとこれとは別なのだろう」
「尋ねてもお答えにはならぬでしょうな」
「致し方ない。俺達が同じ立場なら、同じことをした」
「しかし、クリス殿まで言を左右にされたのは意外でござりました。あのお方ならばアッサリと口にするのではないかと思いましたが……」
「ミナを思いやる気持ちは本心なのであろう。軽々に口にはせんよ」
「我らが考える以上に深刻な話なのかもしれませぬな」
「そうだ。そして俺達にとって決して他人事ではない。寄る辺なき異界で、今のところ頼りになるのは辺境伯のみ。倒れるようなことがあっては困る」
「如何致しましょう」
「調べ上げよ。全てだ。何一つ隠し立て出来ぬようにしてしまえ」
異界に引きずり込まれてしまった領地と領民を守るには、辺境伯を頼り、徹底的に利用させてもらうしか道はない。
今後の判断を誤らぬためにも辺境伯の事を知り尽くさねばならん。
左馬助は小さく頭を下げた後、おもむろ立ち上がった。
足音を立てずに窓へと近寄り鍵を開ける。
次の瞬間、窓は音もなく開き、黒い人影が滑るように入り込んだ。
全身を黒い装束で覆い、目元や口元も隠れているせいで、小柄であること以外は男か女かも分からない。
そ奴は小さな布切れを片手に持っていた。
そこには撫子の紋――斎藤家の家紋が染め出されている。
左馬助配下の忍びに違いない。
首尾よく着いて来たようだ。
『左馬助が供をせよ』と言ったが、『左馬助だけ』とは申しておらぬ。
必ず意味は伝わると思っておったわ。
「今の話、聞いておったな?」
「…………」
左馬助の問いに忍びは無言で頷く。
「辺境伯家の事、何もかも調べ尽くせ。どんな些細なことでも構わん」
「…………」
再び無言で頷き立ち去ろうとする忍びを「待て」と呼び止めた。
「命じたことに不足がござりましたか?」
「いや、これを渡しておこうと思ってな」
忍びの手を取り小さな袋を渡した。
「こちらの銭で銀貨が七十枚ばかり入っておる。好きに使え」
「…………」
忍びは深く頭を下げると、今度こそ窓の外へと消えた。
瞬く間に夜の闇に溶けてしまい、まだ近くにいるのか、遠くへ離れたのかも分からない。
「よろしゅうございましたか?」
「賭けで得た金なぞ、あぶく銭に過ぎん。それに本来はミナへ全額渡すつもりだったのだ。今更惜しむ必要はない」
腕試しで得た金のうち、金貨二枚は翻訳魔法の指輪の代金となった。
今は望月がその指輪を付けている。
そして残った金は賭けで得た銀貨百三十五枚。
こちらについては銀貨を貸してくれたことを含め、諸々の礼代わりとしてミナに渡そうとした。
だが、ミナは自分が貸した金は銀貨二枚だけだと言って譲らない。
最後には、礼銭を渋るのは侍の恥なのだとか、ベンノの目を気にせず本が買えるぞとか言って説得し、なんとか半分だけ受け取ってもらえたのだった。
実に生真面目な女子だ。恐れ入る。
やましい銭ではないのだから素直に受け取って欲しい。
もう少し頭を柔らかくしても良いと思うのだが……。
…………俺達の動きを知った時、ミナは如何に思おうか?
「若」
「ん?」
「気に病む必要はござりませんぞ」
「唐突にどうした?」
「若はお優しくていらっしゃいます。ミナ様に悪いことをなさったとお思いではないかと」
「……そんなことはない」
「言い淀まれましたな」
「しつこいぞ」
「手前の老婆心が過ぎましたかな?」
「過ぎる! これだから守役は困るのだ! 幼少の頃を知っているせいで、いつまで経っても過保護なのだ。お主と言い、藤佐と言い……」
「藤佐殿ならば『過保護で結構! 心配で何が悪うござりますか!?』と開き直るでしょうな。若の腰に泣き付いて離さぬかもしれませぬ」
「……で、あろうな。光景が目に浮かぶわ。だが、今のお主らは若いと言っても家老に評定衆。俺の心中を案ずる事はもはや仕事ではあるまい。御家を守ることを先に考えよ」
「出来ぬ相談です。それがしにとっても、藤佐殿にとっても、若はいつまでも泣き虫の弟分にござります」
「……お主に口では勝てそうにないな。弱味を知っているだけに分が悪い」
「左様にお考えならば有難く心配されてくだされ」
「ふん…………しかし、藤佐か」
「如何なさいましたか?」
「いや、あ奴がどうしておるかと思ってな。名前が出たから気になってしまったわ」
「藤佐殿はしぶとい。きっと無事にござりましょう」
「命は助かっておるかもしれん。だが領地が丸ごと異界に来てしまったのだぞ? 京や大坂……他の地にいた者達は帰る家を失ったも同然ではないか。良い仕官の口が有れば良いのだがな……。岐阜の織田秀信卿あたりは如何であろうか?」
「そういうところでござります」
「何だと?」
「御身を差し置かれて家臣の身をご案じになり、あまつさえ仕官先までご案じになられるのですからな」
「家臣の身を案ずるのは当然ではないか」
「当然と仰せになるあたり、お優しき主君と存じます。実に担ぎ甲斐のある神輿でいらっしゃる」
「口が減らぬ奴め……」
その後、如何に反論しようとも左馬助に敵うことはなかった。
22
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる