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第1章 国盗り始め
第2話 敗残の姫騎士
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「くっ……! 放せっ! 放さないかっ! この痴れ者め!」
ミナが叫ぶ。
俺に組み伏せられてな。
先程と全く同じセリフと光景――――いや、少し違うか。
「何なのだ、この指輪は? 魔法……とか言っておったか?」
何をどうやったのか知らぬが、木の幹をもえぐる一撃だ。
あんなものが人間に当たれば間違いなく死ぬ。
組み伏せた時に素早く取り上げておいたのだ。
さて、冷や汗をかく思いだったが、再び斬り掛かって来たミナを、俺は再び退けた。
思いのほか容易にな。
この娘、剣を拾うまでは良かったが、その後がよろしくない。
なにせご丁寧に剣を真正面で構え直してから斬り掛かって来たのだからな。
稽古で素振りをするならそれでも良かろうが、命のやり取りをする場面では余計過ぎる動作だ。
剣を構え直すわずかな時間は、相手に付け入る隙を与えてしまう。
俺に迎え撃つ時間を与えてしまった訳だ。
さらに、剣を正面で構えたせいで己の間合いを俺に知らせてしまった。
構え方と間合いが分かれば、どのように斬り込んで来るのか見当も付く。
案の定、ミナは真上へと剣を振り上げた。
こう来るならば、剣を振り下ろす前に間合いの内側へ入り込み、手首を押さえてしまえば剣を振ることは出来なくなる。いっそのこと、剣の柄を取るのも良い。
これで剣を振ることは出来なくなり、あとは足払いを掛けることも、倒すことも、投げ飛ばすことも出来る。
この娘、よく鍛えているし筋も良い。
だが、まだまだ実戦の経験が足らんようだ。
瞬きを二、三度する間に勝負は決していた。
「武器を持たぬ相手に、一度ならず二度までも襲い掛かっておきながら、二度とも瞬く間に敗れたのだ。女子の身であろうとも、剣を手に取るならばお主も武人であろう? 多少は恥じ入るところがあるのではないか?」
己の行いに恥じ入るところがあるならば、今度は大人しく話くらいは聞いてくれ――――そう続けたかったのだが…………。
ミナは何を勘違いしたのか、観念した顔付きでこんなことを言い出した。
「貴様はこう言いたいのだろう? 敗者は何をされても文句は言えないぞ、と……。敗者は勝者の好きにされるがままなのだと!」
「は? いや、そうではなく――――」
「剣を握ったその時から覚悟は出来ている! 殺されようと、辱めを受けようと……くっ……!」
「あのな?」
「さあ! 一思いにやれ! さあ!」
「……はあ。覚悟は出来ていると?」
「くどいっ!」
「ならば……」
組み伏せたまま、ミナの唇に触れそうなほど顔を近付けてみる。
だが、先程の力強い言葉とは裏腹に、ミナは目を強く閉じ顔を背けようとした。
「……ふん」
「痛っ!」
指先で鼻の頭を弾いてやった。
「よく聞け。俺は嫌がる娘を手籠めにする趣味はない。付け加えれば魔物でもない。言葉の通じる人間だ。お主を害するつもりなど端からないのだ」
「……………………」
「その目は信じておらんな? ならばこうしよう」
組み伏せる力をゆっくりと緩めてゆき、戒めを解く。
ミナから十歩ほど離れた場所へ移動し、どっかと腰を下ろした。
「何なら剣を拾っても構わんぞ? 俺は止めん」
ミナはしばらく目を丸くしていたが、俺が座ったまま腕組みして見せると、ようやく動くつもりがないことを理解したらしい。
剣を拾い、切っ先を俺に向けながら尋ねた。
「貴様……本当は何者なのだ?」
「俺は真のことしか口にしていないのだが、改めて名乗ろう。斎藤新九郎だ」
「サイトー…………」
「新九郎だ」
「サイトーシンクロー……」
「斎藤が氏、新九郎が名だ。呼びやすい方で呼んでくれ」
「では貴様でいいな」
「どうしてそうなる!?」
「呼びやすい方でと言ったではないか! 貴様など貴様で十分だ!」
「分かった分かった! 好きにせい! で? お主は? 先程聞いたが、どうにも耳慣れん」
「…………ヴィルヘルミナ・フォン・アルテンブルク。ヴィルヘルミナが名、フォンは貴族の証、アルテンブルクが姓だ」
「ううむ………びるひゃ……ぶるひゃる……べるひゃ……」
まったく舌が回らない。
これもうどうにもならん。
人間諦めが肝心だ。
「のう、お主。ミナ、で良いか?」
「なっ……何だと!? どうして貴様にそんな呼び方をされねばならんのだ!?」
「すまぬがな、とても舌が回らん。この通りだ。勘弁してくれ」
手を合わせて拝みように頼み込む。
「ダ、ダメだ! そんな呼び方は認められん!」
「……敗者は何をされても文句は言えんと言うたではないか。ミナと呼ぶくらい許してくれても罰はあたるまい?」
「そ、それは……! 違う! 違うぞ! ミナと呼ばれることなど想定していない!」
「ふむ……武人の覚悟とはその程度であったか……」
「なっ……!」
「女子の身で見事な覚悟と感じ入ったのだがな……」
「うぅぅ……」
「俺の感動を返してくれ」
「くぅ……分かった! もう分かったから! ミナでも何でも好きに呼べっ!」
ほとんどヤケクソ気味に言い捨てるミナ。
よく分かった。
この娘、実にからかいがいがある。
「よし。これで決まりだな。いや、実に愉快なひと時であった」
「貴様っ!」
「苦情は後で聞く。それよりもだ。少々騒ぎ過ぎたのかもしれん」
「何だと?」
「よくない連中を呼び寄せてしまったな」
俺の言葉に合わせるように、周囲の茂みが「ガサガサッ!」と音を立てた。
ミナが叫ぶ。
俺に組み伏せられてな。
先程と全く同じセリフと光景――――いや、少し違うか。
「何なのだ、この指輪は? 魔法……とか言っておったか?」
何をどうやったのか知らぬが、木の幹をもえぐる一撃だ。
あんなものが人間に当たれば間違いなく死ぬ。
組み伏せた時に素早く取り上げておいたのだ。
さて、冷や汗をかく思いだったが、再び斬り掛かって来たミナを、俺は再び退けた。
思いのほか容易にな。
この娘、剣を拾うまでは良かったが、その後がよろしくない。
なにせご丁寧に剣を真正面で構え直してから斬り掛かって来たのだからな。
稽古で素振りをするならそれでも良かろうが、命のやり取りをする場面では余計過ぎる動作だ。
剣を構え直すわずかな時間は、相手に付け入る隙を与えてしまう。
俺に迎え撃つ時間を与えてしまった訳だ。
さらに、剣を正面で構えたせいで己の間合いを俺に知らせてしまった。
構え方と間合いが分かれば、どのように斬り込んで来るのか見当も付く。
案の定、ミナは真上へと剣を振り上げた。
こう来るならば、剣を振り下ろす前に間合いの内側へ入り込み、手首を押さえてしまえば剣を振ることは出来なくなる。いっそのこと、剣の柄を取るのも良い。
これで剣を振ることは出来なくなり、あとは足払いを掛けることも、倒すことも、投げ飛ばすことも出来る。
この娘、よく鍛えているし筋も良い。
だが、まだまだ実戦の経験が足らんようだ。
瞬きを二、三度する間に勝負は決していた。
「武器を持たぬ相手に、一度ならず二度までも襲い掛かっておきながら、二度とも瞬く間に敗れたのだ。女子の身であろうとも、剣を手に取るならばお主も武人であろう? 多少は恥じ入るところがあるのではないか?」
己の行いに恥じ入るところがあるならば、今度は大人しく話くらいは聞いてくれ――――そう続けたかったのだが…………。
ミナは何を勘違いしたのか、観念した顔付きでこんなことを言い出した。
「貴様はこう言いたいのだろう? 敗者は何をされても文句は言えないぞ、と……。敗者は勝者の好きにされるがままなのだと!」
「は? いや、そうではなく――――」
「剣を握ったその時から覚悟は出来ている! 殺されようと、辱めを受けようと……くっ……!」
「あのな?」
「さあ! 一思いにやれ! さあ!」
「……はあ。覚悟は出来ていると?」
「くどいっ!」
「ならば……」
組み伏せたまま、ミナの唇に触れそうなほど顔を近付けてみる。
だが、先程の力強い言葉とは裏腹に、ミナは目を強く閉じ顔を背けようとした。
「……ふん」
「痛っ!」
指先で鼻の頭を弾いてやった。
「よく聞け。俺は嫌がる娘を手籠めにする趣味はない。付け加えれば魔物でもない。言葉の通じる人間だ。お主を害するつもりなど端からないのだ」
「……………………」
「その目は信じておらんな? ならばこうしよう」
組み伏せる力をゆっくりと緩めてゆき、戒めを解く。
ミナから十歩ほど離れた場所へ移動し、どっかと腰を下ろした。
「何なら剣を拾っても構わんぞ? 俺は止めん」
ミナはしばらく目を丸くしていたが、俺が座ったまま腕組みして見せると、ようやく動くつもりがないことを理解したらしい。
剣を拾い、切っ先を俺に向けながら尋ねた。
「貴様……本当は何者なのだ?」
「俺は真のことしか口にしていないのだが、改めて名乗ろう。斎藤新九郎だ」
「サイトー…………」
「新九郎だ」
「サイトーシンクロー……」
「斎藤が氏、新九郎が名だ。呼びやすい方で呼んでくれ」
「では貴様でいいな」
「どうしてそうなる!?」
「呼びやすい方でと言ったではないか! 貴様など貴様で十分だ!」
「分かった分かった! 好きにせい! で? お主は? 先程聞いたが、どうにも耳慣れん」
「…………ヴィルヘルミナ・フォン・アルテンブルク。ヴィルヘルミナが名、フォンは貴族の証、アルテンブルクが姓だ」
「ううむ………びるひゃ……ぶるひゃる……べるひゃ……」
まったく舌が回らない。
これもうどうにもならん。
人間諦めが肝心だ。
「のう、お主。ミナ、で良いか?」
「なっ……何だと!? どうして貴様にそんな呼び方をされねばならんのだ!?」
「すまぬがな、とても舌が回らん。この通りだ。勘弁してくれ」
手を合わせて拝みように頼み込む。
「ダ、ダメだ! そんな呼び方は認められん!」
「……敗者は何をされても文句は言えんと言うたではないか。ミナと呼ぶくらい許してくれても罰はあたるまい?」
「そ、それは……! 違う! 違うぞ! ミナと呼ばれることなど想定していない!」
「ふむ……武人の覚悟とはその程度であったか……」
「なっ……!」
「女子の身で見事な覚悟と感じ入ったのだがな……」
「うぅぅ……」
「俺の感動を返してくれ」
「くぅ……分かった! もう分かったから! ミナでも何でも好きに呼べっ!」
ほとんどヤケクソ気味に言い捨てるミナ。
よく分かった。
この娘、実にからかいがいがある。
「よし。これで決まりだな。いや、実に愉快なひと時であった」
「貴様っ!」
「苦情は後で聞く。それよりもだ。少々騒ぎ過ぎたのかもしれん」
「何だと?」
「よくない連中を呼び寄せてしまったな」
俺の言葉に合わせるように、周囲の茂みが「ガサガサッ!」と音を立てた。
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