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第10話 女子会サークルって。やばいやつ? その3
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「そんじゃ決まり。じゃぁさ、このゲームスマホにインストールして」
真梨香さんのスマホから見せられたゲーム。言われるがままにインストールをした。
「なんでゲームなんですか?」
「ああ、ラインとかのSNSだとなんかの拍子でサークル知られちまうでしょ。旦那とかに。こういうゲームのメンバールームだともし、旦那にスマホ見られたって、ゲームやってるくらいにしか思わないからね。防御策だよ」
「なるほど! 考えたなぁ」
「それじゃ、このグループに友達申請出しておいて。召喚者は私だからね」
「あ、はい。申請しました」
すぐに、スマホが鼓動した。
「あはは、何よこのハンドル。もりたんって」
「いやなんとなくです」
HANA:「あけおめぇ!! お! 新年早々新メンバー召喚じゃん」
ここりん:「あけましておめでとうございます。あら、新しい方ですね」
シルキー:「おめでとうございます!! うわー、新しいお仲間ですかぁ!」
さんさん:「おめでとうございま――――す。今年もよろしくです。あ、新しい方なのですね」
まりりん:「おめでとうございます。新年早々ではありますけど、新メンバーご紹介します。もりたんさんです。そしてみなさんに報告です。なんと私に彼氏が出来ました♡」
「おー!!」と感嘆の返信が送られてきた。しかし、みんなそれからの会話は続かなかった。
「正月はさぁ、みんな旦那いるし、帰省している人もいるからね。本格的にみんなに紹介するのは休み明けの平日かなぁ。あ、そっかぁ。俊哉平日は学校あるんだよね」
「冬休みが終わればそうだけど、ま、そこは何とか」
「ふぅーん、このさぼり魔め! エッチのためなら学校もさぼるっていうの?」
「なはは、やっり駄目ですか?」
「だめに決まってるじゃないの!」
「そうですか……で、真梨香さん。俺の事彼氏って紹介してたんですけど、いいんですか?」
「まさか甥っ子だなんていえないじゃない。ねぇさなぁ」
「何よ。そう言うのこっちに振んないでよ! 基本私はお兄ちゃんの妹であって、私の言った指令をきっちりと遂行してもらえればそれでいいんだから。ママとお兄ちゃんが彼氏彼女の仲になっても別に……、別に気にしないから」
ちょっとむっとしながら言うところが可愛い。
なんかもしかして佐奈ヤキモチ妬いているのか?
だとしたら嬉しいかも。
「ああもうこんな時間。私シャワー浴びてくる」
そう言いながら佐奈はスクっと立ち上がった。
「もしかして出かけるの?」
「うん。ちょっとね」
そっかぁ佐奈も出かけるんだったら、俺もそろそろ……
そんなことを考えていたところに佐奈から「お兄ちゃんはもう一晩泊ってください」とぶっきらぼうに言う。
もう一晩!!
年越しだけのつもりだったけど、その言葉に逆らう気はなかった俺なのだ。
真梨香さんのスマホから見せられたゲーム。言われるがままにインストールをした。
「なんでゲームなんですか?」
「ああ、ラインとかのSNSだとなんかの拍子でサークル知られちまうでしょ。旦那とかに。こういうゲームのメンバールームだともし、旦那にスマホ見られたって、ゲームやってるくらいにしか思わないからね。防御策だよ」
「なるほど! 考えたなぁ」
「それじゃ、このグループに友達申請出しておいて。召喚者は私だからね」
「あ、はい。申請しました」
すぐに、スマホが鼓動した。
「あはは、何よこのハンドル。もりたんって」
「いやなんとなくです」
HANA:「あけおめぇ!! お! 新年早々新メンバー召喚じゃん」
ここりん:「あけましておめでとうございます。あら、新しい方ですね」
シルキー:「おめでとうございます!! うわー、新しいお仲間ですかぁ!」
さんさん:「おめでとうございま――――す。今年もよろしくです。あ、新しい方なのですね」
まりりん:「おめでとうございます。新年早々ではありますけど、新メンバーご紹介します。もりたんさんです。そしてみなさんに報告です。なんと私に彼氏が出来ました♡」
「おー!!」と感嘆の返信が送られてきた。しかし、みんなそれからの会話は続かなかった。
「正月はさぁ、みんな旦那いるし、帰省している人もいるからね。本格的にみんなに紹介するのは休み明けの平日かなぁ。あ、そっかぁ。俊哉平日は学校あるんだよね」
「冬休みが終わればそうだけど、ま、そこは何とか」
「ふぅーん、このさぼり魔め! エッチのためなら学校もさぼるっていうの?」
「なはは、やっり駄目ですか?」
「だめに決まってるじゃないの!」
「そうですか……で、真梨香さん。俺の事彼氏って紹介してたんですけど、いいんですか?」
「まさか甥っ子だなんていえないじゃない。ねぇさなぁ」
「何よ。そう言うのこっちに振んないでよ! 基本私はお兄ちゃんの妹であって、私の言った指令をきっちりと遂行してもらえればそれでいいんだから。ママとお兄ちゃんが彼氏彼女の仲になっても別に……、別に気にしないから」
ちょっとむっとしながら言うところが可愛い。
なんかもしかして佐奈ヤキモチ妬いているのか?
だとしたら嬉しいかも。
「ああもうこんな時間。私シャワー浴びてくる」
そう言いながら佐奈はスクっと立ち上がった。
「もしかして出かけるの?」
「うん。ちょっとね」
そっかぁ佐奈も出かけるんだったら、俺もそろそろ……
そんなことを考えていたところに佐奈から「お兄ちゃんはもう一晩泊ってください」とぶっきらぼうに言う。
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