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第7話 うちの家族はおかしいのか?

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美奈子です。うちの家族はちょっと他よりは変わっているというのか、いやいや多分、ありえないというのが一般的かもしれないけど、私の友達の沙奈枝と朋絵もそうなので、もしかしたらそんなに深く思い込む必要もないのかと最近は思っている……半分自己逃避。

自己逃避なんて言ったら、これはほんとの意味で、愛というものではなくなってしまうけれど、私は本当に愛しているのだからこれは仕方がない。

私の言っていることは、まだ中学生だ! と、世間では白い目で見られるだろう。だからこのことは友達二人以外お互いの秘密にしている。
だって、私が愛している人が、一般ではありえない人だからだ。

私の愛している人。それは、実の父親だからだ。
正直に言おう。私は究極のファザコン。しかもその枠を超えて恋人として一緒に暮らしている。
だからまだ中学生と言われても、こればかりはなんともならない。

そしてこれは誤解のないように言おう。決してこれは親の性的虐待ではない。
純粋に実のお父さんを愛している。くどいようだが、親子としての愛ではない。異性としての愛なのだ。
と、私は自負している。

だがこの付き合いにはもう一つある意味、違法的な取引のようなものも存在している。
それは……たばこが吸いたい!
私の友達、沙奈枝と朋絵もたばこを吸っている。3人とも結構な量のたばこを吸うようになった。
多分そこらのおじさん達よりも、数量はいっているかもしれない。
しかしだ、中学生がたばこを吸うことは違法だ。だから購入することも出来ないし、吸う場所も大ぴらには出来ない。
そこで、私達3人はある行動に出たのだ。

3人とも究極のファザコンであることに気づいた私たちは、父親にその援助の矛先を向けた。
もとい、私の場合はもともと、お父さんラブだったから、何の抵抗もなくこの体を愛するお父さんにささげた。
あの二人には言ってはいないが、実は私の初体験はお父さんなのだ。

一時たばこ代欲しさに3人で援助交際で稼ごうとしていたが、実際私が付き合ったのは2人だけ。しかも体の関係までは行っていない。
だって、正直に言えば私は家の中では吸うことができたし、お父さんへの愛を裏切ることはできなかったからだ。

そこまでお父さんを愛している私なんだが、私とお父さんとは事実上の親子関係。だから結婚なんて言うことは出来ない。最もお父さんには、お母さんという妻がいるわけで、だから私が生まれた。まぁこれが順当な流れであり、当然という世間の目でもある。
で、私とお父さんの関係をお母さんは多分知っている。だけど、それを表に出さないようにしているところが、あの母親の賢いところなのかもしれない。

だって、私は知っているんだもん。お母さんが通っているトレーニングジムで、知り合った男の人とセックスしていることを。
それはそれで、私は別にいいのではないかと思っている。だって、お母さんも外で楽しんでいるのなら、私の罪の意識も少しは楽になるからだ。

それに、お母さん自体も私とお父さんの関係を壊せば、火の粉は自分にもかかってくることを知っている。
お母さんは自分の欲求を、外で発散させているだけに過ぎないんだもん。でも私は違う。
私は自分の欲求を満たすだけで、お父さんとセックスをしているのではない。このおなかの中に二人の子を宿したい衝動にずっと駆られている。

もし、現実的に私がお父さんの子をこのおなかの中に宿したら、このままではこの家庭は多分破城するだろう。
それは覚悟の上だ。と、言いたいけれど。この家庭の関係は出来れば壊したくはない。
何かを得たければその代償として何かを手放さなければいけない。等価交換という代償なのかどうかはわからないが。私はこの代償を家庭崩壊という方向には結びつけたくはないのだ。

これは我儘であるということはもちろん承知の上だ。
そんなに都合よく行くわけでもない。

ただ、もし、この状況……これから多分なりうる状況を家庭崩壊という状態を招かずに、私が得られる方法はないものかと。これは私だけではない。朋絵も沙奈枝も同じこと。
彼女たち二人も、自分の父親の子をおなかの中に欲しがっている。
そして共に家庭も壊したくはないと思っている。

そこで、私達3人は自分たちの思いをと願望をなすために、障害……といってはいけないけど、実際お母さん達を落とせば何とか道は開けていける。と、母親という存在を攻略すべく各々動いているはずだ。
多分これは3人の連係プレイが必要な計画だ。

そしてこの計画の大枠をそれとなく、導き二人を誘い込んだのは私でもある。

しかし、ここでいろいろと暴露される親たちの見えなかった部分。

意外と親たちも楽しんでいるのはわかった。

でもね。

今、私達の計画で一番ネックになっているのが、私のお母さんだというのが浮き彫りにされたのは難題だ。
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