上 下
2 / 76

第2話 お母さんも女。そして私も女。 その1

しおりを挟む


お母さんが朋絵のお父さんと付き合っているのを朋絵から教えてもらった。
もちろんラブホにい入っているんだから、二人はセックスしているのは確実。
で、朋絵から、情報を聞き出す。

「あのねぇ、さすがに根掘りはほり聞くのは、なんか私も恥ずかしいんだけど」
「いいじゃん、教えてくれなきゃやらせないって言ったら」
「そこまでするか」
「するよ。だってお母さんの弱みつかまないと私達に未来はないんだよ」
「まぁねぇ、そうなんだけど」

「で、どうなの?」
「んとね、コンドームは使っていないって。いつも中出ししてるんだって。沙奈枝のお母さんがピル飲んでるから大丈夫だって言っているらしいよ」
ピル……。そう言えば産婦人科からもらっていたけど。生理辛かったら飲んでもいいよって言われてたんだよね。

でもさ、もうないよね。今はもらっていないんじゃないかなぁ。
「お母さんピルもしかしたら最近飲んでいないかも」
「じゃぁ妊娠しちゃう確率高いよねぇ。お父さんの精子多いし濃いからねぇ」
「それ言ったら朋絵だってそうじゃん」
「ま、私の場合は出来たらうれしんだけど、ホント安全日にしか中出しさせてないし、多分まだできないと思うんだけど」

「そっかぁ。でも中出ししてもらうと、出てくるのわかるから気持ちいいよねぇ」
「そうなんでよねぇ。だから沙奈枝のお母さんは、それにはまってるんじゃない。いっそのこと妊娠させちゃおうかぁ」
「う――――んそれでも私は別にいいんだけど、そうしたら即私も孕むけどね」
「いいじゃん私だって黙っちゃいないし、妊娠するよ。あ、でもさぁ、お母さんが許してくれないかぁ」

「そう言えば朋絵のお母さんもほかの男の人とセックスしてんだよね」
「うん、誰だか知ってる?」
「聞いていないんだけど」
「美奈子のお父さん」

「え、本当!」
「うん本当だよお母さんからか白状させたから」
「マジ!」

「マジ、うちさぁ、二人セックスするとき合図があるんだ。その合図があった時必ずやっていたらわかちゃたんだ。で、その合図が最近ずっとないからお母さんに言ったんだよ。最近お父さんとセックスしてないよねって」
「うわ――――直球だね。で、なんて」

「始めさぁ何言ってんの、って言われたけど、合図のこととか、お母さんのスマホ見ちゃってるから、連絡取り合ってるの残ってたの言ったら、お父さんには内緒にしてだって、だからたばこも今では吸えるんだけどね。でも、お父さんとのことはまだ内緒にしてるんだ」

「なんだかんだ言って私たちの親って繋がっていたんだね」
「そうだね。あとは美奈子のお母さんが沙奈枝のお父さんとセックスすれば完璧じゃん」
「あはは、母親の入れ替えみたいなもん」

「そうそう、母親も親の前に女なんだしね」
母親も女かぁ。そう思えばお母さんに少しやきもちを妬いてしまう。
パパを独り占めしたいという気持ちはあるけれど、そうしちゃいけないっていう気持ちがないわけじゃない。
こんなこと理解してくださいなんて言ったて、普通は理解してもらうどころか軽蔑されちゃうよね。

異常だよって。
私達はおかしいのかもしれない。

それにしてもお母さんが朋絵のお父さんとねぇ。しかも避妊もしていないなんて、本当に妊娠目的?
だとしたら、家庭崩壊させようとしてんの?
ん――――どうなんだろう。

今は学校で教えてくれないことは調べれば、何でも情報は手に入る時代。
特に性に関することはフィルター制限がかかっていても、検索の仕方で表示される。
そう言うことの小細工は私たちはお手のもん。

だから実の父親と、どんなに好きであってもセックスをすることはタブーだということはとうに知っている。
それに中学生の私たちがもし妊娠したら、リスクはどれだけのものになるかということももちろん理解している。まだ子供であるといわれる私達。
でも、体はもう、ちゃんと妊娠できる体になっている。
言い換えれば子供でも女としての感情はもうあるんだよ。

「ねぇ、パパ。最近お母さんとセックスしている?」
「ん、なんだよいきなり。なんか言われたか」

「別に何も言われないけど、たまにはお母さんも相手してあげないと寂しがるんじゃないかなぁって」
パパは私の乳首を吸いながら、
「したよ。もう一人子供が欲しいなんて言っていたけど」
「へぇーそうなんだ。で、作るの?」
「どうだろうな出来たらできたで産むんだと思うけど」

「私にはパパの赤ちゃん産ませてくれないの?」
「沙奈枝も欲しいのか?」
「もう、当たり前のこと聞かないでよ。欲しいに決まってるじゃない。今すぐにでも欲しいよう!」

「でもまだ中学生だろ。受験もあるし」
「中学生でも妊娠は出来るよ。それにたとえ私が高校生になったからってパパとの子は普通の子じゃないのは変わりはないんじゃない。早ければ早いほどいいと思うんだけどなぁ」
「でもお母さんなんて言うかな。ものすごく怒るんじゃないのかなぁ。離婚もんかもな」

そこで、パパにある提案をした。
「お母さんも妊娠させたらいいじゃない。……それもパパ以外の子をさ」
「えっ!」

「あのさ私達、朋絵も美奈子もお父さんとセックスしてるんだ。で、私と同じようにたばこもらっているんだけど、もうたばこはいいんだ。やめようかとおもっている。早く自分のお父さんの子供が欲しんだよ。だって私達究極のファザコンなんだもん」

「ほんとにたばこやめられるのか?」
「だって妊娠したらどのみち吸えないでしょ」
「まぁな」
「で、お母さんたちもほかの人の子を妊娠したら、私達が妊娠しても反論できないんじゃない」

「うっ、お前えげつねぇな!」

「だからパパには美奈子のお母さんを孕ましてほしんだ。美奈子のお母さんおっぱい大きいよ。好きでしょパパ、おっぱい」

こうして3家族を巻き込んだ大家族構築計画がスタートする。
朋絵とは話合わせれたけど、あとは美奈子とも打合せしておかないと。

私達3人の悪だくみはもう始まっている。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...