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ドール 姉妹の団結
ドール 姉妹の団結 その2 沙良の危機ACT1
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それは美代ねぇに届いた、1通のメッセージから始まった。
「あれぇ―、めっずらしいぃ! タン塩君からきているぅ」
「タン塩君って誰?」
「うふふ、ミーちゃんの知らない人かな」
「ふぅ―ン、そっかぁ。私には教えたくない人なんだぁ」
「今はね、でもそのうち紹介しないとね」
「え、もしかして美代ねぇ、男できたの?」
「まっさかぁ、男はもうこりごりよ。私が愛しているのはミーちゃんよ」
「んっ、ウグううう。……。」
「もういきなりキスしてくるなんて」
美代ねぇはそのメッセージを見て
「あらあら、困ったわねぇ……しょうがないか」
なんか諦めモードの様な感じでぶつぶつ言いながら
「ミーちゃんごめんなさい。私これから出かけるから……多分夕食、今日はいらないと思うわ」
「ええ、そうなのぉ。せっかくビーフシチュー作ったのに!」
「ごめんねぇ、マーちゃんと食べちゃって」
私たちのダブルベッドが来てから、美代ねぇは真由美の事を「マーちゃん」と呼ぶ様になった。私は変わらず「ミーちゃん」そして真由美は、頭の「ま」を単に取って「マーちゃん」と呼んでいるんだと思う。
でも真由美は美代ねぇから「マーちゃん」て呼ばれること、喜んでいる。
私と同じように接してくれているようで嬉しいそうだ。
沙良ちゃんの事は今までとは変わりないんだけど、もしかして「サーちゃん」なんて呼ぶのかなぁ……それはあり得ないか。
部屋から出てきた美代ねぇのその姿を見て
「美代ねぇ、なんか気合入ってるじゃない! やっぱり男と会うんでしょう」
「なはは、まぁ男と会うのはそうなんだけど、ラフな格好じゃちょっと会えないんだよねぇ。昔はそれでもよかったんだけど、今はねぇ……」
「ふぅ―ンそうなんだ」
「それじゃ私行ってくるね」
ふわっと美代ねぇから香水の香りがした。
ほとんど香水なんてつける事のない美代ねぇが……。
香水をつけていた……。
◇◇
「まったく!いきなりなんだから困っちゃう」
カララン
「尚子」
「お、どうしたの美代、そんなにリキ入れた格好しちゃって」
「ンもう、タン塩君からヘルプだって」
「タン塩君、まだ彼奴の事そう呼んでいるんだ」
「そうでしょ、だって事実なんだもん」
「まぁね、確かにあれじゃタン塩君だね」
「それよりもうすぐ迎えがここに来るの、あなたも来てもらえると助かるんだけどなぁ」
「いきなりは無理だよ。お店閉めないと」
「分かってる。それからでいいわ。迎えは手配するから」
「分かった今日は早めに切り上げるよ。終わったら連絡する」
「うん、ごめんね」
カウンタースツールに腰かけている尚子に軽くキスをして
「ああ、ミーちゃんの手作りビーフシチュー食べ損ねちゃった」
「それは残念」
尚子がにこやかに笑う。そして店の外に1台の車が止まった。
「来たみたい。それじゃ後で……」
「ええ、後で……」
店の前に止まったのは黒の高級外車。
「失礼いたします」と運転手が後部座席のドアを開けた。
その車内には一人のスーツ姿の男性が、乗っている。
「悪いね、急に呼びたててしまって」
「まったくよ、あなた一人で処理できなかったの? タン塩君」
「うっ、ま、まだその名で僕を呼ぶのか!」
「当たり前じゃない。あれじゃ絶対に満足させる事なんか出来ない、短小のタン塩君なんだもの」
くくくっ と運転手が小さな声で笑う。
「まったく煩いなぁ、昔のまま変わらないんだね美代は」
「そうぉ、大分あの時からすれば変わったと思うんだけどなぁ」
どこがだ! 彼が嘆くように言った。
「とにかく、急いで社に戻ってくれ」車は尚子の店を離れ一路都心へと向かう。
「で、その煩い私を呼びつけたという事は、それなりの事が起きているっていう事なんでしょ」
「ご推測の通りで」
「あ、ディナーくらいはご馳走してくれるんでしょ。私今日ミーちゃん特製のビーフシチュー食べ損ねちゃったんだからね」
「ミーちゃんかぁ。懐かしいねぇ、元気にしてる?」
「ええ、元気よ。おかげさまで、もうパートナーと一緒に暮らしているわよ」
「おいおい、確かまだ高校2年生じゃなかったかなぁ」
「そう、恋愛に年齢なんか関係ないわよ。それに性別もね」
「それじゃ、亜美ちゃんもあれからずっと美代と同じなのか?」
「ええ、私が一番に愛する妹ですもの」
「そうか、妹か……。実はその妹が今飛んでもない事になっているんだよ」
「え、ミーちゃんが?」
「まぁ、亜美ちゃんもそうなんだが、実は沙良がやばいんだ」
「沙良ちゃんがやばいって、どういう事よ!」
「それは僕のオフィスに着いてから話そう」
それから、彼は何も車内では話さなかった。
彼の名は、彼方雅久。
現在25歳。外見は、まぁイケメンという部類には入るんでしょうね。
そのおかげで、私の黒歴史が今も残っている。
一時、唯一私が男性と付き合った黒歴の相手。
私がまだ、高校生の時同人誌で販売をしていた小説、最もその時から百合小説専門だったんだけど。
まぁ、私の小説を物凄く気に入ってくれたのはいいんだけど、身元を隠して活動していたのに、私の存在を探し当てて、学校まで乗り込んできちゃった強引な変態さん。
こう見えても彼の父親はある大企業のCEO。
当時まだ大学生だった彼は、私の存在を知るなり
「小岩美代さん。一目ぼれしました。あなたの小説も大好きですけど、美代さんの事がもっと好きになっちゃたんです。僕の彼女になってください」
「嫌です。きっぱりとお断りします!」
「はぁ……。玉砕ですか?」
「はいそうですね玉砕ですよ。あなたは」
「あははは、嘘だぁ、何言ってるんですか。意味が分からないんですけど」
「あんた馬鹿? ひょっとして変態なの? 警察呼ぶわよ」
「いいですよ、呼んでください。あなたの為ならどんなに臭い飯でも僕は食べれますから」
「ほれ!」
ポイと投げつけたのは、家庭科の調理実習で作った私お手製のクッキー。
「あ、美代それってあんたが作った殺人クッキー」
「だってどんなに臭い飯でも食えるって言ってたよ尚子」
「さすがにあんたの作ったのは、死ぬよ、絶対死ぬよ。やめさせな美代」
そのクッキーを彼奴は美味しそうに全部食べちゃいやがった。
「やばぁ、救急車呼ぼうよ」
「大丈夫そうだよ尚子」
「ほら、言ったじゃないですか。僕はあなたの為ならどんなもの……うっ……ぐぇぇっ、あうううううっ」
もだえ苦しみながらも
「僕は諦めませんよ。また来ます」と、次の日も、また次の日も。
1か月間まるでストーカーの様に私に付きまとい、しまいには
「美代さん、尚子さん。お二人の関係の事は承知のうえです。それもでもいいです。美代さん一人だけがダメでしたら、尚子さんも僕の彼女になってください。お願いします」
さすがの私達も此奴のしつこさには、折れてしまった。
まぁ外見は確かに、普通の上の3乗くらいかっこよく見えた。でも性格に難ありだったけど。
そしてもう一つ。
彼方の最大の難点。
それは……彼奴、物凄い短小だった。
「あのぉ……あなたのこれって、小学生のですか?」
「ねぇ、どんなにしごいて《どう反応するんですか? 分からないんですけど?》も、この小ささは、んー可愛すぎるよね美代」
「ああ、《美代ねぇさんお気に入りのおもちゃです!》の方が太くて気持ちいいわぁ」
「あんたそれって、男いらないって言っているのと同じよ」
「だってそうだもぉん」
「ほら、彼方のなんてスポット佩いちゃうじゃない」
「美代、あんたの《お・も・ちゃ》で、ぶよぶよになっちゃたんじゃないの」
「そんなことないよ―――だ。ほらぎゅっぎゅっと締め付けることだって出来るもん」
「あう、そ、そんなに締め付け……うううっっ。もう、我慢できない……《何が我慢できないのはご想像してください》」
あうううううう!
ビクンビクンと美代の中で、熱い《ん~ピー!の領域ですねこれは!》ビシャと広がった。
「ああ、中に《何をどうしたのかは妄想してくださいまし!》。臭いのぉぉ……。臭いのいやぁ」
「おいおい、美代そこじゃないだろ心配するのは」
「大丈夫だって彼方君の、《固有部分の名称は削除対象です!》の入り口のところまでしか入っていないんだもん」
「あらそうなの? それじゃ、洗えば大丈夫かしら……」
「ははは、大丈夫何じゃない?」
「それじゃ私も……」
「それ、尚子がんばれぇ!」
あああ、あれは私の唯一の黒歴だわ。
今思い出しても気がめいってしまう。
まぁ結局は、私が彼方と同じ大学に入学してからも、関係は私達続けたんだけど。
彼奴いきなり
「俺起業してやる!」
なんて意気込んで会社作っちゃったんだ。
必然的にに私たちも彼方の仕事、一緒にやる羽目になっちゃったんだけど。
そのあたりからかなぁ。
自分のやりたいことに専念したくなったのは。
そして私たちは彼方から離れた。お互いにそれは理解しての事。
でも、腐れ縁? とでも言うのかな。
彼奴とはまだ太いパイプで繋がっている。
流れる夜景の光が途切れ、地下駐車場に車が止まると、私達は人目を避けるように彼の所有するビルのオフィスへと向かった。
「あれぇ―、めっずらしいぃ! タン塩君からきているぅ」
「タン塩君って誰?」
「うふふ、ミーちゃんの知らない人かな」
「ふぅ―ン、そっかぁ。私には教えたくない人なんだぁ」
「今はね、でもそのうち紹介しないとね」
「え、もしかして美代ねぇ、男できたの?」
「まっさかぁ、男はもうこりごりよ。私が愛しているのはミーちゃんよ」
「んっ、ウグううう。……。」
「もういきなりキスしてくるなんて」
美代ねぇはそのメッセージを見て
「あらあら、困ったわねぇ……しょうがないか」
なんか諦めモードの様な感じでぶつぶつ言いながら
「ミーちゃんごめんなさい。私これから出かけるから……多分夕食、今日はいらないと思うわ」
「ええ、そうなのぉ。せっかくビーフシチュー作ったのに!」
「ごめんねぇ、マーちゃんと食べちゃって」
私たちのダブルベッドが来てから、美代ねぇは真由美の事を「マーちゃん」と呼ぶ様になった。私は変わらず「ミーちゃん」そして真由美は、頭の「ま」を単に取って「マーちゃん」と呼んでいるんだと思う。
でも真由美は美代ねぇから「マーちゃん」て呼ばれること、喜んでいる。
私と同じように接してくれているようで嬉しいそうだ。
沙良ちゃんの事は今までとは変わりないんだけど、もしかして「サーちゃん」なんて呼ぶのかなぁ……それはあり得ないか。
部屋から出てきた美代ねぇのその姿を見て
「美代ねぇ、なんか気合入ってるじゃない! やっぱり男と会うんでしょう」
「なはは、まぁ男と会うのはそうなんだけど、ラフな格好じゃちょっと会えないんだよねぇ。昔はそれでもよかったんだけど、今はねぇ……」
「ふぅ―ンそうなんだ」
「それじゃ私行ってくるね」
ふわっと美代ねぇから香水の香りがした。
ほとんど香水なんてつける事のない美代ねぇが……。
香水をつけていた……。
◇◇
「まったく!いきなりなんだから困っちゃう」
カララン
「尚子」
「お、どうしたの美代、そんなにリキ入れた格好しちゃって」
「ンもう、タン塩君からヘルプだって」
「タン塩君、まだ彼奴の事そう呼んでいるんだ」
「そうでしょ、だって事実なんだもん」
「まぁね、確かにあれじゃタン塩君だね」
「それよりもうすぐ迎えがここに来るの、あなたも来てもらえると助かるんだけどなぁ」
「いきなりは無理だよ。お店閉めないと」
「分かってる。それからでいいわ。迎えは手配するから」
「分かった今日は早めに切り上げるよ。終わったら連絡する」
「うん、ごめんね」
カウンタースツールに腰かけている尚子に軽くキスをして
「ああ、ミーちゃんの手作りビーフシチュー食べ損ねちゃった」
「それは残念」
尚子がにこやかに笑う。そして店の外に1台の車が止まった。
「来たみたい。それじゃ後で……」
「ええ、後で……」
店の前に止まったのは黒の高級外車。
「失礼いたします」と運転手が後部座席のドアを開けた。
その車内には一人のスーツ姿の男性が、乗っている。
「悪いね、急に呼びたててしまって」
「まったくよ、あなた一人で処理できなかったの? タン塩君」
「うっ、ま、まだその名で僕を呼ぶのか!」
「当たり前じゃない。あれじゃ絶対に満足させる事なんか出来ない、短小のタン塩君なんだもの」
くくくっ と運転手が小さな声で笑う。
「まったく煩いなぁ、昔のまま変わらないんだね美代は」
「そうぉ、大分あの時からすれば変わったと思うんだけどなぁ」
どこがだ! 彼が嘆くように言った。
「とにかく、急いで社に戻ってくれ」車は尚子の店を離れ一路都心へと向かう。
「で、その煩い私を呼びつけたという事は、それなりの事が起きているっていう事なんでしょ」
「ご推測の通りで」
「あ、ディナーくらいはご馳走してくれるんでしょ。私今日ミーちゃん特製のビーフシチュー食べ損ねちゃったんだからね」
「ミーちゃんかぁ。懐かしいねぇ、元気にしてる?」
「ええ、元気よ。おかげさまで、もうパートナーと一緒に暮らしているわよ」
「おいおい、確かまだ高校2年生じゃなかったかなぁ」
「そう、恋愛に年齢なんか関係ないわよ。それに性別もね」
「それじゃ、亜美ちゃんもあれからずっと美代と同じなのか?」
「ええ、私が一番に愛する妹ですもの」
「そうか、妹か……。実はその妹が今飛んでもない事になっているんだよ」
「え、ミーちゃんが?」
「まぁ、亜美ちゃんもそうなんだが、実は沙良がやばいんだ」
「沙良ちゃんがやばいって、どういう事よ!」
「それは僕のオフィスに着いてから話そう」
それから、彼は何も車内では話さなかった。
彼の名は、彼方雅久。
現在25歳。外見は、まぁイケメンという部類には入るんでしょうね。
そのおかげで、私の黒歴史が今も残っている。
一時、唯一私が男性と付き合った黒歴の相手。
私がまだ、高校生の時同人誌で販売をしていた小説、最もその時から百合小説専門だったんだけど。
まぁ、私の小説を物凄く気に入ってくれたのはいいんだけど、身元を隠して活動していたのに、私の存在を探し当てて、学校まで乗り込んできちゃった強引な変態さん。
こう見えても彼の父親はある大企業のCEO。
当時まだ大学生だった彼は、私の存在を知るなり
「小岩美代さん。一目ぼれしました。あなたの小説も大好きですけど、美代さんの事がもっと好きになっちゃたんです。僕の彼女になってください」
「嫌です。きっぱりとお断りします!」
「はぁ……。玉砕ですか?」
「はいそうですね玉砕ですよ。あなたは」
「あははは、嘘だぁ、何言ってるんですか。意味が分からないんですけど」
「あんた馬鹿? ひょっとして変態なの? 警察呼ぶわよ」
「いいですよ、呼んでください。あなたの為ならどんなに臭い飯でも僕は食べれますから」
「ほれ!」
ポイと投げつけたのは、家庭科の調理実習で作った私お手製のクッキー。
「あ、美代それってあんたが作った殺人クッキー」
「だってどんなに臭い飯でも食えるって言ってたよ尚子」
「さすがにあんたの作ったのは、死ぬよ、絶対死ぬよ。やめさせな美代」
そのクッキーを彼奴は美味しそうに全部食べちゃいやがった。
「やばぁ、救急車呼ぼうよ」
「大丈夫そうだよ尚子」
「ほら、言ったじゃないですか。僕はあなたの為ならどんなもの……うっ……ぐぇぇっ、あうううううっ」
もだえ苦しみながらも
「僕は諦めませんよ。また来ます」と、次の日も、また次の日も。
1か月間まるでストーカーの様に私に付きまとい、しまいには
「美代さん、尚子さん。お二人の関係の事は承知のうえです。それもでもいいです。美代さん一人だけがダメでしたら、尚子さんも僕の彼女になってください。お願いします」
さすがの私達も此奴のしつこさには、折れてしまった。
まぁ外見は確かに、普通の上の3乗くらいかっこよく見えた。でも性格に難ありだったけど。
そしてもう一つ。
彼方の最大の難点。
それは……彼奴、物凄い短小だった。
「あのぉ……あなたのこれって、小学生のですか?」
「ねぇ、どんなにしごいて《どう反応するんですか? 分からないんですけど?》も、この小ささは、んー可愛すぎるよね美代」
「ああ、《美代ねぇさんお気に入りのおもちゃです!》の方が太くて気持ちいいわぁ」
「あんたそれって、男いらないって言っているのと同じよ」
「だってそうだもぉん」
「ほら、彼方のなんてスポット佩いちゃうじゃない」
「美代、あんたの《お・も・ちゃ》で、ぶよぶよになっちゃたんじゃないの」
「そんなことないよ―――だ。ほらぎゅっぎゅっと締め付けることだって出来るもん」
「あう、そ、そんなに締め付け……うううっっ。もう、我慢できない……《何が我慢できないのはご想像してください》」
あうううううう!
ビクンビクンと美代の中で、熱い《ん~ピー!の領域ですねこれは!》ビシャと広がった。
「ああ、中に《何をどうしたのかは妄想してくださいまし!》。臭いのぉぉ……。臭いのいやぁ」
「おいおい、美代そこじゃないだろ心配するのは」
「大丈夫だって彼方君の、《固有部分の名称は削除対象です!》の入り口のところまでしか入っていないんだもん」
「あらそうなの? それじゃ、洗えば大丈夫かしら……」
「ははは、大丈夫何じゃない?」
「それじゃ私も……」
「それ、尚子がんばれぇ!」
あああ、あれは私の唯一の黒歴だわ。
今思い出しても気がめいってしまう。
まぁ結局は、私が彼方と同じ大学に入学してからも、関係は私達続けたんだけど。
彼奴いきなり
「俺起業してやる!」
なんて意気込んで会社作っちゃったんだ。
必然的にに私たちも彼方の仕事、一緒にやる羽目になっちゃったんだけど。
そのあたりからかなぁ。
自分のやりたいことに専念したくなったのは。
そして私たちは彼方から離れた。お互いにそれは理解しての事。
でも、腐れ縁? とでも言うのかな。
彼奴とはまだ太いパイプで繋がっている。
流れる夜景の光が途切れ、地下駐車場に車が止まると、私達は人目を避けるように彼の所有するビルのオフィスへと向かった。
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