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あま~い 桃生活
私と真由美の二人の想い しっとりその2です
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新婚初夜とはどんなものなんだろう。
なんて考えるほどの事なのか。
もうすでに何度も寝泊まりしている私たち。
でもその周りにはいつも誰かがいた。
その誰かが今はいない。そう誰もいない二人っきりの夜。
「亜美、お風呂入れるよ」
「はーい、今こっちも終わるところ」
夕食を食べ終わってから真由美はお風呂の準備、そして私は食器の後片付け。
真由美からお風呂の準備が出来たと呼ばれた。
二人で一緒にお風呂に入る。
もう私たちの間に何かを隠す、というものは少なくなってきた。
でもあえて何もないとはまだ言い切れない。
何故言い切れないのか。
それはどんなに二人が惹かれ合い愛し合っていても。
人であり人間というものだから。
人はその心の中の全てをどんなにさらけ出しても、まだどこかに何かを隠し持っているものだからだ。
私の親たちの様に。
「ねぇ真由美、下着だけ先に洗濯しちゃうよ」
「うんいいよ」
二人ともすでに裸になっている。先に真由美がシャワーを使い体を洗っている。その間に下着をネットに入れて洗濯機のスイッチを入れる。
バスタオルは二人分すでに用意してあった。
浴室に入ると、泡だらけの真由美の背中が目に入った。
その背中を指でツゥ―――――となぞってみる。
ゾクゾク? それともピクンピクン?
「真由美感じやすいよね」
「んもぉ、亜美の意地悪。びっくりするじゃない」
「ごめんごめん」
その泡だらけの真由美の体に抱きつく。
濡れた髪の毛、肩より少し長く伸ばした真由美のつややかな髪の毛から、柔らかくて甘いトリートメントの香りがしてくる。
同じボディーソープにシャンプー、リンスを使っているのになぜだろう。真由美から感じる香りはもの凄く甘く感じる。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ。真由美のこの香りを楽しんでいるだけ」
「亜美ってそんな趣味あったの?」
「うん、真由美にだけの趣味」
「なら、私にもくださいな。亜美のその香り」
「私まだ体洗ってないから、汗臭いよ」
「それが亜美の香りでしょ。私はその香りが好きなの」
「うううう、っ……」
「その先は言わなくてもいいわよ。私は……へ・ん・た・い・だから」
「馬鹿ぁ……」
今日何度目のキスだろう。
何度しても真由美とのキスは、するごとに心地よくなってきている。
自分の体の泡をシャワーで流しながら
「亜美座って」
上から私の頭にシャワーをかける。
髪全体が濡れだす。
「亜美の髪長いから洗うの大変でしょ」
シャンプーを手に取り泡立て、優しく私の髪に泡をつけていく。
「んーちょっとかなぁ。真由美だって私とそんなに変わらないんじゃない」
「亜美の方が長いよ」
「そうかなぁ」
滑らせるように真由美の手が、私の髪の毛を泡で包み込んでいく。
「どこかかゆいとこありませんか?」
「大丈夫です」
「そうですかぁ。では流します、目をつむってください」
シャワーのお湯と彼女の手が、私の髪の毛をすくうように流れていく。
リンスとトリートメントの香りが私の鼻をくすぐる。でも真由美の香りとは少し違うような感じがやっぱりする。
「お体洗いますね」
「なんだか、男の人が行くお店の様な感じがするんだけど、このサービスは女性でもいいんですか」
「あら、大歓迎ですわよ。亜美様は特別なお方ですから」
「そうですか。私今日お金持ってきていないんですけど」
「もちろん無料でのご奉仕ですわ。お金なんて取れる訳ないじゃないですか」
「それでは私の方が気が引けます」
「そうですか、ではこの体好きにしていいでしょうか?」
「……ど、どうぞ」
「ではご遠慮なく」
ボディーソープを手に取り泡立てると、その泡を私の首からふわっとなぞりながら付けていく。
優しく真由美の手が私の肌に触れるか触れないか位の、ぎりぎりのところで泡が体を包み込んでいく感じ。手の感触が泡を通して伝わってくる。
物凄くエロイ。
「どこでこんなの覚えたの?」
「どうして?」
「だって気持ち……いいから」
「亜美の事想うと自然に出来ちゃうの」
手のひらが《お胸の先ですね》の先に触れ始めた。
さわさわと泡が胸を包み込みながら、先端はクリクリとされている。
おっぱいの中の神経が、全て《さっっきと同じところですよ!》に引き付けられるような感覚。
そのまま手のひらが背中へと伸びていく。真由美の体が私の体と密着した。
椅子に座る私の上にまたがるようにして、大きなおっぱいが私の体を洗う。
その体を強く抱きしめ、二人の《ちょっと想像してみてください!》体全体が激しく動いていく。
「はぁはぁ」と息が上がっていく。その息が私の耳元に響いてくる。
「ここも綺麗にしましょうね」
ふとももから、もう熱くなっている《ああ、自主規制なのです!》に泡が付けられ、優しくその上をなぞるように動いていく。
「泡の感じとは違うものがいっぱい出ているんですけどお客様、大丈夫ですか」
「だ、大丈夫じゃないよ……」
「どんなふうに大丈夫じゃないんですかねぇ」
「そ、それは……」
「もう少しですか? もう少しでイカれますか?」
ぬちゃぬちゃと、真由美のおっぱいが音を叩ている。
「可愛いですよ亜美さん……いいえお客様。もう少しじらされた方がお好きのようですね」
「意地悪しないで真由美」
「あら意地悪じゃないですよ。これが私の亜美に対する愛の表現ですから」
「イキそうなんですね。でもイッちゃダメ」
「イカせて、お願い……」
「ダメですよ。もう泡がなくなりましたね、体流しましょう」
シャワーで体中についた泡が丁寧に流される。
「終わりましたよ……亜美」
じっと、真由美の目をにらみつけていた。
「どうかしましたか?」
「この小悪魔!」
「うふふ、もっと言ってください。亜美にいじめられると気持ちいいんです」
物凄く中途半端な気分。
なんだか、お仕置きされているような気分。
「これってお仕置きなの?」
「さぁどうでしょう、私は亜美のもだえる姿が見たいだけですよ」
「やっぱお仕置きじゃん」
「亜美がそう思うんだったらそうかもね。お風呂入りましょ」
真由美が先に入り「さ、どうぞ」と私を招く。
「私の体をクッションにしてくださいね」
言われるままに、真由美の胸に私の背中を押し付けた。
「物凄く柔らかいクッションだね」
「ありがとうございます。お気に召しましたでしょうか?」
真由美が私の胸に手を回してきた。
「ああ、物凄く幸せ。亜美とこんなふうになれるなんて夢のよう」
「そうなの?」
「うん、だって今までずっと我慢していたんだもの。一気に爆発しちゃったみたい」
本当にそうだ。真由美は一気にその想いを爆発させてしまったんだ。
「あのね亜美。私どうしてこんなに亜美の事が好きなってしまったのかを考えてみたの」
おっと興味深い発言!
「私ね、高校に入学する前からずっと亜美の事が好きだったの」
「え、中学の時から」
「うん、そう」
「だから亜美と同じ高校に入学したの」
「知らなかったよ」
「そうでしょ、だってこんなこと亜美に知られたら、私恥ずかしくて生きていけない。それくらい好きだったの……。
でも同じ女の子同士でこんな気持ちになるなんて、本当はいけないとばかり思っていて、自分をずっとかくしていた」
「でもさぁ、尚子さんと美代ねぇが、そう言う関係だって言うの知っていたんでしょ」
「うん知っていたよ。だからなおさら、亜美への想いを外に出しちゃだめだと思っていた」
「どうして? 尚子さんに遠慮していたの」
「ううんそうじゃないの。私、ねぇさんみたいに優秀じゃなかったし、あの時は美代さんが亜美のおねぇさんだっていう事も知らなかった。
ねぇさんは私のあこがれの人だったから、そんなねぇさんが美代さんを連れてきた時、本当はショックだった。
だって『私の恋人』なんて初対面で言われちゃったら、なんかねぇさんが別の人になっちゃったような気がして」
「何となく分かるかもね。私も初めはそうだった。美代ねぇに流されるように抱かれて、姉妹であんなことしていいのかってね」
「んーそれとはちょっと違うかな」
「違うって?」
「亜美覚えているかなぁ。中学2年の時、私クラスの男子に告白されて振っちゃったの。
その時その仕返しに変な噂立てられて、クラスの中で孤立しちゃったことあったでしょ」
「ああ、そう言えばあの時は見ていられなくてさ」
「そうなのあの時、私に唯一声をかけてくれたのが亜美だった」
「真由美、気にしなくてもいいよ。こんな噂すぐにみんな忘れちゃうから」
「亜美のあの言葉で、私はどれだけ救われたか分からない」
「そのころからなの? 私を好きになってくれたのは」
「多分ね……。でもそれから亜美どんどん変わっていったから」
「あはは、多分その頃だよ。美代ねぇに抱かれ始めたのは」
「そっかぁその頃かぁ。だったら分かるる。だって亜美あのころから、まるで私のねぇさんみたいな感じに見えてきたんだもの」
「真由美は本当は尚子さんと関係を結びたかったの」
「嘘は言えない。その気持ちは強かった。でも、それは多分私の興味がそう思わせていたんだと思う。
亜美を見るたびに、亜美が変わっていくたびにどんどん引き寄せられている自分がいたんだもの」
「なんか本人にとっては複雑かなぁ」
「でも夏休み前までは亜美は、私の事ただの友達にしか思っていなかったんでしょ」
「ストレートだなぁ。本当はさぁ……私も真由美の事気になっていたのは嘘じゃないけど。この子は私の様な事はしない子だとばかり思っていたから」
「んーもっと積極的に、亜希子ちゃんみたいに接していたら、もっと早くこういう関係になれたのかなぁ」
「どうだろうね。もしかしたら……私もここまで真由美の事深く愛せなかったかもしれない。……正直に言うけど、私は美代ねぇが好き。美代ねぇを愛している。
もちろん今は真由美の事も愛しているよ。でもね、美代ねぇに対する想いは多分変わらないと思うんだ。ごめんね真由美」
「うん、それでいいの。私は美代さんと一緒の亜美がほんとは好きなんだという事がようやくわかったから」
「私も尚子さんのことが好きな真由美が好き」
「うん……」
姉妹同士で愛する私たち。
姉たちの愛のカタチとは違う私たちの愛のカタチは、これからどんな風に育まれていくんだろう。
今はようやく繋がったこの赤い糸を固く結びあいたい。
なんて考えるほどの事なのか。
もうすでに何度も寝泊まりしている私たち。
でもその周りにはいつも誰かがいた。
その誰かが今はいない。そう誰もいない二人っきりの夜。
「亜美、お風呂入れるよ」
「はーい、今こっちも終わるところ」
夕食を食べ終わってから真由美はお風呂の準備、そして私は食器の後片付け。
真由美からお風呂の準備が出来たと呼ばれた。
二人で一緒にお風呂に入る。
もう私たちの間に何かを隠す、というものは少なくなってきた。
でもあえて何もないとはまだ言い切れない。
何故言い切れないのか。
それはどんなに二人が惹かれ合い愛し合っていても。
人であり人間というものだから。
人はその心の中の全てをどんなにさらけ出しても、まだどこかに何かを隠し持っているものだからだ。
私の親たちの様に。
「ねぇ真由美、下着だけ先に洗濯しちゃうよ」
「うんいいよ」
二人ともすでに裸になっている。先に真由美がシャワーを使い体を洗っている。その間に下着をネットに入れて洗濯機のスイッチを入れる。
バスタオルは二人分すでに用意してあった。
浴室に入ると、泡だらけの真由美の背中が目に入った。
その背中を指でツゥ―――――となぞってみる。
ゾクゾク? それともピクンピクン?
「真由美感じやすいよね」
「んもぉ、亜美の意地悪。びっくりするじゃない」
「ごめんごめん」
その泡だらけの真由美の体に抱きつく。
濡れた髪の毛、肩より少し長く伸ばした真由美のつややかな髪の毛から、柔らかくて甘いトリートメントの香りがしてくる。
同じボディーソープにシャンプー、リンスを使っているのになぜだろう。真由美から感じる香りはもの凄く甘く感じる。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ。真由美のこの香りを楽しんでいるだけ」
「亜美ってそんな趣味あったの?」
「うん、真由美にだけの趣味」
「なら、私にもくださいな。亜美のその香り」
「私まだ体洗ってないから、汗臭いよ」
「それが亜美の香りでしょ。私はその香りが好きなの」
「うううう、っ……」
「その先は言わなくてもいいわよ。私は……へ・ん・た・い・だから」
「馬鹿ぁ……」
今日何度目のキスだろう。
何度しても真由美とのキスは、するごとに心地よくなってきている。
自分の体の泡をシャワーで流しながら
「亜美座って」
上から私の頭にシャワーをかける。
髪全体が濡れだす。
「亜美の髪長いから洗うの大変でしょ」
シャンプーを手に取り泡立て、優しく私の髪に泡をつけていく。
「んーちょっとかなぁ。真由美だって私とそんなに変わらないんじゃない」
「亜美の方が長いよ」
「そうかなぁ」
滑らせるように真由美の手が、私の髪の毛を泡で包み込んでいく。
「どこかかゆいとこありませんか?」
「大丈夫です」
「そうですかぁ。では流します、目をつむってください」
シャワーのお湯と彼女の手が、私の髪の毛をすくうように流れていく。
リンスとトリートメントの香りが私の鼻をくすぐる。でも真由美の香りとは少し違うような感じがやっぱりする。
「お体洗いますね」
「なんだか、男の人が行くお店の様な感じがするんだけど、このサービスは女性でもいいんですか」
「あら、大歓迎ですわよ。亜美様は特別なお方ですから」
「そうですか。私今日お金持ってきていないんですけど」
「もちろん無料でのご奉仕ですわ。お金なんて取れる訳ないじゃないですか」
「それでは私の方が気が引けます」
「そうですか、ではこの体好きにしていいでしょうか?」
「……ど、どうぞ」
「ではご遠慮なく」
ボディーソープを手に取り泡立てると、その泡を私の首からふわっとなぞりながら付けていく。
優しく真由美の手が私の肌に触れるか触れないか位の、ぎりぎりのところで泡が体を包み込んでいく感じ。手の感触が泡を通して伝わってくる。
物凄くエロイ。
「どこでこんなの覚えたの?」
「どうして?」
「だって気持ち……いいから」
「亜美の事想うと自然に出来ちゃうの」
手のひらが《お胸の先ですね》の先に触れ始めた。
さわさわと泡が胸を包み込みながら、先端はクリクリとされている。
おっぱいの中の神経が、全て《さっっきと同じところですよ!》に引き付けられるような感覚。
そのまま手のひらが背中へと伸びていく。真由美の体が私の体と密着した。
椅子に座る私の上にまたがるようにして、大きなおっぱいが私の体を洗う。
その体を強く抱きしめ、二人の《ちょっと想像してみてください!》体全体が激しく動いていく。
「はぁはぁ」と息が上がっていく。その息が私の耳元に響いてくる。
「ここも綺麗にしましょうね」
ふとももから、もう熱くなっている《ああ、自主規制なのです!》に泡が付けられ、優しくその上をなぞるように動いていく。
「泡の感じとは違うものがいっぱい出ているんですけどお客様、大丈夫ですか」
「だ、大丈夫じゃないよ……」
「どんなふうに大丈夫じゃないんですかねぇ」
「そ、それは……」
「もう少しですか? もう少しでイカれますか?」
ぬちゃぬちゃと、真由美のおっぱいが音を叩ている。
「可愛いですよ亜美さん……いいえお客様。もう少しじらされた方がお好きのようですね」
「意地悪しないで真由美」
「あら意地悪じゃないですよ。これが私の亜美に対する愛の表現ですから」
「イキそうなんですね。でもイッちゃダメ」
「イカせて、お願い……」
「ダメですよ。もう泡がなくなりましたね、体流しましょう」
シャワーで体中についた泡が丁寧に流される。
「終わりましたよ……亜美」
じっと、真由美の目をにらみつけていた。
「どうかしましたか?」
「この小悪魔!」
「うふふ、もっと言ってください。亜美にいじめられると気持ちいいんです」
物凄く中途半端な気分。
なんだか、お仕置きされているような気分。
「これってお仕置きなの?」
「さぁどうでしょう、私は亜美のもだえる姿が見たいだけですよ」
「やっぱお仕置きじゃん」
「亜美がそう思うんだったらそうかもね。お風呂入りましょ」
真由美が先に入り「さ、どうぞ」と私を招く。
「私の体をクッションにしてくださいね」
言われるままに、真由美の胸に私の背中を押し付けた。
「物凄く柔らかいクッションだね」
「ありがとうございます。お気に召しましたでしょうか?」
真由美が私の胸に手を回してきた。
「ああ、物凄く幸せ。亜美とこんなふうになれるなんて夢のよう」
「そうなの?」
「うん、だって今までずっと我慢していたんだもの。一気に爆発しちゃったみたい」
本当にそうだ。真由美は一気にその想いを爆発させてしまったんだ。
「あのね亜美。私どうしてこんなに亜美の事が好きなってしまったのかを考えてみたの」
おっと興味深い発言!
「私ね、高校に入学する前からずっと亜美の事が好きだったの」
「え、中学の時から」
「うん、そう」
「だから亜美と同じ高校に入学したの」
「知らなかったよ」
「そうでしょ、だってこんなこと亜美に知られたら、私恥ずかしくて生きていけない。それくらい好きだったの……。
でも同じ女の子同士でこんな気持ちになるなんて、本当はいけないとばかり思っていて、自分をずっとかくしていた」
「でもさぁ、尚子さんと美代ねぇが、そう言う関係だって言うの知っていたんでしょ」
「うん知っていたよ。だからなおさら、亜美への想いを外に出しちゃだめだと思っていた」
「どうして? 尚子さんに遠慮していたの」
「ううんそうじゃないの。私、ねぇさんみたいに優秀じゃなかったし、あの時は美代さんが亜美のおねぇさんだっていう事も知らなかった。
ねぇさんは私のあこがれの人だったから、そんなねぇさんが美代さんを連れてきた時、本当はショックだった。
だって『私の恋人』なんて初対面で言われちゃったら、なんかねぇさんが別の人になっちゃったような気がして」
「何となく分かるかもね。私も初めはそうだった。美代ねぇに流されるように抱かれて、姉妹であんなことしていいのかってね」
「んーそれとはちょっと違うかな」
「違うって?」
「亜美覚えているかなぁ。中学2年の時、私クラスの男子に告白されて振っちゃったの。
その時その仕返しに変な噂立てられて、クラスの中で孤立しちゃったことあったでしょ」
「ああ、そう言えばあの時は見ていられなくてさ」
「そうなのあの時、私に唯一声をかけてくれたのが亜美だった」
「真由美、気にしなくてもいいよ。こんな噂すぐにみんな忘れちゃうから」
「亜美のあの言葉で、私はどれだけ救われたか分からない」
「そのころからなの? 私を好きになってくれたのは」
「多分ね……。でもそれから亜美どんどん変わっていったから」
「あはは、多分その頃だよ。美代ねぇに抱かれ始めたのは」
「そっかぁその頃かぁ。だったら分かるる。だって亜美あのころから、まるで私のねぇさんみたいな感じに見えてきたんだもの」
「真由美は本当は尚子さんと関係を結びたかったの」
「嘘は言えない。その気持ちは強かった。でも、それは多分私の興味がそう思わせていたんだと思う。
亜美を見るたびに、亜美が変わっていくたびにどんどん引き寄せられている自分がいたんだもの」
「なんか本人にとっては複雑かなぁ」
「でも夏休み前までは亜美は、私の事ただの友達にしか思っていなかったんでしょ」
「ストレートだなぁ。本当はさぁ……私も真由美の事気になっていたのは嘘じゃないけど。この子は私の様な事はしない子だとばかり思っていたから」
「んーもっと積極的に、亜希子ちゃんみたいに接していたら、もっと早くこういう関係になれたのかなぁ」
「どうだろうね。もしかしたら……私もここまで真由美の事深く愛せなかったかもしれない。……正直に言うけど、私は美代ねぇが好き。美代ねぇを愛している。
もちろん今は真由美の事も愛しているよ。でもね、美代ねぇに対する想いは多分変わらないと思うんだ。ごめんね真由美」
「うん、それでいいの。私は美代さんと一緒の亜美がほんとは好きなんだという事がようやくわかったから」
「私も尚子さんのことが好きな真由美が好き」
「うん……」
姉妹同士で愛する私たち。
姉たちの愛のカタチとは違う私たちの愛のカタチは、これからどんな風に育まれていくんだろう。
今はようやく繋がったこの赤い糸を固く結びあいたい。
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