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姉と妹と妹と姉と
いいのかなぁ姉妹同士なら? 4回目
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朝起きると、隣に尚子さんの胸が私の顔を覆いつくしていた。
やわらくて形のいい尚子さんの胸。顔をうずめていると何となく落ち着く。
それに尚子さんの肌から感じる体温が、私の肌に直接伝わってくる。
もうあそこが「くちゅっ」と鳴り出している。
そっと尚子さんの乳首を口に含ませて、舌で触ってみる。
もう固くなっている。
そのまま私の頭を抱きかかえるように、胸に押し付けられた。
「昨夜、あれじゃ足りなかったの?」
「ううん、そうじゃないけど」
「もうこんなに濡らしちゃって、いけない子ね」
そんなこと言われたって、体が勝手に反応しちゃってるんだもの。
「だって……」
「でもお預け、もう起きよ」
尚子さんは、私にキスをしてベッドから出た。
「ねぇ、亜美ちゃん。お店のお手伝いの事なんだけど、やってくれるかな」
「はい、大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします」
「そう、よかった。今時期混むとき一気に混みだすのよね。手伝ってもらえると物凄く助かっちゃう」
「いえ、私でよければお手伝いさせてください」
「そうそう、時々だけど真由美も来てくれるから、よろしくね」
「真由美も、ですか」
「何かあるの?」
「いいえ、なんでもないです。それと、ここの管理人のお仕事なんですけど、何をやればいいんですか?」
「ああ、それね、特別これと言ってやってもらう事はないわ。ただ、ここ一応管理人室になっているから、誰かいてくれればそれでいいの。
あと、住居者から何か要望があれば、管理人室用のメールボックスに投函してもうことになっているから、それをあとで私に教えてくれればそれでいいわ」
「そうですか。何かもっとあるのかと思いました」
「大丈夫よ、今までほとんどトラブルも何もないから、心配しないで」
「はい、分かりました」
共用部分のお掃除とかもあるのかなって思っていたけど、あとは全部契約している業者さんがやってくれることになっているらしい。
「私、美代起こしてくるから、あ、先にシャワー浴びていい?」
「いいですよ。それじゃ、私朝食の支度します」
「ほんと出来た子ね。惚れちゃいそう、ねぇ亜美ちゃん。私のパートナーにならない?」
「パートナーって?」
「こ・い・び・と」
「えっ! 恋人……」
「冗談よ、亜美ちゃん私が取ったら、美代に怒られちゃう。それじゃ」
ぱたんと扉が閉まった。
ちょっとの間ボーとしたままその場に立っていた。
尚子さんの恋人。私が、……ん――。と、何考えながら体がほてっている私亜美。でも私には美代ねぇがいる。ごめんなさい尚子さん。
でも冗談って言ってたけど、まんざら嘘ではない様な気がする。
ああ、神様、この罪深き亜美をお許しください。
と、何やってんだ。
朝ごはん作らなきゃ。
ああ、なんだか今日も暑くなりそうだなぁ。
カーテンの隙間から見る空は今日も真っ青だ。
「さぁてと、今日も気合い入れていかないと暑さでばてそう」
エプロンを片手にキッチンに向かい、朝食の準備に取り掛かった。
「おはぁよぉ―」
美代ねぇが裸のまま、ようやく起きてきた。
まだ寝ぼけている感じ、頭をカリカリしながら冷蔵庫を開けて、牛乳を取り出した。
「ミーちゃん、コップ取ってくれる」
「おはよう美代ねぇ、はいコップ」
「ありがとう」
コポコポと牛乳がコップに注がれる。
ごくごくと、のどを鳴らしながら、一気に飲み込んだ。冷たい牛乳でようやく目が覚めたのか。
「あ、ミーちゃんその恰好」と私を指さす。
「いい、もっの凄くいいわぁ。きゃぁ、大好きミーちゃん」
後ろから私に抱き着いて
「ねぇミーちゃん今日区役所行きましょ。婚姻届けだしに行こ」
美代ねぇの大きな胸が、私の背中に押し付けられる。
「あのねぇ、美代ねぇ。それ無理。私たち同性、しかも姉妹。残念ながら、どんなに頑張ったってそれは無理でしょ」
「えぇぇ、そぉ―なのぉ―」
「どうしたの二人でそんなに騒いで」
尚子さんがシャワーを浴びて浴室からやってきた。
「おっ! 亜美ちゃん、なかなか。ん―、そそられる格好してるじゃない」
「でしょ、でしょ。尚子。だから今日、区役所に行って亜美と婚姻届け出してこよって言ったの」
「はっ! 何言ってんの、そんなの無理じゃん。まぁ美代の気持ちもわかるけどねぇ。亜美ちゃんのその姿見せられると」
「はぁ、そうなんですかこの格好。そんなにお二人には刺激が強いんですか。でも私より二人の方が素っ裸で、そっちの方が刺激強そうなんですけど」
「いやいやミーちゃん、これはロマンだよ」
美代ねぇが男性役のふりをして言う。何となく似合わないところが面白い。
「うん、素っ裸より、ずっとその恰好の方がエロイわ。もし男がいたら絶対に朝食なんか作ってられないでしょうね」
「そうなんですか? めんどくさかったから、エプロンだけ付けているんですけど」
「そうまさしくそれは、裸エプロン。ああ、ミーちゃんの裸エプロン見たら創作意欲湧いてきたぁ」
ああ、美代ねぇのスイッチ入れちゃったみたい。
「はぁ~、服着てきまーす」
「私も着てこよっと。このままだと美代に犯されそうだし」
「ああ、私はこのまま部屋にこもるわ。朝ごはんお部屋に持ってきてちょうだいミーちゃん」
「はいはい。わかりました」
服着て朝食を作って、尚子さんと二人で食べて、そのあと一息ついた時。
「ねぇ、亜美ちゃん今日は何か予定ある?」と、尚子さんから尋ねられた。
「特別予定はないんですけど、尚子さん何かあるんですか」
「出来ればちょっとお使い頼みたいなぁって」
「お使いですか、いいですよ」
「良かった。隣町の本屋に注文していた本入ったって連絡あったのすっかり忘れてて、取りに行ってもらえると助かるんだけどなぁ。私今日逆方向に行かないといけなくて」
「なぁんだそれならいいですよ。行ってきます」
「ありがとう。お金はもう支払ってあるから受け取ってもらえれれば、それでいいから」
「はいわかりました」
そのあと尚子さんはすぐに出かけて行った。
美代ねぇはもうスイッチオンのまま、部屋から出てくる気配はないようだ。
朝食の後片付けをして、日焼け防止のメイクを軽くしてからラインで美代ねぇに。
「ちょっと出かけてくる」
とメッセージを送った。すぐに
「わかった。気を付けてねミーちゃん」と返信が来る。
まぁ美代ねぇが部屋にこもった時は、こんなもんだ。
外に出ると、夏の日差しが私を照り付けた。
「暑いなぁ、どっと汗出てきちゃう」
一気に私の不快指数は上がる。
電車で隣町、と言ってもいつも私たちが使うカラオケ店がある街だけど。そこにある、この辺りでは規模の大きい書店へと向かった。
とりあえずカウンターに行って、尚子さんから預かった引換券を店員に渡すとすんなりと本を渡してくれた。まぁこれで、用事は済んだんだけど、せっかくだから店内を見て回った。
その時、じっと棚に並ばれた本を見つめている、真由美の姿があった。
「真由美」
声をかけるとびくッと驚いたように私の方をみた。
「こ、小岩さん」
白い生地のブラウスにうっすらとブラが透けて見えていた。真由美にしては意外な感じがした。でもあの胸の大きさからすれば、その方がかえっておしゃれ? なのかもしれない。
真由美の胸は、意外とでかいんだ。
やわらくて形のいい尚子さんの胸。顔をうずめていると何となく落ち着く。
それに尚子さんの肌から感じる体温が、私の肌に直接伝わってくる。
もうあそこが「くちゅっ」と鳴り出している。
そっと尚子さんの乳首を口に含ませて、舌で触ってみる。
もう固くなっている。
そのまま私の頭を抱きかかえるように、胸に押し付けられた。
「昨夜、あれじゃ足りなかったの?」
「ううん、そうじゃないけど」
「もうこんなに濡らしちゃって、いけない子ね」
そんなこと言われたって、体が勝手に反応しちゃってるんだもの。
「だって……」
「でもお預け、もう起きよ」
尚子さんは、私にキスをしてベッドから出た。
「ねぇ、亜美ちゃん。お店のお手伝いの事なんだけど、やってくれるかな」
「はい、大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします」
「そう、よかった。今時期混むとき一気に混みだすのよね。手伝ってもらえると物凄く助かっちゃう」
「いえ、私でよければお手伝いさせてください」
「そうそう、時々だけど真由美も来てくれるから、よろしくね」
「真由美も、ですか」
「何かあるの?」
「いいえ、なんでもないです。それと、ここの管理人のお仕事なんですけど、何をやればいいんですか?」
「ああ、それね、特別これと言ってやってもらう事はないわ。ただ、ここ一応管理人室になっているから、誰かいてくれればそれでいいの。
あと、住居者から何か要望があれば、管理人室用のメールボックスに投函してもうことになっているから、それをあとで私に教えてくれればそれでいいわ」
「そうですか。何かもっとあるのかと思いました」
「大丈夫よ、今までほとんどトラブルも何もないから、心配しないで」
「はい、分かりました」
共用部分のお掃除とかもあるのかなって思っていたけど、あとは全部契約している業者さんがやってくれることになっているらしい。
「私、美代起こしてくるから、あ、先にシャワー浴びていい?」
「いいですよ。それじゃ、私朝食の支度します」
「ほんと出来た子ね。惚れちゃいそう、ねぇ亜美ちゃん。私のパートナーにならない?」
「パートナーって?」
「こ・い・び・と」
「えっ! 恋人……」
「冗談よ、亜美ちゃん私が取ったら、美代に怒られちゃう。それじゃ」
ぱたんと扉が閉まった。
ちょっとの間ボーとしたままその場に立っていた。
尚子さんの恋人。私が、……ん――。と、何考えながら体がほてっている私亜美。でも私には美代ねぇがいる。ごめんなさい尚子さん。
でも冗談って言ってたけど、まんざら嘘ではない様な気がする。
ああ、神様、この罪深き亜美をお許しください。
と、何やってんだ。
朝ごはん作らなきゃ。
ああ、なんだか今日も暑くなりそうだなぁ。
カーテンの隙間から見る空は今日も真っ青だ。
「さぁてと、今日も気合い入れていかないと暑さでばてそう」
エプロンを片手にキッチンに向かい、朝食の準備に取り掛かった。
「おはぁよぉ―」
美代ねぇが裸のまま、ようやく起きてきた。
まだ寝ぼけている感じ、頭をカリカリしながら冷蔵庫を開けて、牛乳を取り出した。
「ミーちゃん、コップ取ってくれる」
「おはよう美代ねぇ、はいコップ」
「ありがとう」
コポコポと牛乳がコップに注がれる。
ごくごくと、のどを鳴らしながら、一気に飲み込んだ。冷たい牛乳でようやく目が覚めたのか。
「あ、ミーちゃんその恰好」と私を指さす。
「いい、もっの凄くいいわぁ。きゃぁ、大好きミーちゃん」
後ろから私に抱き着いて
「ねぇミーちゃん今日区役所行きましょ。婚姻届けだしに行こ」
美代ねぇの大きな胸が、私の背中に押し付けられる。
「あのねぇ、美代ねぇ。それ無理。私たち同性、しかも姉妹。残念ながら、どんなに頑張ったってそれは無理でしょ」
「えぇぇ、そぉ―なのぉ―」
「どうしたの二人でそんなに騒いで」
尚子さんがシャワーを浴びて浴室からやってきた。
「おっ! 亜美ちゃん、なかなか。ん―、そそられる格好してるじゃない」
「でしょ、でしょ。尚子。だから今日、区役所に行って亜美と婚姻届け出してこよって言ったの」
「はっ! 何言ってんの、そんなの無理じゃん。まぁ美代の気持ちもわかるけどねぇ。亜美ちゃんのその姿見せられると」
「はぁ、そうなんですかこの格好。そんなにお二人には刺激が強いんですか。でも私より二人の方が素っ裸で、そっちの方が刺激強そうなんですけど」
「いやいやミーちゃん、これはロマンだよ」
美代ねぇが男性役のふりをして言う。何となく似合わないところが面白い。
「うん、素っ裸より、ずっとその恰好の方がエロイわ。もし男がいたら絶対に朝食なんか作ってられないでしょうね」
「そうなんですか? めんどくさかったから、エプロンだけ付けているんですけど」
「そうまさしくそれは、裸エプロン。ああ、ミーちゃんの裸エプロン見たら創作意欲湧いてきたぁ」
ああ、美代ねぇのスイッチ入れちゃったみたい。
「はぁ~、服着てきまーす」
「私も着てこよっと。このままだと美代に犯されそうだし」
「ああ、私はこのまま部屋にこもるわ。朝ごはんお部屋に持ってきてちょうだいミーちゃん」
「はいはい。わかりました」
服着て朝食を作って、尚子さんと二人で食べて、そのあと一息ついた時。
「ねぇ、亜美ちゃん今日は何か予定ある?」と、尚子さんから尋ねられた。
「特別予定はないんですけど、尚子さん何かあるんですか」
「出来ればちょっとお使い頼みたいなぁって」
「お使いですか、いいですよ」
「良かった。隣町の本屋に注文していた本入ったって連絡あったのすっかり忘れてて、取りに行ってもらえると助かるんだけどなぁ。私今日逆方向に行かないといけなくて」
「なぁんだそれならいいですよ。行ってきます」
「ありがとう。お金はもう支払ってあるから受け取ってもらえれれば、それでいいから」
「はいわかりました」
そのあと尚子さんはすぐに出かけて行った。
美代ねぇはもうスイッチオンのまま、部屋から出てくる気配はないようだ。
朝食の後片付けをして、日焼け防止のメイクを軽くしてからラインで美代ねぇに。
「ちょっと出かけてくる」
とメッセージを送った。すぐに
「わかった。気を付けてねミーちゃん」と返信が来る。
まぁ美代ねぇが部屋にこもった時は、こんなもんだ。
外に出ると、夏の日差しが私を照り付けた。
「暑いなぁ、どっと汗出てきちゃう」
一気に私の不快指数は上がる。
電車で隣町、と言ってもいつも私たちが使うカラオケ店がある街だけど。そこにある、この辺りでは規模の大きい書店へと向かった。
とりあえずカウンターに行って、尚子さんから預かった引換券を店員に渡すとすんなりと本を渡してくれた。まぁこれで、用事は済んだんだけど、せっかくだから店内を見て回った。
その時、じっと棚に並ばれた本を見つめている、真由美の姿があった。
「真由美」
声をかけるとびくッと驚いたように私の方をみた。
「こ、小岩さん」
白い生地のブラウスにうっすらとブラが透けて見えていた。真由美にしては意外な感じがした。でもあの胸の大きさからすれば、その方がかえっておしゃれ? なのかもしれない。
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