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姉と妹と妹と姉と
いいのかなぁ姉妹同士なら? 1回目
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引っ越しが済んで1週間何とか、新たな生活も安定の兆しが見えてきた……ような気がする。
美代ねぇは、ここに何度か来たことがある。だからだろうか、何の違和感もなくすでに馴染んでいるようだ。
だけど、私は今だ何となく落ち着かない。
それに気になることが一つ出てきた。
気になる事、それは神宮寺真由美の事だ。
ここで毎日ではないにせよ、一緒に暮らすことになった尚子さんが真由美のお姉さんであって、しかも美代ねぇとも高校時代、生徒会長と副会長の中で。私の記憶がよみがえる、あの綺麗な肌をした裸の尚子さんの体。
ああ、なんとこんなにもストレートに、私はつながりが出来てしまうんだろう。
これはいいことなのか? それとも私の運命がそう仕組んでいるのか? 分からないけど。
引っ越しの片づけをしていた時、真由美がこっそり自分のポケットに隠したもの。
あれは私の下着……しかもブラセットのパンティー。
出来れば返してもらいたいなぁ。あれ高かった奴だよ。
でもどうして私の下着を真由美が?
亜希子と同じ目的?
まさかねぇ、あの真由美がねぇ……、でも尚子さんの妹だよ。
もしかして真由美も、私と美代ねぇと同じ関係をしているのか?
ピンポン!
スマホのラインアプリが鳴った。
美代ねぇからだ。隣の部屋にいるんだけど、美代ねぇは動くのめんどくさがってよくラインでメッセージを送ってくる。
「あのねミーちゃん、尚子が今日夕飯お店の余りもので済ませよって、言ってるんだけどそれでいい?」
ああ、助かる、それなら、夕食の準備しなくて済む。
「わかった」とだけ、私もラインで返信する。と、いう事は今日は尚子さんここに泊まるという事なんだろうな。
私はまだ夏休み真っ最中だから、曜日なんかは関係ないけど、尚子さんは明日お店の定休日。しかも美代ねぇは締め切り日だけが、彼女にとっての唯一の日付だからまぁほとんど曜日も関係ない。
最も締め切りに追われていると、もう誰も近づけないんだけどね。今は余裕があるようだから大丈夫だろう。
9時半過ぎに尚子さんが帰ってきた。
ドアを開けると大きな袋を二つも抱えて重たそうに持っていた。
「おかえりなさい尚子さん。重そうですねその荷物」
「ああ亜美ちゃん、もう限界こっち持ってくれる」
渡された袋を受け取ると、ずっしりと重さが私の腕を下げる。
「よくこんなに重たいもの持ってこれましたね」
「だってさぁ、もうほとんど使用期限きれそうなんだもの。捨てるのもったいないでしょ。それにこうして持ってくれば食費の足しにもなるからね」
「助かります尚子さん」
「ほんと亜美ちゃんはいい奥さんになれそうだよ。家事一般全ててきぱきとこなしてるんだもの、それに経済観念もちゃんと持ってるし。疑いたくなるよ、本当にあの美代の妹なのかってね」
「尚子さん褒めても何も出てきませんけど」
「あら、そうなの? キスぐらい出てくるかと期待しちゃった」
「そっと尚子さんの顔が近づいてくる」
やんわりとした唇が私の唇に重なった。
なんか変な気分。尚子さんとの初めてのキス。
「ああ、ミーちゃんと尚子キスしてる――っ!」
いきなり後ろから美代ねぇが、私の胸をもみ始めた。
「あん……、ちょっと美代ねぇ、今そんなことしていられないの。ほら、尚子さんが持ってきた今夜の夕食の食材で早く準備しないと、夕食抜きになるわよ」
「あぁ――ん。それ物凄く困るぅ。お腹空いたからお部屋出て来たのに」
「でしょうだったら早く……、あ、だめ、そここコリッとしちゃ」
「美代、今は夕食が先よ。ほら、ワイン持ってきたから一緒に飲も」
「わーい、ワインだぁ。尚子ありがとう」
ようやく美代ねぇから解放された。でも乳首があのコリッで、固くなっちゃってる。美代ねぇからいつも攻められて、乳首感じやすくなっちゃってるのに。
もう、美代ねぇの……馬鹿。
尚子さんが持ってきてくれたのは、使用期限がもうまじかのピザ生地にチーズが3種類。
その他、使いかけのハムにサラミ。そうだ、確か冷凍庫にシーフードミックスがあった。
もう豪華なビザが出来るじゃん。
「亜美ちゃん、私も手伝うわよ」
ありがとうございます尚子さん、でも大丈夫です。ピザ生地に具材のせて焼くだけですから。そうだお風呂、お先にどうぞ、それまでに焼き上げておきます」
「そうぉ悪いわね。でもほんと亜美ちゃん美代とは正反対なのね」
「そうですか? 私も結構いい加減ですけど」
「いい加減か。でもまぁ美代のいい加減には、ちゃんと理由があるからね」
「理由ですか?」
「まぁいいんじゃない。それじゃ、お風呂お先に」
理由かぁ、まぁ確かに美代ねぇは表向きあんな感じだけど、私がどんなに頑張っても敵わないのが美代ねぇ。
美代ねぇが姉でいてくれるから、今の私があるようなものだから……。
「う―ん、いい香り。お腹グルグルなってもう待ちきれないよミーちゃん」
「はいはい、もう少し待ってね、あと8分! あと8分で熱々のピザは焼きあがるから」
「わぁーい、熱々のピザ。それに今日はワイもあるし、こうなったら宴会だぁ」
おいおい、真夏に熱々のピザで宴会か? それに今日も熱帯夜、部屋の中はエアコンが効いているから、大丈夫だけど……美代ねぇは、まぁ、ほとんど裸だし!
そうださっきの仕返してやろう。
「美代ねぇ」
「なぁ―にぃ、ミーちゃん」
くいッと美代ねぇの顔を抑えて唇を重ねた。すっと私の舌が美代ねぇの舌に触れる。
「あんっ」
唇が離れても二人の舌は絡まったまま。そっと美代ねぇの乳首をつまんでコリッとしてやった。
「うっ、ンぐ」
美代ねぇから漏れた声。ちょっと強めに乳首をつまんでやる。
「ミーちゃん、いた―い。でも、でももっと強くして……」
そして手を止める。
「もう、どうして止めちゃうの」
「さっきの仕返し」
「仕返しって? ミーちゃん感じてたの」
「もう、まだ乳首立ってるんだからね、美代ねぇ」
「うふふ、そうなの」
美代ねぇの手のひらが、また乳首のあたりをさわさわと触れてくる。
敏感になっている乳首が張ってくるのがわかる。
「ミーちゃん、我慢しなくてもいいのよ」
キャミの肩ひもがするッと抜ける。
オーブンからメロディーが聞こえてくる。
「ピ、ピザ、焼けた……よ」
「あ――っさっぱりした」
尚子さんがお風呂から上がってきた。しかもパンティーにハンドタオルを肩から掛けて、かろうじて尚子さんの乳首が隠れている。その姿を見た時、彼女のそのきれいな裸に私の鼓動はドキンドキンと高鳴った。
あの中学の時の記憶が、尚子さんの裸の姿が今すぐそこにあることに。
食欲は性欲と同じ……、そして性欲は食欲と同じ。
私の作ったピザを食べてもらったら、今度は……わたしを食べてもらいたい。
あそこが物凄くうずき始める。
私、亜美だった。
美代ねぇは、ここに何度か来たことがある。だからだろうか、何の違和感もなくすでに馴染んでいるようだ。
だけど、私は今だ何となく落ち着かない。
それに気になることが一つ出てきた。
気になる事、それは神宮寺真由美の事だ。
ここで毎日ではないにせよ、一緒に暮らすことになった尚子さんが真由美のお姉さんであって、しかも美代ねぇとも高校時代、生徒会長と副会長の中で。私の記憶がよみがえる、あの綺麗な肌をした裸の尚子さんの体。
ああ、なんとこんなにもストレートに、私はつながりが出来てしまうんだろう。
これはいいことなのか? それとも私の運命がそう仕組んでいるのか? 分からないけど。
引っ越しの片づけをしていた時、真由美がこっそり自分のポケットに隠したもの。
あれは私の下着……しかもブラセットのパンティー。
出来れば返してもらいたいなぁ。あれ高かった奴だよ。
でもどうして私の下着を真由美が?
亜希子と同じ目的?
まさかねぇ、あの真由美がねぇ……、でも尚子さんの妹だよ。
もしかして真由美も、私と美代ねぇと同じ関係をしているのか?
ピンポン!
スマホのラインアプリが鳴った。
美代ねぇからだ。隣の部屋にいるんだけど、美代ねぇは動くのめんどくさがってよくラインでメッセージを送ってくる。
「あのねミーちゃん、尚子が今日夕飯お店の余りもので済ませよって、言ってるんだけどそれでいい?」
ああ、助かる、それなら、夕食の準備しなくて済む。
「わかった」とだけ、私もラインで返信する。と、いう事は今日は尚子さんここに泊まるという事なんだろうな。
私はまだ夏休み真っ最中だから、曜日なんかは関係ないけど、尚子さんは明日お店の定休日。しかも美代ねぇは締め切り日だけが、彼女にとっての唯一の日付だからまぁほとんど曜日も関係ない。
最も締め切りに追われていると、もう誰も近づけないんだけどね。今は余裕があるようだから大丈夫だろう。
9時半過ぎに尚子さんが帰ってきた。
ドアを開けると大きな袋を二つも抱えて重たそうに持っていた。
「おかえりなさい尚子さん。重そうですねその荷物」
「ああ亜美ちゃん、もう限界こっち持ってくれる」
渡された袋を受け取ると、ずっしりと重さが私の腕を下げる。
「よくこんなに重たいもの持ってこれましたね」
「だってさぁ、もうほとんど使用期限きれそうなんだもの。捨てるのもったいないでしょ。それにこうして持ってくれば食費の足しにもなるからね」
「助かります尚子さん」
「ほんと亜美ちゃんはいい奥さんになれそうだよ。家事一般全ててきぱきとこなしてるんだもの、それに経済観念もちゃんと持ってるし。疑いたくなるよ、本当にあの美代の妹なのかってね」
「尚子さん褒めても何も出てきませんけど」
「あら、そうなの? キスぐらい出てくるかと期待しちゃった」
「そっと尚子さんの顔が近づいてくる」
やんわりとした唇が私の唇に重なった。
なんか変な気分。尚子さんとの初めてのキス。
「ああ、ミーちゃんと尚子キスしてる――っ!」
いきなり後ろから美代ねぇが、私の胸をもみ始めた。
「あん……、ちょっと美代ねぇ、今そんなことしていられないの。ほら、尚子さんが持ってきた今夜の夕食の食材で早く準備しないと、夕食抜きになるわよ」
「あぁ――ん。それ物凄く困るぅ。お腹空いたからお部屋出て来たのに」
「でしょうだったら早く……、あ、だめ、そここコリッとしちゃ」
「美代、今は夕食が先よ。ほら、ワイン持ってきたから一緒に飲も」
「わーい、ワインだぁ。尚子ありがとう」
ようやく美代ねぇから解放された。でも乳首があのコリッで、固くなっちゃってる。美代ねぇからいつも攻められて、乳首感じやすくなっちゃってるのに。
もう、美代ねぇの……馬鹿。
尚子さんが持ってきてくれたのは、使用期限がもうまじかのピザ生地にチーズが3種類。
その他、使いかけのハムにサラミ。そうだ、確か冷凍庫にシーフードミックスがあった。
もう豪華なビザが出来るじゃん。
「亜美ちゃん、私も手伝うわよ」
ありがとうございます尚子さん、でも大丈夫です。ピザ生地に具材のせて焼くだけですから。そうだお風呂、お先にどうぞ、それまでに焼き上げておきます」
「そうぉ悪いわね。でもほんと亜美ちゃん美代とは正反対なのね」
「そうですか? 私も結構いい加減ですけど」
「いい加減か。でもまぁ美代のいい加減には、ちゃんと理由があるからね」
「理由ですか?」
「まぁいいんじゃない。それじゃ、お風呂お先に」
理由かぁ、まぁ確かに美代ねぇは表向きあんな感じだけど、私がどんなに頑張っても敵わないのが美代ねぇ。
美代ねぇが姉でいてくれるから、今の私があるようなものだから……。
「う―ん、いい香り。お腹グルグルなってもう待ちきれないよミーちゃん」
「はいはい、もう少し待ってね、あと8分! あと8分で熱々のピザは焼きあがるから」
「わぁーい、熱々のピザ。それに今日はワイもあるし、こうなったら宴会だぁ」
おいおい、真夏に熱々のピザで宴会か? それに今日も熱帯夜、部屋の中はエアコンが効いているから、大丈夫だけど……美代ねぇは、まぁ、ほとんど裸だし!
そうださっきの仕返してやろう。
「美代ねぇ」
「なぁ―にぃ、ミーちゃん」
くいッと美代ねぇの顔を抑えて唇を重ねた。すっと私の舌が美代ねぇの舌に触れる。
「あんっ」
唇が離れても二人の舌は絡まったまま。そっと美代ねぇの乳首をつまんでコリッとしてやった。
「うっ、ンぐ」
美代ねぇから漏れた声。ちょっと強めに乳首をつまんでやる。
「ミーちゃん、いた―い。でも、でももっと強くして……」
そして手を止める。
「もう、どうして止めちゃうの」
「さっきの仕返し」
「仕返しって? ミーちゃん感じてたの」
「もう、まだ乳首立ってるんだからね、美代ねぇ」
「うふふ、そうなの」
美代ねぇの手のひらが、また乳首のあたりをさわさわと触れてくる。
敏感になっている乳首が張ってくるのがわかる。
「ミーちゃん、我慢しなくてもいいのよ」
キャミの肩ひもがするッと抜ける。
オーブンからメロディーが聞こえてくる。
「ピ、ピザ、焼けた……よ」
「あ――っさっぱりした」
尚子さんがお風呂から上がってきた。しかもパンティーにハンドタオルを肩から掛けて、かろうじて尚子さんの乳首が隠れている。その姿を見た時、彼女のそのきれいな裸に私の鼓動はドキンドキンと高鳴った。
あの中学の時の記憶が、尚子さんの裸の姿が今すぐそこにあることに。
食欲は性欲と同じ……、そして性欲は食欲と同じ。
私の作ったピザを食べてもらったら、今度は……わたしを食べてもらいたい。
あそこが物凄くうずき始める。
私、亜美だった。
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