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2話 埴輪にゴーレム転生…あとワイバーンに出会った!
しおりを挟む「なんで埴輪になったんだよ~俺ぇぇ~!!」
現在地面に突っ伏す俺。いや正確には突っ伏すってか転がってるだけだけど。
前回さ、鳥で死ぬ痛みにビビったってのはあるけど、なんで埴輪になったんだよ埴輪に!
無機物でも動く剣とかあったしゴーレムだってあったのになぜ埴輪!?
幽霊とか体ないから物理無効っぽいのもあったのになぜに埴輪!?
今の俺右手に剣っぽいの左手に盾っぽいの持って、ほちょっとした顔に細い歪んだ体の埴輪だから。
顔とか棒でテキトーに描いて体や剣の作りも粘土長細く伸ばしただけな感じなのに、顔や背中、盾に複雑な紋様描かれててそこはすごい凝ってる。
どっかの部族っぽい埴輪だ。
いやほんと埴輪。なんで埴輪にしたし埴輪。
むくりと立ち上がると、そのまま数十cm浮いた。
そうこの埴輪、空を飛べるのだ。地面から50cm前後と制限があるが。
宙に浮いた埴輪…どう見ても呪いの人形っぽい。いや確かに転生先には人形もあったけど。ってか生物なのか無機物なのに?? この世界の転生先は謎だ。
ふふふ、
しかし今生の俺は念力を持ってるから自分自身を持ち上げることができる!
俺の体は天井付近の2mほどに上がる。そして加速する!!
ビューンっと凄いスピードで遺跡の廊下を突っ走る。実はこの加速は前回の鳥転生で得たスキルだ。
ポイント転生は覚えたスキルを引き継ぐことができるチート能力だった! めっちゃ強くなれそう!
そのまま進む。ここがどこなのか知らないがどっかの遺跡っぽい。埴輪だしここに纏わる何かなんだろう。知らんけど。
最初はどこかよく分からんが鳥んときは森の木々が巣穴から見えたし。
この転生は選んだ生物の生息地に生まれるんだろう。だから今回は遺跡っと。
そのまま進むと2体のスケルトンが見えた。ボロい鎧と壊れた剣を持つそいつらは俺が近付いても無反応で歩いて行く。
この遺跡の見回りをしてるんだと思う。俺は仲間(?)なので襲われない。
今度はレイスっぽい人魂のようなものを発見。しかしそいつらもやはり無反応で通り過ぎて行く。
他にも儀式場みたいなところには俺と同じ埴輪が数体いるがどいつもこいつも無反応。
仲間(?)がいるのはよかったよ、一人じゃないから。でもさ、もっと何か反応してよ!!
お前らみんな無反応だから悲しい!!
声かけたくても声出ないし、目の前でふよふよしても無反応なんだぜ!
無視されてんの!? 泣けてくる!!
そうそう、俺のステータス紹介しとくわ。
【名前】未登録 【転生ポイント】587p
【種族】人物埴輪s群
【能力値】Lv1 HP47/47 MP11/65
【祝福】ポイント転生
【スキル】光合成Lv3 消化液生成Lv2 加速Lv3 風斬Lv1 念力Lv3 結界Lv1
さっき言ったけど俺の【ポイント転生】って転生して得たスキルをそのまま次の転生に持ち越しできる、まさにチート!!
加速と風斬は鳥のときのスキル。あのときはまだ雛でMPが足りず使えなかったけど、こうして転生したことで使えたのはよかった。
敵を倒してないからLvは全く上がらず。だけど暇で念力とかスキル使って遊んでたらそっちのLvは上がった。
今みたいに念力で自分を高く浮かして加速でビューンって遺跡走り回るの楽しいんだよこれが!
天井まで2mくらいだからそんな高く飛べないけど、部屋によっては天井たっけーーーとこもあるから。
でも上に上がるほどMP消費激しくなるから4mほどまでしか上がったことないが。
消化液は転生したら勝手にLv2になってて風斬とか結界は使ってみても上がらず、光合成は太陽ないから鍛えられずって感じだ。
鳥はよかったんだけどなぁ~、空飛んだら絶対楽しかっただろう。
今も念力で飛べるっちゃ飛べるけどこれは疑似だし、浮かしてる間ずっとMP消費するし高く上がるほどMP消費激しくなるから鳥みたいに自由には飛べない。
見た目もあのオレンジ色の鷹みたいな鳥綺麗だったから成長するの楽しみだったのにな。
まぁ、鳥の雛が危険いっぱいなのは有名だからな。そこんところは異世界も地球も同じだったわけだ。
それに比べて埴輪は生まれたときから埴輪だったよ。埴輪に子供時代なんてないんだろうし、安全性でいっても埴輪選んでよかったかも。
遺跡誕生なのもわりかし安全だし。スケルトンやレイスみたいな仲間(?)もいるし。 俺埴輪なんだけど。
でもなぁ…ぶっちゃけ埴輪って微妙だよなぁ。
手は動くけど肩から剣まで一直線で動くから肘とか手首とかないし、上げ下げしかできない。
剣や盾は手にくっついてて離すこともできないし、足は動かない。
首は180度どころか何周でも回る。
目はあってよかったけど嗅覚ないし口動かないから喋れない。
何より美味いもん食べれないの悲しいっしょ。前回と前前回食ってたのは虫ですよ!虫!
まぁ、光合成あるから光さえあれば何も食わず生きていけるかもだけど、ここ遺跡ん中で光なんてないんだよなぁ…外出ないと死にスキルになってる。
だからちょっくら外に出たいんだけど、この遺跡広くてね。
それにな~んか出口ない気がするんだけども。だって俺転生して5日過ごしてるけど未だに外に出る出口や階段も見つかってない。
…これもしかしてさ、俺ダンジョン生物にでもなっててこの遺跡に囚われてるんじゃね?
ほらダンジョンのモンスターってそこから出られないってあるじゃん。そういう設定。
いや~どうしたもんかな。敵がいないから転生ポイント稼ぎできないんだよ。流石に襲ってこない仲間(不明)を攻撃するのは心が痛むし。
1日過ぎるだけで生存ポイントはもらえるけど2pなんだよなぁ。植物のときは5p、鳥のときは10p貰えてたのに。
このポイントって生存率で変わるのかな? 雛とか実際死んじゃったくらい危険度高そうだし。
危険手当て的なもん? それにしては割に合ってない気がするけども。だって死ぬわけですし。俺が!
そんな感じでぶつくさ言いながら(心の中ので)いつものように飛び回っているとカンカンと音が聞こえてきた。
なんぞ?
静かな遺跡の中で物音なんて珍しく、空飛ぶのをやめて自動浮遊のまま曲がり角から覗き見る。
するとそこには5体のスケルトンと戦う人間がいた。
おおおおお!! 転生3回目にして初人間!! 滾ってきたぜぇーー!!!
ちょっと興奮しながらよく見てみる。人間は冒険者みたいな人間が4人。
戦士のような男が3人前線で戦ってる。1人は剣、2人はハンマーを持ってて最後の1人が魔法使いのようで後方から何かを唱え杖から魔法を飛ばす。
火の弾っぽいものが当たり1体のスケルトンが砕け散った。
しかし、さっきから何度か戦士の剣で斬られ崩れたスケルトンの骨が集まり復活している。
そこでまた魔法使いが火の弾を飛ばしスケルトンをやっつける。どうやら火の弾でしかこのスケルトンは倒せないようだ。スケルトン強すぎじゃね??
あっいや、腕や足のないスケルトンもいる。
どうも戦士のでっかいハンマー持ってる奴が粉々にした部位は復活しないようだ。
ハンマー使いが手足を無くしたスケルトンの頭を叩き潰した。そしたら流石に復活しなかった。
ただ、頭潰しても頭なしで復活してるのもいるけど。
…なるほど、スケルトンは魔法(火の弾限定?)か手足と頭を粉々にされなければ復活するのか。
いやすっげー生存能力! ゴキブリも真っ青だわ!
暫く戦いを見ていたがスケルトンの数が残り2体になったのでその場を去る。
うん、これ絶対俺も襲われる。
どう見ても人間と魔物敵対関係ですわ。ありがとうございます??
この遺跡今日まで全然人見なかったの多分この面倒臭いスケルトンのせいだわ。
あれだよあれ、嫌われダンジョンってやつ。敵倒すの面倒臭い上に多分報酬もしょっぱいんだわここきっと。
とりあえずさっきの人間に襲われないようにどっかに隠れるか~。
「おいあそこにもいるぞ!」
「!?」
後ろから声が聞こえ嫌な予感に振り返ると俺を指差す冒険者。
ゲェ! なんで見付かるんだよ!!
慌てて逃げようとしたが世の中無情なもの。何かが飛んでくる音がしたと思ったら俺の意識は途切れた。
・
・
・
またあの不思議な空間で思った。
人間怖い。自分が人間になるんじゃなければなるべく人のいない所に行こうと。
なので俺は沢山ある候補の中から人のいなそうな辺境で更に厳しい山、そんで痛みを感じなさそうなゴーレムを選んだ。
見渡す限り草木もない剥き出しの山々、その中腹辺りに今いる。
空にはワイバーンっぽいのが飛んでるが静かな場所だ。この地に立っているのは俺しかいない。
■■現在のステータス■■
【名前】未登録 【転生ポイント】287p
【種族】人形g群i属
【能力値】Lv1 HP110/110 MP8/8
【祝福】ポイント転生
【スキル】光合成Lv3 消化液生成Lv2 加速Lv3 風斬Lv1 念力Lv3 結界Lv1 剛腕Lv1 気配察知Lv1
今の見た目は土ゴーレム。300pかかった。
MPが低いので魔法はあまり使えなそうだけどHP高いし物理特化っぽいしいいだろ。
それと結構ポイント減ってきたから稼がないといつまで経っても強いやつになれないからな。
俺は歩き出してすぐに気付いた。足おっそ!! こんなチンタラ歩いてたら日が暮れるわ!
ゲームでロボットもの使ったときのもどかしさだ。加速でスピード上げても遅い遅い。
そのくせすぐMP切れるしめっちゃストレス!! 3mくらいあるし重いから念力で浮かせるなんて不可能だし。光合成ですぐ回復するけど元が低すぎて話しにならん!
早くも後悔しながら俺は歩き出した。
ドシンドシンと歩くこと2時間くらい。気分は5時間は歩いてる気がするがそんな経ってないだろう。太陽の位置大して変わらないし。
ズゴゴゴ
っと突然近くにあった岩が動いてビビる。そこにいたのは岩ゴーレム。俺とクリソツだった。
そいつは立ち上がったと思ったら暫しじっとしてまた岩に擬態した。
…気配察知で近くに何か来たのに気付いて立ったけど味方だったから座ったんか。
敵だったらきっとボコボコにされたんだろうな。怖っ!
その後あちこち見て回ったが楽しい発見もクソもなく、ただ3体のお仲間にあっただけでその日は終わった。
次の日俺は心の中で呆然と膝を抱えた。
ゴーレム転生早まった。くっそつまらん。ゴーレムの足の遅さはもちろん寝ないことも辛いから! 眠くならないから意識飛ばすことはできるけど。生存ポイント1しかもらえんし全然ポイント稼げねーよ!!
流石に仲間ボコってポイントにするのは気がひけるしどうしたらいいんだ。
うじうじしつつ歩き回る。ほんと何も代わり映えのない景色に心が折れそうだ。ってか折れてる。
日が暮れ始めた頃山を歩いていると地面に影ができ「ん?」と空を見上げようとしたところ、何かにガシッと捕まれ空に浮かんでビビった。
「ちょちょちょ何だよおい! 放せって!!」
暴れるが離れず何に捕まれてるのかよく分からんが、左右を見回したとき大きなコウモリみたいな翼が見えワイバーンに捕まったと分かりビビった。
そのまま巣まで運ばれちっこい可愛いワイバーン達にガブガブされたが、申し訳ない。俺、食べれないんだ。
親は不思議そうに小首を傾げ、子ワイバーンは悲しそうにギャーギャー鳴いて、まさか食べられそうになってこんな申し訳ない気持ちになるなんて知らなかったな。
暫くして親ワイバーンは「あ、これ食べれないもんだ」と悟り新しいご飯を探しに行き、俺は子ワイバーンを慰めて過ごした。
なんかよく分からんが、こうして俺とワイバーンとの不思議な生活が始まった。
俺歩くの遅いのにこんな山頂付近に連れて来られて、また下山するの精神的にきつくてここに残ってる。
転生してからずっと孤独だったのもあるかも。誰かといるとホッとするってのもあるから。
ワイバーンの両親が代わりばんこに餌をとってきて子供達に与える。
死んでる獲物のときはいいけど、生きた狼とか捕まえて来て子供達がみんなでガブガブ食ってく姿を見たらドン引きしたけど。
俺も無機物じゃなかったらこうなってたんだと思うと冷や汗が止まらない。
ある日親ワイバーン達が出かけているとき、巣に近付く不審者を発見した。
大きなトカゲだ。岩みたいなゴツゴツした見た目で周囲に溶け込む保護色で3mくらいある。
憎らしいニタニタ笑いを浮かべ巣へと近付いてくる。俺は拳を握った。
そいつが巣まで来て顔を覗かせた瞬間、俺の剛腕がそいつの顔面に炸裂した。
そのまま何度もボコボコにする。
暫くして『キルポイント獲得145』と聞こえて殴るのを止めた。
そこには顔が変形したトカゲがいた。これどうしよう…
子ワイバーンの元へ死体を運ぶがやはり固くて食べれないようだ。
どうしよう、捨てようか?
命を無駄にすることに罪悪感はあるが俺はご飯食べないし、子供達も食べれないならしょうがない。
しかし一応試しに自慢の剛腕で皮を剥いでみて中の肉を剥き出しにしたものを与えてみると。
子ワイバーンは問題なく食べ始めた。可愛い(о´∀`о)
そうやって可愛い子ワイバーンの成長をワイバーン両親と共に見守り数ヶ月。
子供達が大人になって巣立って行ったときには感動して涙が止まらなかった。
それから巣は親ワイバーンが寝る為だけに使うようになった。
子供達もいなくなったし、俺もどっか行こうか。
そう思い「暫く世話になったな。達者でな!」そう声をかける俺を親ワイバーンは不思議そうに見ていた。
うん、ワイバーン…あんま頭良くないな。分かってたけど。
俺が山を下りていると影が見え空を見上げるとそこに元子ワイバーンがいた。
「ギャーギャー」
「どうしたんだ真珠?」
俺は3体いた子ワイバーンにそれぞれ名前をつけて呼んでいた。喋れないから一方的に心の中でだが。
一体だけ体が白い特殊個体のこいつは真珠。他は焦げ茶色でお尻辺りに向かって赤い体色をしてる。
そんで青い目がサファイア。赤い目がルビーって名付けた。
何度か巣に襲撃があったがこの真珠は色が目立つからか度々狙われていた。
その度に助けていたからか俺に一番懐いている。まぁ懐いてるって言うか、一番よく噛じられていた。
今も地上に下りてきたと思ったら俺を前脚で掴みガジガジ甘えている。甘えてるよね?
そうして暫く噛じったら去って行った。…うん、なんだろう。
俺はまた下山の為歩き出した。
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