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第3話 ファーストキス
しおりを挟む案内されたテントに入ると狭い空間にシングルベッドサイズのクッションが置かれていて、そこに女の子が座っていた。
少女はピンク色の長い髪で蒼い瞳、体は華奢で引き締まっているのに胸は結構大きい。歳は僕と同じくらいだろうか?透けた黒いネグリジェを着ている。
あの似顔絵の中から一番好みの女の子を選んだだけあって流石に可愛い。
今までボクが見たどの女性よりも整った美しい顔をしている。
少女は朗らかな笑顔で出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。 若いですね~。 私と同じくらいかなぁ?」
「えっと……17歳です」
「じゃぁ私より2個上ですね~」
「えっ? 15歳なんですか?」
「はい、そうですよぉー」
彼女はにっこり笑う。
驚いた。こんなに若い子もいるんだな。それに凄く可愛いし……。やっぱり性奴隷なんだよな……。
「こういうお店、よく来るんですかぁ?」
「いえ、初めてです。 あの……、経験なくて、どうすればいいかわからないので、宜しくお願いします」
「ふふっ、わかりました。 あっ、でも私も最近この仕事始めて、まだ経験は少ないので下手だったら言ってくださいね」
そう言いながら、クッションに座った彼女は自分の隣りを手でポンポンと叩く。
僕はそこに座った。
「それじゃ、時間勿体ないので始めますね」
彼女は僕の胡坐の上に対面する形で馬乗りする。両腕を僕の首に回し目を見詰めてくる。顔が近くて鼻と鼻がぶつかりそうだ。
触れているところがお互いの体温で温かい。
宝石の様な蒼い瞳はとても綺麗で、彼女からは凄くいい香りがした。
「君、かっこいいね。本当に女性経験無いの?」
「うん。初めて」
「そっか……、キスも……初めて?」
「そうだよ」
と言うか会話だって、今まで同じ年頃の女の子と話すことは殆どなかったし、当然こんなに密着したのも初めてだ。
「ねぇ……、私のNG聞いてるかな?」
「キス、素股、口淫……?」
「う、うん、ごめんね……NG多くて、うちママが優しいから、私甘えちゃって……」
そう言うと彼女が僕の耳に顔を近づけ囁く。
「本番……、禁止って言われたでしょ?」
「うん。……言われた」
「私と、やってみたい?」
「……もちろん」
「お店に秘密にできるなら、やらせてあげようか?」
えっ!?いいの!?
後で例の魔法剣士に半殺しにされたりしないだろうか?
けど、こんなチャンスは二度と無い。次の機会まで金を貯めるのだって4年かかる。
仮に半殺しにされても、ここで自分の加護を検証できるなら本番をしておくべきだ。
「やりたい!お願いします、やらせてください!!」
「ふふっ、……いいよ♡」
そう言うと彼女は僕の目を見詰めてから目を閉じ、キスをしてきた。
あれ?キスNGなんじゃ……。
「ちゅっ ちゅっ ちゅっ ちゅっ んはぁ ん ちゅっ」
キスをしては見詰め合い。またキスをする。
自然と僕達は舌を絡め、お互いの唇や舌、唾液を貪り合っていた。
「んっんんっ んんんんんっ んあっ」
キスを止めると、店の嬢マリアさんは僕に抱き着き耳元で。
「キス上手いね……ほんとに初めて?」
「うん」
「そっか……硬くなってる♡」
僕の胡座の上に跨がっているマリアさんは自分のを擦りつけてくる。
「んっ んっ きもちいい?」
「うん、気持ちいよ」
僕はマリアさんの裸が見たくなった。
「服、脱がせていい?」
「うん……いいよ、えへへへ」
服の中に手を入れると体は汗で濡れていた。
僕は黒いネグリジェを脱がす。
胸は豊満なのに括れたウエスト……。
胸を鷲掴みすると片手に納まりきらない。
僕はマリアさんを抱きかかえ優しく押し倒した。
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