花美女子高等学校 多楽器軽音部!

蜂鳥 タイト

文字の大きさ
上 下
14 / 17
1章

13話 1からの練習

しおりを挟む
「おはようー」みさきが教室に入ってくる「あっみさきちゃんおはよう!コホコホ!」可憐が手を上げるとまた咳き込む「かっちゃん大丈夫…?」みさきが首を傾げる「大丈夫!マスクしてるから安全安全!」可憐が胸を叩くとチャイムが鳴った「あっ!それじゃあまたね!また部活で!」みさきはそのまま走って戻って行った。

「よろしくお願いします!」4人は体育館の前で一礼をすると中に歩いていった「あっ可憐!風邪大丈夫?」彩美が走ってくる「おかげさまでもうすっかり元気です」可憐は笑っている「そう!なら良かった!私彩美よろしくね!」彩美が手を出してくる「彩美先輩よろしくお願いします!」可憐も手を握った「それじゃあ私は練習に戻るね!」彩美は笑いながらバスケ部の練習に戻って行った。

「という事で!今日はこんなものを持ってきました!」ステージに集まっていると加賀美が手提げカバンの中から小さな木箱を取り出す「なにこれ?」可憐は首を傾げる「まぁ開けてみて!」加賀美が木箱を渡すと可憐は首を傾げながら開ける。

「これは…メトロノーム?」可憐が首を傾げる「そう!かっちゃんがファイルを太鼓代わりに練習してるってことをはるちゃんに聞いたからメトロノームでリズム感を掴んで欲しくてね」可憐軽く頷く「その…私たちもファイル叩く用に割り箸持ってきました」春香がゆっくりと割り箸を出した「私達も叩くから私達に合わせてこう…タカタカタカ…って叩いてみて」みさきが笑いながらファイルを叩く「じゃあはじめるよー」加賀美の言葉に4人は円を書くように座るとファイルに筆箱を入れ割り箸を持った。

「じゃあまずは…連打からだね」みさきが話す「メトロノームに合わせてこう…パチパチパチ…と」みさきがメトロノームを鳴らしながらファイルを連打する「1回かっちゃんだけしてみて」みさきがメトロノームを鳴らす「うん…パチパチパチ…あれ…違う…」可憐は頭がこんがらがる「かっちゃん落ち着いて、ゆっくりと音を聞けば良いよ、私も手伝ってあげる」春香が隣で叩いてくれる「ありがとうはるちゃん…」可憐は春香と一緒に叩き出す「うん!いい感じ!」加賀美も頷いている「うん!良くなった!」みさきが笑っている「こんな練習方法があったんだね…」可憐が呟く「良ければメトロノームあげるよ!家で練習出来るでしょ?」みさきが可憐を見ている「良いの!?ありがとう!」可憐は笑顔になりながら頷いた「やっほー!4人ともーちょっと良いかな?」「彩美先輩!」4人は立ち上がった「ちょっと来てー」彩美は4人を呼んだ。

4人は校舎内を歩いている「ここは…食堂?」4人は顔合わせる「そう、私達の全国大会の祝いにケーキをくれたの貴方たちも良ければと思って」4人は驚いた顔をする「い…いや私達全国大会出てないんですけど…そもそも全く違う同好会ですけど…」可憐が両手を振る「大丈夫!ちゃんと貴方たちの分もとってあるから!」(どんだけ凄いんだこの先輩は…)4人は目を見開いた「ほら!入って入って!」4人はゆっくりと食堂に入っていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

榛名の園

ひかり企画
青春
荒れた14歳から17歳位までの、女子少年院経験記など、あたしの自伝小説を書いて見ました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

足を踏み出して

示彩 豊
青春
高校生活の終わりが見え始めた頃、円佳は進路を決められずにいた。友人の朱理は「卒業したい」と口にしながらも、自分を「人を傷つけるナイフ」と例え、操られることを望むような危うさを見せる。 一方で、カオルは地元での就職を決め、るんと舞は東京の大学を目指している。それぞれが未来に向かって進む中、円佳だけが立ち止まり、自分の進む道を見出せずにいた。 そんな中、文化祭の準備が始まる。るんは演劇に挑戦しようとしており、カオルも何かしらの役割を考えている。しかし、円佳はまだ決められずにいた。秋の陽射しが差し込む教室で、彼女は焦りと迷いを抱えながら、友人たちの言葉を受け止める。 それぞれの選択が、少しずつ未来を形作っていく。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

【完結】カワイイ子猫のつくり方

龍野ゆうき
青春
子猫を助けようとして樹から落下。それだけでも災難なのに、あれ?気が付いたら私…猫になってる!?そんな自分(猫)に手を差し伸べてくれたのは天敵のアイツだった。 無愛想毒舌眼鏡男と獣化主人公の間に生まれる恋?ちょっぴりファンタジーなラブコメ。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

処理中です...