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1章
10話 気にしても仕方ない
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「はーい!それじゃあ今日は前々から言ってたと思うけど楽しみな健康診断やでー」周りがざわめく「あっあれ…今日健康診断だっけ…」可憐が慌てる「どうしたの?かっちゃん」隣から春香が首を傾げる「今日健康診断忘れてて中にいっぱい服着てきちゃった…」可憐が顔を赤らめる「ま…まぁ…今の時期は寒いもんねー」加賀美が振り返る「じゃあ行くでー!」皆が先生について行った。
「はぁ…」部室で可憐が机にもたれかけている「かっちゃん…大丈夫?全然集中出来てないけど」みさきが心配そうに見ている「実は体重減ってないらしいのよね」加賀美が耳打ちする「あ~ね…かっちゃん」「はいー?」可憐が笑顔を保ちながら起き上がる「こ、こわ…。そ、そんなに落ち込まなくても人はそんなに簡単に変わらないからねこれから先だよ!」みさきが笑っている「うう…そうだよね…みっちゃん…ありがとう…」可憐が起き上がった。
「そ…そういえば私作曲してきたよ」春香が紙を広げる「ちょっと…弾いてみるね」「ーー♪ー♪」「うわぁ凄い…バイオリンってここまで心に響くんだね」加賀美が頷いている「こんな感じ…かな」春香がバイオリンを下ろした。
「ーー♪ー♪」コンコン「はっ!集合!」可憐が叫ぶとドアを開け先生が入ってくる「ずいぶん形になってきたじゃない!それでねある人から話があるってことで」「ある人ですか?」4人は首を傾げた「お久ー」と顔を見せた。
「部長さん!お久しぶりです」可憐が頭を下げる「そうそれでね貴方達に話があって」4人は頷いた。
「体育館のステージを使ってもいい?」加賀美が首を傾げる「そうそう!ステージ裏ならすぐに用意できるし大きな音出しても私達は大丈夫だからね」「本当ですか!?ありがとうございます!」4人は頭を下げる「けど…」春香が下を向く「あっあの3人はもう退部させたから安心してね」部長は両手を振る「じゃあ体育館で待ってるわね」部長が歩いていった。
「ほな体育館行くかー?」「はーい」4人は先生につられて体育館に歩いていった。
「はーい!」「ナイスシュート!」体育館から声が聞こえてくる「わぁー凄い」4人はバスケ部の前に来る「このバスケ部は去年全国大会に出場してるんだよ」先生が説明する「全国大会…へぇ…凄い」「あっ皆集合!」部長が気付き皆を集める「えっとねこの子達がこれからステージを使うからよろしくね」バスケ部の部長が説明してくれる「はーい!」「お互いくれぐれも仲良く喧嘩せずに接すること!」「はい!よろしくお願いします!」全員が頭を下げた。
「それじゃあ楽器持ってきますね」「私も手伝うよ~」バスケ部部長が歩いてくる「い…いえそこまで…」「とりあえず皆楽器運ぶから休憩!」「はーい!」可憐が言い終わる前に先輩が話した。
「まぁこれから一緒に部活するわけだし先輩にも手伝わせてよ」「あ…ありがとうございます」4人は頭を下げ一緒に部室に向かった。
「この太鼓を運べばいいのね!」先輩が下の太鼓を見る「あの!重いですよ!」可憐が慌てる「大丈夫大丈夫!私これでも全国出てるのよ~」と小太鼓を持ち上げる「くー!おっも!」先輩がすぐに下ろしてしまう「腕痛い痛い…」「大丈夫ですか!?先輩!」可憐が慌てて先輩の手を持つ「まさかあんなに重いと思わなかったわ…」先輩が両手を振る「では…私が太鼓持つので下の土台を3つ運んでくれませんか?」可憐が隣に置いてある土台3つ見る。
「よいしょっ」可憐が軽々と太鼓を持つ「君凄いねあんな重い太鼓を…」先輩が土台を3つ持っている「あはは…まぁ慣れてますから」そんなことを話しながら3つの太鼓をステージに運んだ。
「たぁー運び終えたぁー」可憐がステージに横たわる「運び入れるだけでも結構大変…」先輩も座っている「手伝ってくれたお礼に少しバイオリン弾きますね」春香がバイオリンを持ってくる「えっと…一応バイオリン用のマイク持ってきたので試しにスピーカーに繋げたいんですけど…」春香がスピーカーを探している「あっ!スピーカーならこっちの倉庫にあったよ!」別の座っていた先輩が倉庫を見る。
「はい!」先輩がスピーカーを繋いでくれる「あっ…ありがとうございます!では…」「ーー♪ー♪」バスケ部の女子達もみんな集まってくる「凄い…ちゃんとビブラートも…」「あーあー」加賀美がマイクの音量を入れる「ーー♪」加賀美がバイオリンの音に合わせて歌い出すと周りから歓声が沸いた「凄いなぁ…」可憐は顔を輝かせる「あれ?あなたがリーダーじゃないの?」先輩が見つめてくる。
「え、えっとリーダーなのですが…私実力も経験も全くなくて…」「そっかー、私はこんなすごい人達をまとめているあなたは凄いと思うわ、そんな事は気にしても仕方ないからね」先輩が笑っている「私も初めから上手いわけじゃなかったからね」と2人の演奏が終わる「さっ私達も休憩終わりよ!残りの時間ちゃんとするよ!」「はい!」先輩達のバスケ練習が始まる「ステージのカーテン閉めるね、バスケ部の邪魔になるかもだからね」加賀美がステージのカーテンを閉める「さて…私達も新曲の練習しましょ、今回は1回合わせて見ましょうか」みさきが4人の楽器を顔合わせるような円の配置にする「それじゃあ行くよ!3・2・1」可憐の合図で全員が演奏を始めた。
「はぁ…」部室で可憐が机にもたれかけている「かっちゃん…大丈夫?全然集中出来てないけど」みさきが心配そうに見ている「実は体重減ってないらしいのよね」加賀美が耳打ちする「あ~ね…かっちゃん」「はいー?」可憐が笑顔を保ちながら起き上がる「こ、こわ…。そ、そんなに落ち込まなくても人はそんなに簡単に変わらないからねこれから先だよ!」みさきが笑っている「うう…そうだよね…みっちゃん…ありがとう…」可憐が起き上がった。
「そ…そういえば私作曲してきたよ」春香が紙を広げる「ちょっと…弾いてみるね」「ーー♪ー♪」「うわぁ凄い…バイオリンってここまで心に響くんだね」加賀美が頷いている「こんな感じ…かな」春香がバイオリンを下ろした。
「ーー♪ー♪」コンコン「はっ!集合!」可憐が叫ぶとドアを開け先生が入ってくる「ずいぶん形になってきたじゃない!それでねある人から話があるってことで」「ある人ですか?」4人は首を傾げた「お久ー」と顔を見せた。
「部長さん!お久しぶりです」可憐が頭を下げる「そうそれでね貴方達に話があって」4人は頷いた。
「体育館のステージを使ってもいい?」加賀美が首を傾げる「そうそう!ステージ裏ならすぐに用意できるし大きな音出しても私達は大丈夫だからね」「本当ですか!?ありがとうございます!」4人は頭を下げる「けど…」春香が下を向く「あっあの3人はもう退部させたから安心してね」部長は両手を振る「じゃあ体育館で待ってるわね」部長が歩いていった。
「ほな体育館行くかー?」「はーい」4人は先生につられて体育館に歩いていった。
「はーい!」「ナイスシュート!」体育館から声が聞こえてくる「わぁー凄い」4人はバスケ部の前に来る「このバスケ部は去年全国大会に出場してるんだよ」先生が説明する「全国大会…へぇ…凄い」「あっ皆集合!」部長が気付き皆を集める「えっとねこの子達がこれからステージを使うからよろしくね」バスケ部の部長が説明してくれる「はーい!」「お互いくれぐれも仲良く喧嘩せずに接すること!」「はい!よろしくお願いします!」全員が頭を下げた。
「それじゃあ楽器持ってきますね」「私も手伝うよ~」バスケ部部長が歩いてくる「い…いえそこまで…」「とりあえず皆楽器運ぶから休憩!」「はーい!」可憐が言い終わる前に先輩が話した。
「まぁこれから一緒に部活するわけだし先輩にも手伝わせてよ」「あ…ありがとうございます」4人は頭を下げ一緒に部室に向かった。
「この太鼓を運べばいいのね!」先輩が下の太鼓を見る「あの!重いですよ!」可憐が慌てる「大丈夫大丈夫!私これでも全国出てるのよ~」と小太鼓を持ち上げる「くー!おっも!」先輩がすぐに下ろしてしまう「腕痛い痛い…」「大丈夫ですか!?先輩!」可憐が慌てて先輩の手を持つ「まさかあんなに重いと思わなかったわ…」先輩が両手を振る「では…私が太鼓持つので下の土台を3つ運んでくれませんか?」可憐が隣に置いてある土台3つ見る。
「よいしょっ」可憐が軽々と太鼓を持つ「君凄いねあんな重い太鼓を…」先輩が土台を3つ持っている「あはは…まぁ慣れてますから」そんなことを話しながら3つの太鼓をステージに運んだ。
「たぁー運び終えたぁー」可憐がステージに横たわる「運び入れるだけでも結構大変…」先輩も座っている「手伝ってくれたお礼に少しバイオリン弾きますね」春香がバイオリンを持ってくる「えっと…一応バイオリン用のマイク持ってきたので試しにスピーカーに繋げたいんですけど…」春香がスピーカーを探している「あっ!スピーカーならこっちの倉庫にあったよ!」別の座っていた先輩が倉庫を見る。
「はい!」先輩がスピーカーを繋いでくれる「あっ…ありがとうございます!では…」「ーー♪ー♪」バスケ部の女子達もみんな集まってくる「凄い…ちゃんとビブラートも…」「あーあー」加賀美がマイクの音量を入れる「ーー♪」加賀美がバイオリンの音に合わせて歌い出すと周りから歓声が沸いた「凄いなぁ…」可憐は顔を輝かせる「あれ?あなたがリーダーじゃないの?」先輩が見つめてくる。
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