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1章
1話 花美女子学園、入学式
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私はあの時から約6年がたち太鼓部があるという噂の花美(はなみ)女子高等学校、通称、花美女子学園に来た。
「うわぁ…綺麗だけど緊張するなぁ…」可憐は教室に入っていく「私の席は…あった」可憐は右後ろに座った。
ピーンポーンチャイムが鳴る「はいみんなおはよう!」ガラガラ…と先生が入ってくる「私が君達3年間お世話になる嶺岸真弓(みねぎしまゆみ)だよー、まぁ好きに呼んでくれていいよー」偉く元気な先生のようで…「それじゃあ8時から入学式があるので今から移動するのでついてきてくださーい」皆ははーいと歩き出した。
無事入学式が終わるとまた教室に戻ってくる「はぁ…疲れた」可憐は小さく呟く皆もまだ慣れていないようでキョロキョロしている人が多数見られる。
(ん?どこかで視線が)可憐は小さく首を横に振る「…!」隣の女子は気付いたのかまた視線を戻してしまった。
またチャイムが鳴りガラガラ…と先生が入ってくる「さぁー!まず入学式が終わったということでここにいる35人の皆さんはクラスの仲間です!てことで自己紹介をしましょう!」周りからどよめきが湧く「あはは!嫌なのは分かるけどなー、まぁ親睦を深めるためには1番でしょってことでんー右前から名前と趣味、そしてこの3年間でしたい事を言ってもらおうかなー」先生は前から順便に聞いていく「はぁ…緊張するなぁ」
じー…「……」私はちらっと隣を見ると女の子が両手を振り下ろす「頑張って」と言われてるみたいだ…。
じゃあ次は右後ろの君!先生が私を指さす「は、はい!」「えっと…花海可憐と言います。趣味は太鼓の映像を見ること」ここで周りからどよめきが湧く「そして3年間でしたいことは、この学校に太鼓部があると聞いて全国大会に出れたらいいかなと思ってます」可憐が座る「へー!可憐ちゃんって太鼓が趣味なんだね!でも…」先生が下を向く「実は太鼓部は10年前に廃部になったんだよね」「え!?」可憐は驚いた目をする「太鼓したいなら共学行ったらいいのに」と言う声が前で聞こえた。
(どうして…私が調べた時は…)はっ!そうあの記事は2100年…今は2110年…10年前の記事なのだ「こら!そんなね共学に言ったらいいのになんて言う人私は嫌いよ!」前で呟いてた子に先生が怒る「そもそも元々はこの学校にもあって無くなった行事が沢山ある、それを目当てに入って来る人もいる。そんな人に向かって共学に行ったら良かったのにとか二度と言わないでくださいいいわね?」先生が前の人を見る「は、はい…」頷く「ありがとねじゃあ次は可憐の横の子にしようか」
「は……はい…」さっきから私のことを見ていた子が席を立つ「わ、私は、咲楽春香(さくらはるか)です…えっと…趣味は…花海可憐さんと同じで太鼓が…好きです…」可憐は目を開く(まさか太鼓を好きな人が私以外にいるなんて…)「さ…3年間で…したいことは…なるべく人前で…話せるように…なりたいです…」愛見が席に着く「良かったなー可憐!同じ趣味の人いてね!そうだね春香は話すのがちょっと苦手っぽいもんねーいいじゃん可憐に沢山話しかけなー」そうして全員の自己紹介が終わった。
「あっ…あの…」休み中に隣から話しかけてくる「可憐さんでしたっけ…太鼓が好きなんですね…私も…その…大好きです」春香が下を向いている「まさか春香も10年前のパンフレットを読んで?」春香は照れながら頷く「はい…私の中学校には…昔のパンフレットが…ありまして…それで…廃部になった…って聞いて…びっくり…しました…」「なるほどーそれと私の事は可憐でいいよ!」「分かりました…かっちゃん…」春香は笑っている。
その日は入学式なので昼に終わった「はぁー終わったー」可憐が伸びをした「かっちゃんは…どこから来てるの…?」春香が可憐に聞く「うーん私は花見区の目見って所に、はるちゃんは?」「うふふっ…その呼び方…気に入りました…実は私も…花見区の目見に…」「え!?という事帰り道…」春香は笑顔になる「はい、同じです」「こんな偶然あるもんなんだねぇー」2人は笑いながら歩いていった。
「あっ…私は…ここなので…」春香が横の家を見る「えぇ…全然気付かなかった…目の前じゃん!と言うことはチラチラあの時私見てたのって…」春香は頷く「はい…よく出かけするのを…部屋から見えるので…本人かなと…」「そうだったんだ!これからよろしくね!はるちゃん!」「はい…!こちらこそ…3年間…よろしく…ね!」春香と可憐は手を握り2人は別れた。
「ただいまー!」可憐が大きな声で叫ぶ「おかえりー!どうしたの?やたら元気ね」「うふふーお母さん!今日ね!私と同じ太鼓の趣味の子を見つけたの!」お母さんが笑う「あら、そう良かったわね!恐らく前の子かな?」「なんで分かるの!?」可憐が驚く「うふふっ小さい頃よくちっちゃい太鼓で遊んでたわ2人、そうそうお母さん達ともねちゃんと2人同じ高校って話したわ」お母さんが笑っていた「なんだ~元から知ってたんですね」可憐もつられて笑う「それより太鼓部はどう?」「それが…」太鼓部は10年前に廃部したと伝えた「そう…もしかしたらまた復活出来るかもしれないわよ」「え!?」可憐がお母さんの言うことに驚く「太鼓は1人では出来なくても2人では何とか出来るわそれに、あの時に貰った小太鼓があるじゃない」そう可憐はあの時に…。
「そうそう可憐ちゃん!」穂海が笑っている「この小太鼓あげてもいいわよ」チーム全員が驚く「えええ!!?」可憐が驚いた声を出す「日和ちゃんあと予備小太鼓何個残ってる?」「はい、恐らく4個ほど…ですが大丈夫なんですか?」日和が心配そうに見る「ええ、私達の思い入れのある太鼓だけど…こんなに私達のことが好きでいてくれているんだし…ね!」可憐にウィンクをする「はい!」「仕方ないですね…」日和が笑っている「ねぇ可憐ちゃん」穂波が可憐の頭を撫でる「いつかこれを使って演奏してね」可憐は涙が出てきた「はい!分かりました!」
そこから大事に毛布に包み保管しているのだ。もちろんちゃんと音が出るかは調べ確認している「うーん…」「まぁ急がなくてもいいわ3年あるんだしゆっくり決めればね」「そうだね」可憐は笑いながらご飯を食べた。
「ただいまー」春香は笑顔で入っていく「あら、春香楽しそうね!可憐ちゃんと仲良くなれた?」「うん!楽しかったよー」春香は笑っている「そっかー大事にしなさいよーせっかくの再会した友達なんだから」「うん!ずっと大事にするよ!」(まだ会った時は緊張すると思うけど…うん…きっと大丈夫)春香はそう心に決めた。
「うわぁ…綺麗だけど緊張するなぁ…」可憐は教室に入っていく「私の席は…あった」可憐は右後ろに座った。
ピーンポーンチャイムが鳴る「はいみんなおはよう!」ガラガラ…と先生が入ってくる「私が君達3年間お世話になる嶺岸真弓(みねぎしまゆみ)だよー、まぁ好きに呼んでくれていいよー」偉く元気な先生のようで…「それじゃあ8時から入学式があるので今から移動するのでついてきてくださーい」皆ははーいと歩き出した。
無事入学式が終わるとまた教室に戻ってくる「はぁ…疲れた」可憐は小さく呟く皆もまだ慣れていないようでキョロキョロしている人が多数見られる。
(ん?どこかで視線が)可憐は小さく首を横に振る「…!」隣の女子は気付いたのかまた視線を戻してしまった。
またチャイムが鳴りガラガラ…と先生が入ってくる「さぁー!まず入学式が終わったということでここにいる35人の皆さんはクラスの仲間です!てことで自己紹介をしましょう!」周りからどよめきが湧く「あはは!嫌なのは分かるけどなー、まぁ親睦を深めるためには1番でしょってことでんー右前から名前と趣味、そしてこの3年間でしたい事を言ってもらおうかなー」先生は前から順便に聞いていく「はぁ…緊張するなぁ」
じー…「……」私はちらっと隣を見ると女の子が両手を振り下ろす「頑張って」と言われてるみたいだ…。
じゃあ次は右後ろの君!先生が私を指さす「は、はい!」「えっと…花海可憐と言います。趣味は太鼓の映像を見ること」ここで周りからどよめきが湧く「そして3年間でしたいことは、この学校に太鼓部があると聞いて全国大会に出れたらいいかなと思ってます」可憐が座る「へー!可憐ちゃんって太鼓が趣味なんだね!でも…」先生が下を向く「実は太鼓部は10年前に廃部になったんだよね」「え!?」可憐は驚いた目をする「太鼓したいなら共学行ったらいいのに」と言う声が前で聞こえた。
(どうして…私が調べた時は…)はっ!そうあの記事は2100年…今は2110年…10年前の記事なのだ「こら!そんなね共学に言ったらいいのになんて言う人私は嫌いよ!」前で呟いてた子に先生が怒る「そもそも元々はこの学校にもあって無くなった行事が沢山ある、それを目当てに入って来る人もいる。そんな人に向かって共学に行ったら良かったのにとか二度と言わないでくださいいいわね?」先生が前の人を見る「は、はい…」頷く「ありがとねじゃあ次は可憐の横の子にしようか」
「は……はい…」さっきから私のことを見ていた子が席を立つ「わ、私は、咲楽春香(さくらはるか)です…えっと…趣味は…花海可憐さんと同じで太鼓が…好きです…」可憐は目を開く(まさか太鼓を好きな人が私以外にいるなんて…)「さ…3年間で…したいことは…なるべく人前で…話せるように…なりたいです…」愛見が席に着く「良かったなー可憐!同じ趣味の人いてね!そうだね春香は話すのがちょっと苦手っぽいもんねーいいじゃん可憐に沢山話しかけなー」そうして全員の自己紹介が終わった。
「あっ…あの…」休み中に隣から話しかけてくる「可憐さんでしたっけ…太鼓が好きなんですね…私も…その…大好きです」春香が下を向いている「まさか春香も10年前のパンフレットを読んで?」春香は照れながら頷く「はい…私の中学校には…昔のパンフレットが…ありまして…それで…廃部になった…って聞いて…びっくり…しました…」「なるほどーそれと私の事は可憐でいいよ!」「分かりました…かっちゃん…」春香は笑っている。
その日は入学式なので昼に終わった「はぁー終わったー」可憐が伸びをした「かっちゃんは…どこから来てるの…?」春香が可憐に聞く「うーん私は花見区の目見って所に、はるちゃんは?」「うふふっ…その呼び方…気に入りました…実は私も…花見区の目見に…」「え!?という事帰り道…」春香は笑顔になる「はい、同じです」「こんな偶然あるもんなんだねぇー」2人は笑いながら歩いていった。
「あっ…私は…ここなので…」春香が横の家を見る「えぇ…全然気付かなかった…目の前じゃん!と言うことはチラチラあの時私見てたのって…」春香は頷く「はい…よく出かけするのを…部屋から見えるので…本人かなと…」「そうだったんだ!これからよろしくね!はるちゃん!」「はい…!こちらこそ…3年間…よろしく…ね!」春香と可憐は手を握り2人は別れた。
「ただいまー!」可憐が大きな声で叫ぶ「おかえりー!どうしたの?やたら元気ね」「うふふーお母さん!今日ね!私と同じ太鼓の趣味の子を見つけたの!」お母さんが笑う「あら、そう良かったわね!恐らく前の子かな?」「なんで分かるの!?」可憐が驚く「うふふっ小さい頃よくちっちゃい太鼓で遊んでたわ2人、そうそうお母さん達ともねちゃんと2人同じ高校って話したわ」お母さんが笑っていた「なんだ~元から知ってたんですね」可憐もつられて笑う「それより太鼓部はどう?」「それが…」太鼓部は10年前に廃部したと伝えた「そう…もしかしたらまた復活出来るかもしれないわよ」「え!?」可憐がお母さんの言うことに驚く「太鼓は1人では出来なくても2人では何とか出来るわそれに、あの時に貰った小太鼓があるじゃない」そう可憐はあの時に…。
「そうそう可憐ちゃん!」穂海が笑っている「この小太鼓あげてもいいわよ」チーム全員が驚く「えええ!!?」可憐が驚いた声を出す「日和ちゃんあと予備小太鼓何個残ってる?」「はい、恐らく4個ほど…ですが大丈夫なんですか?」日和が心配そうに見る「ええ、私達の思い入れのある太鼓だけど…こんなに私達のことが好きでいてくれているんだし…ね!」可憐にウィンクをする「はい!」「仕方ないですね…」日和が笑っている「ねぇ可憐ちゃん」穂波が可憐の頭を撫でる「いつかこれを使って演奏してね」可憐は涙が出てきた「はい!分かりました!」
そこから大事に毛布に包み保管しているのだ。もちろんちゃんと音が出るかは調べ確認している「うーん…」「まぁ急がなくてもいいわ3年あるんだしゆっくり決めればね」「そうだね」可憐は笑いながらご飯を食べた。
「ただいまー」春香は笑顔で入っていく「あら、春香楽しそうね!可憐ちゃんと仲良くなれた?」「うん!楽しかったよー」春香は笑っている「そっかー大事にしなさいよーせっかくの再会した友達なんだから」「うん!ずっと大事にするよ!」(まだ会った時は緊張すると思うけど…うん…きっと大丈夫)春香はそう心に決めた。
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