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第一章 別世界
44話 早紀の特訓 (ミカエル編)
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「ねぇねぇ早紀!今日の特訓どうだった?」マリが温泉に使っている早紀の隣に歩いてくる「ウリエルが剣を教えてくれたよ」早紀が笑いながらマリの顔を見る「こっちも同じだねマリ師匠」ミリが歩いてくる「師匠と言ってもミリの方が強いんだから」マリがため息をついている「あはは…」「なんの話しをしていまして?」ネイトが歩いてくる「ネイトさん!いたんですね」「まぁ今来たところですわ」「そちらの特訓は順調で?」早紀がネイトに聞く「私たちは皆バラバラで特訓していますわ」ネイトが湯に浸かる「私は斧を、ユグちゃんは植物魔法、シルフが風魔法、アテナがシールドそしてウンディーネとフレイヤは攻撃出来ないから見張りですわ」「どこまで進んだの?」マリが詰め寄る「ちょっと!近いですわ!私は地面を切り裂くほどまで強くなりましたわ!ユグちゃんは植物を操り岩を拘束したり突き刺したりしていましたわね…シルフはアテナのシールドを破壊する特訓をしていましたわ」「なるほど…ネイトって馬鹿力なのですね」ミリが呟く「誰が馬鹿力ですって!?」ネイトが驚いた顔をする「一理あるのぅ」と早紀の隣に気付いたらミカエルがいた「お主肩良いかの?」ミカエルが頭を近付ける「どうぞ」ミカエルが早紀の肩に頭を乗せる「明日はワシとの特訓じゃ、なにウリエルより厳しくはせん…」ミカエルが呟く。
(ミカエルさんって案外…甘えん坊?)
「そういえばお主に特訓する人あと2人増えそうじゃな」「2人もですか?」ミカエルが頷く「一体誰ですの?」「気になる」アテナとマリがミカエルの顔を見る「1人は大天使カマエルじゃ、圧倒的な力の持ち主でな…ワシの銃を素手で止めるような天使じゃ。内面は優しいから安心せい」「あら?大天使は4人じゃありませんの?」ネイトが目を見開く「聞いたことあります。実は大天使は7人でウリエル、ミカエル、ガブリエル、ラファエルの他にカマエル、アズラエル、ラミエルがいると…」ミリがミカエルの顔を見る「なんじゃ知っておったか、その中でも特に熾天使に近いのがワシ達四大天使なのじゃ」ミカエルが説明する。
「他の2人はどこに行ったの?」早紀がミカエルを見る「ラミエルはすぐに呼べるじゃろうが…アズラエルは分からんのぅ。それで特訓の最後の一人はお主らも知っておると思うがサンダルフォンじゃ」ミカエルが頷く「この旅館のフロントにいた天使?」「一応大天使じゃが他の場所に別の熾天使拠点があってのそこの天使の1人じゃ」ミカエルが話す。
「ラミエルさんは?」早紀は不意に首を曲げる「ラミエルは今人界に様子を見てくると100年前に降りたきり戻ってきとらんの…まぁ呼んだらすぐ来てくれるじゃろ…優しいからなお主達も何回か会ったことあるはずじゃが…」「え?大天使ラミエルさんに?」早紀が首を曲げる「天使は見た事ないです…」マリも首を曲げた。
「そうか…まぁいつかわかる日が来るじゃろ……それにしても早紀の肩暖かいのぅ…」ミカエルが呟いた「まるで子供ですね」「うんうんマリ師匠の言う通りですね」マリとミリが頷いた「誰が子供じゃ!」ミカエルは照れながら叫んだ。
次の日
「さてお主!ワシとの特訓を開始するぞい!」ミカエルが岩場に立つ「お主には剣ではなく自前の銃で戦ってもらう」ミカエルが2丁の銃を持つ「銃と弓はお主も知っての通り遠距離武器じゃ」とミカエルは奥の岩を撃つ「こんな風にの銃は小さくとも破壊力は高いのじゃ、全ては魔力で操作するぞい、まぁ…実際試して貰った方が早いかものぅ…」ミカエルが悩む。
「では実際に試し打ちしてもらったらどうです?ミカエルさん」ラファエルが呟く「そうだ!私も賛成だ」ガブリエルが笑う「早紀はまだ銃での戦闘は危ない…試し打ちくらいはな」ウリエルも頷いている。
「じゃあお主銃を出してみぃ」早紀はいつも使っている狙撃銃を出す「その銃であの岩を打ち砕いてみぃ」ミカエルが奥の巨大な岩を見る「でもこの銃は対人戦用でそこまで威力は…」早紀が銃を見る「なぁ早紀忘れたのか?あの時その銃でとんでもない威力出しただろ?」ガブリエルが笑っている。
(そういえばあの時無我夢中で…でも)
「あの時はミカエルさんの力があって…」早紀が下を向く「という事はお主の力が強くなれば巨大岩ごと破壊可能という事じゃな」ミカエルが早紀の顔を見る「分かりましたやってみます…」早紀が頭を下げる。
(距離約2キロメートル…この狙撃銃だと撃ち抜けない事は無い…)
「すぅ…」早紀はそのまま引き金を引く轟音と共に飛び出した光が岩に当たる「命中はしましたが…」ラファエルが下を向く「まだまだだな…」ウリエルが呟く「本当にワシの力頼りだったのじゃなお主…」ミカエルがため息をつく「私…何回か撃つ練習してきます!」早紀はそのまま走っていった。
(うーん…)
早紀は何回も引き金を引く「ダメじゃのぉ…」ミカエルが小さな岩に座っている「ミカエルさん…そろそろ呼んでも良いんじゃありません?」ラファエルが呟く「まぁ早紀が自分で練習すると言い出したんだ…私達が邪魔する必要は無いと思うが」ウリエルが呟く。
ドン!ドン!と大きな銃声が響き渡る「にしても大きな音じゃの…」ミカエルが空を見る「何してるの?ミカエルさん」上から誰かが現れる「あらカマエルさん!お久しぶりですどうしてここに?」ラファエルが呟く「えへへ!早紀ちゃんがどんな子か気になっちゃって!」カマエルが自分の頭を撫でている「早紀は今あそこで練習中だ」「へぇーあの銃は?」カマエルが首を傾げる「ワシが聞いた限りでは狙撃銃って言ってたかのぅ…確か3キロ先まで見えるらしいぞ」「ほぇ…凄い武器ですね」カマエルが驚いた顔をする。
「お主も突きだけで3キロ先の敵燃やし尽くしたじゃろうがカマエル」「バレました?えへへ!火力だけは得意なんです!」カマエルが笑っている「ちょっとワシが行ってくるかの…」ミカエルが走っていった。
(うーん…なんでこんなに威力が出ないんだろ…)
早紀は撃ち続ける「けど狙撃銃なのにいつの間にか連射出来るようになってる…」そう…弾を込める必要が無いためほぼピストルのようなリロードで済んでいるのだ「!?」目の前が光る。
(何か…くる!)
早紀がスコープを覗くと岩が破壊され何かが飛んでくる「あれは…レーザー!」早紀は慌てて立ち上がり銃を構える。
(今の私では…いや…そんなことを考えてはダメ!)
早紀は銃に力を込める
(私に出来ること…銃と一体化する…そしてあのレーザーを丸ごと弾き返す!)
早紀の周りから白いオーラが現れる「来たか…早紀」ウリエルが目を開ける「うわぁ!何あれ!」「あれは…魔力ですね…魔力が銃に集まっていきます!」カマエルとラファエルが叫ぶ。
「今!」早紀が引き金を引いた。魔力の集まる音が聞こえそのままレーザーのように放たれる「あのレーザー早いです!」カマエルが目を見開く「遠距離用の銃だもんな…速度も相当なものになるだろうな」ガブリエルがレーザーを見る。
(交わる!)
とレーザー2つがぶつかり合う「ミカエルの能力は【空間破壊】つまりあのレーザーは空間ごと薙ぎ払う…そのレーザーを止めて居るということは…」ウリエルが呟く「まさか早紀もか?」ガブリエルがウリエルの顔を見る「うーん…」ラファエルが首を傾げる「どうしたの?ラファエルさん」カマエルがラファエルの顔を見る「早紀さんのインペッシブルスキルは…【想像の具現化】だと思います…」「なんだ?それは」ウリエルがラファエルを見る「まぁ見ててください」2人がレーザーを見る。
「なっ…ワシのレーザーが止められとるじゃと…」ミカエルが驚いた顔をする「行けるよ!このまま押し切っちゃえ!」早紀はさらに力を入れるとレーザーが巨大になる「まずいのぉ!」ミカエルがその場から走り出すと早紀のレーザーがミカエルのレーザーを飲み込みそのまま奥へ飛んで行った。
「お主!ワシのレーザーを飲み込むとはどうなっとるんじゃ!」ミカエルが早紀に詰め寄る「いやぁ…私も何が起こったのかわからなくて」早紀が頭を抱える「ふーん…あなたが早紀さんね」後ろから女の子が歩いてくる「あの?あなたは?」早紀が首を傾げる「私七大天使の1人カマエル…あなたの強さ見させてもらったよ」カマエルが頭を下げる「私もいつか訓練に参加させてくださいね!早紀さん!」「え?」とカマエルが消えてしまった。
「まぁカマエルは優しいからのぅ…あぁ見えてものすごく強いんじゃぞ」ミカエルが呟いている「ちょっと待っててくれ!」ガブリエルが走ってどこか行った「なんじゃガブリエルあんなに慌てて」ミカエルが首を曲げる「……」ウリエルは黙ってガブリエルが走っていった方向を見る。
「待たせたの!もう大丈夫だ!」ガブリエルが手を挙げて戻ってくる「はい!それでは今日の訓練は今日で終わります!皆さんお疲れ様でした!」「お疲れ様でした!」と皆が頭を下げた。
「はぁ…まさかワシのレーザーが丸ごと飲み込まれるとはのぅ…」ミカエルが風呂に浸かりながら呟く「ミカエルさんお疲れ様です」「おう!ラファエルか…いやぁ…参ったのぅ…」ミカエルが呟く「他にも色んな銃を所持していますからね…」ラファエルが呟く「あんなもの多数持っとるとは…あやつ前世と混ぜようとしとるな…」「まぁ…良いじゃないですか?早紀さんは自分から攻めたりはしてませんから…あの時もミリさんを助けようとルシファーに対抗したのですし」ラファエルが呟く「じゃから何故か許せるんじゃ…」「これはもうスキルではなく…性格ですね…早紀のインペッシブルスキルは他にあります」ラファエルが呟く。
「ラファエルあやつのインペッシブルスキル分かったのか?」「はい…おそらく【スキル創作】だと思います」「ほう…それは強いスキルなのか?」ミカエルが横に座っているラファエルの方を見る「【想像の具現化】はその名の通り…心で思ったことを具現化出来る…ウリエルさんの時も急に【タイムブレイカー】と言うユニークスキルを獲得しました。これは恐らく早紀さんが時間を進めたらいいと思ったからでは無いかと私は予想しています」ラファエルが話す「なるほどのぅ…じゃとするとまた…」「新しいユニークスキルを生み出す可能性があると思います」ラファエルが頷く「今となってはのぅ…あの国は最早大きな要塞じゃ…そう簡単に滅びはせんじゃろうしな…」「その事であの国に暮らしたいという天使4人いるのです」「だいたい予想は付くのぅ…ん?4人じゃと?」「はい!…カマエルさんとサンダルフォンさんそしてメタトロンさんとアズラエルさんです」「アズラエル!?連絡ついたのか!?」ミカエルが叫ぶ「はい!どうやら魔界城の調査に出ていたらしく頻繁にガブリエルと連絡を取りあっていたそうです」「なるほどじゃからガブリエル忙しかったんじゃな…」ミカエルが呟く。
「それで…アズラエルさんからの報告だと…堕天使サタンが…最強兵器【アルベスタ】を起動させたそうです…」「なんじゃと!?アルベスタは古代から封印されていた兵器じゃ…あれは人間界など木っ端微塵になるまで動き続けると聞くが…」「近く…天界に攻め込んでくると…」「あやつら達に報告じゃ!」ミカエルとラファエルは急いで風呂を出た。
(ミカエルさんって案外…甘えん坊?)
「そういえばお主に特訓する人あと2人増えそうじゃな」「2人もですか?」ミカエルが頷く「一体誰ですの?」「気になる」アテナとマリがミカエルの顔を見る「1人は大天使カマエルじゃ、圧倒的な力の持ち主でな…ワシの銃を素手で止めるような天使じゃ。内面は優しいから安心せい」「あら?大天使は4人じゃありませんの?」ネイトが目を見開く「聞いたことあります。実は大天使は7人でウリエル、ミカエル、ガブリエル、ラファエルの他にカマエル、アズラエル、ラミエルがいると…」ミリがミカエルの顔を見る「なんじゃ知っておったか、その中でも特に熾天使に近いのがワシ達四大天使なのじゃ」ミカエルが説明する。
「他の2人はどこに行ったの?」早紀がミカエルを見る「ラミエルはすぐに呼べるじゃろうが…アズラエルは分からんのぅ。それで特訓の最後の一人はお主らも知っておると思うがサンダルフォンじゃ」ミカエルが頷く「この旅館のフロントにいた天使?」「一応大天使じゃが他の場所に別の熾天使拠点があってのそこの天使の1人じゃ」ミカエルが話す。
「ラミエルさんは?」早紀は不意に首を曲げる「ラミエルは今人界に様子を見てくると100年前に降りたきり戻ってきとらんの…まぁ呼んだらすぐ来てくれるじゃろ…優しいからなお主達も何回か会ったことあるはずじゃが…」「え?大天使ラミエルさんに?」早紀が首を曲げる「天使は見た事ないです…」マリも首を曲げた。
「そうか…まぁいつかわかる日が来るじゃろ……それにしても早紀の肩暖かいのぅ…」ミカエルが呟いた「まるで子供ですね」「うんうんマリ師匠の言う通りですね」マリとミリが頷いた「誰が子供じゃ!」ミカエルは照れながら叫んだ。
次の日
「さてお主!ワシとの特訓を開始するぞい!」ミカエルが岩場に立つ「お主には剣ではなく自前の銃で戦ってもらう」ミカエルが2丁の銃を持つ「銃と弓はお主も知っての通り遠距離武器じゃ」とミカエルは奥の岩を撃つ「こんな風にの銃は小さくとも破壊力は高いのじゃ、全ては魔力で操作するぞい、まぁ…実際試して貰った方が早いかものぅ…」ミカエルが悩む。
「では実際に試し打ちしてもらったらどうです?ミカエルさん」ラファエルが呟く「そうだ!私も賛成だ」ガブリエルが笑う「早紀はまだ銃での戦闘は危ない…試し打ちくらいはな」ウリエルも頷いている。
「じゃあお主銃を出してみぃ」早紀はいつも使っている狙撃銃を出す「その銃であの岩を打ち砕いてみぃ」ミカエルが奥の巨大な岩を見る「でもこの銃は対人戦用でそこまで威力は…」早紀が銃を見る「なぁ早紀忘れたのか?あの時その銃でとんでもない威力出しただろ?」ガブリエルが笑っている。
(そういえばあの時無我夢中で…でも)
「あの時はミカエルさんの力があって…」早紀が下を向く「という事はお主の力が強くなれば巨大岩ごと破壊可能という事じゃな」ミカエルが早紀の顔を見る「分かりましたやってみます…」早紀が頭を下げる。
(距離約2キロメートル…この狙撃銃だと撃ち抜けない事は無い…)
「すぅ…」早紀はそのまま引き金を引く轟音と共に飛び出した光が岩に当たる「命中はしましたが…」ラファエルが下を向く「まだまだだな…」ウリエルが呟く「本当にワシの力頼りだったのじゃなお主…」ミカエルがため息をつく「私…何回か撃つ練習してきます!」早紀はそのまま走っていった。
(うーん…)
早紀は何回も引き金を引く「ダメじゃのぉ…」ミカエルが小さな岩に座っている「ミカエルさん…そろそろ呼んでも良いんじゃありません?」ラファエルが呟く「まぁ早紀が自分で練習すると言い出したんだ…私達が邪魔する必要は無いと思うが」ウリエルが呟く。
ドン!ドン!と大きな銃声が響き渡る「にしても大きな音じゃの…」ミカエルが空を見る「何してるの?ミカエルさん」上から誰かが現れる「あらカマエルさん!お久しぶりですどうしてここに?」ラファエルが呟く「えへへ!早紀ちゃんがどんな子か気になっちゃって!」カマエルが自分の頭を撫でている「早紀は今あそこで練習中だ」「へぇーあの銃は?」カマエルが首を傾げる「ワシが聞いた限りでは狙撃銃って言ってたかのぅ…確か3キロ先まで見えるらしいぞ」「ほぇ…凄い武器ですね」カマエルが驚いた顔をする。
「お主も突きだけで3キロ先の敵燃やし尽くしたじゃろうがカマエル」「バレました?えへへ!火力だけは得意なんです!」カマエルが笑っている「ちょっとワシが行ってくるかの…」ミカエルが走っていった。
(うーん…なんでこんなに威力が出ないんだろ…)
早紀は撃ち続ける「けど狙撃銃なのにいつの間にか連射出来るようになってる…」そう…弾を込める必要が無いためほぼピストルのようなリロードで済んでいるのだ「!?」目の前が光る。
(何か…くる!)
早紀がスコープを覗くと岩が破壊され何かが飛んでくる「あれは…レーザー!」早紀は慌てて立ち上がり銃を構える。
(今の私では…いや…そんなことを考えてはダメ!)
早紀は銃に力を込める
(私に出来ること…銃と一体化する…そしてあのレーザーを丸ごと弾き返す!)
早紀の周りから白いオーラが現れる「来たか…早紀」ウリエルが目を開ける「うわぁ!何あれ!」「あれは…魔力ですね…魔力が銃に集まっていきます!」カマエルとラファエルが叫ぶ。
「今!」早紀が引き金を引いた。魔力の集まる音が聞こえそのままレーザーのように放たれる「あのレーザー早いです!」カマエルが目を見開く「遠距離用の銃だもんな…速度も相当なものになるだろうな」ガブリエルがレーザーを見る。
(交わる!)
とレーザー2つがぶつかり合う「ミカエルの能力は【空間破壊】つまりあのレーザーは空間ごと薙ぎ払う…そのレーザーを止めて居るということは…」ウリエルが呟く「まさか早紀もか?」ガブリエルがウリエルの顔を見る「うーん…」ラファエルが首を傾げる「どうしたの?ラファエルさん」カマエルがラファエルの顔を見る「早紀さんのインペッシブルスキルは…【想像の具現化】だと思います…」「なんだ?それは」ウリエルがラファエルを見る「まぁ見ててください」2人がレーザーを見る。
「なっ…ワシのレーザーが止められとるじゃと…」ミカエルが驚いた顔をする「行けるよ!このまま押し切っちゃえ!」早紀はさらに力を入れるとレーザーが巨大になる「まずいのぉ!」ミカエルがその場から走り出すと早紀のレーザーがミカエルのレーザーを飲み込みそのまま奥へ飛んで行った。
「お主!ワシのレーザーを飲み込むとはどうなっとるんじゃ!」ミカエルが早紀に詰め寄る「いやぁ…私も何が起こったのかわからなくて」早紀が頭を抱える「ふーん…あなたが早紀さんね」後ろから女の子が歩いてくる「あの?あなたは?」早紀が首を傾げる「私七大天使の1人カマエル…あなたの強さ見させてもらったよ」カマエルが頭を下げる「私もいつか訓練に参加させてくださいね!早紀さん!」「え?」とカマエルが消えてしまった。
「まぁカマエルは優しいからのぅ…あぁ見えてものすごく強いんじゃぞ」ミカエルが呟いている「ちょっと待っててくれ!」ガブリエルが走ってどこか行った「なんじゃガブリエルあんなに慌てて」ミカエルが首を曲げる「……」ウリエルは黙ってガブリエルが走っていった方向を見る。
「待たせたの!もう大丈夫だ!」ガブリエルが手を挙げて戻ってくる「はい!それでは今日の訓練は今日で終わります!皆さんお疲れ様でした!」「お疲れ様でした!」と皆が頭を下げた。
「はぁ…まさかワシのレーザーが丸ごと飲み込まれるとはのぅ…」ミカエルが風呂に浸かりながら呟く「ミカエルさんお疲れ様です」「おう!ラファエルか…いやぁ…参ったのぅ…」ミカエルが呟く「他にも色んな銃を所持していますからね…」ラファエルが呟く「あんなもの多数持っとるとは…あやつ前世と混ぜようとしとるな…」「まぁ…良いじゃないですか?早紀さんは自分から攻めたりはしてませんから…あの時もミリさんを助けようとルシファーに対抗したのですし」ラファエルが呟く「じゃから何故か許せるんじゃ…」「これはもうスキルではなく…性格ですね…早紀のインペッシブルスキルは他にあります」ラファエルが呟く。
「ラファエルあやつのインペッシブルスキル分かったのか?」「はい…おそらく【スキル創作】だと思います」「ほう…それは強いスキルなのか?」ミカエルが横に座っているラファエルの方を見る「【想像の具現化】はその名の通り…心で思ったことを具現化出来る…ウリエルさんの時も急に【タイムブレイカー】と言うユニークスキルを獲得しました。これは恐らく早紀さんが時間を進めたらいいと思ったからでは無いかと私は予想しています」ラファエルが話す「なるほどのぅ…じゃとするとまた…」「新しいユニークスキルを生み出す可能性があると思います」ラファエルが頷く「今となってはのぅ…あの国は最早大きな要塞じゃ…そう簡単に滅びはせんじゃろうしな…」「その事であの国に暮らしたいという天使4人いるのです」「だいたい予想は付くのぅ…ん?4人じゃと?」「はい!…カマエルさんとサンダルフォンさんそしてメタトロンさんとアズラエルさんです」「アズラエル!?連絡ついたのか!?」ミカエルが叫ぶ「はい!どうやら魔界城の調査に出ていたらしく頻繁にガブリエルと連絡を取りあっていたそうです」「なるほどじゃからガブリエル忙しかったんじゃな…」ミカエルが呟く。
「それで…アズラエルさんからの報告だと…堕天使サタンが…最強兵器【アルベスタ】を起動させたそうです…」「なんじゃと!?アルベスタは古代から封印されていた兵器じゃ…あれは人間界など木っ端微塵になるまで動き続けると聞くが…」「近く…天界に攻め込んでくると…」「あやつら達に報告じゃ!」ミカエルとラファエルは急いで風呂を出た。
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