Zランクの転生者でも仲間が強ければ最強ギルド作れますよね?

蜂鳥 タイト

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第一章 別世界

40話 皆との合宿 (2)

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「ところで訓練と言うのはどんなことをするんですの?」「えっとまず女神達シルフとウンディーネの妖精達そしてマリとミリ最後に私と天使達の4組で特訓しましょうか」早紀が笑う「その前に1ついい?」ガブリエルが歩いてくる「早紀のインペッシブルスキルについて皆さんにお話があります」「インペッシブルスキル!?」周りが驚いた顔をする「インペッシブルスキル?」早紀が手を右に動かす。

「あれ?ユニークスキルが1つになってる…」「四大天使は契約により無くなったんじゃな」ミカエルが頷く「それでインペッシブルスキルとは何なのですの?」ネイトが首を傾げる「ワシが説明する。インペッシブルスキルはユニークスキルと似たものじゃが本人の意識が無いところで発動していての…それでガブリエルそれがなんだと言うのじゃ?」「早紀のインペッシブルスキルはおそらく【カリスマ】」皆は驚いた目をする「なぁガブリエル【カリスマ】スキルはただ仲間が集まりやすいだけの弱小スキルと聞いたことがあったが違うかの?」ミカエルが首を傾げる「あぁ…確かに本来の【カリスマ】スキルは仲間を集めやすい…」ウリエルが目を開く「えぇ…早紀の場合引きつける仲間が全てSランク以上…さらに天使と女神まで引きつける人なんて…そんな【カリスマ】スキル持ちの人はこの世に存在しないのが普通です」ガブリエルが頷きながら説明する。

「ではなぜ早紀はこんなに仲間が集まるのです?」ウンディーネがガブリエルに聞く「それがカリスマの上位互換…新スキルが生まれたという事になります。カリスマは仲間を集めやすい裏面独占欲が強く基本的にもってる者は周りから妬まれる特性がありますが…」ガブリエルが早紀の方を見る。

「確かに早紀は独占って感じではないの、どちらかといえばみんなと仲良くしたいと思っているんじゃ無いのか?」早紀がミカエルの言葉に頷く「独占なんて絶対しませんよ!」「まぁ早紀のインペッシブルスキルに関しては謎が多いままですわ。そもそも【カリスマ】スキルかどうかも分からないじゃありません?」ネイトが首を傾げる「そうですね…ですが…私達は好んで早紀の仲間になったのです。インペッシブルスキルのおかげとは考えていません」ラファエルが笑顔で言う「ありがとうございます!」早紀が笑いながら頭を下げる。

「そうじゃな!言ってしまえば、早紀全体がインペッシブルスキルのようなものじゃからな」「それは言い方酷くありません!?」早紀がミカエルを見る「なぁにそのくらいの優しくて信頼出来る人ってことじゃ」ミカエルが笑う。

「それでは私達は別々で訓練させてもらいますわ」女神達は別の所に走っていった。

「さてワシ達はお主の強化じゃ」「私の?」早紀が首を傾げる「あの後早紀失神してしまったのですよ」ラファエルが笑う「それじゃ!行くぞ!」ミカエルが消える。

(どうじゃ?感じるか?)
(はい…ミカエルさんを感じます)
(敬語なんてよい、ワシはお主の使い天使じゃ)

「いいか早紀、天使の力を100%使うには体を少しづつ慣れさせていく必要がある」ウリエルが手を組む「しばらくミカエルを宿したまま生活してもらうぞ」

(なっ!何故私なのじゃ!)
(ミカエルがリーダーだからな当然のことだ)
(リーダー扱いが悪いぞ!ウリエル!)
(あのぉ…私の心の中で言い争わないで欲しいです)

「早紀もう訓練は良いの?ってその姿は…」マリが早紀の姿を見る「えぇーしばらくミカエルを宿したまま生活しろと…ウリエルさんが」

(ウリエルは天使扱い荒いのじゃ!)

「いつもはどうやって分離してるの?」「離れる時は多分自動的に離れるのだと思うけど…」早紀が首を曲げる。

(ワシが説明する!天使を体に宿すということは、それに対する反発する力が作用するのじゃ、それは力を使えば使うほど大きくなるのじゃよ。じゃから通常状態で慣れさせてから本格的な戦闘訓練に入るという訳じゃ)

「なるほど…」

(ちなみに早紀よ、ワシの能力は知っとるかの?)
(はい!銃や弓をポンポン撃ちまくるのですよね!)
(ワシはそんな簡単な能力ではないわ!)

ミカエルが心の中で叫んでいる。

(ワシの能力は簡単に説明するとなんじゃが…空間ごと銃や弓で撃ち払うのじゃよ)
(なるほど…さすがですね思った通りの能力です!)
(それはどういう意味じゃ!)

早紀が軽くにやける「中でミカエルと話しているとはいえ1人で笑うと…」「少し…気持ち悪いですね…早紀さん」マリとミリが呟く「もう!ミカエル!話す時は夜中だけね!」早紀が上を向いて叫ぶ。

(それは嫌じゃ…寂しいでは無いか!)
(ふふっ…)

「それで夜はどこに泊まるおつもりですの?」ネイトが早紀の顔を見る「温泉街はここら辺にありますか?」「それなら私に心当たりがありますよ」ラファエルが手を叩く「癒しの温泉です」「ラファエル…まさか…」ウリエルがラファエルの顔を見る「はい!皆で行きましょう!天界に!」

「ここが…天界…」ユグが周りを見る「これはとっても綺麗な場所ですわ」ネイトが周りを見渡す「本当に…天界に人間はまだしも女神と妖精まで連れてくるなんて…」ガブリエルがため息を着く。

「ここです、どうぞ!」ラファエルが目の前の大きな家に入る「いらっしゃいませ~あら!ラファエルさん!」「お久しぶりですサンダルフォン今日から客人を泊まらせて欲しいのです1週間ほどお願い出来ますか?」「分かりました!」と後ろの人達を見る。

「人間様に妖精様に女神様…ずいぶん凄いお客様を連れてきたのですね」「あぁ…ラファエルが連れてきたいというのは珍しいからな」ウリエルが話す「あら?ミカエルさんは?」

(ワシはここじゃ!)

サンダルフォンが早紀を見る「あなたが天使の契約者…早紀さんですね」サンダルフォンが顔を見る「特訓でミカエルを宿して生活しろと私が言ったのだ。ミカエルは扱いやすいからな」ウリエルが話す。

(ウリエルはワシをなんじゃと思っとるんじゃ!)

「そうでしたか…分かりました宿泊を許可しますね」サンダルフォンが部屋を案内した。
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