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第一章 別世界

25話 女神達の運命

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「女神アテナ様!?」ウンディーネが目を見開く「何?そんなに凄いの?」マリと早紀は首を傾げる「女神アテナといえばあの最高女神様じゃないですか!どうしてここに!?」ウンディーネが手を握っている「いやぁ…草原に一人でいる所を助けたんですけど…」「そういえば私も女神達を捕まえて戦場にかり出してるという噂を耳にしましたね」ウンディーネが呟く「なんで私の周りにはこういう人達が集まるのだろうね?」早紀がマリの顔を見る「私が知らないわ…」「ねぇねぇ!女神ってどんな事するの!?」シルフがアテナに近付く「そういえば自己紹介がまだだったね」早紀がシルフを止めながら話し出す。

「私がここの【天優国】領主そしてギルド【天優団】のリーダー早紀ですよろしくね!」早紀がアテナに手を出す「サ…キ…」「そして私が副領主そしてギルド副リーダーのマリ・スカーレットよ!」マリが手を出す「マ…リ…」「じゃあ次は私だー!私は…領主じゃない…ぅぅぅ」シルフが首を下げる「まぁまぁ…ギルド団員じゃないですか」ウンディーネが苦笑いをする「そうだー!私がこのギルド団員シルフだー!」「単純…」アテナが呟く「聞こえたぞー!アテナ!単純とは何ぞ!」「シルフあっちに美味しいお菓子あるから食べていいよ」早紀が笑いながら話す「お菓子!?いただきまーす!」シルフが奥の部屋に入っていった「さてと私はウンディーネここの元領主で妖精族リーダー。ギルドの団員ですよろしくお願いしますね」ウンディーネも手を握る。

「お菓子ないぞー!どこー?」シルフが走ってくる「はい!」早紀が手にお菓子を持っている「わー!いただきまーす!」シルフはお菓子を持つとむしゃむしゃ食べ始めた。

「あの…シルフさんって…いつもこんな感じなのですか?」アテナはウンディーネに聞く「いやぁ…昔は私達も妖精狩りが居てた時はシルフは泣いていたわ。誰かさんが来たおかげでここまで元気になったのよねぇ」ウンディーネがシルフを見る。

「ねぇ遊んでー!早紀ちゃん!」シルフが早紀に後ろから抱きつく「シルフ熱いんだけど~!」「えへへ~涼しくしてあげる!」シルフの周りから風が吹く「あ~これは涼しい…ってそうじゃないでしょ!子供じゃないんだからしっかりしてよね!」「はーい…」シルフは下を向きながら部屋に入っていった。

「早紀さんって凄い人なのですか?」アテナがウンディーネに聞く「うーん…不思議な人ですね…とても優しくてすごく頑張って…そして頭も良くて気付いたら助けてくれていたり…気付いたらものすごく仲間が増えていたりするのよ、だから不思議な人です」ウンディーネはまだ笑っている「そこがあの人の良い所でもありますね。さて今回もあなた達の為に何かしてくれますよ」ウンディーネはアテナの頭を撫でる。

「それじゃあ私はちょっとバスの点検してくるね」早紀は手を振り出ていく「あら行ってらっしゃい」ウンディーネは手を振りながら出ていった。

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