Zランクの転生者でも仲間が強ければ最強ギルド作れますよね?

蜂鳥 タイト

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第一章 別世界

23話 天優基地

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「今日も来たー!」早紀が伸びをする「早紀…私はもう何が来ても驚かないからね」マリが腕を組む「早紀さんもうここまで来たら派手にお願いしますね」「楽しみ!!」2人はもう前向きになっていた。

「まずは~戦車~」ドン!と目の前に現れる「どう?驚いたでしょ!」3人はポカーンと口を開けている「いやいや…なんですかこれ!」マリがキャタピラに触れる「これは私が住んでいた場所で戦に使用された乗り物だよー私達の所少し近未来の乗り物あるのよね」「ちょっとこれは…大きすぎて街に入れるところがないですね…」ウンディーネも驚いた目をする「ちなみにこの車にも私の魔力を込めているから打ち放題の守り放題」

そう乗り物は全て魔力を使い動いたり攻撃するので弾補充の心配がないしさらに軽い、そして攻撃はいわゆるレーザー的な。

「これから出すもの達はいざとなった時の予備として私の格納で隠しますね」と戦車が消える「次~軍事用のヘリコプター」と目の前に現れる「何この変わった形の乗り物!シルフが目を広げる」「これは…飛ぶんでしょうか?」ウンディーネが首を傾げる。

「ウンディーネさん正解!これは空を自由に移動するための乗り物です」早紀がドアを開ける「みんな乗って~」3人は怖がりながらもゆっくりと中に入る「しっかり閉めてね」早紀が後ろを振り向く「はい!」「さぁー空の旅に出発」早紀が電源をつける。

このヘリコプターも魔力で動くため軽めなのだ「凄い風…」周りの土が舞いあがる「上の羽が回って空気抵抗により浮き上がるのよ」と上に浮く感覚があった「凄い飛んでるよ!」ヘリコプターはどんどん上に上がって行くと前に進み始める「凄いめっちゃ早いよ!」シルフが下を見る「みて!あそこに王宮の街があるわ!」早紀が前を見る「ラミ帝国だね!早すぎる!私がここまで来たのに1週間はかかったのに!」マリが目を見開いていた。

「さぁ着いたよー」あの後迂回し元いた場所に戻ってきた「これは明日から有名になりますよ…」「隠しましょ」早紀はヘリコプターを格納する「街の外れに平原があった気がするのでそこに格納用に私が倉庫を作ってもいいでしょうか?」早紀がウンディーネに聞く「はぁ…あなたが領主なのでいくらでも変えてください」ウンディーネはもう突っ込み疲れたようだった「じゃあ早速戻りましょマリ」4人はまた国に戻った。

「この大きい平原でいいかな…」早紀は町外れにある大きな平原を見る「それにしても…」早紀は後ろにいる妖精達を見る「どうして妖精達全員ここにいるんですか!?」「いやぁ…領主様が我々の国をお守りする為秘密の倉庫を作るとシルフから聞いてな楽しみで着いてきたのだ」村長らしい妖精が笑うと早紀はシルフをチラ見する「えへへ~だって一応私達の国だもん!」「まぁいいですけども…かなり大きく作りますので皆さんも私の力になってくれますか?」「任せてください!」後ろから大きな返事が聞こえた。

先は地面に手をつく「はぁ!」目の前の地面一体が浮き上がる「これは…相当な広さですね」ウンディーネが目を見開いている「はぁ…はぁ…」早紀が必死に力を入れる「私も手伝う!」シルフが早紀の肩に手を乗せる「はっ!」早紀がさらに力を入れる「妖精達はそこから早紀に念を!」ウンディーネが早紀に手を当てる「分かりました!」妖精達は早紀に魔力を送り続ける。

さらに目の前の地面が変わっていく「これは…まさか高級な…コンクリート…」と大きな家もどんどん立ち上がる。奥には滑走路らしきものも見えてきた。

「ウンディーネさん!これは私達の村と同じくらい、いえ…それ以上の大きさがありますよ!」シルフがウンディーネを見る「ええ…これほどの土魔法を使える早紀さん何者なのでしょう…」「はぁー!」早紀がさらに力を入れる。

しばらく光っているとようやく収まった「はぁ…はぁ…完成した」早紀の意識はそこで無くなった。

「うーん…」早紀はベッドから起きる「早紀!」「早紀ちゃん!」「早紀さん」3人が早紀に抱きつく「ちょ…ちょっと3人とも…」早紀が3人の頭を撫でる「あれだけ巨大な土魔法私生まれて初めて見ました…」ウンディーネが早紀から離れる「いえ皆さんのおかげです!私だけじゃ出来ませんでした。それでは見に行きましょ!」早紀が家の外に出る「領主様!」家の前には妖精達が集まっていた「皆どうしたの!?」早紀が目を丸くする「早紀が急に倒れるから皆心配してたのよ」「あっそうか…皆さん心配をかけて申し訳ありませんでした」早紀が頭を下げる「いえいえ!領主様が無事なら!」周りから拍手がわき起こる「それで!皆さんと一緒に作った【天優基地】に行きましょう!」早紀が妖精達を連れて歩き出した。

「うわぁー!!」シルフが目の前の倉庫などを見る「これは…私も驚くほどいい出来です…」「凄いここは何?ながーい!!」シルフが滑走路を見る

(これだけ大きな滑走路があれば貨物飛行機も離着陸出来るね)

早紀が頷く「それにしても領主様どうしてこんなに大きな家を?」妖精達が見つめる「ふふん!それはね」早紀が戦車50台ヘリコプター20機、爆撃機15機 貨物飛行機2機を隣の広い空間に出した。

「なんですかこれぇ!?」全員が驚いた目をした「ふふん!守護用の兵器だよ!攻め込まれてもこれならなんとかなるでしょう!訓練の時はここからそれぞれ1台ずつ格納し持っていきます」早紀は全てを倉庫に動かした。右端の倉庫が爆撃機真ん中が戦車、左端がヘリコプターになっていた。貨物飛行機は後ろのさらに大きな建物に2機入っている。

「この運転は私のスキルにより自動で運転させますのでご安心をください」早紀は笑っている。

「でもこんなに大きなものここに見せてたらダメじゃない?私の透明化でもこれを隠し続けるのは無理ですし…」マリが呟くと早紀は目を丸くした「あっ…忘れてた…」「だったら領主さんよ地面に隠すのはどうだい?」「なるほど!この基地ごと地面に入れれば…」早紀は基地から出るとまた地面を触る。

「はぁ!」ズズズズ…と巨大な音が鳴り響くとともに基地が地面に埋まっていく「おおー戻っていくぞ!」妖精達は拍手を送る。

「これで出てくるようになったはずです」早紀が手を伸ばすと地面が横に広がると思ったら下から大きな基地が現れた「つまり私がしたのは地面を横に分割し下から基地を出してくるという方法です」早紀はまた基地をしまうとそこには平原が広がるばかりだった。

「さすが領主様!」妖精達はまた大きな拍手をした。

「よし!これで最後と」早紀は平原の四方向に何かを指している「早紀さん?何してるのですか?」「あっウンディーネ!ここに基地があるよということで印を付けておきました」「まぁ…そうですかそれにしても…凄いこと考えますね…」ウンディーネが呟く「この天優国が強くなれば戦争を無くせるようになるかもしれないからね!」早紀が笑顔でウンディーネの顔を見た。

(早紀さん…あなたは本当にお優しい方なのですね…私精一杯お供します)

「分かりました。私はあなたに着いていきます」ウンディーネは笑いながら手を叩いた。
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