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第一章 別世界
16話 シルフの力
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「肩に命中しました!」「よし!よくやった続けろ!確実に仕留めるのだ!」「分かりました!」妖精達は手を緩めることなく攻撃を続けた。
「早紀ちゃん!早紀ちゃん!しっかり!」「…その弓矢には毒が仕込んであります」「何だって!?」マリが泣きながら早紀の顔を見る「ウンディーネ様…罪もない人間をどうして…」シルフが怒る顔をすると目の前に沢山の矢が飛んでくる「【ウィンドストーム】」シルフの周りから莫大な風が吹き荒れる「シルフちゃんあなた羽が…」そう目の前には緑色の服を着た妖精が立っているのだ「よくも…私の…恩人を!」シルフの周りから莫大な風がふきあれる「待って!シルフちゃん!戦う気は無いの!貴方も悪者になるわ!」マリが叫んでいる「良いの!私の恩人の方が大事なの!【ウィンドボール】」シルフの手から巨大な緑色のボールが放たれると目の前一帯を吹き飛ばした。
「凄い力……何これ…」マリが呟くとシルフが目の前に倒れている男の妖精を睨む「あっ…あなたは…シルフ様…」ゴッ!とパンチで殴った。
「うーん…」早紀が布団から起き上がる「ここは?」「早紀ちゃん!」シルフが抱き着いてくる「シルフちゃん!?その格好は…そしてここは!?」早紀がマリの方を見る「妖精達の家だね…良かった無事で」マリも抱き締めてくる「あの妖精達は?」「シルフがやっつけてくれたよ!」マリがシルフの方を見る「えへへ~だって恩人を傷付けたんだもん!」「でも…妖精同士で…」「その話は私からさせて下さい」後ろから女の人の声が聞こえた。
「私はこの精霊の森リーダーのウンディーネです。この度は本当に申し訳ありませんでした」ウンディーネは深々と頭を下げる「いえ!全然大丈夫です!」「ところでウンディーネ様、あの攻撃命令はあなたが?」シルフがウンディーネを睨む「いえ…あれは向こう側が勝手にやった事です…」「勝手にやって私の恩人を殺しかけたんですよ!」シルフがウンディーネの服を掴む「それは私も分かっております!ので今回守護に回った妖精達を逮捕し制裁します。命令に背き罪も無い人を傷付けた罪は重いです。どうか人間達これは全て私の責任です」「はぁ…まぁ早紀ちゃんが助かったから私はいいけどね」マリが早紀の方を向く。
「私も元々は人間達のせいなので妖精達を責めることはしませんよ」「…早紀ちゃんがそこまで言うなら…」シルフもウンディーネを掴んでいる手を離す「シルフ様を助けてくれた恩とこの償いは何でもします何か私達に出来ることがあれば教えてください」早紀とマリが考える。
「妖精狩りの住処は分かりますか?」早紀がウンディーネの顔を見る「はい…察しは着いておりますが…2人でいくつもりですか?」「私も行くー!」シルフが手を挙げる「シルフちゃんはここに残っててね」マリが呟く「何で…」「シルフちゃんは妖精だけどまだ力を出したばかり…それに捕まればそれこそ何されるか分からないわ。だから私達2人に任せてね人間共の悪事は人間が収めないと行けないのそれに…」早紀が笑う「あと2日程で援軍が来るわ」「え?」マリが目を丸くした。
「さてと…」ガタン!と早紀が膝を着く「まだ毒は切れてませんよ!」ウンディーネが早紀の手を握る「おかしいな…毒無効があるはずなのに…」「これは普通の毒ではなく妖精達用の特殊毒です。毒無効のおかげで抑えられましたが…1発当たれば即死級です」「早紀ちゃんは私とマリちゃんに任せてください」シルフがウンディーネの顔を見る「そうですか…分かりました。ですがくれぐれも無理はしないように」
「はいこれ!」シルフがご飯を持ってくる「これは?」「妖精達のご飯だよ!多分君達には初めて食べさせるかも」「凄く美味しかった」マリが思い出したかのようにほっぺたに手を当てる。
「いただきます…ハグッ」早紀の目の前には花畑が見えたようだった「うまーい!」早紀はあっという間に完食してしまった。
「さてとこれからどうする?」マリが唸る「私に考えがあるの」早紀は軽くニヤける。
「お邪魔します」「早紀ちゃん来たよー!」ウンディーネとシルフが手を振る「これから妖精達を助けに行くための作戦を言いますね」「本当にするのですか?」ウンディーネが下を向く「この作戦が上手く行けば救い出すと同時に妖精狩り達を倒すことができるはずだわ…とは言っても賭けになりますが…」早紀がウンディーネとシルフの顔を見る「賭けですか…」「そう!今回の敵は強い、無理に強行突破をすると妖精達が危険になる。だから…頭を使って内部から崩そうと思うの」「内部って…まさか捕らわれるのですか?」ウンディーネが目を丸くする。
「さすがリーダーさんよく分かってる!そしてその捕らわれ役がシルフちゃん!」「ええ!?」シルフが目を丸くする「私が敵を引き付けシルフちゃんを敵に渡す」「ちょっと待ってください!いくら作戦とはいえ敵にシルフ様を手渡すなんて!」ウンディーネが目を引き攣らせる「大丈夫です!私に考えがありますから。妖精達全員を救い出すにはこれしか方法が無いです」「…そこまで言うなら…」ウンディーネが下を向く「大丈夫だよ!シルフちゃん早紀ちゃんの事よ…絶対大丈夫!」シルフが軽く頷く「作戦決行は2日後皆頑張ろう!」早紀は大きく手を挙げた。
「早紀ちゃん!早紀ちゃん!しっかり!」「…その弓矢には毒が仕込んであります」「何だって!?」マリが泣きながら早紀の顔を見る「ウンディーネ様…罪もない人間をどうして…」シルフが怒る顔をすると目の前に沢山の矢が飛んでくる「【ウィンドストーム】」シルフの周りから莫大な風が吹き荒れる「シルフちゃんあなた羽が…」そう目の前には緑色の服を着た妖精が立っているのだ「よくも…私の…恩人を!」シルフの周りから莫大な風がふきあれる「待って!シルフちゃん!戦う気は無いの!貴方も悪者になるわ!」マリが叫んでいる「良いの!私の恩人の方が大事なの!【ウィンドボール】」シルフの手から巨大な緑色のボールが放たれると目の前一帯を吹き飛ばした。
「凄い力……何これ…」マリが呟くとシルフが目の前に倒れている男の妖精を睨む「あっ…あなたは…シルフ様…」ゴッ!とパンチで殴った。
「うーん…」早紀が布団から起き上がる「ここは?」「早紀ちゃん!」シルフが抱き着いてくる「シルフちゃん!?その格好は…そしてここは!?」早紀がマリの方を見る「妖精達の家だね…良かった無事で」マリも抱き締めてくる「あの妖精達は?」「シルフがやっつけてくれたよ!」マリがシルフの方を見る「えへへ~だって恩人を傷付けたんだもん!」「でも…妖精同士で…」「その話は私からさせて下さい」後ろから女の人の声が聞こえた。
「私はこの精霊の森リーダーのウンディーネです。この度は本当に申し訳ありませんでした」ウンディーネは深々と頭を下げる「いえ!全然大丈夫です!」「ところでウンディーネ様、あの攻撃命令はあなたが?」シルフがウンディーネを睨む「いえ…あれは向こう側が勝手にやった事です…」「勝手にやって私の恩人を殺しかけたんですよ!」シルフがウンディーネの服を掴む「それは私も分かっております!ので今回守護に回った妖精達を逮捕し制裁します。命令に背き罪も無い人を傷付けた罪は重いです。どうか人間達これは全て私の責任です」「はぁ…まぁ早紀ちゃんが助かったから私はいいけどね」マリが早紀の方を向く。
「私も元々は人間達のせいなので妖精達を責めることはしませんよ」「…早紀ちゃんがそこまで言うなら…」シルフもウンディーネを掴んでいる手を離す「シルフ様を助けてくれた恩とこの償いは何でもします何か私達に出来ることがあれば教えてください」早紀とマリが考える。
「妖精狩りの住処は分かりますか?」早紀がウンディーネの顔を見る「はい…察しは着いておりますが…2人でいくつもりですか?」「私も行くー!」シルフが手を挙げる「シルフちゃんはここに残っててね」マリが呟く「何で…」「シルフちゃんは妖精だけどまだ力を出したばかり…それに捕まればそれこそ何されるか分からないわ。だから私達2人に任せてね人間共の悪事は人間が収めないと行けないのそれに…」早紀が笑う「あと2日程で援軍が来るわ」「え?」マリが目を丸くした。
「さてと…」ガタン!と早紀が膝を着く「まだ毒は切れてませんよ!」ウンディーネが早紀の手を握る「おかしいな…毒無効があるはずなのに…」「これは普通の毒ではなく妖精達用の特殊毒です。毒無効のおかげで抑えられましたが…1発当たれば即死級です」「早紀ちゃんは私とマリちゃんに任せてください」シルフがウンディーネの顔を見る「そうですか…分かりました。ですがくれぐれも無理はしないように」
「はいこれ!」シルフがご飯を持ってくる「これは?」「妖精達のご飯だよ!多分君達には初めて食べさせるかも」「凄く美味しかった」マリが思い出したかのようにほっぺたに手を当てる。
「いただきます…ハグッ」早紀の目の前には花畑が見えたようだった「うまーい!」早紀はあっという間に完食してしまった。
「さてとこれからどうする?」マリが唸る「私に考えがあるの」早紀は軽くニヤける。
「お邪魔します」「早紀ちゃん来たよー!」ウンディーネとシルフが手を振る「これから妖精達を助けに行くための作戦を言いますね」「本当にするのですか?」ウンディーネが下を向く「この作戦が上手く行けば救い出すと同時に妖精狩り達を倒すことができるはずだわ…とは言っても賭けになりますが…」早紀がウンディーネとシルフの顔を見る「賭けですか…」「そう!今回の敵は強い、無理に強行突破をすると妖精達が危険になる。だから…頭を使って内部から崩そうと思うの」「内部って…まさか捕らわれるのですか?」ウンディーネが目を丸くする。
「さすがリーダーさんよく分かってる!そしてその捕らわれ役がシルフちゃん!」「ええ!?」シルフが目を丸くする「私が敵を引き付けシルフちゃんを敵に渡す」「ちょっと待ってください!いくら作戦とはいえ敵にシルフ様を手渡すなんて!」ウンディーネが目を引き攣らせる「大丈夫です!私に考えがありますから。妖精達全員を救い出すにはこれしか方法が無いです」「…そこまで言うなら…」ウンディーネが下を向く「大丈夫だよ!シルフちゃん早紀ちゃんの事よ…絶対大丈夫!」シルフが軽く頷く「作戦決行は2日後皆頑張ろう!」早紀は大きく手を挙げた。
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