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第一章 別世界
13話 新たな乗り物【バス】
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「えええええ!!!?」朝からマリが叫んでいる「何この車!?嘘!?これ鉄!?早紀ちゃん!夜中…私が寝ている時に何してたの!?」そう目の前には木造の車…ではなく白黒の車になっているのだ「上手く行けたけど…これが私達が使っていた【バス】と言う乗り物だよ」「バス…前に言ってたやつね!」「そう!昨日のうちに素材を買って錬金術で作ったのよ!しかも動力には私の魔力を使うからかなり軽いわ約3tくらいかしら…」「3とん?」マリが首を傾げる「えっとね!重さの単位よ!約3000kg」「3000kg!?かなり重いじゃないの!馬車でも約200kgくらいよ!」
(そりゃ木ですから…)
「ちなみにこれが私の魔力を込めた鍵ねこれを差し込むことによって動力が回るの。まぁ…レバーの代わり」「へぇ!という事は無くしたら終わりじゃないの!」マリが怒っている「大丈夫!複製して予備を格納したわそれにこれを使えば盗まれずに済むのよ」「あっそうか!自分自身の魔力だから他人が触っても動かないのね!凄い!」マリが叫んでいる「そしてこの四角い壁は?」マリが運転席の扉を見る「あーこれはね」早紀が取っ手を持つとガチャ…そのままドアを開ける「凄い!家のドアなのね!」
(…少し違うけど)
「それでこのタイヤこんな小さくていいの?折れたりしない?」マリがタイヤを見る「大丈夫だよ!このホイールは鉄でできているから蹴っても殴っても折れないわ」「ほいーる?何か分からないけど鉄ってそんな使い方ができるのね!じゃあこの周りはゴム?」「そう!外側にはゴムを巻いててその中には空気の代わりに魔力が込めてあるのちなみにこのバス全体にも超速再生スキルがかけてあるから壊れる心配なし!」早紀が腰に手を当てる。
「じゃあこの前の丸いヤツは?」「それはライトと言って夜になったら光らせるのよ中にも天井につけてあるわ」と中を見せる「本当だ!細長いやつがある!」「後全部に魔力を注いでいるから頑丈よ」「でもこんなに前よりも大きいとスピード出ないのでは?」マリが首を傾げる「ふふん!大丈夫!動力部分には魔力を倍増させる物質を入れてあるからね!かなり早いよ」
(そう約200キロ以上は出る…この世界には魔力というものが存在する。魔力は私達の世界に無いもの…全てに込めればその分強度やスピードが上がる…だから大きさなんて関係ない)
「これ私達だけの乗り物にしよ!」「バスって言うのよ」「うん!バス!バス!」マリがはしゃいでいる「じゃあ座ろっか」早紀が大きな扉を手動で横向きに開ける「うわぁ横に開いた!」「横スライド式のドアだからね一応」早紀が運転席のボタンを押す。
ビーと音が鳴るとドアが閉まる「わぁ!勝手に閉まった!どうしたの!?」「魔力を使ってドアを閉めたのよこのボタンで開けれたり閉めれたりするの」「窓も沢山ついてるのね!」マリが走り回る。
もちろん椅子などはなく助手席と運転席以外は空になっている「こんなに後ろが広いと荷物置き放題だね!」「ただ…固定しないとね」「うん!」
(マリが私より年上なのが嘘みたい…)
「なにこれ!すっげぇ!」早紀とマリが後ろで横になっていると何やら声が聞こえた「え!?」そう周りには人が大勢いたのだ「あの…」早紀はドアを開ける「そこの君達!すぐに降りなさい!」奥から騎士が走ってくる「私達ですか?」早紀とマリが顔を合わせる。
「…なるほどこの乗り物はあなた方の…どこで買ったのです?」早紀が運転席の窓を開けて答える「これは私の手作りです」「なるほどな…だが私も見たことが無い…動く窓やら…何なのだしかもこの大きさ…」騎士も横長に驚いているようだ「一応私たち2人でギルドなんです。それでどうかしました?」「いや…この公園に見たことも無い乗り物が現れたと聞いてな…害のある物なら撤去しようと考えていたが…君達なら大丈夫か…」「はい!ちゃんと許可証取ってあります」「これはこれは!ラミ様の…申し訳ございません!皆!離れなさい!」騎士が皆をバスから離れさせる。「それではマリちゃん!行こうか!」早紀が鍵を入れると何やらピーと言う音が聞こえる「何この音!?」マリが助手席に座る「多分魔力を動かしている音でしょうね…」「これはシートベルトと言って身を守るものよ付けてね」早紀が付け方を教える「すごい座り心地もいいねぇ」マリがシートベルトを付けうっとりしている
(ちゃんと音が出るように魔力の細工もしたし…空気も汚さない…魔力は空気中にある…エコすぎるわ)
早紀はバスを動かすも「街中はちょっと大き過ぎるね…」そうマイクロバス並の大きさだが無論そんな大きさの車はこの世界には無く一本道なので馬車に譲ってもらわないと前に進めないのだ。あまりの大きさに目立つ目立つ…。
「やっと街から出たー」早紀が笑う「さてとここから本領発揮だよ!」早紀がどんどんと加速をする「ちょっと!!!早すぎ早すぎ!ぎゃー!」マリが隣で叫んでいる。
速度メーターを見るとまだ40キロだ。
(馬車で40キロ出すことないもんね)
「ちょっと!死ぬ死ぬ!」マリが暴れている「けど馬車より安心感あるでしょ?」「そそそ…それはそうだけど…」と早紀が一気にアクセルを踏む「ぎゃー!」あまりの急加速にマリが泣きわめいている「【瞬足移動】使ってるじゃない?」早紀が暴れているマリを見る「それよりもスピード出てるの!」「とりあえず次はどこ行こうかな」「はぁ…はぁ…この速度だとどこでも行けるわ…」
早紀は笑いながら運転をし続けた。
(そりゃ木ですから…)
「ちなみにこれが私の魔力を込めた鍵ねこれを差し込むことによって動力が回るの。まぁ…レバーの代わり」「へぇ!という事は無くしたら終わりじゃないの!」マリが怒っている「大丈夫!複製して予備を格納したわそれにこれを使えば盗まれずに済むのよ」「あっそうか!自分自身の魔力だから他人が触っても動かないのね!凄い!」マリが叫んでいる「そしてこの四角い壁は?」マリが運転席の扉を見る「あーこれはね」早紀が取っ手を持つとガチャ…そのままドアを開ける「凄い!家のドアなのね!」
(…少し違うけど)
「それでこのタイヤこんな小さくていいの?折れたりしない?」マリがタイヤを見る「大丈夫だよ!このホイールは鉄でできているから蹴っても殴っても折れないわ」「ほいーる?何か分からないけど鉄ってそんな使い方ができるのね!じゃあこの周りはゴム?」「そう!外側にはゴムを巻いててその中には空気の代わりに魔力が込めてあるのちなみにこのバス全体にも超速再生スキルがかけてあるから壊れる心配なし!」早紀が腰に手を当てる。
「じゃあこの前の丸いヤツは?」「それはライトと言って夜になったら光らせるのよ中にも天井につけてあるわ」と中を見せる「本当だ!細長いやつがある!」「後全部に魔力を注いでいるから頑丈よ」「でもこんなに前よりも大きいとスピード出ないのでは?」マリが首を傾げる「ふふん!大丈夫!動力部分には魔力を倍増させる物質を入れてあるからね!かなり早いよ」
(そう約200キロ以上は出る…この世界には魔力というものが存在する。魔力は私達の世界に無いもの…全てに込めればその分強度やスピードが上がる…だから大きさなんて関係ない)
「これ私達だけの乗り物にしよ!」「バスって言うのよ」「うん!バス!バス!」マリがはしゃいでいる「じゃあ座ろっか」早紀が大きな扉を手動で横向きに開ける「うわぁ横に開いた!」「横スライド式のドアだからね一応」早紀が運転席のボタンを押す。
ビーと音が鳴るとドアが閉まる「わぁ!勝手に閉まった!どうしたの!?」「魔力を使ってドアを閉めたのよこのボタンで開けれたり閉めれたりするの」「窓も沢山ついてるのね!」マリが走り回る。
もちろん椅子などはなく助手席と運転席以外は空になっている「こんなに後ろが広いと荷物置き放題だね!」「ただ…固定しないとね」「うん!」
(マリが私より年上なのが嘘みたい…)
「なにこれ!すっげぇ!」早紀とマリが後ろで横になっていると何やら声が聞こえた「え!?」そう周りには人が大勢いたのだ「あの…」早紀はドアを開ける「そこの君達!すぐに降りなさい!」奥から騎士が走ってくる「私達ですか?」早紀とマリが顔を合わせる。
「…なるほどこの乗り物はあなた方の…どこで買ったのです?」早紀が運転席の窓を開けて答える「これは私の手作りです」「なるほどな…だが私も見たことが無い…動く窓やら…何なのだしかもこの大きさ…」騎士も横長に驚いているようだ「一応私たち2人でギルドなんです。それでどうかしました?」「いや…この公園に見たことも無い乗り物が現れたと聞いてな…害のある物なら撤去しようと考えていたが…君達なら大丈夫か…」「はい!ちゃんと許可証取ってあります」「これはこれは!ラミ様の…申し訳ございません!皆!離れなさい!」騎士が皆をバスから離れさせる。「それではマリちゃん!行こうか!」早紀が鍵を入れると何やらピーと言う音が聞こえる「何この音!?」マリが助手席に座る「多分魔力を動かしている音でしょうね…」「これはシートベルトと言って身を守るものよ付けてね」早紀が付け方を教える「すごい座り心地もいいねぇ」マリがシートベルトを付けうっとりしている
(ちゃんと音が出るように魔力の細工もしたし…空気も汚さない…魔力は空気中にある…エコすぎるわ)
早紀はバスを動かすも「街中はちょっと大き過ぎるね…」そうマイクロバス並の大きさだが無論そんな大きさの車はこの世界には無く一本道なので馬車に譲ってもらわないと前に進めないのだ。あまりの大きさに目立つ目立つ…。
「やっと街から出たー」早紀が笑う「さてとここから本領発揮だよ!」早紀がどんどんと加速をする「ちょっと!!!早すぎ早すぎ!ぎゃー!」マリが隣で叫んでいる。
速度メーターを見るとまだ40キロだ。
(馬車で40キロ出すことないもんね)
「ちょっと!死ぬ死ぬ!」マリが暴れている「けど馬車より安心感あるでしょ?」「そそそ…それはそうだけど…」と早紀が一気にアクセルを踏む「ぎゃー!」あまりの急加速にマリが泣きわめいている「【瞬足移動】使ってるじゃない?」早紀が暴れているマリを見る「それよりもスピード出てるの!」「とりあえず次はどこ行こうかな」「はぁ…はぁ…この速度だとどこでも行けるわ…」
早紀は笑いながら運転をし続けた。
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