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20話 雪の日の遊び

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「あっ4人ともおかえりー!」リンがリビングで手を振っている「ただいまー」美華が笑っている「ルカちゃん!どうだった?」リンが首を傾げる「ミクには流石に勝てないわね」ルカも笑っている「さすがミクちゃん!」

「そろそろ雪止んだかな?」健人が窓を見る「んなっ!」健人が窓を見て驚く「全然止む気配ないね、と言うか…さっきより酷くなってるよね」美華が健人の隣でつぶやく「でも僕はこうやって雪が積もる所を見るのが結構楽しかったりするんだ」「そうなんだね」美華が振り向く。

「そうだ」美華がストレージからカード入れを2個出した「UNOとトランプじゃんそんなの持ってきてたのか?」健人が首を傾げる「あの時に遊ぼうかなってポケットに入れててそのまま…」「じゃあここで遊ぼうか」健人がリビングに歩いていく「私皆を呼んでくるね!」美華が階段を登って行った。

「UNOとトランプ?」ミク達が首を傾げる「そう!私達のカードゲームなのよ!」「へぇーカードゲームか、なかなか面白そうだね」KAITOが頷いている「まずはトランプで神経衰弱しましょ」「しんけい?」美華の言葉にミクが首を曲げる「神経衰弱って言うのはねこうやって…」美華がトランプを繰り裏向きにする「そうそう、そこの扉の奥和室だからそこ行きましょ」美華が奥の扉を見る「はーい」8人は和室に向かった。

「改めて神経衰弱というのはここに裏向きに適当に出します。本当は綺麗にならべた方がいいけどまぁ今回は別に気にしない」美華がトランプを広げた「そしてそこから1人がこうやって2枚ひっくり返して数字が同じだと自分が取れるの」7人は頷く「そして違った場合は隣の人に移動します」「なるほど!つまり同じのを引き続ければずっとその人になって違った場合は引く人が変わるのね」ミクが説明すると軽く頷く「これは『記憶力』を問われるゲームだからね、ただ皆引いていくから場所を覚えても変わったりするから難しいよ」健人の言葉に皆が納得する「4人ずつしましょうか」美華が聞く「じゃあまずは僕と美華は別々で」健人と美華が離れる「さぁ後は話し合いで決めましょ」ミクが話すと皆が頷いた。

「これでいい?」ミクの言葉に皆が頷いた「じゃあまずは健人、リン、レン、ルカチームよろしく!」4人はトランプを囲む「ジャーンケーンポン!」4人はジャンケンをする「やった!パーでストレート勝ちー」リンが飛び跳ねる「じゃあリンちゃんからお願いね」ミクが話す「はーい!」リンが適当に2枚めくる「おお!いきなり揃ったよ」リンが揃ったトランプを自分のところに持っていく「じゃあ次はこれ!」リンがまた2枚…「やった!これも一緒だ!」とリンがどんどんめくっていく「ちょっとリンちゃん凄くない?」美華が慌てる「え?私なにか不正してる?」リンが顔を上げる「いや…不正とかじゃないんだけど…」どんどんリンが同じカードを引き当てていく「ちょっと!リン!取りすぎだよ!」レンが怒る「えー取りすぎたらダメなの?」リンが健人の方を向く「いや…取りすぎる方が逆にいいんだけど…流石に1番目に4枚まで減らすのは奇跡を通り越してる気がする」「全部取れた!」リンが最後の2枚をめくり終わった「まさかの1番目で終わるとはね」ルカが笑っている。

「じゃあ次は私達ね!」美華達が周りを囲む「ジャンケンポン!」「おっ僕からか!」KAITOが見つめる「うーん……」KAITOが2枚めくる「残念ー」MEIKOが笑っている「なかなか時間かかってるね」リンが首を傾げる「あれが普通ですね…」健人がリンの方を向く「もう!リンが一回目から全部取っちゃうからだよ!」レンが怒っている「仕方ないでしょ!奇跡なんだから」リンが怒っている「奇跡…恐るべし」健人が頷いた。

「終了ー、MEIKOさんミクさんKAITOさん枚数数えて下さい!」「私は14枚ね」MEIKOが数え終わる「私は26枚ね」ミクが背伸びをする「僕は10枚だね」KAITOも渡す「ということは…」健人が美華の方を見る「私は2枚」美華がしょぼんとした顔をする「やった!私がいちばん多い!」ミクが笑っている「まだまだあるから今日は楽しく遊ぼうー」健人がUNOとトランプを4人2グループずつに分けて遊んだ。
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