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「はぁ……あむっ」
一物を咥えようとする女を見て、民雄は一瞬、食いちぎられるのではないかと恐怖した。
しかしそれは杞憂だった。むしろ娘の口の中は柔らかく、他人に魔羅を弄られる未知の感覚に、民雄の堪え性はあっけなく看破される。
「だっ……だめだ、お前さん、そんないじわるをしないでくれ。そんなされたら俺は、もう……ッ」
あえなく一発目を放出し、民雄は正座の格好のままぐにゃりと背中から崩れ落ちた。
女はドロリとした白濁液を口の中で弄ぶように味わい、ごくりと喉を鳴らして精を飲み干した。
美味しかったと言わんばかりに舌なめずりをする彼女をみて、民雄は「これが魔性か」と背筋をぶるりと震わせた。
「さぁ、耕太郎さん。次はあなたの番ですよ」
男の精を飲んだからか、娘の体は再び人間と同じ二本足に戻っていた。浮き出ていた鱗模様もほとんど消えている。
自由になった足を海水の桶から引き抜き、次に彼女は耕太郎の元へと歩み寄った。
耕太郎もまた、緊張した面持ちで娘のやることを見守るばかりだ。
興が乗ったのか彼女は耕太郎を押し倒すと、今度は半天ごとはだけさせ、彼の逞しい肉体を露出させた。
「あら。お二人とも、私好みな体つきですわね。特に耕太郎さんは筋肉が隆々として。……いえ、民雄さんも魅力的ですわよ?」
ちら、と視線をやる娘の表情に挑発的な含みを感じ、民雄は思わずムッとした。
確かに耕太郎は民雄より体格が太い。だが娘を助けたのは自分だし、耕太郎と同じく漁師として生きてきたのだから、力を比較されて見劣りはしないという自負があった。
耕太郎の体にツツツと指を這わせる娘の、突き出された張りのある尻を眺めながら、民雄の中では抗いようのない欲望がむくむくと膨らんでいく。
「耕太郎さまぁ……」
わざとらしく甘い声を出す娘を、耕太郎が鼻の下を伸ばして抱きしめようとするのを見て、頭がカッと熱くなる。
気付くと民雄は、娘を引き寄せてひしと抱きしめていた。
一物を咥えようとする女を見て、民雄は一瞬、食いちぎられるのではないかと恐怖した。
しかしそれは杞憂だった。むしろ娘の口の中は柔らかく、他人に魔羅を弄られる未知の感覚に、民雄の堪え性はあっけなく看破される。
「だっ……だめだ、お前さん、そんないじわるをしないでくれ。そんなされたら俺は、もう……ッ」
あえなく一発目を放出し、民雄は正座の格好のままぐにゃりと背中から崩れ落ちた。
女はドロリとした白濁液を口の中で弄ぶように味わい、ごくりと喉を鳴らして精を飲み干した。
美味しかったと言わんばかりに舌なめずりをする彼女をみて、民雄は「これが魔性か」と背筋をぶるりと震わせた。
「さぁ、耕太郎さん。次はあなたの番ですよ」
男の精を飲んだからか、娘の体は再び人間と同じ二本足に戻っていた。浮き出ていた鱗模様もほとんど消えている。
自由になった足を海水の桶から引き抜き、次に彼女は耕太郎の元へと歩み寄った。
耕太郎もまた、緊張した面持ちで娘のやることを見守るばかりだ。
興が乗ったのか彼女は耕太郎を押し倒すと、今度は半天ごとはだけさせ、彼の逞しい肉体を露出させた。
「あら。お二人とも、私好みな体つきですわね。特に耕太郎さんは筋肉が隆々として。……いえ、民雄さんも魅力的ですわよ?」
ちら、と視線をやる娘の表情に挑発的な含みを感じ、民雄は思わずムッとした。
確かに耕太郎は民雄より体格が太い。だが娘を助けたのは自分だし、耕太郎と同じく漁師として生きてきたのだから、力を比較されて見劣りはしないという自負があった。
耕太郎の体にツツツと指を這わせる娘の、突き出された張りのある尻を眺めながら、民雄の中では抗いようのない欲望がむくむくと膨らんでいく。
「耕太郎さまぁ……」
わざとらしく甘い声を出す娘を、耕太郎が鼻の下を伸ばして抱きしめようとするのを見て、頭がカッと熱くなる。
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