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序章 始まりの教え子
■■の賢者
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先に動いたのはレイヤだった。目の前の生き物が、ルルーとは思えなかったからだ。
「蒼龍」
試しに、蒼龍で仕掛けてみる。しかし、ルルーは剣を抜き、それを難なく切り裂く。そして、レイヤに向かってすぐさま走り出す。
「蒼玉」
細かく切り裂かれた蒼龍から、いくつもの水滴を引き出し、ルルーの背を襲わせる。同時に、自身も正面から蒼玉を放つ。逃げ場などない。
しかし、レイヤが放ったはずの蒼玉は、気づけば
ーーレイヤの目の前にいた。
「っ!?」
慌てて回避するレイヤだが、その先にはルルーが待っていた。
振り抜かれる長剣。受ける武器もなく、レイヤはその一太刀を左手で受ける。
噴き出る鮮血をレイヤはミスト状に変化させ、目くらましに使う。同時に、全力でルルーから距離を取る。
(危ない危ない。肝を冷やしましたよ全く。しかし、左手はしばらく使えないでしょうね)
「蒼玉」
もう一度同じ仕掛けをするレイヤ。今度は、予め対策を準備をする。
(来た!)
レイヤの予想通り、自身の放った蒼玉は跳ね返ってきた。予め用意していた別の蒼玉をぶつけることで、それを相殺する。
(なるほど、ルルーの魔法はやはりーー反射、でしょう)
短い間に、レイヤは分析する。
(問題は、物理攻撃も跳ね返るかどうか、ですかね)
そう思い立った瞬間、レイヤは氷で刀を作る。同時に、蒼玉も浮かべる。
左手は使えないが、レイヤなら十分抜刀術を使えるはずだ。ルルーがあっという間に距離を詰め、レイヤの懐に飛び込む。
対するレイヤは、驚くこともなく刀を抜刀。狙うはルルーの手首。
しかしーー
(やはり!)
不思議な手ごたえを感じつつも、レイヤの氷の刀は弾かれてしまう。一方、ルルーの剣はレイヤの首を捉える。
絶体絶命。
しかし、それで終わるレイヤではあるはずもない。
カキン!
予め用意していた蒼玉で、ルルーの長剣を弾き、同時に反撃も試みる。
(おや?)
一つの蒼玉が、ルルーの腕を掠る。掠っただけだが、明確に傷がついていた。ダメ押しの一撃だったが、まさか当たるとも思わず、レイヤは少し驚く。
(考えられる可能性は二つ。一つ目は、時間差の攻撃に対は応できない)
そう思ったレイヤは、素早くルルーから距離を取り、複数の蒼玉を作る。そして、時間差でルルーへ打ち出す。
しかし、そのすべては魔法によって弾かれてしまう。
(時間差、ではない。となると二つ目、物理攻撃と魔法攻撃を同時には処理できない。これが一番可能性が高いでしょう)
種が分かれば、あとは簡単。そう思ったレイヤは、再び攻撃を仕掛ける。地面を踏み、超加速する。その速度に乗せたまま、レイヤは抜刀する。
これでルルーが反射を使えば、魔法の攻撃が通る。はずだが、ルルーは反射を使わず、逆に抜刀術に打ち返してきた。
「っ!? 氷霜ノ絨毯」
砕けたのは当然、レイヤの氷の刀。武器を失ったレイヤはバックステップで距離を取る。同時に、氷の床を展開し、追撃を回避する。
(宿で私に見せた技とは、根本から違う。先ほど見た私の技を真似ましたか)
「全く、これだから天才というやつは」
憎まれ口とは裏腹に、レイヤは笑顔だった。
「長引くと不利なのは私ですかね……ほとんどの魔力を使ってしまいますが、仕方ありません」
レイヤの周囲に大量の水が溢れ出す。
「この技は、まだ名前はありませんが……折角ですし、こう名付けましょう」
ーー溟海
溢れんばかりの水は、やがて洪水となり、森の木々を飲み込む。しかし、それでもとどまることの知らない無限の水。
それは辺り一帯を飲み込み、周囲を文字通り海へと変えた。溟海の名を冠するにふさわしい魔法といえる。その水面の上に、レイヤは立っていた。
地形すら変える、レイヤの切り札。これに飲み込まれたルルーは果たし無事だろうか。そう心配する暇もなく、レイヤは天を仰ぐ。
「全く、何でもありですね。君は」
そこには、空中に立つルルーの姿があった。
「なるほど、重力を反射させましたか」
とはいえ、それは常に魔力を消費することを意味する。そのうち魔力が尽きる、と思ったレイヤだが。
(おや? 魔力が増えている? なぜ?)
むしろ逆に、ルルーの魔力は増えている。そこで、レイヤが目に留まったのが、月の光である。地上よりも、今ルルーがいる場所は月に近い。そして、ルルーが月に近づくにつれ、月の光は一層眩しく光る。
(なるほど、つまりルルーの魔法は、月属性。今の彼女はさしずめ、月光の賢者、といったところでしょうか)
月光関連で、何かしらのエネルギーのやり取りがあったと考えるのが自然だろう。ならば、月光の供給を断つまで。
「私の魔法は、これで終わりではありませんよ」
その言葉と呼応するように、巨大な水のサメがルルーを飲み込む。
「海といえば、危険な生物は外せないでしょう」
レイヤの周囲には、様々な動物が姿を現していた。巨大なイカやタコ、サメはもちろん、鯨や鯱、海蛇、そして、先ほどの蒼龍の姿もあった。
もちろん、全て水でできているが。
周囲を超危険海域に変貌させる。それが溟海という魔法なのだ。
飲み込まれたルルーの魔力は、少しだけ減る。しかし、次の瞬間、レイヤの水のサメは弾け飛んでしまう。ルルーがサメの体内から魔法を反射させたのだ。
それでも、レイヤは攻撃の手を緩めない。鯱は牙で、巨大なタコは触手で、海蛇は尻尾で次々とルルーを攻撃する。
それらをルルー簡単に捌く。宙を走り回り、時には剣を振るう。これでは、倒すどころか、傷つけることすら困難。
しかし、レイヤの狙いはそこではない。無数の海獣に隠れて、蒼龍に乗ったレイヤはルルーへと近づく。
(先ほど、ルルーは私の抜刀術を魔法ではなく、同じく抜刀術を返しました。つまり、彼女も自身の魔法の弱点に気づいている。普通に戦えば、抜刀術に魔法を使うことはないでしょう)
ならば、無理にでも使わせるほかない。
ルルーを間合いに捉えるレイヤ。
(君なら反応できる。私はそう信じていますよ)
ーー■■流抜刀術・無式・『崩刃』
神速の抜刀術が、ルルーを襲う。術者のレイヤすら反応できないほどの速度。反応できればルルーは真っ二つにされてしまう。
しかしーー
(見事!)
ルルーは見事に反応して見せた。砕けた刀の破片は反射され、レイヤに襲い掛かる。しかし、そんなものを気にする余裕はレイヤにはない。
(これが最後のチャンスです!)
物理攻撃を反射したせいで、重力の反射が途切れたルルーは落下する。そこへすかさず、巨大のタコが触手を伸ばす。一瞬にして、ルルーは海の底へと引きずり込まれる。
一方レイヤの方はというと、反射した氷の破片が体の所々に突き刺さる。そして、うち一つはーーレイヤの左目を貫通した。
だが、レイヤは自身の怪我よりも、先にルルーの元へ向かう。ルルーは押し寄せる海水を完全に反射することはできず、海中でもがき苦しんでいた。しかし、それもやがて止まり、ルルーは完全に意識を失う。
それを確認したレイヤは、海中に開けた空間を作り、そこへルルーを運ぶ。
そして、残り僅かな魔力で周囲を凍らせ、ドーム状の空間を維持する。同時に、氷の屈折率を操作し、届く月光を散らした。
ルルーの再度の暴走を防ぐものだったが、そのおかげで神秘的な空間が出来上がる。
氷のドームの外には、無数の海獣が二人を見つめる。差し込まれる月光乱反射し、地面に斑模様を映す。
海獣が蠢くたびに屈折率が変化し、まだら模様が姿を変える。
こんな状況でなければ、一端のデートスポットとして成立するだろう。
ルルーが無事であることをを確認すると、レイヤはため息を溢す。さすがに、連戦に次ぐ連戦で、魔力はもうすっからかんだ。
「全く、世話のかかる教え子ですね」
「蒼龍」
試しに、蒼龍で仕掛けてみる。しかし、ルルーは剣を抜き、それを難なく切り裂く。そして、レイヤに向かってすぐさま走り出す。
「蒼玉」
細かく切り裂かれた蒼龍から、いくつもの水滴を引き出し、ルルーの背を襲わせる。同時に、自身も正面から蒼玉を放つ。逃げ場などない。
しかし、レイヤが放ったはずの蒼玉は、気づけば
ーーレイヤの目の前にいた。
「っ!?」
慌てて回避するレイヤだが、その先にはルルーが待っていた。
振り抜かれる長剣。受ける武器もなく、レイヤはその一太刀を左手で受ける。
噴き出る鮮血をレイヤはミスト状に変化させ、目くらましに使う。同時に、全力でルルーから距離を取る。
(危ない危ない。肝を冷やしましたよ全く。しかし、左手はしばらく使えないでしょうね)
「蒼玉」
もう一度同じ仕掛けをするレイヤ。今度は、予め対策を準備をする。
(来た!)
レイヤの予想通り、自身の放った蒼玉は跳ね返ってきた。予め用意していた別の蒼玉をぶつけることで、それを相殺する。
(なるほど、ルルーの魔法はやはりーー反射、でしょう)
短い間に、レイヤは分析する。
(問題は、物理攻撃も跳ね返るかどうか、ですかね)
そう思い立った瞬間、レイヤは氷で刀を作る。同時に、蒼玉も浮かべる。
左手は使えないが、レイヤなら十分抜刀術を使えるはずだ。ルルーがあっという間に距離を詰め、レイヤの懐に飛び込む。
対するレイヤは、驚くこともなく刀を抜刀。狙うはルルーの手首。
しかしーー
(やはり!)
不思議な手ごたえを感じつつも、レイヤの氷の刀は弾かれてしまう。一方、ルルーの剣はレイヤの首を捉える。
絶体絶命。
しかし、それで終わるレイヤではあるはずもない。
カキン!
予め用意していた蒼玉で、ルルーの長剣を弾き、同時に反撃も試みる。
(おや?)
一つの蒼玉が、ルルーの腕を掠る。掠っただけだが、明確に傷がついていた。ダメ押しの一撃だったが、まさか当たるとも思わず、レイヤは少し驚く。
(考えられる可能性は二つ。一つ目は、時間差の攻撃に対は応できない)
そう思ったレイヤは、素早くルルーから距離を取り、複数の蒼玉を作る。そして、時間差でルルーへ打ち出す。
しかし、そのすべては魔法によって弾かれてしまう。
(時間差、ではない。となると二つ目、物理攻撃と魔法攻撃を同時には処理できない。これが一番可能性が高いでしょう)
種が分かれば、あとは簡単。そう思ったレイヤは、再び攻撃を仕掛ける。地面を踏み、超加速する。その速度に乗せたまま、レイヤは抜刀する。
これでルルーが反射を使えば、魔法の攻撃が通る。はずだが、ルルーは反射を使わず、逆に抜刀術に打ち返してきた。
「っ!? 氷霜ノ絨毯」
砕けたのは当然、レイヤの氷の刀。武器を失ったレイヤはバックステップで距離を取る。同時に、氷の床を展開し、追撃を回避する。
(宿で私に見せた技とは、根本から違う。先ほど見た私の技を真似ましたか)
「全く、これだから天才というやつは」
憎まれ口とは裏腹に、レイヤは笑顔だった。
「長引くと不利なのは私ですかね……ほとんどの魔力を使ってしまいますが、仕方ありません」
レイヤの周囲に大量の水が溢れ出す。
「この技は、まだ名前はありませんが……折角ですし、こう名付けましょう」
ーー溟海
溢れんばかりの水は、やがて洪水となり、森の木々を飲み込む。しかし、それでもとどまることの知らない無限の水。
それは辺り一帯を飲み込み、周囲を文字通り海へと変えた。溟海の名を冠するにふさわしい魔法といえる。その水面の上に、レイヤは立っていた。
地形すら変える、レイヤの切り札。これに飲み込まれたルルーは果たし無事だろうか。そう心配する暇もなく、レイヤは天を仰ぐ。
「全く、何でもありですね。君は」
そこには、空中に立つルルーの姿があった。
「なるほど、重力を反射させましたか」
とはいえ、それは常に魔力を消費することを意味する。そのうち魔力が尽きる、と思ったレイヤだが。
(おや? 魔力が増えている? なぜ?)
むしろ逆に、ルルーの魔力は増えている。そこで、レイヤが目に留まったのが、月の光である。地上よりも、今ルルーがいる場所は月に近い。そして、ルルーが月に近づくにつれ、月の光は一層眩しく光る。
(なるほど、つまりルルーの魔法は、月属性。今の彼女はさしずめ、月光の賢者、といったところでしょうか)
月光関連で、何かしらのエネルギーのやり取りがあったと考えるのが自然だろう。ならば、月光の供給を断つまで。
「私の魔法は、これで終わりではありませんよ」
その言葉と呼応するように、巨大な水のサメがルルーを飲み込む。
「海といえば、危険な生物は外せないでしょう」
レイヤの周囲には、様々な動物が姿を現していた。巨大なイカやタコ、サメはもちろん、鯨や鯱、海蛇、そして、先ほどの蒼龍の姿もあった。
もちろん、全て水でできているが。
周囲を超危険海域に変貌させる。それが溟海という魔法なのだ。
飲み込まれたルルーの魔力は、少しだけ減る。しかし、次の瞬間、レイヤの水のサメは弾け飛んでしまう。ルルーがサメの体内から魔法を反射させたのだ。
それでも、レイヤは攻撃の手を緩めない。鯱は牙で、巨大なタコは触手で、海蛇は尻尾で次々とルルーを攻撃する。
それらをルルー簡単に捌く。宙を走り回り、時には剣を振るう。これでは、倒すどころか、傷つけることすら困難。
しかし、レイヤの狙いはそこではない。無数の海獣に隠れて、蒼龍に乗ったレイヤはルルーへと近づく。
(先ほど、ルルーは私の抜刀術を魔法ではなく、同じく抜刀術を返しました。つまり、彼女も自身の魔法の弱点に気づいている。普通に戦えば、抜刀術に魔法を使うことはないでしょう)
ならば、無理にでも使わせるほかない。
ルルーを間合いに捉えるレイヤ。
(君なら反応できる。私はそう信じていますよ)
ーー■■流抜刀術・無式・『崩刃』
神速の抜刀術が、ルルーを襲う。術者のレイヤすら反応できないほどの速度。反応できればルルーは真っ二つにされてしまう。
しかしーー
(見事!)
ルルーは見事に反応して見せた。砕けた刀の破片は反射され、レイヤに襲い掛かる。しかし、そんなものを気にする余裕はレイヤにはない。
(これが最後のチャンスです!)
物理攻撃を反射したせいで、重力の反射が途切れたルルーは落下する。そこへすかさず、巨大のタコが触手を伸ばす。一瞬にして、ルルーは海の底へと引きずり込まれる。
一方レイヤの方はというと、反射した氷の破片が体の所々に突き刺さる。そして、うち一つはーーレイヤの左目を貫通した。
だが、レイヤは自身の怪我よりも、先にルルーの元へ向かう。ルルーは押し寄せる海水を完全に反射することはできず、海中でもがき苦しんでいた。しかし、それもやがて止まり、ルルーは完全に意識を失う。
それを確認したレイヤは、海中に開けた空間を作り、そこへルルーを運ぶ。
そして、残り僅かな魔力で周囲を凍らせ、ドーム状の空間を維持する。同時に、氷の屈折率を操作し、届く月光を散らした。
ルルーの再度の暴走を防ぐものだったが、そのおかげで神秘的な空間が出来上がる。
氷のドームの外には、無数の海獣が二人を見つめる。差し込まれる月光乱反射し、地面に斑模様を映す。
海獣が蠢くたびに屈折率が変化し、まだら模様が姿を変える。
こんな状況でなければ、一端のデートスポットとして成立するだろう。
ルルーが無事であることをを確認すると、レイヤはため息を溢す。さすがに、連戦に次ぐ連戦で、魔力はもうすっからかんだ。
「全く、世話のかかる教え子ですね」
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