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第一章 過去世の記憶
第9話 北のはずれの森
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森へたどり着いた頃には、夜もすっかり更けてしまっていた。幸いにもその日は満月だったため、明るい月夜に照らされ、周囲をはっきりとよく見通すことができた。
二人は馬の歩を緩め、森の入り口へと近づいた。
「さて、これからどうすればいいんだろうな?」
目をこらし、森の中を見渡してオルゴスが言った。
「婆さんがここまで迎えに来てくれるのだろうか?この広大な森の中で探し出すというのなら、かなり難しいぞ。ひとまず、ここいらで暖をとるか。これから寒くなるだろうし、暗闇の中迷い込んだら大変だからな」
オルゴスの言うことはもっともだった。夜の森でさ迷うことは危険だ。狼などの獣に襲われる可能性もある。
はやる気持ちを抑えてファロスがうなずき返すと、突如馬が森へ向かって駆け出した。危うく振り落とされそうになった二人は、必死にしがみついた。
森の中へ入ると、馬は木々の間を縫って道なき道を猛然と駆け抜けた。木の枝に頭をぶつけてしまわないよう、馬に抱き着くように二人は姿勢を低くした。
************************************************
「さて、そろそろ到着する頃だね」
森の奥深くにある空き地にひっそりと佇む一軒の小屋の中で、椅子に腰かけていた老婆が目をかっと見開き呟いた。
部屋のあちこちには松明が焚かれ、小屋の中は明るく照らされていた。
壁一面の棚には薬液の入ったガラス容器が並び、木製のテーブルとその周りに椅子が4却置かれた簡素な部屋だった。
奥のかまどには薪がくべられ、その上でスープがぐつぐつと煮え立っている。
老婆は立ち上がると杖をつきながら棚の前に行き、手探りで容器を吟味した。
お目当てのものを探り当てると、煮え立つスープに液体を降り注いだ。
「アタシの目に狂いはないさ。あの若者はきっとやってくれるよ。そしてアタシは再び力を手にして、若さと美貌を取り戻すのさ」
声を上げて笑っていると、馬の足音が聞こえてきた。
「おや、早速着いたようだね」
ニヤリと笑って老婆は玄関へと向かった。
************************************************
しばらくして、ようやく馬の歩が緩められた。
ファロスは顔を上げて前方に視線を注いだ。するとそこには、まるでスポットライトを浴びた劇場のように、満月に照らし出された空き地が広がっていた。
その奥には灯りのともった小屋がポツンと建っている。
「きっとあの小屋に老婆がいるんだろうな」
ファロスの隣に馬をつけると、オルゴスが言った。ファロスは無言でうなずいた。
老婆は力を失ったと言っていたが、馬を操って我々をここまで呼び寄せたのは紛れもなく老婆の不思議な力によるものだろう。
覚悟を決めてきたつもりだったが、老婆の語った話がいよいよ真実味を帯びてきたことにファロスはヒヤリと寒気を覚えた。
適当な木を見つけて馬をつなぐと、二人は小屋へ向かった。
玄関前でファロスが戸を叩こうとしたところで、突然中から扉が開かれた。
驚く二人の前には、背中を丸めた老婆が白目を光らせ立っていた。
「ヒッヒッヒ。よく来たね。お入り」
部屋へ通された二人は、老婆の指示に従って椅子に座った。
腹が減っているだろうからと、テーブルにはスープとパン、それにワインも用意されていた。焦る思いはありつつも腹ペコだった二人は、その好意に素直に甘んじた。
沢山の肉と野菜が煮込まれたスープは、二人にとっては滅多に口にできないようなごちそうだった。豪勢な料理で腹を満たし、用意されていた上等なワインも口にして二人の気持ちもいくらか落ち着いた。
「さて、それじゃあ婆さんの計画を聞かせてもらおうか。俺たちはこれからどうしたらいいんだ?」
ワインの入った容器を片手に、ファロスが聞いた。
「まぁそう慌てるんじゃないよ。今日は疲れただろうから、ゆっくりと休むがいい」
ファロスの正面に座り、立てた杖に両手を載せて老婆は言った。
「いや、そんな悠長なことは言ってられない。エメルアが倒れて意識がないんだ。もしかしたら、危ない状態なのかもしれない。だから、やるべきことを早いところ教えてくれ。今すぐにでも取りかかりたい」
すると老婆はニヤリと笑みを浮かべて、静かに首を振った。
「その娘は、まだ大丈夫だよ。呪いを解かなければ回復することはないけどね。だからといって今すぐ死んでしまうということもないさ。それに、今日はもう遅すぎる。明日のためにも、今日はゆっくり休むといい」
それを聞いて、ファロスは少し安心した。
老婆は魔術が使えなくなったと言っていたが、不思議な力を持っていることは明らかだった。その老婆が大丈夫だというからには、エメルアはきっと大丈夫なのだろう。
安心したところで、急激な眠気に襲われた。体が重くて仕方がない。
どうやら、それはオルゴスも同じようだった。先ほどからしきりに目をしばたたかせている。
そんな二人の様子を見て、老婆が言った。
「おやおや。二人とも相当疲れてしまったようだね。ゆっくりおやすみ」
ヒッヒッヒッという老婆の高笑いを聞きながら、ファロスの意識は次第に遠のいていった。
遠のく意識の中、老婆の言葉が頭の中でこだました。
「いいかい。どこまでも深く深く、潜っていくんだよ。遂に、最果ての地まで辿りついたなら、黒く輝くドラゴンの石を持ってくるんだ。赤でも青でもない、黒い石だからね。もししくじるようなことがあったら、お前さんも、お前さんの大切な者たちも皆命はないと思いな。
ドラゴンの石を持ってくるだけでいいんだ。それがあれば、アルタシアを殺すことができるのさ。そうすれば、娘の命も助かるのだからね。ヒーッヒッヒ・・・」
二人は馬の歩を緩め、森の入り口へと近づいた。
「さて、これからどうすればいいんだろうな?」
目をこらし、森の中を見渡してオルゴスが言った。
「婆さんがここまで迎えに来てくれるのだろうか?この広大な森の中で探し出すというのなら、かなり難しいぞ。ひとまず、ここいらで暖をとるか。これから寒くなるだろうし、暗闇の中迷い込んだら大変だからな」
オルゴスの言うことはもっともだった。夜の森でさ迷うことは危険だ。狼などの獣に襲われる可能性もある。
はやる気持ちを抑えてファロスがうなずき返すと、突如馬が森へ向かって駆け出した。危うく振り落とされそうになった二人は、必死にしがみついた。
森の中へ入ると、馬は木々の間を縫って道なき道を猛然と駆け抜けた。木の枝に頭をぶつけてしまわないよう、馬に抱き着くように二人は姿勢を低くした。
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「さて、そろそろ到着する頃だね」
森の奥深くにある空き地にひっそりと佇む一軒の小屋の中で、椅子に腰かけていた老婆が目をかっと見開き呟いた。
部屋のあちこちには松明が焚かれ、小屋の中は明るく照らされていた。
壁一面の棚には薬液の入ったガラス容器が並び、木製のテーブルとその周りに椅子が4却置かれた簡素な部屋だった。
奥のかまどには薪がくべられ、その上でスープがぐつぐつと煮え立っている。
老婆は立ち上がると杖をつきながら棚の前に行き、手探りで容器を吟味した。
お目当てのものを探り当てると、煮え立つスープに液体を降り注いだ。
「アタシの目に狂いはないさ。あの若者はきっとやってくれるよ。そしてアタシは再び力を手にして、若さと美貌を取り戻すのさ」
声を上げて笑っていると、馬の足音が聞こえてきた。
「おや、早速着いたようだね」
ニヤリと笑って老婆は玄関へと向かった。
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しばらくして、ようやく馬の歩が緩められた。
ファロスは顔を上げて前方に視線を注いだ。するとそこには、まるでスポットライトを浴びた劇場のように、満月に照らし出された空き地が広がっていた。
その奥には灯りのともった小屋がポツンと建っている。
「きっとあの小屋に老婆がいるんだろうな」
ファロスの隣に馬をつけると、オルゴスが言った。ファロスは無言でうなずいた。
老婆は力を失ったと言っていたが、馬を操って我々をここまで呼び寄せたのは紛れもなく老婆の不思議な力によるものだろう。
覚悟を決めてきたつもりだったが、老婆の語った話がいよいよ真実味を帯びてきたことにファロスはヒヤリと寒気を覚えた。
適当な木を見つけて馬をつなぐと、二人は小屋へ向かった。
玄関前でファロスが戸を叩こうとしたところで、突然中から扉が開かれた。
驚く二人の前には、背中を丸めた老婆が白目を光らせ立っていた。
「ヒッヒッヒ。よく来たね。お入り」
部屋へ通された二人は、老婆の指示に従って椅子に座った。
腹が減っているだろうからと、テーブルにはスープとパン、それにワインも用意されていた。焦る思いはありつつも腹ペコだった二人は、その好意に素直に甘んじた。
沢山の肉と野菜が煮込まれたスープは、二人にとっては滅多に口にできないようなごちそうだった。豪勢な料理で腹を満たし、用意されていた上等なワインも口にして二人の気持ちもいくらか落ち着いた。
「さて、それじゃあ婆さんの計画を聞かせてもらおうか。俺たちはこれからどうしたらいいんだ?」
ワインの入った容器を片手に、ファロスが聞いた。
「まぁそう慌てるんじゃないよ。今日は疲れただろうから、ゆっくりと休むがいい」
ファロスの正面に座り、立てた杖に両手を載せて老婆は言った。
「いや、そんな悠長なことは言ってられない。エメルアが倒れて意識がないんだ。もしかしたら、危ない状態なのかもしれない。だから、やるべきことを早いところ教えてくれ。今すぐにでも取りかかりたい」
すると老婆はニヤリと笑みを浮かべて、静かに首を振った。
「その娘は、まだ大丈夫だよ。呪いを解かなければ回復することはないけどね。だからといって今すぐ死んでしまうということもないさ。それに、今日はもう遅すぎる。明日のためにも、今日はゆっくり休むといい」
それを聞いて、ファロスは少し安心した。
老婆は魔術が使えなくなったと言っていたが、不思議な力を持っていることは明らかだった。その老婆が大丈夫だというからには、エメルアはきっと大丈夫なのだろう。
安心したところで、急激な眠気に襲われた。体が重くて仕方がない。
どうやら、それはオルゴスも同じようだった。先ほどからしきりに目をしばたたかせている。
そんな二人の様子を見て、老婆が言った。
「おやおや。二人とも相当疲れてしまったようだね。ゆっくりおやすみ」
ヒッヒッヒッという老婆の高笑いを聞きながら、ファロスの意識は次第に遠のいていった。
遠のく意識の中、老婆の言葉が頭の中でこだました。
「いいかい。どこまでも深く深く、潜っていくんだよ。遂に、最果ての地まで辿りついたなら、黒く輝くドラゴンの石を持ってくるんだ。赤でも青でもない、黒い石だからね。もししくじるようなことがあったら、お前さんも、お前さんの大切な者たちも皆命はないと思いな。
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