35 / 39
【五】君が香
・
しおりを挟む
夏の終わりに草刈りをした庭は、そろそろ枯れ草が増えてきた。
手をつけずに放っておくと、作物に虫がついたり病気を引き起こす原因になる。
そろそろまた手入れが必要だった。
刈り取った枯れ草は少しずつ焼くのだが、ひとまず離れの裏に集めることにした。草刈りをしたときと同じ場所なので、家の者の動きも手慣れたものだ。
蓮本家の敷地は、通りに面した玄関口に石の門が作られている他、三方を藁づくりの柵で覆っている。
家の裏には急斜面の森があり、松の木や椎が植わっていた。
大きく育った枝は敷地の中にも入り込んで、庭に木の実を落とす。
掃いても掃いてもどんぐりや松ぼっくりの類が落ちて来るので、下男はうんざりして切りが無いとぼやいていた。
「奥さま。今度は倒れないでくださいね」
「分かっています」
何かしていないとついあれこれと考えてしまうので、香代はまた庭の手入れに参加することにした。
今度こそ倒れさせるわけにはいかないと、たびたび、下女が気遣って強引に休ませる。
香代は苦笑したが、確かに今倒れるわけにはいかないので、素直に従った。
吉夜たちが家を出てから、五日が経とうとしている。
その間、主膳はときどき帰って来るが、お役目柄、香代に話せることもないのか、ほとんど話をしないまま身だしなみを整えてまた勤めに出るのだった。
香代自身、勝手をして迷惑をかけた自覚があるから、黙って待つことを自分に強いていた。
あばら屋で兵吾に最後まで犯されなかったことも、火に飲まれそうになったところを助けてもらえたことも幸運だったが、結果として吉夜に不要な火傷を負わせてしまったのだ。再び夫の負担になるわけにはいかない。
毎朝足を運ぶようになった沈香寺でも、紅葉が見頃を迎えている。
山門に向かう階段を、落葉が赤く染め上げていた。
例の無口な寺男が淡々と葉を集めていたが、眉を寄せているところを見れば、蓮本家の下男と同じくきりがないと思っているのだろう。
話しかけても邪険に思われるだけだろうから、香代は頭だけ下げて通り過ぎた。
和尚は変わらず、香代の来訪を喜んでくれた。
吉夜と共に訪れるのを待っている和尚は訝しみ、
「まだ帰って来んのか。例の疑いは晴れたんだろう?」
「ええ、まあ……」
香代はあいまいに答えることしかできない。
首を傾げる和尚の横で、香代は仏前に手を合わせた。
***
その日の昼過ぎ、珍しく吉夜から文が届いた。
中を見れば、旅装束の準備をと書いてある。
領地を巡察に行くのか、それとも他の場所へ行くのだろうか。
香代は気になりながらも、言われたとおりにわらじや脚絆の準備をした。
一度帰って来るかと思いきや、荷物はそのまま、供の者が持って行ってしまった。
(……吉夜さま……)
香代は何も言わず、その姿を見送った。
辰之介と吉夜の話を思い出せば、二人は兵吾という捕物を押さえるために、なにかを仕掛けるつもりなのだろう。
それが吉夜の旅支度に絡んでいるのだろうとは、想像できた。
(どうか、ご無事で……)
香代は祈りながら眠りについた。
***
床についてしばらくした頃、パチパチと、小さな音が聞こえた。
(……なにかしら)
夢うつつの中、耳をすます。
何かが爆ぜる、パチンという音がした。
どこかで聞いたことのある音だ。
たき火の中で――木の実が爆ぜるような。
香代ははっとして、身を起こした。
「誰か……!」
縁側に出て声をあげるのとほぼ同時に、「奥さま!」と悲鳴のような声が聞こえた。
「離れに火が! 火が……!」
香代は血の気が引くのを感じた。
転がるように外に出れば、離れの裏から火が上がっている。そこにあったのは枯れ草の山だ。
煌々と火が燃え、ときどき、しいの実が爆ぜて破裂する。
ときどき、ぼっ、と火が強まるのは、転がっている松ぼっくりのせいだろう。枯れ草を油分の多い木の実と一緒にして、建屋の近くに集めたのは失策だった。
家の者が水を運んでいるのが見えた。濡らした布で火をたたこうとする者もいるが、もうそれで消える様子はない。
「危ないからやめなさい!」
香代は腕を引いてやめさせた。藁葺きの屋根にも火が飛んでいる。
それはどう見ても、枯れ草から広がった火ではなさそうだ。
(でも――それなら、どこから?)
思ったとき、暗闇から放たれた一条の光が、離れの縁側にぶつかった。
(――矢?)
ぞっとする間にも、ふたたび火のついた矢が放たれる。今度は二本同時に飛んできて、離れの雨戸に刺さった。
射手は裏の森の木の上らしい。
「お、奥さま。ここは危のうございます、はやくお逃げください!」
混乱する中でも、家の者は香代を守ろうとしている。
自分だけでも無事でいたいと思って当然のはずなのに。
今の香代にはそれが、心強い。
(だからこそ、やらねばならないことがある)
香代は森の方を睨みつけた。たぶんそこには、兵吾がいる――武官から身を起こした十和田家で、弓の名手と言われた男が。
「――陣屋に知らせを!」
香代は襷掛けしながらそう叫んで、水釜に手をかけた。
家の者が目を丸くする間に、ざぶんと頭から水をかぶる。
「――すぐに戻ります。斧を準備してください。できるだけ多く」
引き留める余地を与えず、香代は離れに飛び込んだ。
火の手はまだ建屋の外にしか及んでいないようだが、中には煙が充満している。
香代は姿勢を低くして、袖で口元を押さえながら進んだ。
(持っていけるものは限られる……)
離れには、蓮本家の家宝といえる香木がある。その量たるや、香代ひとりで運べるものではない――が、
(少しでも無事に運び出せれば……)
陣屋で香の会を開く――という話が、頭に残っていた。
貴重な香木を失っては、吉夜のお役目にも差し障るはずだ。
家を守る。それが妻の勤めだ。
自分のすべてを以て、その勤めを果たすつもりだった。
煙が目に入り、涙で視界が歪んだ。こほ、と咳をして煙を吐き出す。
どこからか風が入ったのか、不意に煙が向きを変えた。
それに導かれるように顔を逸らしたところで、目に入ったものに動きを止めた。
(あれは……)
ぱちん、と音がした。振り向けば、中にも火の手が入り込んできている。
もうこれ以上中にいては危ない。
(義父上、吉夜さま……)
香代は心の中で呟いて、無我夢中でそれを胸に抱き、外へと転び出た。
「奥さま……!」
「大丈夫……わたしは大丈夫です」
出てくるときに、また煙を吸ったらしい。香代は咳き込んでから、「柱を……」と指差した。
「離れの柱を倒して。早く!」
「柱を……?」
家の者がうろたえる。が、香代は大きくうなずいた。
「火を離れに留めます!」
その場に立ち上がった香代は、大きく息を吸った。
「殿の居所が近くにあって、火の手を広げるわけにはいきません!」
その後ろではメラメラと、炎が燃えている。香代はそれを睨みつけた。
「旦那さまたちはおられずとも、できることは全てします! ――この命に変えても、火の手はこの蓮本家に留めます!」
香代の姿に、庭にいた者は目を奪われ、そしてうなずいた。
「こっちだ! 行くぞ!」
「女たちは手分けして人を集めるんだ!」
「水も集めろ、急げ!」
火の矢はその間も、変わらず庭に飛んでくる。
それでも香代は臆することなく、陣頭で指揮を取り続けた。
手をつけずに放っておくと、作物に虫がついたり病気を引き起こす原因になる。
そろそろまた手入れが必要だった。
刈り取った枯れ草は少しずつ焼くのだが、ひとまず離れの裏に集めることにした。草刈りをしたときと同じ場所なので、家の者の動きも手慣れたものだ。
蓮本家の敷地は、通りに面した玄関口に石の門が作られている他、三方を藁づくりの柵で覆っている。
家の裏には急斜面の森があり、松の木や椎が植わっていた。
大きく育った枝は敷地の中にも入り込んで、庭に木の実を落とす。
掃いても掃いてもどんぐりや松ぼっくりの類が落ちて来るので、下男はうんざりして切りが無いとぼやいていた。
「奥さま。今度は倒れないでくださいね」
「分かっています」
何かしていないとついあれこれと考えてしまうので、香代はまた庭の手入れに参加することにした。
今度こそ倒れさせるわけにはいかないと、たびたび、下女が気遣って強引に休ませる。
香代は苦笑したが、確かに今倒れるわけにはいかないので、素直に従った。
吉夜たちが家を出てから、五日が経とうとしている。
その間、主膳はときどき帰って来るが、お役目柄、香代に話せることもないのか、ほとんど話をしないまま身だしなみを整えてまた勤めに出るのだった。
香代自身、勝手をして迷惑をかけた自覚があるから、黙って待つことを自分に強いていた。
あばら屋で兵吾に最後まで犯されなかったことも、火に飲まれそうになったところを助けてもらえたことも幸運だったが、結果として吉夜に不要な火傷を負わせてしまったのだ。再び夫の負担になるわけにはいかない。
毎朝足を運ぶようになった沈香寺でも、紅葉が見頃を迎えている。
山門に向かう階段を、落葉が赤く染め上げていた。
例の無口な寺男が淡々と葉を集めていたが、眉を寄せているところを見れば、蓮本家の下男と同じくきりがないと思っているのだろう。
話しかけても邪険に思われるだけだろうから、香代は頭だけ下げて通り過ぎた。
和尚は変わらず、香代の来訪を喜んでくれた。
吉夜と共に訪れるのを待っている和尚は訝しみ、
「まだ帰って来んのか。例の疑いは晴れたんだろう?」
「ええ、まあ……」
香代はあいまいに答えることしかできない。
首を傾げる和尚の横で、香代は仏前に手を合わせた。
***
その日の昼過ぎ、珍しく吉夜から文が届いた。
中を見れば、旅装束の準備をと書いてある。
領地を巡察に行くのか、それとも他の場所へ行くのだろうか。
香代は気になりながらも、言われたとおりにわらじや脚絆の準備をした。
一度帰って来るかと思いきや、荷物はそのまま、供の者が持って行ってしまった。
(……吉夜さま……)
香代は何も言わず、その姿を見送った。
辰之介と吉夜の話を思い出せば、二人は兵吾という捕物を押さえるために、なにかを仕掛けるつもりなのだろう。
それが吉夜の旅支度に絡んでいるのだろうとは、想像できた。
(どうか、ご無事で……)
香代は祈りながら眠りについた。
***
床についてしばらくした頃、パチパチと、小さな音が聞こえた。
(……なにかしら)
夢うつつの中、耳をすます。
何かが爆ぜる、パチンという音がした。
どこかで聞いたことのある音だ。
たき火の中で――木の実が爆ぜるような。
香代ははっとして、身を起こした。
「誰か……!」
縁側に出て声をあげるのとほぼ同時に、「奥さま!」と悲鳴のような声が聞こえた。
「離れに火が! 火が……!」
香代は血の気が引くのを感じた。
転がるように外に出れば、離れの裏から火が上がっている。そこにあったのは枯れ草の山だ。
煌々と火が燃え、ときどき、しいの実が爆ぜて破裂する。
ときどき、ぼっ、と火が強まるのは、転がっている松ぼっくりのせいだろう。枯れ草を油分の多い木の実と一緒にして、建屋の近くに集めたのは失策だった。
家の者が水を運んでいるのが見えた。濡らした布で火をたたこうとする者もいるが、もうそれで消える様子はない。
「危ないからやめなさい!」
香代は腕を引いてやめさせた。藁葺きの屋根にも火が飛んでいる。
それはどう見ても、枯れ草から広がった火ではなさそうだ。
(でも――それなら、どこから?)
思ったとき、暗闇から放たれた一条の光が、離れの縁側にぶつかった。
(――矢?)
ぞっとする間にも、ふたたび火のついた矢が放たれる。今度は二本同時に飛んできて、離れの雨戸に刺さった。
射手は裏の森の木の上らしい。
「お、奥さま。ここは危のうございます、はやくお逃げください!」
混乱する中でも、家の者は香代を守ろうとしている。
自分だけでも無事でいたいと思って当然のはずなのに。
今の香代にはそれが、心強い。
(だからこそ、やらねばならないことがある)
香代は森の方を睨みつけた。たぶんそこには、兵吾がいる――武官から身を起こした十和田家で、弓の名手と言われた男が。
「――陣屋に知らせを!」
香代は襷掛けしながらそう叫んで、水釜に手をかけた。
家の者が目を丸くする間に、ざぶんと頭から水をかぶる。
「――すぐに戻ります。斧を準備してください。できるだけ多く」
引き留める余地を与えず、香代は離れに飛び込んだ。
火の手はまだ建屋の外にしか及んでいないようだが、中には煙が充満している。
香代は姿勢を低くして、袖で口元を押さえながら進んだ。
(持っていけるものは限られる……)
離れには、蓮本家の家宝といえる香木がある。その量たるや、香代ひとりで運べるものではない――が、
(少しでも無事に運び出せれば……)
陣屋で香の会を開く――という話が、頭に残っていた。
貴重な香木を失っては、吉夜のお役目にも差し障るはずだ。
家を守る。それが妻の勤めだ。
自分のすべてを以て、その勤めを果たすつもりだった。
煙が目に入り、涙で視界が歪んだ。こほ、と咳をして煙を吐き出す。
どこからか風が入ったのか、不意に煙が向きを変えた。
それに導かれるように顔を逸らしたところで、目に入ったものに動きを止めた。
(あれは……)
ぱちん、と音がした。振り向けば、中にも火の手が入り込んできている。
もうこれ以上中にいては危ない。
(義父上、吉夜さま……)
香代は心の中で呟いて、無我夢中でそれを胸に抱き、外へと転び出た。
「奥さま……!」
「大丈夫……わたしは大丈夫です」
出てくるときに、また煙を吸ったらしい。香代は咳き込んでから、「柱を……」と指差した。
「離れの柱を倒して。早く!」
「柱を……?」
家の者がうろたえる。が、香代は大きくうなずいた。
「火を離れに留めます!」
その場に立ち上がった香代は、大きく息を吸った。
「殿の居所が近くにあって、火の手を広げるわけにはいきません!」
その後ろではメラメラと、炎が燃えている。香代はそれを睨みつけた。
「旦那さまたちはおられずとも、できることは全てします! ――この命に変えても、火の手はこの蓮本家に留めます!」
香代の姿に、庭にいた者は目を奪われ、そしてうなずいた。
「こっちだ! 行くぞ!」
「女たちは手分けして人を集めるんだ!」
「水も集めろ、急げ!」
火の矢はその間も、変わらず庭に飛んでくる。
それでも香代は臆することなく、陣頭で指揮を取り続けた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【令和カストリ小説】「焼け野原の夜空」~昭和22年、和夫の初恋~
糺ノ杜 胡瓜堂
歴史・時代
「令和最新版」カストリ雑誌風味小説!・・・いや、今、適当に考えたシリーズなのですが。
「帝都大空襲の夜 ~戦争未亡人と少年、禁断の情事~」
・・・に続く、戦中・戦後シリーズ!
ちなみに、「カストリ雑誌」「カストリ小説」ですが、「カストリ」とは戦後の混乱期に闇で出回った粗悪な密造酒のこと。
カストリ雑誌は、そんなアングラな雰囲気の粗悪で安価な大衆紙で、エロ・グロをメインした少々いかがわしい雑誌のことです。
そんなカストリ雑誌に掲載されていたポ◯ノ小説の雰囲気を意識して書いてみました。
これを映像(アダルトビデオ)で表現されているのが、「巨匠」ヘンリー◯本氏だと思うのですが、「あの時代」独特の「女の生と性」をテーマにした内容、私は大好きです。
昭和22(1947)年と言えば、5月に新憲法(現在の日本国憲法)が発布され、敗戦で廃墟となった日本が、未来に向かって必死に立ち上がろうとしていた時代です。
丁度焼け野原に、雑草の新芽が芽吹き始めたように・・・。
まだ都市部は空襲によって破壊された廃墟が多く、闇市、労働争議、激しいインフレーションと、人々の生活は大変でしたが、そんな中でも人々は戦争から開放された「自由」を謳歌していました。
そういう時代の中で、夫を戦争で失い、東京の都市部の外れで二人きりで暮らす母子と、◯◯歳の◯◯生、和夫の切ない恋と別れを描いた内容です。
・・・・とか、カッコいいこと言って、内容はいつもどおりエロなんですけど(笑)
例によって拙い文章ですが、「あの時代」の雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。
登場人物
●主人公 和夫(かずお)◯◯歳の◯◯生。
復員して運輸省に勤める父と、タイピストの母と暮らしている◯学◯年生。
妹、弟達は群馬の母方の祖母の所に疎開しているが、東京の食糧事情が良くないために、そのまま群馬に滞在しており、和夫は父母と三人で暮らしている。
●淑子(よしこ) 34歳
色白でほっそりとした美しい戦争未亡人。
新聞記者だった失い、一人娘の美音(みおん)と二人で暮らしている。
戦死した夫の軍人恩給だけではとても生活できないはずだが、小綺麗な身なりで、困窮した様子もなく母子で生活している。
村人とは没交渉で、村の外れの古い一軒家で暮らしている。
●美音(みおん) ◯◯歳
淑子の一人娘。
身長152センチ、パッチリとした切れ長の目に、長めの髪をオカッパにカットしたヘアスタイルが似合う、どこかエキゾチックな美少女。
美音(みおん)という当時としては珍しい名は、外国駐在経験がある新聞記者だった父がイタリア人の友人の新聞記者の名からもらって命名した。
和夫の初恋の相手。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
華闘記 ー かとうき ー
早川隆
歴史・時代
小牧・長久手の戦いのさなか、最前線の犬山城で、のちの天下人羽柴秀吉は二人の織田家旧臣と再会し、昔語りを行う。秀吉も知らぬ、かつての巨大な主家のまとう綺羅びやかな光と、あまりにも深い闇。近習・馬廻・母衣衆など、旧主・織田信長の側近たちが辿った過酷な、しかし極彩色の彩りを帯びた華やかなる戦いと征旅、そして破滅の物語。
ー 織田家を語る際に必ず参照される「信長公記」の記述をふたたび見直し、織田軍事政権の真実に新たな光を当てる野心的な挑戦作です。ゴリゴリ絢爛戦国ビューティバトル、全四部構成の予定。まだ第一部が終わりかけている段階ですが、2021年は本作に全力投入します! (早川隆)
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】絶望の枷〜壊される少女〜
サディスティックヘヴン
ファンタジー
★Caution★
この作品は暴力的な性行為が描写されています。胸糞悪い結末を許せる方向け。
“災厄”の魔女と呼ばれる千年を生きる少女が、変態王子に捕えられ弟子の少年の前で強姦、救われない結末に至るまでの話。三分割。最後の★がついている部分が本番行為です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる