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第参章 散りぬるを
4話 説得
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ずぐんずぐんと臓腑がよじれるような痛みが腹部に断続的に続く。
まるで、大きな芋虫を飲み込んで、そいつが腹を食い破って出てこようとしているような痛み。
体内で暴れ回る化け物との戦いは概ね月に一度。
菖蒲は、背は低い方だが体付きは豊満で、早熟だったせいか比較的早くに初潮を迎え、以来毎月この痛みと戦っている。
余り腹部の怪物が暴れ回れようものなら、よじれた臓腑から絞り出される様な嘔吐感が備わって、眩暈までしてくる。
果ては痛みで眠れないものだから、寝不足で頭痛までしてくる始末だ。
たまにすっと意識が薄くなり、ふわりと気持ちよくなる瞬間があるが、どうやらそれは気を失っていると、心配して様子を見に来た新造に言われた。
特に楼閣に売られ客を取るようになってからは痛みが酷くなった。昼夜と体を酷使する仕事なのだから仕方がないとはいえこの痛みだけは毎度神仏に恨み言が絶えない。
喉が渇いて水差しから湯呑に水を入れようとしたところ、すっと襖が開いて牡丹が入ってくる。
気分の悪い時に見たくもない商売敵の顔だ、さっさと追っ払ってしまおうと、布団をしっかり口元まで被ってそっぽを向く。
「なんだい牡丹、あたしの行水が重いことは知ってるだろ? こんな時にまともに話なんてできないよ」
静かに襖を閉めると牡丹は湯呑に水を注いで菖蒲の手元まで運び
「どんぞ」
と言って渡す。困ったように微笑む牡丹だが
「あぁ、やはり美人だ」
と菖蒲は思う。
———美しさには自信がある。
いや、容貌で負けたら自分が牡丹に敵うところなどないのだからそれを守るために沢山の化粧品を買いこんだりもする。
花の露やへちま水と呼ばれる肌に馴染ませるもの食事にも気を遣い、風呂に行った時は絹の糠袋と洗い粉で体を磨く。
毎日のそういった努力があって菖蒲の肌は柔らかくすべすべとしていて吸い付くような白さだ。
だが牡丹はそう言った努力をしているのを見たことがない。おそらく何もしなくても美貌を保てる体質なのだろう、羨ましいことこのうえない。
「行水の時でなければ、暇なくおきちゃをとっている菖蒲と話すんは難しいでありんすぇ」
それについては、昼間寝てばかりいる牡丹にも問題があるのではないかと思うが、今は余計な言い合いをする体力はない。
はぁと一つ溜息を吐くと布団の上に起き上がって座る。
おそらく何を言っても席をはずしてはくれないだろう。柔和な仏様のような優しさを持っていながら牡丹は頑固だ。
「そういえば、牡丹とさしで話すのは久し振りだね。何の用だい? あぁ、煎茶でも煎れんしょうか」
そう言って傍に控えていた新造に湯を持って来るように言い付ける。
「もてなしは結構でありんす。体がままならない辛さは判りんす、横になってくんなまし」
菖蒲ほどひどくはないが牡丹も行水はかなり重たい方で、行水になると腹痛に悩まされる。
それに比べて椿が行水で苦しんでいる所はあまり見たことがない。
「牡丹、おんしはわっちの好敵手でありんす。わっちの容貌は誰にも負けやせん。牡丹がおらんかったらわっちが華屋のお職についとりゃんした。その好敵手に無様な姿をさらすんはわっちの誇りが赦しんせん」
珍しく丁寧な廓言葉で牡丹に言う。
菖蒲は牡丹が若山の頂点なのは充分に理解している。菖蒲はほんの少し始発点が遅れただけ。同じように教育を受けていたなら生娘であろうがなかろうが、突き出しが振袖だろうが留袖だろうが頂点を取れていたという自負は忘れない。
この、余裕で人の心配をしに来る態度がどうしようもなく腹が立つのだ。
牡丹は一つ溜息を吐いて
「そんなら、煎茶を入れて貰いんしょうか」
という。
丁度菖蒲の妹新造が湯を持ってきたので、菖蒲は宇時から仕入れた新芽の香り高い煎茶を煎れる。
「藤姐さんが廓から出て、何年経ったかねぇ。文字の読み書き、教養、立ち居振る舞いから、琴や三味線、和歌、……何一つ牡丹には敵いんせんかった。だけど、容姿だけは負けんと、この姿に誇りを持っておりんした」
己の矜持を決して棄てたりはしない、そう決意しながら生きて来た。
「わっちは容貌じゃ菖蒲には敵わないことくらいとうに気付いておりんした」
出された煎茶を少し啜ると牡丹は茶托に湯呑を置いて「菖蒲」と名前を呼んだ。
「なんだい、怖い顔して」
「七日前、椿に何を言んした?」
すっと菖蒲の顔が青褪めると口を歪めて舌打ちした。
「椿、あのとんちきが!」
誰に話されてもまずい内容だが、寄りによって正義感の塊のような牡丹に話すなど。
だから牡丹には絶対に言うんじゃないと念を押したというのに、聞いていなかったのか。
「菖蒲、きちっと断りんした椿は立派でありんす。先達の頼み、悪いことと判っとりんしても、断わるんは度胸がいりんす。己の責任と菖蒲のことを考えて思い留まったんは、椿の優しさでありんすぇ?」
「はっ、何かと思えば説教を垂れ流しにきたんでありんすか。そんなら、煎茶を飲んでとっとと自分の部屋に戻んな」
ぷいと顔を背けて犬でも追い払う様な手付きで牡丹をあしらう。
だが牡丹は立ち去ろうとするどころか菖蒲の間夫に対して酷い暴言を投げ付けた。
「間夫の名前……、勘八というそうでありんすね。お歯黒溝の油虫と有名でありんす」
遊郭で言う油虫とは、女を買う金がない癖に未練たらしく朱塗りの格子に張り付いて中の妓を眺めるだけの無様な男の誹謗だ。大見世の総籬ならまだしもそれがお歯黒溝と言われるとは大した侮辱を受けたものである。
「勘八のことを悪く言うのはいくら牡丹でも赦しんせん!」
案の定、菖蒲は牡丹の頬を張り飛ばす程の勢いで袖を振りかぶった。
聞く耳すら持たれないよりはと菖蒲を煽ったが、予想以上に効果があったようだ。
怒り狂おうが話を聞いて貰えるなら御の字だ。
「足抜けなんて、愚かなこと考えるのはよしなんし。いいことなんありんせん」
「牡丹には判りゃあせん。間夫も作らん女郎に色恋の心が判ってたまるかい」
牡丹は恋をしたことがない訳ではない。
人に想いを寄せる意味を知らない訳でもない。
だが、盲目的になっては己の首を絞めるだけ。そして間夫飼いは見世に不利益を与える様なら容赦なく男の方が断罪される。そうして涙を流す妓を幾人も見て来たからこそ菖蒲には思い留まって欲しかった。
「菖蒲、もちっとゆっくりと考えなんし。今は勘八に言われた『所帯を持つ』という言葉に夢を見ているだけでありんす。時をおいて、いつもの菖蒲に戻りんしたら、きっと愚かだと思い直すこともありんしょ?」
狂犬のような顔付きで牡丹を睨み付ける菖蒲の肩にそっと手を置いて牡丹は説得を続ける。
共に学んできた同朋だ。教養が追い付かなくてもそこまで愚かではない筈だ。
「所帯持って、子をなして普通の女になりたいんだ。こんな所で好いてもいない男に抱かれ続けるなんざ、もう真っ平なんだよ」
女の幸せを求めた妓は地獄を見る。普通の女になりたいなら責務をきちんと果たして年季明けの後に夢を求めなければ。
何もかもを投げ出して逃げるなど赦されない。
「行く先行く先に苦労はついて回りんす。世話になったお父さんとお母さんに、恩を仇で返す積もりでありんすか? 華屋の妓の扱いは他の見世の女郎も羨ましがるほどの扱い。ここで暮らすんが菖蒲にとって一番幸せだと思いんすけどなぁ?」
赦されないというのに、何ゆえ妓は夢を見てしまうのか。
菖蒲を説得するのは難しいかもしれない。
椿が諦めたように、心はとうに遊郭を抜けた先に馳せてしまっているのだから。
「もう、決めたんだよ。わっちは勘八と一緒になる」
「……判りんした。わっちに言えることはこれ以上ありんせん」
牡丹は冷めてしまった湯呑の茶を煽って飲み干す。もうこれ以上は続ける積もりはない。
「けんど椿も、他の妹たちも、この件に巻き込むことはわっちが許しゃせんのぇ?」
最後に言えるのはこの一言に尽きる。
己の撒いた罪は己で摘み取るというならそれでいい。
確か菖蒲の傍に控える新造の名前は野菊と言ったか。何事かあった際にはこの娘を引き取る覚悟をせねばなるまい。
「判ったよ。もう、いいだろ。出てってくれ」
牡丹はもやもやと渦巻く不甲斐なさを感じながら襖を閉めた。
「全くどいつもこいつも!」
菖蒲は空になった湯呑を壁に投げつけた。
偽りを紡ぐ町だから本当の恋をしてはならぬ、というなら何がために心などあるのだ。
まるで、大きな芋虫を飲み込んで、そいつが腹を食い破って出てこようとしているような痛み。
体内で暴れ回る化け物との戦いは概ね月に一度。
菖蒲は、背は低い方だが体付きは豊満で、早熟だったせいか比較的早くに初潮を迎え、以来毎月この痛みと戦っている。
余り腹部の怪物が暴れ回れようものなら、よじれた臓腑から絞り出される様な嘔吐感が備わって、眩暈までしてくる。
果ては痛みで眠れないものだから、寝不足で頭痛までしてくる始末だ。
たまにすっと意識が薄くなり、ふわりと気持ちよくなる瞬間があるが、どうやらそれは気を失っていると、心配して様子を見に来た新造に言われた。
特に楼閣に売られ客を取るようになってからは痛みが酷くなった。昼夜と体を酷使する仕事なのだから仕方がないとはいえこの痛みだけは毎度神仏に恨み言が絶えない。
喉が渇いて水差しから湯呑に水を入れようとしたところ、すっと襖が開いて牡丹が入ってくる。
気分の悪い時に見たくもない商売敵の顔だ、さっさと追っ払ってしまおうと、布団をしっかり口元まで被ってそっぽを向く。
「なんだい牡丹、あたしの行水が重いことは知ってるだろ? こんな時にまともに話なんてできないよ」
静かに襖を閉めると牡丹は湯呑に水を注いで菖蒲の手元まで運び
「どんぞ」
と言って渡す。困ったように微笑む牡丹だが
「あぁ、やはり美人だ」
と菖蒲は思う。
———美しさには自信がある。
いや、容貌で負けたら自分が牡丹に敵うところなどないのだからそれを守るために沢山の化粧品を買いこんだりもする。
花の露やへちま水と呼ばれる肌に馴染ませるもの食事にも気を遣い、風呂に行った時は絹の糠袋と洗い粉で体を磨く。
毎日のそういった努力があって菖蒲の肌は柔らかくすべすべとしていて吸い付くような白さだ。
だが牡丹はそう言った努力をしているのを見たことがない。おそらく何もしなくても美貌を保てる体質なのだろう、羨ましいことこのうえない。
「行水の時でなければ、暇なくおきちゃをとっている菖蒲と話すんは難しいでありんすぇ」
それについては、昼間寝てばかりいる牡丹にも問題があるのではないかと思うが、今は余計な言い合いをする体力はない。
はぁと一つ溜息を吐くと布団の上に起き上がって座る。
おそらく何を言っても席をはずしてはくれないだろう。柔和な仏様のような優しさを持っていながら牡丹は頑固だ。
「そういえば、牡丹とさしで話すのは久し振りだね。何の用だい? あぁ、煎茶でも煎れんしょうか」
そう言って傍に控えていた新造に湯を持って来るように言い付ける。
「もてなしは結構でありんす。体がままならない辛さは判りんす、横になってくんなまし」
菖蒲ほどひどくはないが牡丹も行水はかなり重たい方で、行水になると腹痛に悩まされる。
それに比べて椿が行水で苦しんでいる所はあまり見たことがない。
「牡丹、おんしはわっちの好敵手でありんす。わっちの容貌は誰にも負けやせん。牡丹がおらんかったらわっちが華屋のお職についとりゃんした。その好敵手に無様な姿をさらすんはわっちの誇りが赦しんせん」
珍しく丁寧な廓言葉で牡丹に言う。
菖蒲は牡丹が若山の頂点なのは充分に理解している。菖蒲はほんの少し始発点が遅れただけ。同じように教育を受けていたなら生娘であろうがなかろうが、突き出しが振袖だろうが留袖だろうが頂点を取れていたという自負は忘れない。
この、余裕で人の心配をしに来る態度がどうしようもなく腹が立つのだ。
牡丹は一つ溜息を吐いて
「そんなら、煎茶を入れて貰いんしょうか」
という。
丁度菖蒲の妹新造が湯を持ってきたので、菖蒲は宇時から仕入れた新芽の香り高い煎茶を煎れる。
「藤姐さんが廓から出て、何年経ったかねぇ。文字の読み書き、教養、立ち居振る舞いから、琴や三味線、和歌、……何一つ牡丹には敵いんせんかった。だけど、容姿だけは負けんと、この姿に誇りを持っておりんした」
己の矜持を決して棄てたりはしない、そう決意しながら生きて来た。
「わっちは容貌じゃ菖蒲には敵わないことくらいとうに気付いておりんした」
出された煎茶を少し啜ると牡丹は茶托に湯呑を置いて「菖蒲」と名前を呼んだ。
「なんだい、怖い顔して」
「七日前、椿に何を言んした?」
すっと菖蒲の顔が青褪めると口を歪めて舌打ちした。
「椿、あのとんちきが!」
誰に話されてもまずい内容だが、寄りによって正義感の塊のような牡丹に話すなど。
だから牡丹には絶対に言うんじゃないと念を押したというのに、聞いていなかったのか。
「菖蒲、きちっと断りんした椿は立派でありんす。先達の頼み、悪いことと判っとりんしても、断わるんは度胸がいりんす。己の責任と菖蒲のことを考えて思い留まったんは、椿の優しさでありんすぇ?」
「はっ、何かと思えば説教を垂れ流しにきたんでありんすか。そんなら、煎茶を飲んでとっとと自分の部屋に戻んな」
ぷいと顔を背けて犬でも追い払う様な手付きで牡丹をあしらう。
だが牡丹は立ち去ろうとするどころか菖蒲の間夫に対して酷い暴言を投げ付けた。
「間夫の名前……、勘八というそうでありんすね。お歯黒溝の油虫と有名でありんす」
遊郭で言う油虫とは、女を買う金がない癖に未練たらしく朱塗りの格子に張り付いて中の妓を眺めるだけの無様な男の誹謗だ。大見世の総籬ならまだしもそれがお歯黒溝と言われるとは大した侮辱を受けたものである。
「勘八のことを悪く言うのはいくら牡丹でも赦しんせん!」
案の定、菖蒲は牡丹の頬を張り飛ばす程の勢いで袖を振りかぶった。
聞く耳すら持たれないよりはと菖蒲を煽ったが、予想以上に効果があったようだ。
怒り狂おうが話を聞いて貰えるなら御の字だ。
「足抜けなんて、愚かなこと考えるのはよしなんし。いいことなんありんせん」
「牡丹には判りゃあせん。間夫も作らん女郎に色恋の心が判ってたまるかい」
牡丹は恋をしたことがない訳ではない。
人に想いを寄せる意味を知らない訳でもない。
だが、盲目的になっては己の首を絞めるだけ。そして間夫飼いは見世に不利益を与える様なら容赦なく男の方が断罪される。そうして涙を流す妓を幾人も見て来たからこそ菖蒲には思い留まって欲しかった。
「菖蒲、もちっとゆっくりと考えなんし。今は勘八に言われた『所帯を持つ』という言葉に夢を見ているだけでありんす。時をおいて、いつもの菖蒲に戻りんしたら、きっと愚かだと思い直すこともありんしょ?」
狂犬のような顔付きで牡丹を睨み付ける菖蒲の肩にそっと手を置いて牡丹は説得を続ける。
共に学んできた同朋だ。教養が追い付かなくてもそこまで愚かではない筈だ。
「所帯持って、子をなして普通の女になりたいんだ。こんな所で好いてもいない男に抱かれ続けるなんざ、もう真っ平なんだよ」
女の幸せを求めた妓は地獄を見る。普通の女になりたいなら責務をきちんと果たして年季明けの後に夢を求めなければ。
何もかもを投げ出して逃げるなど赦されない。
「行く先行く先に苦労はついて回りんす。世話になったお父さんとお母さんに、恩を仇で返す積もりでありんすか? 華屋の妓の扱いは他の見世の女郎も羨ましがるほどの扱い。ここで暮らすんが菖蒲にとって一番幸せだと思いんすけどなぁ?」
赦されないというのに、何ゆえ妓は夢を見てしまうのか。
菖蒲を説得するのは難しいかもしれない。
椿が諦めたように、心はとうに遊郭を抜けた先に馳せてしまっているのだから。
「もう、決めたんだよ。わっちは勘八と一緒になる」
「……判りんした。わっちに言えることはこれ以上ありんせん」
牡丹は冷めてしまった湯呑の茶を煽って飲み干す。もうこれ以上は続ける積もりはない。
「けんど椿も、他の妹たちも、この件に巻き込むことはわっちが許しゃせんのぇ?」
最後に言えるのはこの一言に尽きる。
己の撒いた罪は己で摘み取るというならそれでいい。
確か菖蒲の傍に控える新造の名前は野菊と言ったか。何事かあった際にはこの娘を引き取る覚悟をせねばなるまい。
「判ったよ。もう、いいだろ。出てってくれ」
牡丹はもやもやと渦巻く不甲斐なさを感じながら襖を閉めた。
「全くどいつもこいつも!」
菖蒲は空になった湯呑を壁に投げつけた。
偽りを紡ぐ町だから本当の恋をしてはならぬ、というなら何がために心などあるのだ。
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