衣食住に満たされた異世界で愛されて過ごしました

風巻ユウ

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三柱の世界

もう一つの泣きフラグ回収*

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「義理の親子なんですか?」
「そう。俺はコウの養子。正確に言うとコウの伴侶の連れ子だね」

私と聖騎士のカテルさんは今一緒に馬厩舎へと向かっている。

神子の晃さんと話をして、彼自身のことも気にかかったし、事件の真相や神々のことも問い質してみたくて、また今度会う約束をして別れた。
ルークスさんを探してる事情もあり、あの場では、長々とお話できなかったことが非常に悔やまれる。
再度、晃さんと会うことにはなったが全てを話してくれる保証はなかった。
それでも、また今度はルークスさんも交えて話をすることで事情を打ち明けてくれるのではと期待している。

晃さんと別れる間際、私は迷子であることをカミングアウトしたら「カテルくん、案内してあげなよ」という晃さんのお達しで、お供に聖騎士カテルさんを連れて、こうして馬厩舎まで歩いている次第。
ええ年こいて迷子ですみません。だけど、避けろと忠告されていた庭を通ったおかげで神子様とも会えた。早起きは三文の得ということにしておいてほしい。

さあ、そんな情けない迷子話より晃さんとカテル氏の関係である。
聞けばカテルさんから、あっさり教えてもらえた。二人は義理の親子関係だそうで。

「晃さん結婚してたんですか」
「まあ、事実婚だけどね。一緒に住んでた。俺の親と俺とコウと、三人で暮らしてた。実の親は俺が小さい頃に死んだんだけど、義理堅いことにコウは俺の面倒をみてくれて、騎士学校に入学するまで育ててくれたんだ」

この帝国の騎士学校は寄宿制で、成績優秀者は卒業までの学費免除が保証されてるんだって。そういやこの人、帝国最強の聖騎士とか言われてましたな。
まぢで優秀な人なんだね。普段がチャラいからあまりそうは見えないけど。

「義理とはいえ育ててもらった大恩があるからさ。放ってなんておけないよね」

あーと、これはカテルさん、かなり晃さんのこと大好きパターンですね。
親の前では厳しいこと言うくせに、こうして他人に事情を話せば親を心配してるのが丸分かりである。
心配しすぎて厳しくなっちゃうパターンか…ツンデレですな。
身近な人に当たってしまうのは思春期で終えとこうねとは思うがカテルさんの場合それだけじゃないだろう。義理の親子関係をも超越したラブ臭がする。
最近、匂いフェチの自覚をした私の嗅覚に間違いはない。
もうお前らくっついちゃえよと脳内でムフフしてる間に馬厩舎へと辿り着いた。

馬厩舎まで、本当に庭を通り抜けたら直ぐだった。
庭の端を囲う柵を越えたら馬厩舎の裏手だったのだ。
馬の嘶きが聞こえる。馬厩舎の中には何頭もの馬がいた。一頭づつお部屋があるんだね。それぞれ快適そうに暮らしている。
空きの部屋は散歩やら任務やらで出てるのだろう。私は一頭一頭のお顔を見つつ、ついでに尻観察。ふむ。皆ええケツしとるのう。サラブレッドの尻ってなんでこんなキュッと引き締まってプリケツなんだろうねえ。

「なあ…結局コウはハツネちゃんのことを知ってる理由、言わなかったな」

カテルさんも馬を見ながら、そんなこと私に言ってくる。
あれは目線の先の馬じゃなくて晃さんのことずっと考えてたんだな。
どんだけラブ臭発すれば気が済むんだってくらい気にかけちゃってまあ…わからんこともない。恋にウカレトンチキ中なのは私も一緒である。
ここは仲間だと思って真剣に応えてあげましょ。

「今度、晃さんにお話聞くときカテルさんも一緒しますか?ルークスさんも一緒だし、もしかしたら話してくれるかもしれませんよ」
「…随分ルークスを持ち上げるねえ。一緒に行けばコウが素直になると確信してるようだけど」
「なんとなくですよ。確信じゃありません。ほら、ルークスさんてバカ真面目じゃないですか。真っ直ぐで、憎めない…そういう人の前で嘘吐くのって案外難しいもんです」
「なるほど…」

カテルさんが私の方を向いた。
私は馬厩舎の入り口付近で、カテルさんより数メートルは離れたところにいる。
それでもその距離はあっという間に縮まった。気づけばカテルさんは私の目の前まで来ている。

「ねえ、前にも言ったけど、俺と付き合わない?真剣に」
「え。それは……」

私は目を見張る。答えようとしたところでカテルさんに両肩を掴まれたからだ。
ぐっと引き寄せられてカテルさんの体に胸がくっついてしまった。くっついたところで正面から抱きすくめられる。おい?

「俺って優良物件だよ。騎士として腕もあるし顔もイイでしょ。ね、付き合おうよ」
「だからそれは…!」

断ったじゃないかと言葉を紡ごうとした時、背後から人の近づく気配がした。
砂を踏む音と「ハツネ殿…」という声。私は急いで後ろを振り向いた。

「ルークスさん!」

おおマイスイート!と駆け寄りたいとこだがカテルさんが放してくれん。
一体なんなんだお前。いきなり告ってくるしくっついてくるしそのどれもが本意じゃないくせに…はっ、まさかこれ罠…?!

「やあ、ルークス。遅かったね。君がいない間にハツネちゃんとお話弾んじゃって、ついでに柔らかいものをいただくよ」

柔らかいものってなんだーー?!と叫ぶ暇なく尻を揉まれた。

「ぎゃーーっ!」
「ちょっと、もう少し色気のある声出しなよ。演技くらいできないかな」
「演技ってあんた…!」

やはりこれは罠だ。わざとルークスさんの前でやってんだ。やばいこれ、ルークスさんが本気にとったら嫉妬されて監禁まで一直線のフラグが立ってしまう。

「やめてよ!本気じゃないくせにこういうのは…っ、ひいいいいい」

また尻揉むなーーーーーーーっ!!!

「ハツネ…!」

ルークスさんが呼ぶ。私はそっちへ身を捻る。
あっさりカテルさんの腕は外された。
急いでルークスさんへアタック!彼の胸へと飛び込んで、力いっぱい抱き締めた。

「ルークスさん!ルークスさん…!」

頭をグリグリ動かしてルークスさんに甘えた。ああああ感無量。汗の匂いがするけどこれは運動してきた後だからだね。
いつもより着崩してる服の隙間から見えた胸肌へ、たまらず顔を埋めた。

「ハツネ…」

ルークスさんが頭を撫でてくれる。これはもっと甘えねば。
甘えて監禁フラグをへし折らねばならぬ。
私は胸肌をペロッと舐めてからそこから上へ、彼の"茨の鎖"に舌を這わす。

「待てハツネここで?!」

驚き声を発するその喉の声帯があるらへんで、かぷり。
甘噛みして唾液で濡らしてやった。

「うあ…っ」

感じてますなルークスさん。このまま何もかも有耶無耶にしてやんよ。
ぺろぺろと"茨の鎖"部分を舐めまくって性感を煽りまくる。

「あれー?折角、お礼にと思って悪役になってあげたのに…これはもう必要ないねえ」

やっぱそうか。カテル氏、わざと当て馬になってくれたのはありがたいけど、監禁コースだけは回避しなきゃいけないんだ。ここは全力でフラグを折らせてもらう。

「ルークスさん、ちゃんとお話しましょ…私のこと避けるとは…いい度胸過ぎますよ…」
「あ…は…ハツネ…話す、から…それはもう、やめてくれ…え、あ…っ」

右側からも左側からも首周りの"茨の鎖"へ、満遍なく舌を這わせて頑張ってみた。
頑張っちゃった結果、ルークスさんの理性を見事に奪うことができたようだ。
ルークスさんの手が私の背を這い胸へ、揉まれる。服の上からだけど胸を揉んでた手は確実に中心の赤首を捉え、揉みしだいては指で摘まれる。
あ…ブラジャーしてないわ。いやなんかこっちの世界の胸当てってなんか堅っ苦しくてね。つい、着替えの時に無視しました。
おかげで布越しに乳首抓まれて急な刺激に身悶えちゃうよ。

「っん、ルークスさぁん…」
「ハツ、ネ…その声…クる…!」

何がクるの?とは聞けないな。このまま"茨の鎖"こと首の性感帯責めだけでイかせてあげたい気持ち満々だからね。

「イっちゃって…ルークスさん…」

私は彼のズボンの中へと手をつっこみ、固くなり始めてる陰茎へと手を這わせた。
最初は指で触れるだけ、それから徐々にタッチの回数を多くして、首筋への甘噛みと同時に先っぽを掴んであげた。

「うっく…」
「我慢しなくていいですよ」

いっぱい敏感な先を弄ってあげる。
みるみる固く、太くなっていくルークスさんのモノ。
"茨の鎖"を舐めて、手を動かして、触れば触る分だけ、ルークスさんの息も上がっていく。

「はぁ…もう駄目だ…」

ルークスさんの腰が萎えたみたい。馬厩舎の壁に背をぶつけ、そのままずるずるとへたりこんだ。

「気持ち良すぎて?」
「ああ…ハツネ、上に乗ってくれ」

私はパンツを下げた。スカート内に隠された秘部は今、何にも覆われていない。
ルークスさんの前も寛いであげる。外に出た立派なモノはきちんと天を向いて透明な汁を滴らせていた。すごく興奮する。

「私の前でイってくれたらいいですよ」
「なかなかの意地悪だな…」
「あんな余所余所しい態度とって私を哀しませた罰ですから」
「…っ、すまなかった…」
「素直なルークスさんが好きですよ」

きちんと謝ったご褒美に唇へとキスをする。腰は降ろしてルークスさんの膝上に乗ってはいるが、微妙に男性器から外して座っている。まだ入れてあげない。

「んっあ…ふ…ん、ねえルークスさん、もっと感じてください…」

再び"茨の鎖"に触れて愛撫すると同時に口でもディープにキスをして性感を目一杯高めていく。

「感じてるっ…感じてる、から…もう…首はやめてくれ…」

嫌だと言われたら余計にやりたくなる。

「私のこと、避けたのなんでですかあ?」

尋問しながらルークスさんの首を絞めるような形で触れてあげた。
淡く白い仄かな私の魔力が"茨の鎖"を侵食していく。

「は…っ首…」

かなり感じてるね。ルークスさんの体は小刻みに震えっ放しである。

「まだ出しちゃ駄目」

すでに起立して張り詰めている陰茎の根元を右手でぎゅっと握ってあげた。
そして先っぽだけ私の陰唇に触れさせ、そこにだけ刺激を与えてあげる。
左手は変わらず首の性感帯を弄ってます。"茨の鎖"は本当に便利。首につけたこともあってルークスさんの脈動をダイレクトに感じ取れる。
彼の吐く息もどんどんと艶かしくなっていくの、たまらない…。

「出せなくて苦しいでしょ。なにか私に言うこと、ありますよね」
「あ、ああ…君を哀しませたことは謝る…」
「肝心の理由を言ってくださいな。じゃないと、ずっとこのままですよ」
「…うぅ…っ」

喘ぐ姿を惜しみなく見せてくれるのは嬉しいけど、このまま達せないと辛いでしょうに、なかなか理由を教えてくれないルークスさん。
黙しながらもルークスさんの手がスカートに潜り込んでお尻に回って尻たぶに触れる。さっきカテルさんにもみも~みされたとこだね。
そこを労わるように撫でてくれるもんだから私の腰も萎えそうだ。地面で膝立ちがけっこうキツイのもあるけど。

「言ってくれないと、このまま犯しますよ」

逆レイプってやつで。首への"茨の鎖"だけじゃなく手首とペニスも縛って、私だけが愉しくイってしまおうか。

「あなたの性器を使ってただ抜くだけの単純な作業です。野外で、しかも馬厩舎で、いつ人が来るとも知れないところで永遠に犯されたいですか?」

と問えば、ルークスさんはゆっくり笑った。相変わらず怒らないね。
そういうとこ、大好きですよ。

「ふふ…容赦ないハツネ殿をもっと見ていたい気もするが…」

ルークスさんの腕が私の腰に回る。束縛してない腕は自由だものね。
こうなるとは思っていたけど…それを期待していたんだからしょうがない。

「あうん…!」

腰をぐっと取られて、力強く猛った怒張を押し込まれる。
衝撃で私の右手は握っていた根元から離れ、そのまま一気に奥まで突き上げられてしまった。

「っ、は、あ…!」
「痛いか?ハツネ…」
「んうー…奥の方…すっごいズシンってきました…」
「…痛くないのか?」

ん?なんで繰り返し聞いてくるんだ。前に痛いって泣いたからかな。

「痛いっていうよりジンジンしてますけど…」

もう一度、ルークスさんの首に両手を添えて、それから膝立ちはやめた。
奥よりも足が痛い。全体重を目の前の愛しい人に預けてしまう。

「もしかして前に痛がったの気にしてますか?」
「………」

無言で目ぇ逸らしたよ。気にしてんだね。

「…君に無理を強いた。反省してる。だが、目を覚ましたばかりの君を見たら反省なんて吹っ飛んだ。また抱きたい欲に駆られた。
君に負担など掛けたくないのに……今だって…っ、限界ギリギリなんだぞ」

て、そんな潤んだ瞳で訴えられたら胸キュンするわ。
あんた、どんだけ私のハートを奪う気だ。

「知ってますか。私にだって欲望あるんですよ。ルークスさんのこと、無茶苦茶に乱れさせてやりたいって欲望が…」
「う…っ」

両手で包み込むように触れた"茨の鎖"…これこそ私の欲望の権化だ。
愛撫するだけで愛しい人を丸ごと奪えるんだから、ただの性交なんかよりよっぽど欲深く罪作りな代物だと思う。

「あふ…ハツネぇ…」
「色気パネェっすルークスさん…反省なんてしないで、お互い欲望に忠実でいきましょう」

そう宣言してからは本当に本能のまま動いた。
ほどなくルークスさんのは達して私の中に欲望を解き放ったし、私は彼への愛撫をやめてあげない。隙があれば"茨の鎖"を弄って煽りまくって彼が感じてる声を聞いて背筋をぞくぞくさせた。

「ッ、!」

ついには地面へと押し倒される。

「んあっん、イく…!」
「ハツネ、可愛い、ハツネ…!」

のしかかってきたルークスさんを受け止めただけで、ぎゅうっと私の女の部分が悦んでるのが分かる。

「ふあ、あっ、ひああ…っ」

達してもまだ突かれて中は連続で痙攣しまくってる。
脚を抱え上げられ腰が浮く。深く入り込んできたルークスさんの欲望が、また奥の方まで穿つから私は身悶えた。

「んああーらめ、らめぇえーー…!」

すごい快感が突き抜ける。腰が勝手に跳ねて首振るだけじゃ快感を逃しきれない。
たまらずルークスさんに縋り付いて甘えた。ついでとばかりに彼の服も乱してやる。ボタン引きちぎっちゃったけど気にしない。

「ひああ、アーー」
「すごい…っ、しまる…!」

何度も良いとこ衝かれて何度も絶頂を迎えて、身悶えながらも彼の首に縋り付いて"茨の鎖"を愛でる。

「そこは本当にヤバイ…っあ、くぅ…」

中出しも、何度されたか分からない。一緒にイってるとは思うけど、奥を刺激されると本当に理性が飛んじゃうからもう訳わかんなくなるんだよね。

「ふああ…はぁ…」
「ああ…ハツネ…」

繋がったまま思いっきりハグ。
お互いの息は乱れ心音が鳴り響き温もりを感じ合う。
このまま溶けちゃいそうだ…。

「ルークスさん…泣いてる…」
「っ、あー…ダメだ見ないでくれ…」
「嫌でーす見まーす」

手で瞳を覆い隠そうとするのを全力阻止。
翡翠色の宝石からポロポロとダイヤの粒が零れ落ちてるみたいよ。
私の、精一杯の詩的表現でたとえると。

「さっき"茨の鎖"を撫でたの。駄目押ししちゃったかな」
「…っ、そういうことにしておいてくれ…」

あれま。何を強がってるか知らないけど、私に泣かされたくせに生意気な。
しょうがないので彼の綺麗な金髪を撫で撫でしてあげました。
髪紐が解けちゃったね。セミロングのさらさら髪の毛が陽光に煌めいて綺麗だよ。
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