衣食住に満たされた異世界で愛されて過ごしました

風巻ユウ

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三柱の世界

どうしようもなく愛しくて*

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らぶえっちのはずがギャグえっち

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 もうトロットロに溶かされたから十分だよ。と言っても尚丁寧にお股を解されて、私の羞恥心は既に天元突破。
 長い愛撫で皮膚はどこもかしこも敏感になった気がするのに、ルークスさんは再び私の腿をぷにぷにしてべろんべろん舐めてくれる。

「ひあん…っ」
「きちんと慣らしておかないと痛い思いするのは君だよ」

 初めてだし慣らすのは賛成だけど、太股吸引してキスマークつけたり耳に吐息吹きかけたりするのは過剰なんではないかなと思わないでもないよ。
 じっくりと性感を高めてもらえて私はすっかり出来上がっている。そう、襲う獣からみたら完全に与し易い獲物状態だ。私はルークスさんを見つめて訴える。

「いじわるうぅぅ…」

 いつまでも甚振ってないで早く止め刺せよという心理だ。
 私としては非難するような意味合いで見つめたんだがルークスさんには一ミリも伝わってなかったようだ。

「そんな潤んだ瞳でみつめないでおくれ。色っぽい君も素敵だけどね」

 それは褒めてるのかね。最早、前戯だけで脳内蕩かされた私には判断がつかない。だから反論もできない。
 されるがままにまた抱きしめられる。この時ルークスさんの鍛え上げられた肉体とぴったりくっついたので気づいた。

 お腹に物量のある固いものが当たるんだが、なんぞ?

 そっと布団の中を見やればそこには物体Xが。
 おおおおあれが噂の男のナニいいいいいい

「触る?」とか聞いてくるなお前それ、しまえ!と、もし日常でポロリされたら罵ってしまうとこだが、今はベッドの中である。
 しまえどころか、それ使ってあれでこれであーれーなことする五秒前だ。

 私は知らず知らずの内にゴクリと唾を飲み込んでいたらしい。
 喉を鳴らした音が聞こえたのか、ルークスさんはにこやかな笑みを浮かべて私の手を取り、己のそこを握らせた。

 ギャーぶにぶにすんよー!

 手に触れたそれは生温かくて柔い。なんかの生き物みたいだ。でか太いミミズと言われたら信じるかもしれない。
 思わずにぎにぎと握ってしまう。

「ああ…」

 ちょとそこ、艶かしく息を吐かない。
 長く触っていたい気もしないので、さっさと手は離した。

「もっと触ってもいいのだが」
「遠慮しておきます」
「なんなら愛でてくれてもいいのだが」
「信仰する勇気はありません」

 なんの勧誘だそれ。残念そうな顔するこの男どうにかしてくれ。
 そういや女子高通ってた時にも近所でこういう変態さんが出没してたな。
 オレのを握ってくれと迫ってくる変態さんだ。だいたい春先に出てきて学校の裏にある公園で自家発電している。
 そいつを彷彿とさせるような変態的言動は慎んでもらいたい。男ってみんなこういう生き物なのだろうか。

「じゃあ下の口で味わってみてくれ」
「生々しいこと言わないでください」

 十分に湿った私の秘所に、ルークスさんの猛った陰茎が押し当てられる。
 触った時には柔らかいと思ったのだけど、膣の入口へ何度も亀頭を擦りつけられていたら、なんだか固くて凶悪なものに思えてきた。
 つか、それ、挿れるの?入るのかな…。
 けっこうでかいんだけど、私、裂けちゃわない?
 だんだんとビビリが出てきて私を怖気させる。早いとこ済ませたいという思いと、入れないでくれという思いが絡んで、私はルークスさんの胸を押した。

「ハツネ殿…」
「…っ、やっぱ怖いです…」
「大丈夫だ。優しくする」

 泣きそうになっている私を抱き寄せ、頭を撫でて髪を何度も梳いてくれる。
 その手が優しいことに気づいて、なんとか心を奮い立たせた。

「脚を広げてくれるか。もっと…。柔軟性があれば痛みは少ないと聞く」

 そうなのか。なんでそんなこと知ってるんだというつっこみは今はなしにしよう。
 私に柔軟性はあるのかないのか、そこが問題だ。ヨガとか普通にできるけどね。
 痛くないよう信じて私は脚をM字開脚ばりに広げた。

「あっ」

 秘貝を割られる。
 ずっと陰唇へとナニを擦りつけてたから我慢できなくなったんだろうけど、もうちょっと待って欲しかったああああ。

「あうぅ…まだ入れないでよう」
「まだ入れてないぞ。先の方が吸い付いてるだけだ。大丈夫だから、力を抜いてくれ」

 えええこんなに違和感あるのにまだ入ってないとかどゆことー!
 ただ入口を広げられてるだけという事実に驚愕しつつ、驚きで力みすぎてたんだなと思い直し、肩の力を抜いた。ふう。リラックスリラックス。
 息を吐いて呼吸も整える。私が吸って吐いてを繰り返してるのを見てタイミングを図ったのだろう。
 吐いた瞬間にルークスさんは固くなった勃起根を押し入れてきた。

「──っ?!」

 痛い!…ん?あんま痛くない。思った以上に私の中は弾力があったみたい。
 亀頭がするりと入って膣の中に圧迫感はあるが、特に痛みらしい痛みはなかった。

「痛くないのかい?」
「そこまで…あ、でも動かれたら分からないです」

 なので動くときは一言声をかけるようにと言い置いて、私はベッドシーツを強く握った。緊張で心臓張り裂けそうだ。入ったことは入ったけどまだ先っぽという事実が前途を曇らせてくれる。

「あまり悲愴な顔しないでおくれ。君の心が傷つくところは視たくない」

 なんかそれ、似たようなこと前にも言ってたような…。
 心が傷ついているところなんか視覚できるわけもないのに。
 ルークスさんは感受性が豊かなのだろうか。それとも本当に視えるのだろうか。
 同じようなことを何度も言うから気になっちゃうじゃないか。

「傷ついたらあなたが癒してくれればいいですよ。いっぱい抱きしめてくれたら心の傷も治りますから」
「…本当に?」

 勿論と微笑んで、ルークスさんの首に触れる。そこは白い包帯が巻かれたままだ。

「私は傷つけてばかりでごめんなさい。癒しの魔法はかけてあげれないけど、癒す努力はできると思うの」
「気にするな。こうなったのも自業自得だ。それよりもむしろ…君との絆が出来たようで嬉しい」

 おおっと。傷つけられて嬉しいとかまたまた変態発言だね。
 ルークスさんが私に覆い被さる。ただ抱きしめてくれただけなのだが、少し動いたおかげで結合部分が深まった。

「うー…!」

 狭い膣道をいっぱいいっぱいに広げられる。痛みよりも圧迫感がすごい。

「キツいな…」

 ルークスさんも苦しそうとかどういうこった。
 そんなに私の中は締め付けてるのか。
 自分じゃ分からないからそういうのどうしようもないよ。

 少し動いてから一旦止まって、また動いては止まってと、私の様子を気遣いながら腰を進めてくれるルークスさん。優しくするというのは嘘じゃないようだ。
 また少しだけ動いて膣壁を擦った時だった。

「おっふ!」

 私の腰が浮く。なんだ?
 あと変な声でた。乙女が上げる声じゃねえなこれ。

「ここかな」

 ひええええ中をぐりぐりすんなああああ

「うや、や、そこ」

 変な感じすっからやめとくれ!

「ここが良いんだろう?」

 違うよ!変になるんじゃーい。
 おそらく私の良いところってやつなのだろうけど、こんな感覚になるとは想像だにしてなかった。これが気持ち良いってことなの?わからんわー。

 私は握りこぶしにシーツを巻き込み、歯を食いしばってその衝撃に耐えていた。
 どうやったらこれを気持ち良いと心底理解できるのか苦しむ。
 つっつかれる度に腰が跳ね上がってしまいジンジンじわじわそこから熱が広がっていく。

「うひい、ん、ああん、変になるだけだよお」

 必死で耐えてんのにルークスさんは私の乳を揉みながらしゃぶってる。
 お前そればっかだな。
 右の乳首をいいように舌で転がされ吸われたと同時に、膣中の弱点を突く。
 的確なプレイ。私が反応を示したとこばかり責めてくるわけだ。

「ふええ…」
「腕を回して…そう、もっと縋り付いておくれ」

 ルークスさんに腕を取られ、首の後ろに手を回すよう指示される。
 既に思考を放棄していたので私は素直にそれに従った。
 素肌のまま縋り付くのって気持ちいい。やっと感じた気持ちいいを逃したくなくて、私はルークスさんの唇に齧り付く。

「ん、はむはむ…」
「…可愛いことするな」

 なぜか窘められた。なぜだ解せぬ。
 お腹は違和感あってジンジンするから気持ち良いとは言えないのだよ。
 だからこそキスを求めたのに、ルークスさんは私の太股を掴んで更に腰を動かしてくれた。結合部がより深まる。

「ああーん、やああ…っ」

 敏感なところを擦り上げつつ、もっと奥へとルークスさんが入り込んでくる。
 てか、まだ入るんだ?でかい上に長いとでもいうのか…。
 私たちはがっちり抱き合い、ぴっちり隙間なく結合した。

「うぐ、だめ…動かない、で」

 しばらくお互いに肌を撫で摩り抱き合っていたのだけど、ふいに彼が動く。
 動けば亀頭の先が何かに触れたのか、私は奥に痛みを感じて呻いた。

 今度はなんだ。私の中は変なとこばっかだな。
 知識でなんやかんや知ってても実際に挿入されると未知の感覚ばかりが湧き出て困る。そしてそれが気持ち良いのかもわからずに翻弄されてくだけなのだ。
 優しくしてもらってこれなのに、もし強姦されたのだったなら…そりゃあ女性は泣くだけだわな。

「痛いか?」
「わかんな…あ、うあ、だから動かないで、って…ッ」

 ずるっと引き抜いては衝き入れるを何回か繰り返されて私は更に悲鳴を上げた。

「やあッ、奥、が…あああっ」

 ずぐんっ と奥の方を突かれる度に衝撃が走る。
 訳わかんない刺激を与えられて涙も出てきた。

「ひんっ、いやああ、痛いいいい」

 ルークスさんに、より縋り付く。回した腕の先で、手のひらが勝手に彼の背中を押して、指先は皮膚を引っ掻いているのだが、すべて無意識だった。

「…ああ、奥は固いな」
「痛いですいったいです奥の方ゴンゴンしないでくださいっ」

 涙目で訴えて、ついでに抜けとばかりにルークスさんの胸をぺちぺち叩いた。

「抜くのは無理だよ。君の中は気持ち良いからね」
「私も気持ち良くなりたいです」
「慣れると気持ち良いと聞くよ、奥も」

 慣れてないから。処女なんだから手加減してくれ。
 私はルークスさんを睨み上げ、仕返しとばかりに彼の乳首に指先を這わせた。
 男もここに性感帯あるんでしょ。知ってんだからね。オカマ兄から聞いたことあるんだから。私が兄から聞いたのは、学校の保健体育の授業より詳しくてとても為になる性教育である。第一に今、役立ってるからね。

「感じちゃうでしょ」
「ふふ…どっちかというと擽ったいかな」
「我慢しなくていいんですよ」

 それこそ擽る様に、私は彼の乳首への愛撫をやめてあげない。
 ほれほれ、息よ乱れろ、頬よ紅潮しろ。私はこの時確かに調子に乗っていた。
 下は繋がったままだというのに煽ったのだから、しっぺ返しは必ずやってくるのだ。

「いけない子だね」
「あんんーーッッ」

 ごりっと勃起根が私の弱点を抉ってくる。腰が浮いた。
 浮いた腰はルークスさんの両膝の間に挟まれ、ガッチリ固定されたまま蜜壷を掻き回されてしまう。

「やんっ、んあ、ああ」

 今まで腰を浮かせて衝撃を逃がしていたのに、押さえ込まれてしまったので、すべての衝撃が私の中に響いてしまう。
 ルークスさんの逞しい男根が私の膣道を通る。敏感なところを先っぽで突いては引いて突き入れてを繰り返してくる。
 やんやんと首を振って私は悶えた。あんなに気持ち良いと感じなかったはずのそこは、ずんずん衝かれて熱を広げ私の中を熱くする。

「もうだめ、変になる、私、おかしくなる…!」

 ぎゅっとルークスさんの肩を掴んで私の体はビクついた。
 自分でも分かるくらい彼の肉棒をキュンキュンに締め上げていた。
 なんせ背筋に電撃みたいなのが走って下半身にめっちゃ力入れたからね私。これ、イクってやつでしょ。

「ハツネ…私も、もう…ハツネ…っ」

 ルークスさんから呼び捨てされるの初めてかもしれない。それだけ彼も限界ってことだろうか。

「はあぁぁん…中はダメ…」

 膣の中は熱すぎて蕩けきっていて、はっきり言って雄のものを欲しがっている。
 だけど受け入れちゃいけない。婚前どころかお付き合いすらしてない状態で身篭ったらやばかろう。
 それに彼は皇族とかいう雲上人である。恋人はいないと言っていたが、婚約者とか親が決めた許嫁とか本人の知らないところでいそうである。

「……はぁ…責任はとる…だから…」
「んうぅ…ふぅ…ダメえぇぇ…」

 思いっきり首振って否定した。外に出してくれ。避妊は大事だよ。

「…分かった」

 て、言ったくせに膣の中に埋まってたブツはぶるぶる震えるとかどういうこった。

「やだあ!」

 肩を掴んで押すがびくりともしない。
 腕ごと抱え込まれて私の抵抗は虚しく終わった。

「あ、あ、あぁぁ…」

 出された。出されてしまった。いくら処女でも分かるぞ。
 中が熱いとか精子感じちゃうのおおおとかは無いけど。
 それはエロ本というファンタジーの中でしか起こらないと知った処女喪失日。
 じゃなくて、男性だって達したら震えるとかくらい知ってるのだ。
 しかもルークスさんたら出した後も何度か腰振って全部搾り取るよう膣の中を刺激してくる。私の中は正直で、咥えてる雄の根から欲しいものを搾り取ろうと勝手に蠢いている。放たれた精液は確実に、膣道を遡り奥の方へと注がれた。

「すまないハツネ殿……くっ…泣かないでくれ…」

 ルークスさんの声が耳元で、苦しそうな呻き声と共に聞こえた。
 その呻き声は何?心が苦しいの?じゃあなぜ苦しんでまで中出ししたんだよ。
 今涙してるのは生理的な涙だ。けれど私の心は違う涙を流しているのだろう。
 それで泣かないでくれ?随分と身勝手だこと。

「…………ばか」

 ルークスさんの頭を撫でた。
 この自分勝手な人が、どうしようもなく愛しくて…。
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