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灰天使と黒天使の時空超越ランデブー
【番外】堕天使降臨
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中位能天使タモンフェレス・ユトフェ。
天主に見限られ、堕天した。
白かった両翼は漆黒に染まり、もはや自作した漂白剤でも落とし切れぬ黒さだ。
天界を追放された者は魔界へ堕ちるという。俺は下界に落ちたのだが……。
「ここはどこだ」
丘の上から遠くを見渡せば馬、牛、羊、犬、豚、たまに猫。家畜ばかりが見えるので、どこかの牧場に落とされたことは理解した。
丘陵地帯の合間が牧歌牧歌しているのは田舎の証拠。都会で人間が沢山いるところにいきなり落とされても困るから、田舎で助かったかも知れない。
しかし、いるのは動物ばかり。
黒くなった翼を広げ、丘から降りてみた。途端に草原ウルフに囲まれたということは、意図せず縄張りに降りてしまったようだ。
「すまんな。手向かいすれば容赦せん」
飛びかかってきた草原ウルフの顔周りを真空魔法陣で囲む。直ぐにウルフどもは苦しみ出し、やがて動かなくなった。
呼吸している生き物など空気を奪えば生きていけぬのだ。
天界で天使相手には通じなかった真空魔法陣も、下界でなら有効だ。天使は光素で動いているからな。真空にしても死なん。
魔法陣自体も、通じない。というか、魔力の根源である魔素を取り込んで使うタイプの魔法陣を天使たちは毛嫌いしている。魔素を使う方が効率的だというのに、魔界ではそれが主流だからと嫌悪しているのだ。いつまで大昔の諍いを引きずっているのか、理解に苦しむ。
だが、堕天してしまえば、そのような苦しみから解き放たれるだろう。
解き放たれた今、俺は空気を吸い、魔素を取り込んで魔法陣を形成、こうして突如の襲撃にも対処できたというわけだ。
あー、びびった。
光素の無いところで生きるの初めてだからな。それなりに覚悟して堕天したとはいえ、天主の守護なきところで実際どうなるかは、体験してみないと実感もできぬこと。
体験してみた今は、お、何とかなるっぽいぞという感覚。先達の堕天使たちも同じような思いをしたのだろうか。
あ、皆、魔界だった。下界に落とされた天使なんぞ数千年ぶりではなかろうか。
そんなレアな存在になれたことに心躍るが誰にも自慢できぬ我が身。虚しい。
「ここは本当にどこだ」
歩けど歩けど、人里が見えぬのだ。
黒翼は仕舞った。翼を出すにもエネルギーが要る。堕天して光素が供給されなくなった今、何かしらの糧をいただかなくては翼も出せないし、それ以前に餓死してしまう。
魔素供給でもいいのだが、まだ慣れなくて生体エネルギーへの変換効率が悪い。人間のように食べ物を摂取してもいい。ただこれも、変換効率が著しく劣る。
何だかんだで光素に慣らされた体。こいつが一番、糧になるのだ。
悲しいことに、これが現実だ。
いっそ、その辺の家畜でも食べるかと思った頃、岩と草むらの向こうに漏れる光を発見。
「は? こんなところに、エーテルがあるだ、と?」
光に近づけば近づくほど、濃密な光素の気配。
フゴフゴと豚が鼻を突っ込もうとした草むらをかき分け、「ちょっとあっち行ってろ」と脇にスポッと入ろうとする羊を横にやり、クゥンと鳴き声を洩らす犬が先行して見つけたのは────。
「天使────?!」
の幼子だな。翼がまだ灰色だ。髪の色も灰色で、天使にしては珍しい色合いだ。天使は大体が白金か金髪だから。
かく言う俺も金髪だが、堕天したからか、くすんできたな。このまま暗い色になるのかもしれない。
俺の髪のことはいい。問題はこの幼天使。見たところ五・六歳くらいの幼子だ。
「幼いのに、もうこんなにも多くのエーテルの祝福を身にまとっている。これ程までに愛された存在が、何故に下界におるのだ……?」
そこが解せん。堕天したのなら翼は黒くなるし、それは天使の子でも変わらぬはず。
堕天してなくとも、ここまで光素まみれで魔素の供給も受け、そして普通に空気を吸っているのは……常識で考えても、おかしい。
「この流れ……服の裏に、魔法陣か……?」
全ての供給を賄う中心は、この幼天使を包む黒衣にあるようだ。緻密に施された魔法陣は繊細で、光陣しか使わない使えない腐った天使どもの発想じゃ、こうはいかない。
「収納鞄か、これは……」
肩掛け鞄が巻きついている。幼子が持つにはベルト部分が長いようだ。きっと、サイズ調整できなかったのだろう。
この幼子が、親が、その周りの人間が……誰がやるにせよ、急いで身支度を整えた形跡があちこちに見られる。
「余程、切羽詰まった状況のようだな」
幼天使を抱き起こし、顔を上に向けさせる。見た感じ、ありふれた灰翼の天使だ。やや美しい顔をしているか────と、観察しつつ、安全な場所まで運ぶ。
あの木下がいいだろう。木陰で、近くに小川があって、涼しそうだ。
木陰で胡座をかき、その膝に幼くあどけない天使を乗せる。
「いいな、この格好……」
じわじわと光素が補充されていくのを感じ取れる。天使の子に施された魔法陣は、ただくっついているだけの俺にも影響を与えるようだ。
素晴らしいな、この魔法陣の製作者。
天界の腑抜けた奴らがつくる光陣なぞ、クソの役にも立たなかった。悪魔を悔い改めさせる仕事には万能な魔法陣が必要なのに、作ろうとも現場の話を聞こうともしなかった。
その中には、この魔法陣を作る者はいなかったのだろう。これだけ素晴らしい腕を持つ者だ。きっと引き抜かれ、高位の者に囲われでもしているのだろう。
現場はいつも後回し。政争の玩具。
残念なことだ。
ふと、膝の幼い天使を見る。
肩掛け鞄が絡まって苦しそうなのを見咎め、鞄を外してやった。そして、なんともなしに中身を覗く。
「これは──────」
中身、オーラがヤバかった。天界のものが入っていると思っていた俺の常識が崩壊するには十分な、見たことのない武器、防具、服装、アイテムの数々……。
何なのだ、これ……訳分からない。ただの収納鞄ではないのか……?
ありえない量の物品が詰め込まれ、尚、余裕がある。明らかに制限付きの収納鞄ではない。何なのだこの鞄まで……。
鑑定魔法陣をかけて確かめる。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
時空ポシェット【鞄】
種類:ダンジョン産アイテム
能力:空間能力最高極位値
称号:『無限収納鞄』『時空超越鞄』
――――――――――――――――
ダンジョン産だったか。しかし称号の時空超越がよく分からんな。
よくよく鑑定したら、鞄の中の時流を物によって調節できるとある。具体例として「熱々のシチューはどれだけ時間が経っても冷めないよう腐らないように調整します」ということだ。
え、凄くないかこれ。物凄い高性能じゃないか! これがダンジョンの宝箱で手に入るだと? 無限収納なら聞いた事あるが、時流の調節とは……そんな凄い物が出るダンジョンがあるだなんて聞いた事ないが……。
まあ、戦いに明け暮れていた俺だから聞かなかったのだろう。
そう結論づけ、中身のチェックをしようと最初に手にしたものを引きずり出し、鑑定魔法陣を向ける。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
ゴッド・セプタ【神笏】
種類:神具
能力:神能最高位値
称号:『神王降臨』『擬似霊憑依』
――――――――――――――――
一番ヤベエもんを最初に手に取ってしまったとこの時は思ったが、この後にもっとヤベエもんが続々と出てくるので、この限りでは無い。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
マナス・チャカ【白銃】
種類:英雄武器
能力:能力最高位値
称号:『三部族平定』
――――――――――――――――
どこの英雄だ。少なくとも天界産ではない。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
ヴァジュダラ・トッコ【神杵】
種類:神具
能力:神能最高極位値
称号:『雷帝天』
――――――――――――――――
おお、頭がクラッとした。もう駄目だ。これ以上を調べたら俺の頭はイカれちまったと自壊するレベルだ。
他の武器や防具にも鑑定魔法陣をかざしてみたが、神具だとか英雄だとか付いているのがチラッと見えた時点で、収納した。
見なかった。無し。
天主に見限られ、堕天した。
白かった両翼は漆黒に染まり、もはや自作した漂白剤でも落とし切れぬ黒さだ。
天界を追放された者は魔界へ堕ちるという。俺は下界に落ちたのだが……。
「ここはどこだ」
丘の上から遠くを見渡せば馬、牛、羊、犬、豚、たまに猫。家畜ばかりが見えるので、どこかの牧場に落とされたことは理解した。
丘陵地帯の合間が牧歌牧歌しているのは田舎の証拠。都会で人間が沢山いるところにいきなり落とされても困るから、田舎で助かったかも知れない。
しかし、いるのは動物ばかり。
黒くなった翼を広げ、丘から降りてみた。途端に草原ウルフに囲まれたということは、意図せず縄張りに降りてしまったようだ。
「すまんな。手向かいすれば容赦せん」
飛びかかってきた草原ウルフの顔周りを真空魔法陣で囲む。直ぐにウルフどもは苦しみ出し、やがて動かなくなった。
呼吸している生き物など空気を奪えば生きていけぬのだ。
天界で天使相手には通じなかった真空魔法陣も、下界でなら有効だ。天使は光素で動いているからな。真空にしても死なん。
魔法陣自体も、通じない。というか、魔力の根源である魔素を取り込んで使うタイプの魔法陣を天使たちは毛嫌いしている。魔素を使う方が効率的だというのに、魔界ではそれが主流だからと嫌悪しているのだ。いつまで大昔の諍いを引きずっているのか、理解に苦しむ。
だが、堕天してしまえば、そのような苦しみから解き放たれるだろう。
解き放たれた今、俺は空気を吸い、魔素を取り込んで魔法陣を形成、こうして突如の襲撃にも対処できたというわけだ。
あー、びびった。
光素の無いところで生きるの初めてだからな。それなりに覚悟して堕天したとはいえ、天主の守護なきところで実際どうなるかは、体験してみないと実感もできぬこと。
体験してみた今は、お、何とかなるっぽいぞという感覚。先達の堕天使たちも同じような思いをしたのだろうか。
あ、皆、魔界だった。下界に落とされた天使なんぞ数千年ぶりではなかろうか。
そんなレアな存在になれたことに心躍るが誰にも自慢できぬ我が身。虚しい。
「ここは本当にどこだ」
歩けど歩けど、人里が見えぬのだ。
黒翼は仕舞った。翼を出すにもエネルギーが要る。堕天して光素が供給されなくなった今、何かしらの糧をいただかなくては翼も出せないし、それ以前に餓死してしまう。
魔素供給でもいいのだが、まだ慣れなくて生体エネルギーへの変換効率が悪い。人間のように食べ物を摂取してもいい。ただこれも、変換効率が著しく劣る。
何だかんだで光素に慣らされた体。こいつが一番、糧になるのだ。
悲しいことに、これが現実だ。
いっそ、その辺の家畜でも食べるかと思った頃、岩と草むらの向こうに漏れる光を発見。
「は? こんなところに、エーテルがあるだ、と?」
光に近づけば近づくほど、濃密な光素の気配。
フゴフゴと豚が鼻を突っ込もうとした草むらをかき分け、「ちょっとあっち行ってろ」と脇にスポッと入ろうとする羊を横にやり、クゥンと鳴き声を洩らす犬が先行して見つけたのは────。
「天使────?!」
の幼子だな。翼がまだ灰色だ。髪の色も灰色で、天使にしては珍しい色合いだ。天使は大体が白金か金髪だから。
かく言う俺も金髪だが、堕天したからか、くすんできたな。このまま暗い色になるのかもしれない。
俺の髪のことはいい。問題はこの幼天使。見たところ五・六歳くらいの幼子だ。
「幼いのに、もうこんなにも多くのエーテルの祝福を身にまとっている。これ程までに愛された存在が、何故に下界におるのだ……?」
そこが解せん。堕天したのなら翼は黒くなるし、それは天使の子でも変わらぬはず。
堕天してなくとも、ここまで光素まみれで魔素の供給も受け、そして普通に空気を吸っているのは……常識で考えても、おかしい。
「この流れ……服の裏に、魔法陣か……?」
全ての供給を賄う中心は、この幼天使を包む黒衣にあるようだ。緻密に施された魔法陣は繊細で、光陣しか使わない使えない腐った天使どもの発想じゃ、こうはいかない。
「収納鞄か、これは……」
肩掛け鞄が巻きついている。幼子が持つにはベルト部分が長いようだ。きっと、サイズ調整できなかったのだろう。
この幼子が、親が、その周りの人間が……誰がやるにせよ、急いで身支度を整えた形跡があちこちに見られる。
「余程、切羽詰まった状況のようだな」
幼天使を抱き起こし、顔を上に向けさせる。見た感じ、ありふれた灰翼の天使だ。やや美しい顔をしているか────と、観察しつつ、安全な場所まで運ぶ。
あの木下がいいだろう。木陰で、近くに小川があって、涼しそうだ。
木陰で胡座をかき、その膝に幼くあどけない天使を乗せる。
「いいな、この格好……」
じわじわと光素が補充されていくのを感じ取れる。天使の子に施された魔法陣は、ただくっついているだけの俺にも影響を与えるようだ。
素晴らしいな、この魔法陣の製作者。
天界の腑抜けた奴らがつくる光陣なぞ、クソの役にも立たなかった。悪魔を悔い改めさせる仕事には万能な魔法陣が必要なのに、作ろうとも現場の話を聞こうともしなかった。
その中には、この魔法陣を作る者はいなかったのだろう。これだけ素晴らしい腕を持つ者だ。きっと引き抜かれ、高位の者に囲われでもしているのだろう。
現場はいつも後回し。政争の玩具。
残念なことだ。
ふと、膝の幼い天使を見る。
肩掛け鞄が絡まって苦しそうなのを見咎め、鞄を外してやった。そして、なんともなしに中身を覗く。
「これは──────」
中身、オーラがヤバかった。天界のものが入っていると思っていた俺の常識が崩壊するには十分な、見たことのない武器、防具、服装、アイテムの数々……。
何なのだ、これ……訳分からない。ただの収納鞄ではないのか……?
ありえない量の物品が詰め込まれ、尚、余裕がある。明らかに制限付きの収納鞄ではない。何なのだこの鞄まで……。
鑑定魔法陣をかけて確かめる。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
時空ポシェット【鞄】
種類:ダンジョン産アイテム
能力:空間能力最高極位値
称号:『無限収納鞄』『時空超越鞄』
――――――――――――――――
ダンジョン産だったか。しかし称号の時空超越がよく分からんな。
よくよく鑑定したら、鞄の中の時流を物によって調節できるとある。具体例として「熱々のシチューはどれだけ時間が経っても冷めないよう腐らないように調整します」ということだ。
え、凄くないかこれ。物凄い高性能じゃないか! これがダンジョンの宝箱で手に入るだと? 無限収納なら聞いた事あるが、時流の調節とは……そんな凄い物が出るダンジョンがあるだなんて聞いた事ないが……。
まあ、戦いに明け暮れていた俺だから聞かなかったのだろう。
そう結論づけ、中身のチェックをしようと最初に手にしたものを引きずり出し、鑑定魔法陣を向ける。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
ゴッド・セプタ【神笏】
種類:神具
能力:神能最高位値
称号:『神王降臨』『擬似霊憑依』
――――――――――――――――
一番ヤベエもんを最初に手に取ってしまったとこの時は思ったが、この後にもっとヤベエもんが続々と出てくるので、この限りでは無い。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
マナス・チャカ【白銃】
種類:英雄武器
能力:能力最高位値
称号:『三部族平定』
――――――――――――――――
どこの英雄だ。少なくとも天界産ではない。
≪ステータス≫
――――――――――――――――
ヴァジュダラ・トッコ【神杵】
種類:神具
能力:神能最高極位値
称号:『雷帝天』
――――――――――――――――
おお、頭がクラッとした。もう駄目だ。これ以上を調べたら俺の頭はイカれちまったと自壊するレベルだ。
他の武器や防具にも鑑定魔法陣をかざしてみたが、神具だとか英雄だとか付いているのがチラッと見えた時点で、収納した。
見なかった。無し。
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