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黄金竜の影響とダンジョン経営編
72、ちびっ鬼野球して妖精紳士を知る
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赤鬼夫妻に待望の赤ちゃんが……! という衝撃ニュースは各階層のモンスターに満遍なく伝わったようで、赤鬼のところへお祝いに訪れるモンスターが後を絶たない。
お前、意外と人望があったんだな赤鬼。
「意外とは余計っすねシオさん」
「あら、俺ったら声に出してた」
「野球教えたからっすかね」
それだけでもないと思うが。
赤鬼はこのダンジョンの最古参だ。ガチャで一番に出た高級モンスターであり、イケメンだ。イケメン関係ないかもだけど、後から来た高級モンスターには必ず声がけしているようだから、面倒見が良いのだろうこのイケメン。
「モンスターで野球チームつくりたいっすね。今のとこ鬼だけのチームっすけど」
「鬼だけのチームって……橙鬼、紅鬼、青鬼、黄鬼、緑鬼、紫鬼、雑魚鬼ネオ……」
「白鬼も入れて欲しいっす」
「うちの弟はまだゼロ歳児だ」
「勿論、シオさんも入って」
「プラス黒鬼……で、九人か。丁度だな」
いつの間にか赤鬼監督率いる、ちびっこ小鬼チームができていた。
紅青黄緑紫の鬼たちは小鬼から五匹選抜して藻スラ卵で育成したやつらである。ゴブリンからは脱却したけど、まだまだサイズが少年でひ弱だ。野球をやる知能は育ったみたいだから、赤鬼が稽古つけているとか。
この五匹がメインで草野球していて、たまに橙鬼と雑魚鬼ネオが加わり、魔王が白鬼を連れて見学に来るらしい。
平和か。
「シオさんも参加するといいっす」
「いやあ、俺は名誉監督で」
観るのは好きだし人にも勧めるけど、やることはしない俺。
「そうだ。スポドリあげよう」
差し入れ監督でも可。
ワンダース五セット差し入れてから、八咫目に会いに行く。
フロストのこと、頼まないと。
「了承也」
八咫目先生、あっさり引き受けてくれる。
「新人の指導は任せよ」
そう言って早速、第五【階層(氷河)】まで飛んでくれた。文字通り、翼を広げて飛んでいく鴉を見送って、ネオに声をかける。
「修行を中断させてごめんな。今日はこれから俺の小姓でいいか?」
「シオ兄様についていくですぞっ!」
ビシッと敬礼してくれたけど、修行の方向性、これで合ってる? 八咫目は何を教えているのか……。
「八咫目の修行は厳しそうだけど」
「よきにはからっていただいているのですぞっ!」
言葉遣いがよきにはからってない気がする。
ネオを連れて第六【階層(迷宮)】に飛び、ぐってりしているカーディスを見つける。
「元気そうだな、カーディス」
「どこをどう見て元気と評するかねシオくんは」
普通に言い返せているのは病んでない証拠。あれだけ美醜に拘っていた割には、悪食と豚頭との温泉は平気だったように見える。
「背中の流し合いっこでもしたのか?」
「愚問だね。するわけないよね」
「したかもしれないじゃないか」
「するわけないよね。するわけないよね。するわけないしするわけもないよね」
何回も言われてしまったので本当にしてないのだろう。もっと親睦を深めて欲しい。一緒に湯船に浸かるとか、一緒に風呂上がりの牛乳飲むとか。他に風呂ならではの交流ってなにか……。
「何もしないからね。余計なこと考えないでくれシオくん」
考えただけなのに見抜かれた。
「それだけ考え事してますってポーズとってれば、君が余計なお節介を焼こうとしているのなんて、丸分かりなのさ」
ちょっと顎に手を当てて考える人のポーズとっただけでこの言い草。
「お節介だなんて……必要なことだぞ」
部下への労いは上司の勤めだ。カーディスだってこの迷路の主になったのだから、少しは部下と交流して円滑なコミュニケーションのできる職場を築いて欲しい。
だが、これを気まぐれ妖精で働かない妖精に言っても無駄かな。ただでさえこいつ、ガチャで召喚されずに勝手にうちに棲みついた妖精だし。
「まったく、適正を図ろうとして逆にこっちが大変な目に遭うだなんて本末転倒じゃないか」
「ん? 適正って」
「君の適正さ。シオくん」
どうしたカーディス。カーディスのくせに真面目ぶった顔でこっち見てきたぞ。前に橙鬼をデートに誘った時も、こういう雰囲気を出してなかったか……。
「僕はね、君を見極めようとしている。ダンジョンマスターとしての資質。このダンジョンのマスターとして相応しいかどうか。僕のダンジョンをあげたのだ。これくらいしてもらわないと困る。そういう気持ちでいたのだけどね」
「────お前のダンジョン?」
ここ、カーディスのダンジョンだったらしい。ということは、元ダンジョンマスターとかいうやつ?
「ちょっと待て、このダンジョンは親父がくれたものじゃ」
後継者がどうのこうの会議があった時、赤鬼にそう説明されたぞ。
「黄金竜に頼まれたからあげたのさ。息子の家にするって。まだ産まれたての君の家だよ。マスターの資質も分からないのにダンジョンマスターにするって、狂ってるね。あいつには息子の資質くらい視えていたかもだけど、僕には理解不能だよ赤ちゃんの気持ちなんてね」
えー、だったらこのダンジョンは元々はカーディスのもので、親父が俺にプレゼントしたいから頼んで貰って、今俺がダンジョンマスターってことだけど……。
カーディスの様子を見る限り、カーディスは俺のことなんて、ちっとも認めてなくて、ダンジョンあげたことを後悔している風情だ。
「ええーと、うちの親父がすまん。でも今更ダンジョン返すとかできないし。マザーがコアなんだ。ここを離れる気はないし、ここまで創ってきて愛着も湧いたというか」
「ちょっと待って、勘違いしている」
「何が?」
「僕が黄金竜にダンジョン譲ったのは合意の上だよ。返して欲しいなんて一切思わない。あいつは伴侶のためにダンジョンコアを欲しがっていた。ついでのように息子をダンジョンマスターにしたのが、ちょっと気になっていただけで、別にダンジョン返せとは望んでないからね」
「んえ? そうなの?」
「そうだよ。君はなかなか興味深いダンジョンを創る。低級モンスターだらけで野球と温泉でおもてなしされて、健康と美容のダンジョンだってさ。こんなダンジョン、見たことも聞いたこともないよ、実際ここにあるけどね! アハハハハ!」
そう言って快活に笑う、いや、笑い転げるカーディス。なんだろう馬鹿にされている気持ちになるのだが。
「こんなダンジョン見せられて……ふふ、僕にはもう君を試す気持ちなんか、だいぶ早い段階で無くなったよ……ぷふっ」
「笑ってるじゃんかー! 笑う要素あったか?!」
「楽しく過ごせるダンジョンでいいじゃないか。でも、それだけじゃない。この階層からは本来のダンジョンらしさも出ている。ここからどう進んで行くのか気になるのだよ。僕は妖精紳士だから、迷路で冒険者をいじめるのが愉快でしょうがない。今後が楽しみなのさ」
相変わらず紳士を間違えてるな。本当の紳士はいじめなんてしないぞ。たぶん。
カーディスのことは会った時から変なやつだと思っていたけど、よりおかしなヤツだったと知れただけで、特に関係は変わらないのだった。
元ダンマスだろうと、俺のダンジョンで働いてくれるなら大切な従業員だ。たとえ本人、働くというよりボランティア精神で動いているとしても。
妖精紳士とは、素直じゃない生き物なのだ。
お前、意外と人望があったんだな赤鬼。
「意外とは余計っすねシオさん」
「あら、俺ったら声に出してた」
「野球教えたからっすかね」
それだけでもないと思うが。
赤鬼はこのダンジョンの最古参だ。ガチャで一番に出た高級モンスターであり、イケメンだ。イケメン関係ないかもだけど、後から来た高級モンスターには必ず声がけしているようだから、面倒見が良いのだろうこのイケメン。
「モンスターで野球チームつくりたいっすね。今のとこ鬼だけのチームっすけど」
「鬼だけのチームって……橙鬼、紅鬼、青鬼、黄鬼、緑鬼、紫鬼、雑魚鬼ネオ……」
「白鬼も入れて欲しいっす」
「うちの弟はまだゼロ歳児だ」
「勿論、シオさんも入って」
「プラス黒鬼……で、九人か。丁度だな」
いつの間にか赤鬼監督率いる、ちびっこ小鬼チームができていた。
紅青黄緑紫の鬼たちは小鬼から五匹選抜して藻スラ卵で育成したやつらである。ゴブリンからは脱却したけど、まだまだサイズが少年でひ弱だ。野球をやる知能は育ったみたいだから、赤鬼が稽古つけているとか。
この五匹がメインで草野球していて、たまに橙鬼と雑魚鬼ネオが加わり、魔王が白鬼を連れて見学に来るらしい。
平和か。
「シオさんも参加するといいっす」
「いやあ、俺は名誉監督で」
観るのは好きだし人にも勧めるけど、やることはしない俺。
「そうだ。スポドリあげよう」
差し入れ監督でも可。
ワンダース五セット差し入れてから、八咫目に会いに行く。
フロストのこと、頼まないと。
「了承也」
八咫目先生、あっさり引き受けてくれる。
「新人の指導は任せよ」
そう言って早速、第五【階層(氷河)】まで飛んでくれた。文字通り、翼を広げて飛んでいく鴉を見送って、ネオに声をかける。
「修行を中断させてごめんな。今日はこれから俺の小姓でいいか?」
「シオ兄様についていくですぞっ!」
ビシッと敬礼してくれたけど、修行の方向性、これで合ってる? 八咫目は何を教えているのか……。
「八咫目の修行は厳しそうだけど」
「よきにはからっていただいているのですぞっ!」
言葉遣いがよきにはからってない気がする。
ネオを連れて第六【階層(迷宮)】に飛び、ぐってりしているカーディスを見つける。
「元気そうだな、カーディス」
「どこをどう見て元気と評するかねシオくんは」
普通に言い返せているのは病んでない証拠。あれだけ美醜に拘っていた割には、悪食と豚頭との温泉は平気だったように見える。
「背中の流し合いっこでもしたのか?」
「愚問だね。するわけないよね」
「したかもしれないじゃないか」
「するわけないよね。するわけないよね。するわけないしするわけもないよね」
何回も言われてしまったので本当にしてないのだろう。もっと親睦を深めて欲しい。一緒に湯船に浸かるとか、一緒に風呂上がりの牛乳飲むとか。他に風呂ならではの交流ってなにか……。
「何もしないからね。余計なこと考えないでくれシオくん」
考えただけなのに見抜かれた。
「それだけ考え事してますってポーズとってれば、君が余計なお節介を焼こうとしているのなんて、丸分かりなのさ」
ちょっと顎に手を当てて考える人のポーズとっただけでこの言い草。
「お節介だなんて……必要なことだぞ」
部下への労いは上司の勤めだ。カーディスだってこの迷路の主になったのだから、少しは部下と交流して円滑なコミュニケーションのできる職場を築いて欲しい。
だが、これを気まぐれ妖精で働かない妖精に言っても無駄かな。ただでさえこいつ、ガチャで召喚されずに勝手にうちに棲みついた妖精だし。
「まったく、適正を図ろうとして逆にこっちが大変な目に遭うだなんて本末転倒じゃないか」
「ん? 適正って」
「君の適正さ。シオくん」
どうしたカーディス。カーディスのくせに真面目ぶった顔でこっち見てきたぞ。前に橙鬼をデートに誘った時も、こういう雰囲気を出してなかったか……。
「僕はね、君を見極めようとしている。ダンジョンマスターとしての資質。このダンジョンのマスターとして相応しいかどうか。僕のダンジョンをあげたのだ。これくらいしてもらわないと困る。そういう気持ちでいたのだけどね」
「────お前のダンジョン?」
ここ、カーディスのダンジョンだったらしい。ということは、元ダンジョンマスターとかいうやつ?
「ちょっと待て、このダンジョンは親父がくれたものじゃ」
後継者がどうのこうの会議があった時、赤鬼にそう説明されたぞ。
「黄金竜に頼まれたからあげたのさ。息子の家にするって。まだ産まれたての君の家だよ。マスターの資質も分からないのにダンジョンマスターにするって、狂ってるね。あいつには息子の資質くらい視えていたかもだけど、僕には理解不能だよ赤ちゃんの気持ちなんてね」
えー、だったらこのダンジョンは元々はカーディスのもので、親父が俺にプレゼントしたいから頼んで貰って、今俺がダンジョンマスターってことだけど……。
カーディスの様子を見る限り、カーディスは俺のことなんて、ちっとも認めてなくて、ダンジョンあげたことを後悔している風情だ。
「ええーと、うちの親父がすまん。でも今更ダンジョン返すとかできないし。マザーがコアなんだ。ここを離れる気はないし、ここまで創ってきて愛着も湧いたというか」
「ちょっと待って、勘違いしている」
「何が?」
「僕が黄金竜にダンジョン譲ったのは合意の上だよ。返して欲しいなんて一切思わない。あいつは伴侶のためにダンジョンコアを欲しがっていた。ついでのように息子をダンジョンマスターにしたのが、ちょっと気になっていただけで、別にダンジョン返せとは望んでないからね」
「んえ? そうなの?」
「そうだよ。君はなかなか興味深いダンジョンを創る。低級モンスターだらけで野球と温泉でおもてなしされて、健康と美容のダンジョンだってさ。こんなダンジョン、見たことも聞いたこともないよ、実際ここにあるけどね! アハハハハ!」
そう言って快活に笑う、いや、笑い転げるカーディス。なんだろう馬鹿にされている気持ちになるのだが。
「こんなダンジョン見せられて……ふふ、僕にはもう君を試す気持ちなんか、だいぶ早い段階で無くなったよ……ぷふっ」
「笑ってるじゃんかー! 笑う要素あったか?!」
「楽しく過ごせるダンジョンでいいじゃないか。でも、それだけじゃない。この階層からは本来のダンジョンらしさも出ている。ここからどう進んで行くのか気になるのだよ。僕は妖精紳士だから、迷路で冒険者をいじめるのが愉快でしょうがない。今後が楽しみなのさ」
相変わらず紳士を間違えてるな。本当の紳士はいじめなんてしないぞ。たぶん。
カーディスのことは会った時から変なやつだと思っていたけど、よりおかしなヤツだったと知れただけで、特に関係は変わらないのだった。
元ダンマスだろうと、俺のダンジョンで働いてくれるなら大切な従業員だ。たとえ本人、働くというよりボランティア精神で動いているとしても。
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