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黄金竜の影響とダンジョン経営編
65、教えでえろいひど
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お次は、溶けてしまった雪だるまに会いに行こう。
第五【階層(氷河)】の様子を見る。
────いた!
スノウマンに紛れてパッと見じゃ見分けつかないけど、あれがジャック・オク・フロスト。雪達磨漢だ。
彼の目の前に飛んだ。
「ぽぎゃー!」
「ジャック・オク・フロストだね。溶けた体は大丈夫か? 俺はダンジョンマスターの塩板シオ。シオでいいぞ」
「ダンジョンマスター! シオ様! わす、元気だど! わすんごどは、フロストさ呼んでけれえ」
そう言って真っ白な美青年になったフロスト。裸だ。全裸マンだ。いやいやいや、そこはスノウマンに紛れててくれよ。いきなり過ぎるよ。人型になるならなると告知してくれ。
ところがこいつ、興奮の余りなのか、思わずといった風情で俺に近寄り、ふんふん鼻を鳴らしているので、発情した白い犬にしか見えない。
なかなか残念なやつだ。美青年なのに。
「わかった。フロスト、嗅がなくていいから。落ち着いて服を選ぼうじゃないか」
黒画面を開き、お買い物だ。ありがたいことにメンズものは充実している。これまでにもオバチャンからイケオジまで対応してきた。
知ってた? アニマル柄シャツってね、メンズの方が品数豊富なんだよ。レディースだとサイズ小さくて合わない上に無難なのしかないってオバチャン天使たちに文句言われたから間違いないよ。
思うに、メンズだと893屋さんに御用達があるのではないかな。あの人ら、派手な柄シャツ大好きそうだから。だからメンズの方がデザインが豊富。
レディースだと柄物なんてキャバ嬢ぐらいにしか人気がなさそうだ。勿論、オバチャンたちも好きだろう。でも一部すぎて新世界くらいでしか需要はない気がする。
と、なぜか柄物シャツ語りをしてしまったが、今はフロストのコーデだ。
フロストは見た目だけなら美青年。美青年枠ならリアンのコーデを常に真横で見学してきた俺に抜かりはない。
今こそ磨かれた審美眼を試す時!
「フロスト、着たい服ある?」
「わす、服んごど、わがんね」
「じゃあ、この冬の新作いちおしコーデにしよう」
審美眼とは何だったのか。
マネキンのやつ全部くださいにも似た他人任せな選び方ではあるが、フロストに着せたら「わーい!」って喜んでいたから問題なし。
服の着方も分からないとは、やはり残念な美青年である。
「わすな、ちょっと前までスノウマンと暮らすでだがら、ここさスノウマン多ぐで、よがっだあ」
ふむふむ、最近にスノウマンから進化した美青年らしい。進化の鍵は人型になることとみたり。知らんけど。
しかしそれなら服の着方も知らないよな。躾も……されているのか、よく分からない。自己紹介は出来ていた。服の着方までは教えてもらってないってとこか。
「この階層の中なら、好きに住んでくれていいよ。他の階層は溶けちゃうから行かないように」
零度より上がると溶けちゃうらしい。儚すぎフロスト。
「まんだ、魔力コントロールさ、うまぐいがねえずら」
しょぼーんしている美青年は、新卒採用のアパレル店員みたいなお洒落に気合いが入った格好だが、高級モンスターとしてはまだゼロ歳児。
八咫目先生がお帰りになったら、ご指導賜ろうな。そうフロストに言ったら、白い瞳をスノウダストのようにキラキラさせて、「えろいひどに教えでもらえるー!」と喜んだ。
えろいひど……あ、偉い人か。
言葉遣いも直し……無理だな。候文になってしまう。これ以上の候文キャラは要らない。現代語に崩してもらっても聞き取り難いのだ。これ以上は勘弁だ。頭パンクする。
フロストはこの言葉遣いだからこそフロスト。これでいいのだ。バカボンのパパも言っていた。バカボンのパパが全面的に正しい。
「えろいひど、まんだですかー?」
えろ……まん……。
フロストが無邪気に俺の性知識を刺激してきた。そういや俺、一応、健康な成人男性だった。今更のように思い出す。
でも、まあ、そういう、性欲というものは湧かないな。
この世界に来てから【鈍感】になったからだろう。周りはホモばっかだし、おっぱいより雄っぱい見てるし。
なんで俺の周り、ゲイホモが多いのかは、謎。
「ああ、ほんどに嬉しいずらぁ!」
物思いにふけていた俺の正面に白い犬が迫った。感極まりましたとばかりに押し倒され、顔を舐めまわしてくる。
これは大型犬。なかなかでかい犬種。
「うぷ。やめ、ハウス、ハウスだぞフロスト」
言っても聞かなかったが、途中で「ずらぁぁっ」と悲鳴が上がったと思ったら、
「おわああ溶けてるうう」
フロストの顔面が溶けていた。美青年が台無しだぞ。どころか、溶けているから軽くホラーだ。
「わす、人の体温でも溶けでら、でっへへ」
溶けて最初は驚いたみたいだが、今は笑っている。笑い顔が溶けている。
怖いので、早くコントロールを身につけような。
うっかり冒険者に触れないよう注意をして、無限ポシェットを渡す。残り二つの内の一つだ。
「この中に、藻スライムの卵をいっぱい入れてやるから、魔力の供給に使えよ」
藻スラ卵の効能を教えたら、すごく喜んで「ありがとずらぁ!」また飛びつこうとしてきたので横にズレる。
ズサァァと氷河の雪の中へ埋もれるフロスト。雪の中へダイブしたからか、顔面はもう溶けていない。
「でへー」と、また笑っているが、あまり笑いごとじゃない。この飛びつき癖を治さないと、人に接触したら溶けてしまい、モンスターだとバレてしまう。高級モンスターとしては雑魚なので、抱き着いた相手が慣れた冒険者や粗暴な輩だと酷い目に遭わされるかもしれない。
これは……本気で危ないぞ。八咫目が帰ってきたら直ぐにフロストの修行を頼もう。
再度、人の多い場所へ行くな、温泉地にも行くな溶けるからということを、追加で注意。あと、釣り小屋や氷城にはAIがあって、このダンジョン従業員なら自由に使えるが、フロストはまだ未熟だから人が多い時とかは近づくなと、人恋しいかもしれないが魔法コントロールを身につけるまでは我慢だと、口を酸っぱくして諭した。
フロストは「うんうん」と頷き聞いていたが、その顔面が笑顔全開なので逆に不安になってくる。
「他になにか欲しいものあるか? ポシェットに入れといてやる」
「やっだあ! わす、もっど服が欲ずい」
「服だけか? 食べたいものとかも、言えば買ってやるぞ」
そう言って買い物画面を開き、フロストが興味を示したものをどんどん買った。
服とお菓子が多かったが、途中でアイスクリームを知ってから目の色変えてアイスを所望してくるようになった。
「そんなに気に入ったか」
「うめえずらぁ! なにこれずらぁ!」
カップアイスを片手に、もりもり食べているスイーツ男子がそこにいた。
バニラ味もチョコ味も、ラムレーズンもポッピングシャワーも、等しく彼の口の中へと吸い込まれていく。
頭キーンならないのな。さす元スノウマン。
幸いにしてここは氷河の階層。業務用冷凍庫の中だと思えばいい。どこにアイスクリームを置いても溶けないだろう。
バケツアイスや大型のボックスに入ったアイスクリームを雪の中に埋めてから、フロストに「またな」と挨拶して別れた。
その後、周りにいたスノウマンたちに埋めたアイスクリームを掘り起こされ食べられたと泣くフロストがいたわけだが、別れた後なので知らんかった。
第五【階層(氷河)】の様子を見る。
────いた!
スノウマンに紛れてパッと見じゃ見分けつかないけど、あれがジャック・オク・フロスト。雪達磨漢だ。
彼の目の前に飛んだ。
「ぽぎゃー!」
「ジャック・オク・フロストだね。溶けた体は大丈夫か? 俺はダンジョンマスターの塩板シオ。シオでいいぞ」
「ダンジョンマスター! シオ様! わす、元気だど! わすんごどは、フロストさ呼んでけれえ」
そう言って真っ白な美青年になったフロスト。裸だ。全裸マンだ。いやいやいや、そこはスノウマンに紛れててくれよ。いきなり過ぎるよ。人型になるならなると告知してくれ。
ところがこいつ、興奮の余りなのか、思わずといった風情で俺に近寄り、ふんふん鼻を鳴らしているので、発情した白い犬にしか見えない。
なかなか残念なやつだ。美青年なのに。
「わかった。フロスト、嗅がなくていいから。落ち着いて服を選ぼうじゃないか」
黒画面を開き、お買い物だ。ありがたいことにメンズものは充実している。これまでにもオバチャンからイケオジまで対応してきた。
知ってた? アニマル柄シャツってね、メンズの方が品数豊富なんだよ。レディースだとサイズ小さくて合わない上に無難なのしかないってオバチャン天使たちに文句言われたから間違いないよ。
思うに、メンズだと893屋さんに御用達があるのではないかな。あの人ら、派手な柄シャツ大好きそうだから。だからメンズの方がデザインが豊富。
レディースだと柄物なんてキャバ嬢ぐらいにしか人気がなさそうだ。勿論、オバチャンたちも好きだろう。でも一部すぎて新世界くらいでしか需要はない気がする。
と、なぜか柄物シャツ語りをしてしまったが、今はフロストのコーデだ。
フロストは見た目だけなら美青年。美青年枠ならリアンのコーデを常に真横で見学してきた俺に抜かりはない。
今こそ磨かれた審美眼を試す時!
「フロスト、着たい服ある?」
「わす、服んごど、わがんね」
「じゃあ、この冬の新作いちおしコーデにしよう」
審美眼とは何だったのか。
マネキンのやつ全部くださいにも似た他人任せな選び方ではあるが、フロストに着せたら「わーい!」って喜んでいたから問題なし。
服の着方も分からないとは、やはり残念な美青年である。
「わすな、ちょっと前までスノウマンと暮らすでだがら、ここさスノウマン多ぐで、よがっだあ」
ふむふむ、最近にスノウマンから進化した美青年らしい。進化の鍵は人型になることとみたり。知らんけど。
しかしそれなら服の着方も知らないよな。躾も……されているのか、よく分からない。自己紹介は出来ていた。服の着方までは教えてもらってないってとこか。
「この階層の中なら、好きに住んでくれていいよ。他の階層は溶けちゃうから行かないように」
零度より上がると溶けちゃうらしい。儚すぎフロスト。
「まんだ、魔力コントロールさ、うまぐいがねえずら」
しょぼーんしている美青年は、新卒採用のアパレル店員みたいなお洒落に気合いが入った格好だが、高級モンスターとしてはまだゼロ歳児。
八咫目先生がお帰りになったら、ご指導賜ろうな。そうフロストに言ったら、白い瞳をスノウダストのようにキラキラさせて、「えろいひどに教えでもらえるー!」と喜んだ。
えろいひど……あ、偉い人か。
言葉遣いも直し……無理だな。候文になってしまう。これ以上の候文キャラは要らない。現代語に崩してもらっても聞き取り難いのだ。これ以上は勘弁だ。頭パンクする。
フロストはこの言葉遣いだからこそフロスト。これでいいのだ。バカボンのパパも言っていた。バカボンのパパが全面的に正しい。
「えろいひど、まんだですかー?」
えろ……まん……。
フロストが無邪気に俺の性知識を刺激してきた。そういや俺、一応、健康な成人男性だった。今更のように思い出す。
でも、まあ、そういう、性欲というものは湧かないな。
この世界に来てから【鈍感】になったからだろう。周りはホモばっかだし、おっぱいより雄っぱい見てるし。
なんで俺の周り、ゲイホモが多いのかは、謎。
「ああ、ほんどに嬉しいずらぁ!」
物思いにふけていた俺の正面に白い犬が迫った。感極まりましたとばかりに押し倒され、顔を舐めまわしてくる。
これは大型犬。なかなかでかい犬種。
「うぷ。やめ、ハウス、ハウスだぞフロスト」
言っても聞かなかったが、途中で「ずらぁぁっ」と悲鳴が上がったと思ったら、
「おわああ溶けてるうう」
フロストの顔面が溶けていた。美青年が台無しだぞ。どころか、溶けているから軽くホラーだ。
「わす、人の体温でも溶けでら、でっへへ」
溶けて最初は驚いたみたいだが、今は笑っている。笑い顔が溶けている。
怖いので、早くコントロールを身につけような。
うっかり冒険者に触れないよう注意をして、無限ポシェットを渡す。残り二つの内の一つだ。
「この中に、藻スライムの卵をいっぱい入れてやるから、魔力の供給に使えよ」
藻スラ卵の効能を教えたら、すごく喜んで「ありがとずらぁ!」また飛びつこうとしてきたので横にズレる。
ズサァァと氷河の雪の中へ埋もれるフロスト。雪の中へダイブしたからか、顔面はもう溶けていない。
「でへー」と、また笑っているが、あまり笑いごとじゃない。この飛びつき癖を治さないと、人に接触したら溶けてしまい、モンスターだとバレてしまう。高級モンスターとしては雑魚なので、抱き着いた相手が慣れた冒険者や粗暴な輩だと酷い目に遭わされるかもしれない。
これは……本気で危ないぞ。八咫目が帰ってきたら直ぐにフロストの修行を頼もう。
再度、人の多い場所へ行くな、温泉地にも行くな溶けるからということを、追加で注意。あと、釣り小屋や氷城にはAIがあって、このダンジョン従業員なら自由に使えるが、フロストはまだ未熟だから人が多い時とかは近づくなと、人恋しいかもしれないが魔法コントロールを身につけるまでは我慢だと、口を酸っぱくして諭した。
フロストは「うんうん」と頷き聞いていたが、その顔面が笑顔全開なので逆に不安になってくる。
「他になにか欲しいものあるか? ポシェットに入れといてやる」
「やっだあ! わす、もっど服が欲ずい」
「服だけか? 食べたいものとかも、言えば買ってやるぞ」
そう言って買い物画面を開き、フロストが興味を示したものをどんどん買った。
服とお菓子が多かったが、途中でアイスクリームを知ってから目の色変えてアイスを所望してくるようになった。
「そんなに気に入ったか」
「うめえずらぁ! なにこれずらぁ!」
カップアイスを片手に、もりもり食べているスイーツ男子がそこにいた。
バニラ味もチョコ味も、ラムレーズンもポッピングシャワーも、等しく彼の口の中へと吸い込まれていく。
頭キーンならないのな。さす元スノウマン。
幸いにしてここは氷河の階層。業務用冷凍庫の中だと思えばいい。どこにアイスクリームを置いても溶けないだろう。
バケツアイスや大型のボックスに入ったアイスクリームを雪の中に埋めてから、フロストに「またな」と挨拶して別れた。
その後、周りにいたスノウマンたちに埋めたアイスクリームを掘り起こされ食べられたと泣くフロストがいたわけだが、別れた後なので知らんかった。
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