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ゆるっとダンジョン構築編
36、夢見ようぜ黄金郷
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誰もが、固唾を飲み込み、その男の処刑実行を見つめていた。
炎を吹き上げながら燃え落ちてゆく犯罪者が、やがてマグマ溜りに到達し、一瞬で溶かされる、その瞬間まで。
こんな映像を観たら、このダンジョン内で罪を犯すとどうなるか、誰もが理解してくれたことだろう。これで犯罪者予備軍も自重してくれれば万々歳だ。
「シオくん、手を煩わせたわね。処分ありがとう。被害に遭った女性も、あの映像みてスカッとしたと思うわ」
「いいえー。ああいうのの取り締まりは、メイさんばかりに頼っててすいません。お疲れ様っしたー」
メイさんは性犯罪に特に厳しい。最初会った時に言っていたように、男が性犯罪に走る前に淫魔の特性を活かしてガス抜きもしてくれているが、悲しいかな、男ってやつはコロッとセクハラ、モラハラ、パワハラに女性軽視発言にストーカーと、犯罪ギリギリを彷徨う馬鹿もいる。
男ってのは、こっちの世界でも、前の世界でも、変わらない生き物なんだなと思う次第。
メイさんには負担ばかりかけてしまう。労わってあげないと。
ジェイラルを捧げることが一番の癒しな気がするが、ちょっと非人道的かもなので、ミアちゃん含め三人で癒されるようなものを、いつかプレゼントしたい。
******
さて、黄金竜である親父からもらった小遣いの使い道を、やっと決めたぞ。
温泉地【黄金の湯】をつくろう。
それに伴って三階層目を増やそう。
【階層(古代遺跡)】
金一万枚也。百億円が軽く飛んだ。
植生を熱帯雨林にしたから亜熱帯気候で、ジャングルな森の中にポツポツと古代遺跡群が見え隠れする、スーパーエモい階層になったぞ。遺跡だから、朽ちていく感がたまらなくイイネ! 浪漫だね!
この古代遺跡群には、まだ古代文明の跡が残っており、その文明の足跡を掴もうと、古代文明研究者たちが集っている。
研究者役は【泥ゴーレム】を人型にして服を着せ、徘徊させておこう。
ゴーレムにはボイスレコーダーを仕込んで喋らせた。ゴーレムの動作にボイレコのスイッチを押すことを組み込む。
ちな、ボイレコひとつ銀一枚。日本円だと千円。お得だ。
『ここは古代文明の貴重な遺跡だ。素人が勝手に荒らすんじゃない。出ていけ!』
『この地には黄金が埋まっておる。私はそれを発見したいのだ』
『眼鏡眼鏡……ワシの眼鏡知らない?』
『鍵があるんだ。鍵さえあれば……』
『黄金の大地の上に街は栄えた。古代文明は黄金郷だったのだ』
『すべて金で出来ていたそうですよ。今は見る影もないがね』
『鍵ってね、飛ぶのだよ。捕まえてごらん』
『今もまだ眠っている黄金はある。少しでも持ち帰れば……』
とまあ、それっぽいシナリオをにおわせた台詞を冒険者に囁くようAI音声でインプット。
たまにフェイクの情報、全然関係ないことつぶやく人、あと、クエストに導く人も入れた。
クエストはずばり、『黄金郷をさがせ』だ。
そんなもの実際は無いのだが、あちこちに金粒や砂金をばらまき、金箔に覆われた柱を設置したり、金塊を持った研究者が彷徨っていたりすれば、冒険者は騙されるだろう。
ここが、黄金郷であると。
すると必然、地下に向かう。土台が金で出来ていると信じた者は、地下迷宮でモンスターと戦うことになる。いるのは低級モンスターばかりだけどね。
地上の緑が地下にまで入り込んで、草罠や苔罠が盛りだくさんの中、流れる水にも足を取られ、もし水路に流されたら地下水の貯まった巨大な水槽にご案内。中にはピラニアみたいな凶暴な魚と、深海魚みたいに目が退化したメガトロンがいる。
フェイク映像だけど。
メガトロンはホログラムみたいなもの。幻想投影魔法陣で映し出している。
実際に食われることは無い。
水中で溺れたり気絶したとしても、【スキュラたん レベル1】が大渦を巻き起こして地上に叩き出してくれるだろう。
本来のスキュラは人型の高級モンスターだけど、このスキュラたんは中級モンスター。犬型で、手足が十二本ある。その手足を一生懸命に動かして渦を発生させるのだ。
この階層をクリアするには、黄金に惑わされずヒントを探し、地道に【鍵バード】を使って宝箱を開け続けた者だけが、勝者となる。
最後に開けた宝箱の中には【黄金の湯】行きのチケットが────。
それは【森バード】を呼び、その背中に乗せてもらい、巨大な精霊樹へ導かれる最終イベント。
精霊樹にはツリーハウスが町の規模で形成されており、ハウス一軒一軒に、黄金色に輝く湯を綿々と溢れさす湯船がある。
その【黄金の湯】に浸かれば、血行が良くなり、貧血も治り、ゆったり癒される至高の温泉となるだろう。
また、大きな樹木の枝葉の間から眺める古代遺跡の風景も絶景。特に夕陽に染まる夕焼け空、日の蔭りに聳える冒険したピラミッド型の遺跡やトーテムポールを望むと、えも知れぬ達成感に包まれるはずた。
その想い、その景色こそ、彼らが捜し求めた黄金郷───理想の姿なのだ。
とまあ、なんとも言えないメロドラマを冒険者たちが繰り広げてくれないかなと期待して、樹上湯である【黄金の湯】を湛えるツリーハウスを、一軒一軒、真心込めて整備する。
一日じゃ終わらない。何日もかけて、一人黙々と整備していたが、マザーの作ってくれた昼ご飯が届いてからは、休憩した。
はぁーん、この緑茶を飲むために生きている。
お酒はハタチになってからなので、俺はまだまだ緑茶小僧だ。ポテチにはコーラだ。
今日の昼飯は、天むすに炒飯おにぎりに卵焼きに唐揚げにマカロニサラダと人参しりしり。
マザーはわかってるね。十代男子の嗜好が。とりま黄色いもの茶色いものが好きなんだよ。彩りにトマトやキュウリの浅漬けもあるけど、野菜は先に食べてしまう。肉好きですがなにか。
好きなものを後に残しておいても盗られない環境って素晴らしい。
養護施設じゃ戦場だった。
喧嘩するな人のもの盗るなと職員さんは叱ってくれたけど、どこにでもジャイアンはいるのだ。俺のものは俺のもので、お前のものも俺のものなのだ。小学生男子なんて、そんなものだぜ。
そんな日々さえ懐かしく、今は樹上で晴れ渡った空を見ながら昼ごはん。
「ふええぇぇえぇ」
なんか来るな。
「たぁぁしけてええぇぇ」
橙色した鬼っ子が、空からスライディング着地でやってきた。かの三冠王に勝るとも劣らない見事なスライディングを決めたな。
派手な登場だ。鬼族流か?
炎を吹き上げながら燃え落ちてゆく犯罪者が、やがてマグマ溜りに到達し、一瞬で溶かされる、その瞬間まで。
こんな映像を観たら、このダンジョン内で罪を犯すとどうなるか、誰もが理解してくれたことだろう。これで犯罪者予備軍も自重してくれれば万々歳だ。
「シオくん、手を煩わせたわね。処分ありがとう。被害に遭った女性も、あの映像みてスカッとしたと思うわ」
「いいえー。ああいうのの取り締まりは、メイさんばかりに頼っててすいません。お疲れ様っしたー」
メイさんは性犯罪に特に厳しい。最初会った時に言っていたように、男が性犯罪に走る前に淫魔の特性を活かしてガス抜きもしてくれているが、悲しいかな、男ってやつはコロッとセクハラ、モラハラ、パワハラに女性軽視発言にストーカーと、犯罪ギリギリを彷徨う馬鹿もいる。
男ってのは、こっちの世界でも、前の世界でも、変わらない生き物なんだなと思う次第。
メイさんには負担ばかりかけてしまう。労わってあげないと。
ジェイラルを捧げることが一番の癒しな気がするが、ちょっと非人道的かもなので、ミアちゃん含め三人で癒されるようなものを、いつかプレゼントしたい。
******
さて、黄金竜である親父からもらった小遣いの使い道を、やっと決めたぞ。
温泉地【黄金の湯】をつくろう。
それに伴って三階層目を増やそう。
【階層(古代遺跡)】
金一万枚也。百億円が軽く飛んだ。
植生を熱帯雨林にしたから亜熱帯気候で、ジャングルな森の中にポツポツと古代遺跡群が見え隠れする、スーパーエモい階層になったぞ。遺跡だから、朽ちていく感がたまらなくイイネ! 浪漫だね!
この古代遺跡群には、まだ古代文明の跡が残っており、その文明の足跡を掴もうと、古代文明研究者たちが集っている。
研究者役は【泥ゴーレム】を人型にして服を着せ、徘徊させておこう。
ゴーレムにはボイスレコーダーを仕込んで喋らせた。ゴーレムの動作にボイレコのスイッチを押すことを組み込む。
ちな、ボイレコひとつ銀一枚。日本円だと千円。お得だ。
『ここは古代文明の貴重な遺跡だ。素人が勝手に荒らすんじゃない。出ていけ!』
『この地には黄金が埋まっておる。私はそれを発見したいのだ』
『眼鏡眼鏡……ワシの眼鏡知らない?』
『鍵があるんだ。鍵さえあれば……』
『黄金の大地の上に街は栄えた。古代文明は黄金郷だったのだ』
『すべて金で出来ていたそうですよ。今は見る影もないがね』
『鍵ってね、飛ぶのだよ。捕まえてごらん』
『今もまだ眠っている黄金はある。少しでも持ち帰れば……』
とまあ、それっぽいシナリオをにおわせた台詞を冒険者に囁くようAI音声でインプット。
たまにフェイクの情報、全然関係ないことつぶやく人、あと、クエストに導く人も入れた。
クエストはずばり、『黄金郷をさがせ』だ。
そんなもの実際は無いのだが、あちこちに金粒や砂金をばらまき、金箔に覆われた柱を設置したり、金塊を持った研究者が彷徨っていたりすれば、冒険者は騙されるだろう。
ここが、黄金郷であると。
すると必然、地下に向かう。土台が金で出来ていると信じた者は、地下迷宮でモンスターと戦うことになる。いるのは低級モンスターばかりだけどね。
地上の緑が地下にまで入り込んで、草罠や苔罠が盛りだくさんの中、流れる水にも足を取られ、もし水路に流されたら地下水の貯まった巨大な水槽にご案内。中にはピラニアみたいな凶暴な魚と、深海魚みたいに目が退化したメガトロンがいる。
フェイク映像だけど。
メガトロンはホログラムみたいなもの。幻想投影魔法陣で映し出している。
実際に食われることは無い。
水中で溺れたり気絶したとしても、【スキュラたん レベル1】が大渦を巻き起こして地上に叩き出してくれるだろう。
本来のスキュラは人型の高級モンスターだけど、このスキュラたんは中級モンスター。犬型で、手足が十二本ある。その手足を一生懸命に動かして渦を発生させるのだ。
この階層をクリアするには、黄金に惑わされずヒントを探し、地道に【鍵バード】を使って宝箱を開け続けた者だけが、勝者となる。
最後に開けた宝箱の中には【黄金の湯】行きのチケットが────。
それは【森バード】を呼び、その背中に乗せてもらい、巨大な精霊樹へ導かれる最終イベント。
精霊樹にはツリーハウスが町の規模で形成されており、ハウス一軒一軒に、黄金色に輝く湯を綿々と溢れさす湯船がある。
その【黄金の湯】に浸かれば、血行が良くなり、貧血も治り、ゆったり癒される至高の温泉となるだろう。
また、大きな樹木の枝葉の間から眺める古代遺跡の風景も絶景。特に夕陽に染まる夕焼け空、日の蔭りに聳える冒険したピラミッド型の遺跡やトーテムポールを望むと、えも知れぬ達成感に包まれるはずた。
その想い、その景色こそ、彼らが捜し求めた黄金郷───理想の姿なのだ。
とまあ、なんとも言えないメロドラマを冒険者たちが繰り広げてくれないかなと期待して、樹上湯である【黄金の湯】を湛えるツリーハウスを、一軒一軒、真心込めて整備する。
一日じゃ終わらない。何日もかけて、一人黙々と整備していたが、マザーの作ってくれた昼ご飯が届いてからは、休憩した。
はぁーん、この緑茶を飲むために生きている。
お酒はハタチになってからなので、俺はまだまだ緑茶小僧だ。ポテチにはコーラだ。
今日の昼飯は、天むすに炒飯おにぎりに卵焼きに唐揚げにマカロニサラダと人参しりしり。
マザーはわかってるね。十代男子の嗜好が。とりま黄色いもの茶色いものが好きなんだよ。彩りにトマトやキュウリの浅漬けもあるけど、野菜は先に食べてしまう。肉好きですがなにか。
好きなものを後に残しておいても盗られない環境って素晴らしい。
養護施設じゃ戦場だった。
喧嘩するな人のもの盗るなと職員さんは叱ってくれたけど、どこにでもジャイアンはいるのだ。俺のものは俺のもので、お前のものも俺のものなのだ。小学生男子なんて、そんなものだぜ。
そんな日々さえ懐かしく、今は樹上で晴れ渡った空を見ながら昼ごはん。
「ふええぇぇえぇ」
なんか来るな。
「たぁぁしけてええぇぇ」
橙色した鬼っ子が、空からスライディング着地でやってきた。かの三冠王に勝るとも劣らない見事なスライディングを決めたな。
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