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あいつとBLしたい編

35.告白なら今でしょ*

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小スカぽいものがあるので御注意を。
聖樹だから汚くない
これがほんとの聖水

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 こっち来いと腕引っ張られて、やって来たのはメトジェが泊っている部屋だってさ。貴賓室じゃん。
 絨毯ふかふかだし、備え付けの家具もゴージャス。ベッドだって天蓋付きでベッドヘッドには繊細な彫刻が施されている。

 で、優しく体を受け止めてくれるマットレスに、コロンと転がされる私。
 ……へ?

「寝るぞ」
「なんで?」
「母と寝たんだろう。俺とも寝ろ」
「……たぶん、君の言ってる寝るはお目目閉じて夢の世界へ行くことじゃないと思うの」
「天国に連れてってやるから股開け」
「ほーらやっぱ違う意味だあーー」

 わたわたと手足を動かして逃げようとする私を、メトジェはあっさりと抑え込んで魔法少女の服に手をかける。

「や、や、メトジェ」
「この衣装、誰に着せてもらったんだああん?」
「知ってるくせになんできいてくるんですかあ」

 メトジェがなんかおかしい。コスプレ服着せてくれた腐女子ナカーマたちのことは、ヨナーシュとか側近から聞いているだろうに……。

「やん、やん、パンツとらないでっ」
「スカートの下はこんな風なのか……けしからんな」

 けしからんもなにも、普通パンツしかありませんよスカートの下は!
 服脱がせるどころか魔法少女ふりふりスカートの下に手を突っ込んでパンツ下ろしてくださいました。
 この性王……あばば触るなそこ……!
 内太腿をやらしい手つきで撫でられて、下ろされたパンツは膝で絡まっている。

「少しは成長…………あまり変わらんな」

 股間のパオーンは健在ですが、そんなに早く成長するものでも変わるものでもないでしょうが。
 がっかりすんな変態聖王。

「な、何する気ナニする気?! 言っておきますけど私、女子的アナ、膣孔なんてナイですからね!」
「ナイならつくればいい」
「どういう発想?!」

 無からナニつくるってか?!

「お前を誰かに取られる前に孕ませてしまえばいいんだ」
「その発想も何?!」

 マジでどしたメトジェなにがそんなにお前を虚無らせてるの?!

「メトジェは……子供欲しいの?」

 跡継ぎが欲しいってことですかねえ。子供欲しくてこんなことしてんの?

 聖王は、この世界でもかなり特異な地位で、かつてのメトジェの兄弟たちがそうだったように、骨肉争いで王位を手に入れる。身内同士で殺し合うの当たり前で、強く良い種を生き残らせようと、これまでの王様はハーレムを築いて大勢の子を産ませたそうな。

 毎夜毎夜違う女抱くのか……。
 絶倫じゃないとできないよねハーレムの王様って。
 聖王というのは子を残そうとする本能が人一倍強いんじゃなかろうか。
 だからって、産んだ子はもれなく骨肉争いの犠牲になるっていうのは母親が可哀相じゃね?
 争うのはお姫ちゃんもですか?

 と、ここら辺のこと、ぶっちゃけメトジェに訊いてみた。
 私、疑問に思ったら全部その場で聞く主義ですよ。

「継承権は男子のみに与えられる。女子は産まれたら直ぐに里子へ出されるな。聖王宮にすら留まれない。これでもマシになった方だ。大昔は女子が産まれたら、その場で間引かれていた」

 女性の人権とは。マジクソだなあ。

「聖王宮に残った継承権を持つ兄弟は、血みどろの争いを繰り広げるしかない。兄弟を蹴落としながら選定の泉へ辿り着くまでが試練だ。更に泉で認められなければ……白骨化した兄弟たちを見ただろう。土に還ることもない。塵になるだけだ」

「……メトジェは、それを繰り返すの?」

 メトジェも歴代の聖王と同じように、沢山の子をつくって骨肉争いさせたいのかなあ。私、そんなんだったら、メトジェと寝ることはできないよ。私の体で子供できるかどうかは置いておいて。

「繰り返すだけのバカにはなりたくないと思っている」
「それは……て、手、どこさわってますか?!」

 もみもみ、やわやわ、股間のパオーンを弄ばないでください。ちょっと成長して12歳くらいの少年ちんちんなんてふにゃふにゃでそりゃあ触りがいはある気がしますけど、揉まないでください。

「俺は好きなやつのしか触らない」
「ふぁいいいい?!」

 また急に何言い出すんですかメトジェは……!
 好きなやつとかって告白ですか? チンコさわりながらの告白ですか? 告白ならもっとムーディに! 雰囲気盛り上げてからお願いします!

「聞いてない。聞いてないですよ。今のはナシです」
「無しにすんな。母とは寝るくせに俺は無しか?」
「それ違うから。寝るの意味違うから。パフちゃんとは同じベッドで確かに寝ましたけど健全な寝るです。スリープですよ。今のメトジェとのこれは不健全な寝るへの一歩手前ですよ。わかってますかメトジェ?」

 理解に及んでいなさそうだから申し上げておこう。

「こういうことは恋人とするもんですよ」
「恋人だろう。正しく」
「……ん? いつ恋人になりましたか?」
「俺のを扱いてしゃぶってごっくんまでしたやつが何言うか」
「そんなの風俗嬢でもしてますよ」
「セフレだとでもいうのかあああ」
「落ち着け。沸点低いぞ君は~もう、しょうがない子だなあ」

 頭なでなでしてあげます。赤いキャップ脱いだ髪の毛は地毛なんですね。金髪キラキラでサラサラの髪の毛、綺麗だなあ。

「子供扱いすんな。精通だってしたし……お前が、したからだぞ……責任とれよ」
「聖樹たんの所為にされても困ります。そんなこと言ったら、君が蜂蜜なんか塗って誘うのが悪いのです。そんなこと変態おじさんの前でしてみなさい。もれなくモブレですよ」

 メトジェがモブレされちゃうの妄想して滾ったとか、そのことは言わないでおいた。
『聖王凌辱~少年の心まで弄ぶ遊戯~』とか、どんなERO本タイトルですか萌え。

「キモイこと言うな。俺の尻は誰にもやらん」
「ですね。きちんと死守してください。私がもらうまで」
「……不穏な言語が聞こえた。俺を犯す気か変態聖樹め」
「奇遇ですね。私も正に今、処女奪われようとしてます変態聖王め」

 処女孔はないですけども。

「くっ、ああ言えばこう言う……そんなに俺と寝るの嫌か」
「嫌とかいう問題じゃないです。こんな幼げな聖樹たん相手にレイプしちゃいかんと主張してるまで」
「レイプだあ? んなわけねえだろ。合意だろ。むしろこんなに好きなのにしちゃいけねえとはどういうことだ」

 あーまた、さらりと言っちゃった。告白は雰囲気大事にしろってば。メトジェ、これまで告ったことないんか?

「レイプされながら告白されたくないので今聞きます」
「何をだ?」
「だから、告白」
「もうしただろ」
「きちんと言えって言ってんですよこの駄目聖王ー!」
「うぶ……っ!!」

 メトジェの唇にかじりついてやりました。歯がガチーンて鳴った気がします。気のせいにしときます。

「……ん、は……急に」
「したくもなりますよ。じれじれは嫌です」
「うっ。今、か……?」
「今でしょ」

 林先生の真似。ここで前世のギャグ真似披露しても、メトジェしかいないから恥ずかしくない。これだけ心を許しているのメトジェだけなんです。パンツ剥がされてもメトジェだけなんです。股間スースーするですよ。

 二人してベッドに正座。お互い見つめ合って、雰囲気出して、いざ告白大会です。

「美樹……」
「はい」
「あ~そのだな」
「今はっきり言ってくれないと今後一切会いません」
「んな……!」
「パフちゃんと楽しく愉快に暮らしますよ」
「なんで母……!」
「なぜって、パフちゃんは前世からの大親友ですから」
「くぅ……」

 唇噛んで悔しがるくらいだったら、はよ告白してくださいな。

「美樹のことが……好きだ」
「はい。いつから?」
「え。いつって……多分、お前が目覚めた時に」
「は? そんなタイミングで?」

 会ってもいないのに、どうやって惚れるんだね?!

「あの日突然、これまで感じたことない鼓動を聖樹の方から感じたんだ。今思えばあれはお前が目覚めた日だ。お前のところへ急に行きたくなった。政務が忙しくてなかなか行けなかったが……会えなかった間は、お前のことばかり考えてた。あれは恋心と違うのだろうか……」

 む、難しい……。会ってもいない相手に恋心を抱くとか……。

「会っていきなりチューしたり性器つくれと言ったのはそういうことでしたか」

 恋心募って拗らせたんだな。その対象が私って……。

「メトジェは本当に可愛い野郎ですねえ」

 頬に熱が溜まっていきます。胸らしきところがキュンキュンして、どうしようもない。
 ハグして、お互いの体を摺り寄せて、またキスをしました。キスをしながらメトジェの手が魔法少女のコスプレ服を乱しても、私は抵抗しませんでした。

「……ぁ、ん」

 ちゅぅ……っと、乳首を吸われたら声が出ました。
 服のボタンやホックは全部外されて、胸前が全開襟。平らな胸から臍までが晒され、そのすべてをメトジェの舌が追います。

「んぅーくすぐった、い」

 おへそ、こしょこしょ、ぺちょぺちょ、くすぐったくて身を捩ってしまったら力強く手首を押さえつけられた。動けない。

「うにゃ……ふにゃぁ……ぁ」

 たくし上げられたスカートが腰に塊りくしゃくしゃ。丸見えの股間は下りてきたメトジェのお口にスッポリとハマった。
 パオーンが食べられたああああああ

「はう、はぅぅ」

 かつてない感覚。前世では女だったし、ちんこ食べられちゃう感触を初めて味わった。
 メトジェの口の中が熱い。おちんちん食べられちゃって蕩けちゃう。

「メト、じぇ、それ、だめぇ」

 じゅぼじゅぼ卑猥な音出して口淫されちゃって、その音も変な興奮を掻き立てて腰が勝手に揺れる。

「出そうなら、出せよ」

 一旦、口を離してからメトジェがそう言ったけど、また直ぐに食べられてしまった。あーん、股間がレスキューファイアー!
 熱いよう……。

 しばらくメトジェにもぐもぐされていたけど、出るっていうのがよくわからなくて、ただ何だかふわふわした感覚と熱に浮かされて終わった。

「精通してねえのかなあ」

 知らんよー。

「はぅ、あぅ、おしっこぉ」

 それより何よりトイレ行かせてくだせえ。こんなこと初めてだ。私、聖樹だから排泄しないのに。

「ここで出せ」
「ふぁ?!」

 メトジェ変態発言! そういうプレイはもっと股間のパオーンがバオオンと大人になって、変態が極まってからじゃね?! 極める気ないけど。

「おそらくそれが射精だ。出るもんは出した方がいい。ほら、出やすくしてやるから」

 と、またパオーンを食べだすメトジェ変態そこはだいじなタマタマなのおお
 袋まで手の平に包まれ揉まれてパオーンへと一気に血流が増す。いや、私は木なので血じゃなくて樹液?かなあ。
 わかんないけど股間がパーンしそう。

「あーん、あ、あ、あ、ああーーっ」

 すっごい扱かれたらプシャーって、でちゃった。なんか液体が……。

「あ、あ、あっ、や、とまんな」

 おしっこみたいに放物線を描いてメトジェに向かって飛んだ。メトジェはそれを両掌で受け止めて「無臭だな」と匂いを嗅ぐ。
 ぴぎゃあああ変態くさいいいい。

「美樹の味だ」
「いやああ舐めんなあ」

 更に舌で掬い舐めて、ごっくんすんなあ変態聖王め! 私のライフをゴリゴリ削りよるわあ!

「気持ち良かったんだろ。続きするぞ」
「出ません。もう出ません……!」
「出すんじゃねえ。入れる方だ」
「ありません。孔ありません……!」
「できてるから大丈夫だ」
「ふぁ?!」

 メトジェの視線を追って行く。視線は私の股間部に。股間部、小さなティンティンがしょぼくれパオンになっているその下、桃色な割れ目があって、それが筋マン的なものに似ている。
 くぱぁとメトジェに指で広げられたそこには…………。

「あるうぅぅ孔できたーーーぁぁ」
「精通と共に出来たんだ。おめでとう」
「うれしくないよ!」
「なぜだ。これは絶対、女性器だぞ」
「ちがうもん尻孔だもん!」
「う〇こ出ねえだろうがお前は」
「ちゃうもーん」

 ぴええっと股間部を手で隠し、ずり下げられたパンツを再び上げようとしたところでメトジェの手に阻まれる。

「うまそうなもん見せつけておいて隠すなよ」
「勝手に見たくせに何言ってますか」

 股間に棒と玉だけで十分なのに、追加で鮑まで装備してしまった私の気持ちなどわかるまい。

「念願の性器が出来たんだ。もっと見せろ」
「嫌だー! これは何かの間違いだもん! メトジェのえっちパンツ返せーっ」

 履こうとしたパンツを剥ぎ取られてしまった。パンツがないと股がスースーする。歩けない。
 ノーパン危険。パンツ必要。パンツ返せー!
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