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BLしているのを見たい編

12.腐女子ナカーマと男の娘

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「やーごめん、ごめん。アーテュグ退治してたんだけど逃げられちゃってさ。追いかけて、逃げられた先に魔法陣あったから解析して……そしたら爆発しちゃった。てへ。ゆるしてにゃん☆」

 以上、ヨナーシュの猫耳メイド男の娘スタイルでの謝罪でした。可愛いからゆるした。

 アーテュグはその魔法陣とやらで地上へ逃げたのだろう。意外と知能が高くない? そう言ったらルーボさんが「アーテュグは人語を解する知能の高いモンスターです。もうすぐ厄災を振り撒きそうそうだったので討伐依頼を受けました」と丁寧な言葉遣いで解説してくれた。
 キリッと真剣な表情で喋るルーボさんは無精ひげも気にならないくらい精悍でイイ男な気がするのですけど、隣のヨナーシュが萌えの塊すぎてそれどころじゃなかった。

 黒猫耳と尻尾さわらせてもらった。生きている感すごくてふわふわあたたかい。
 メイド服も黒猫に合わせてなのか黒系だけどフリフリレースは白く、ステッチまでなかなか凝っている。このメイド服を縫った人、プロやで。
 スカート丈は絶対領域。靴下がハイニーソなの。ガータベルトえろっちいの。

 腐女子たちも美人ヨナーシュの完璧な男の娘姿に心が打ち震え感動していた。
 勿論、私こと聖樹たんもテンションが上がりまして、お風呂に入りたいとおっしゃいますヨナーシュの為に、聖樹パワーで木のおうちを建ててあげました。
 四方と中心に大きな幹をドーン ドン ドン ドン ドンッと立て、枝にょきにょきいっぱい伸ばし、幹柱に輪をかけつつ幹柱と幹柱を往復し、ぐーるぐる巻きつける。リリアン編みの要領ですよ。ちょっと違うのは中心にも大幹柱があることです。途中で大幹柱も巻き込むことで壁を作ります。
 壁が終わったら天井、床になる部分も枝の途中から新たに枝を伸ばして、ぐーるぐる巻きつけた。
 枝と枝の間は葉っぱで埋めて、隙間風が入らないようにね。

 あっちゅーまに、ログハウスみたいな木のおうち完成。パンパカパーン!

 出入口は四カ所に、ヨナーシュがウォーターカッターみたいなの出して斬ってくれた。さり気にそれ高等な水魔術だよね。ダイヤモンドをカットできるレベル。
 ドアですか? 今作ってますから待っててね。
 全体で100平米くらいの大きさになりました。でけー。サイズ細かいとこまで考えられなかったの。
 十字の壁が入り四分割の間取り。一部屋に風呂桶を置いて、一部屋は男組。残り二部屋は腐女子たちが二組に別れて荷物を置いた。

 今夜はみんな、ここに泊まるってよ。
 大平原の小さな家状態だ。

 家の周りは武闘家デニサと女剣士バルボラがモンスター避けの香を焚き、香の内側に魔女っ娘マリエ・カラマリーが防護結界を、精霊使いヤルシュカが惑いの魔法をかけてくれて、寝泊り準備完了。

 あ、ドアもできました。木で四角の枠組みを作り、そこに枝をぐるぐる巻いたもの。
 蝶番も木細工で作りましたよ。やってみればけっこう単純な仕組みで出来るのです。
 なんでそんなこと知っているかって? 前世、実家の鶏小屋建設を見学していたことがあるのですよ。その時に学びました。今世で役立っております。あの時の大工さん、ありがとう。

 ヨナーシュさっさと風呂入る。ルーボさんも風呂のある部屋に引き摺り込まれた。男二人でにゃんにゃんしてるに違いない。破廉恥な。けしからん。いいぞ、もっとやれ。

「あの二人ってそういう関係? そういう関係?」と、デニサ。
 私「ガチ。そうですよ」と答える。
 腐女子たち「きゃー!!!!」と盛り上がる。

 二組に別れていたはずの腐女子たち、いつの間にか一部屋にかたまり、腐女子トークに花を咲かせ始めた。
 それによると、この世界、BLあるらしい。同人誌即売会もあるという。
 ヤルシュカとマリエはサークル出してて、年に2回開催される祭典に毎度参加するという。

 マジすか。連れてけ。

 かぶりついてマリエの話を聞いた。
 即売会会場へは指定のゲートを潜らなければならない。ゲートの場所は毎回変わる。会場は海の近くっぽい。いつも潮の香りがするから。

 あああ聞いてるだけで心の筋肉が痙攣起こしそう……!

「ところで、ねぇ、聖樹さまぁ。隣の部屋、音が拾えないんだけどぉ」
「ねー。防音魔法かなこれ……むむぅ」
「魔法使いっぽいもんねえ、あの男の娘」

 ヤルシュカ、風の精霊に頼んで音を拾おうとしてるけどできないみたい。
 デニサ、壁に張り付いて聞き耳立てている。隠密行動のスキル持ってるらしいけど、ヨナーシュの完全防衛魔術に太刀打ちできないみたい。
 バルボラも、ヨナーシュのこと魔法使いと言ってる時点で彼の実力が計れてないみたいですね。あの男の娘は魔術師で、おそらくかなりの実力者だよと告げておきました。腹黒いし。

 腐女子たち、ちょっと青冷めた顔になりました。うん、本能的に理解したようで何より。

「ところで君たち、生BLの生音ナマボをそんなに聞きたいのかね?」
「あたぼーですわよ聖樹様!」

 デニサにガッツポーズで言われた。

「次回作の参考にできたらホモ……いえ、本望ですわ」

 マリエ、お前もか。

「正直でよろしい」

 私はこの世界に転生して初めて出会った腐女子仲間たちに感じ入りました。
 腐女子はどこの世界の腐女子も腐女子なんですね。腐女子用語が通じる状況ってのも素晴らしい。

「実は隣の部屋、撮影してます。私の枝芽カメラで」
「────ふあ?!!」

 バルボラ喜色満面。

 撮影とかカメラとかの用語わかるのか? と思ったら、この世界にもカメコなる人種がいるという。
 お高い撮影魔道具を持ち込み、えに繋がる数々の魔法を駆使し、コスプレイヤーたちを美しく激写する。そんな素晴らしい腕をもつカメラ小僧たちが。

 それ以前にコスプレしたいと思わせる原作……アニメ放映があるの、か?

「昔は公共の施設や食堂に一台しか放映クリスタルなくて~」
「チャンネルは奪い合いだったよな。兄ちゃんと取っ組み合いした」

 どっかで聞いた昭和のチャンネル争いだ。我が家は当方一人っ子だったので、体験しなかったのですよ。
 デニサとバルボラは兄弟姉妹が多くて大家族だという昔話もしてくれた。

「今はぁ、携帯型放映魔道具が普及してぇ、魔法使えない人でも契約指数に応じてぇ、登録したチャンネルだけ観ることができるのぉ」

 動画サイトと混ざってないかね、それ。
 ヤルシュカの説明聞いただけだと想像がつかなかったけど、マリエが実際に見せてくれた。

「私の推しが出てる演劇ですよ」

 アニメじゃなくて演劇らしい。

 マリエが持つ携帯型放映魔道具ってやつは見た目が円盤。丸型の液晶タブレットのよう。素材はクリスタルを加工したもの。本来のクリスタルより強度が増し、しかも軽量という優れものだ。
 円形24。厚さ1センチ程のクリスタルの全面を使って360度立体映像が視聴できる。
 何を言ってるかよくわからねえと思うが、大丈夫だ。私も目を疑った。

 マリエが指で魔力を込めてチャンネルを合わせた途端、クリスタルの周りが球型の魔法枠に包まれて、その中で映像が始まる。レトロな魔女の持ち物、水晶玉ってあるでしょ。ほら、胡散臭い占い師が使うようなやつ。あれだね。あれが実体を伴わず、魔法枠で形成されている。実体は円形クリスタルだけだ。
 この魔法枠の飾りをオプションで替えれるみたいだけど、詳しい説明要る? とりま、マリエのは星型だったよ。見た目、格好良いレトロな地球儀とか、なんかそんな雰囲気。

 球型に育ったクリスタルの中での立体映像は、クリスタルの裏からも、横からも、なんと下からも、中の映像が360度眺めれる。
 始まったのは演劇。内容はベルバラとガラスの仮面を足して胡麻塩ふったかんじのやつ。胡麻塩部分は少女革命な気がする。分からない人はググれ。

 簡単に説明すると、舞台は貴族の通う学園。おふらんす風な主人公たちは演劇部。少女革命的なナレーションとBGMで臨場感あふれるあふれる。
 第一部、定番の部員数足りなくて生徒会と敵対するけどマヤることで解決⇒第二部、新しいライバル外部の学園所属の女優の卵から天空演劇トーナメントにいらっしゃいと宣言される⇒第三部、学園外でマジ革命が起きる⇒恋人が内戦であわわわ←今ここ

「うわーん! 続きみたいー!」
「来週放送予定なの。我慢よ我慢。推しは見つけれた?」
「あいあい! 脇でイチャコラしてそうなホモカプ数組ハケーン! 生徒会長受け推しで!」
「私も生徒会長総受けキボンヌ」

 デニサと推しかぶった。

「うふふふ。優秀ねえぇ、さすが聖樹さまだわぁ」

 どうやらヤルシュカとも推しがかぶったようだ。
 ヤルシュカはクリスタル視聴の時だけ眼鏡かけるらしい。普段は裸眼。赤フレーム眼鏡をクイッと押し上げれば金髪ボイン女教師にしか見えない。

 ちなみにバルボラは年下ワンコ系で青髪の会計を愛でたい方向で推し。
 マリエは俺様オラつき金髪書記を虐めたい方向で推し。
 誰も主役が所属する演劇部に推しをもってないようだ。最初に敵対する生徒会でCP妄想するこの不毛さよ。どんだけ……。

 腐女子思考、推しがかぶらなくても同じ作品を愛してればトークは盛り上がり、私は携帯型放映魔道具をモリエスにゃんに買ってもらえるか、お小遣いどう言い訳して貰おうかとか考えてたら日が暮れた。

 風呂から上がって尚にゃんにゃんしてやがったヨナーシュたちと合流。一緒に夕飯を食べる。
 家の周りの結界内側で、火を焚いてキャンプだホイ。
 火を焚くといってもあれだ。魔法陣をガリガリ地面に描いて、その上に鍋置いたらぐつぐつ煮えだしたのには驚いた。IH焜炉だー!

 お鍋はシチューだった。具材は、なんかの芋・なんかの根菜類・なんかの葱類・なんかの果物・なんかのベーコンとソーセージ。
 この世界の料理素材よく知らなくてさ。私の養分は光・水・BLだし。多分食べなくても生きてけるし。それでも食べてみたいと思うのは、前世で食べ物を食べた記憶があるから。あと、腐女子ナカーマに囲まれて楽しいから、かな。好きな人と食べるご飯は、いいよね。

「おいしいです。マリエ」
「お口に合って良かったです」

 作ってくれたマリエに感謝して、味わいました。二杯目はチーズ削って入れてもらいました。味変した!濃くなってうまーい。

 ヨナーシュがパンくれた。白くて丸くてふわふわしたパンだ。

「なんだこれ、うまい……!」

 旅先でなんと贅沢なふわふわパン……!
 腐女子四人組も驚いて口にしてた。

「王室の台所から、ちょっと失敬しただけだよ」

 何でもないことのように言いますけど、それ盗っ人……。
 食べちゃったけど、いいのかなあ。つか、メトジェの野郎はこんなふわふわパン毎日食ってんのか。さすが王様聖王様。

「スタッカリーにまた叱られるぞ」
「ルーボの伯父さんでしょ。ちゃんと躾とけよ」
「躾が必要なのは貴方だと思いますがヨナーシュ・バキア様」

 おお、ルーボさんが丁寧な口調で怒りを滲ませている。ありゃあ、ヨナーシュを姫扱いしてる時の態度だ。従者プレイでアンアンコースだ。
「お嬢さん方、失礼します」と、ヨナーシュを姫抱きしてログハウスに入ってしまった。

「お仕置きかな」
「お仕置きだな」
「お仕置きよねぇ」
「お仕置きですね」

 腐女子たちの安定思考おつ。私もそう思う。

 *

 翌朝、寝なくてもいい私は夜中ガサゴソ色々としてましたが、明け方くらいにヤルシュカのお胸に飛び込んでみました。
 ふわーいおっぷぁい枕やぁらかーい。

「あらぁ、聖樹さま、おはよぉございます」

 パフパフおっぱいに、むぎゅっとされて聖樹たん幸せです。これはなかなかうらやまけしからんおっぱいですよ。
「いいなあ。今夜は私んとこ来いよ聖樹さま」とはバルボラのお誘い。彼女のお胸もボインなので大変楽しみです。

「くっ、羨ましくなんかないんだからねっ」
「ちっぱいは駄目ですか……ちっぱいは…………」

 マリエはちっぱい。デニサなんか壁胸ですからね。

「大丈夫です。どんなお胸も私は愛でれます」

 それがたとえ雄っぱいでもだ。どーん。
 毎晩、順番にお邪魔しますと宣言して朝食をもらった。メインはなんかの干物・なんかの卵・なんかの茸を焼いたなんかのソテーて感じのものだった。干物うめえ。

「デニサのくせにこれ美味しいですよ」
「くせにって何だよ。あたし、料理は得意な方よ」

 今朝の料理担当はデニサ。なんかの干物は故郷の名物なんだってさ。この干物で出汁とったスープも美味しかった。味噌入ってないはずなのに味噌汁の味がして。
 これに硬いパンがついて、昨夜のふわふわ白パンはやはり幻だったと知る。

「余ったパン貰っただけで、あんなに怒らなくても……」
「不正は不正です。たかがパンではありません。小麦は血税なのですよ」

 しょんぼりヨナーシュに、くどくどと朝から説教中のルーボさん。干物スープをしっかり口に運び、「これは美味しいですね」とデニサもしっかり褒め、食器の後片付けまで手伝うスパダリぶり。
 無精ひげさえなければ完璧男子だよなあルーボと腐女子たち一同心の声。

 そんなきっちりルーボさんに、パン代払うよと言ったけど「いえ、これはこちらの不始末ですから」と断られてしまった。

「それより、王室のパンは美味しかったですか?」ときかれて、つい「うん、美味しかった。メトジェはふわふわで丸いものばっか食べてるんだね。この前もらった鈴カステラもふわふわ丸かった」と聖王に会ったことを暴露してしまった。

「へえ……」と、目を細めたヨナーシュ。今朝は男の娘の格好じゃない。理由はお察し。

 朝食の後、ヨナーシュたちBL組とは別れた。
 私は女冒険者たち(腐女子たち)について行きたい同人誌即売会に連れてけと駄々をこねたので、そちらに付いて聖王都へ行くことになった。やった。

 別れ際のヨナーシュに、「僕たちもダンジョン探索終わったら聖王都に帰る。また会えるといいな」と挨拶され、「きっと会えますよ!」なんて元気に答えた後、ニヤリと笑われる。
 おお、腹黒い笑み発動だ。
 私の授けた称号が存分に生かされていて、何を腹の中で算段したのか推測することもできない黒い笑みだ。

「聖樹様、あんた、あの偏屈で頑迷な聖王を動かしたんだ。責任取れよ」

 えー……一瞬、背筋がゾクッてしたんですけどお……。
 聖王都へ行くからといって別にメトジェに会いに行くわけじゃないしと反論したところでヨナーシュは腹黒い笑みを向けるばかり。

 むぅ……聖王城には近づかないようにしましょ。そうしましょ。



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この世界、某掲示板もあります。
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