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BLしているのを見たい編
9.冒険者×冒険者=銃剣士×魔術師*
しおりを挟む「ふふふ、聖樹様の前で搾り取ってあげる」
ハローこんちゃ。私は聖樹です。
今回の受けちゃんすごいよ。過去に例のない属性持ち。その名もビッチです。
「見られてるって思うとさ、いつもより興奮しちゃうよね。ねえ、僕のおチンポ綺麗でしょ。もっと舐めて吸ってよ」
さらに襲い受け。
「あれ? もう出ちゃった。ダメだよルーボ。次は僕がいいと言うまで我慢してね。我慢の魔法かけて、あ・げ・る」
ついでに魔術師だぜヒャハー!
性交に魔法バンバン使いまくり。あそこ濡らしたり洗浄したり、あれ縛ったり攻め様自体を縛ったり。
この世界の魔法ですが、所謂RPG的なやつでMPが要るみたいで。MPがいっぱいある魔術師は毎度の性交に魔法バンバン使っちゃうみたいです。
いいぞ、いっぱい使え。
いきなり攻め様を魔法の光輪とかいうので手首拘束して押し倒して乗っかって剥いた受けちゃんは君が初めてです。
いいぞ、もっと襲え。
「あ、あ、ヨナーシュもう駄目だ」
受けちゃんの尻に敷かれ(文字通り)両腕万歳状態で手首縛られてる攻め様喘ぐ。だいじなことだ。もう一度言う。攻め様が喘いでおります。
「ルーボのここ、我慢汁いっぱい溢れてて雄の匂いすごいよ。ねえ、興奮してんの? 僕を見て興奮した? それとも先っぽを僕にいいように弄られてるから? 入れて欲しい? 入れて欲しい? ふふ、入れてあげなぁい」
襲い受けビッチのヨナーシュは、さっきから尻の間で攻め様ルーボさんの滾りまくったアレを扱いているのですが、肝心な孔の中には入れてあげないという意地悪を繰り返してます。
孔の準備は万端で潤いに潤いまくり、亀頭と擦れるとクチュクチュと淫らな音が鳴り響いてますが、入れてあげなぁい。
挿入なしで、内腿に包まれ、手で扱かれ、菊座の柔らかさにオウオウしながらルーボさんは二回ほど搾り取られてました。
すごっ、テクニシャン……!
ヨナーシュの性技は物凄く巧みです。この人、本当に魔術師なんでしょうか。手管に長けた魔術師。ビッチ魔術師の称号を贈ってやりましょう。パンパカパーン
「……ん? なんだこの称号……【ビッチ魔術師】気持ちの良い性交をすれば相手も自分も幸運値+10。性的関連の仕事をすれば通常の倍の稼ぎ」
――――あるぇ? 称号マジ授けちった?
ヨナーシュ、ピンクゴールド色した長い髪を掻き揚げる仕草しながら虚空を見つめる。まるで何かを読んでいるようだけど、あれって……。
――――ステータス画面でも見えましたかねえ。
「今のは聖樹様の声、か……?」
おっとマイボイス聞こえたっぽい。
私に気づいたヨナーシュだけど、特に私に何か言うでもなく、それよりも何よりもルーボさんの上に跨り濡れそぼった股間同士をドッキングすることを選んだ。
ルーボさんには我慢を強いたけど自分の尻が切ないんですね。わかります。
ず、ずず……と棒を埋めてるシーンは枝芽カメラで捉えてますよ。えっろーい!
「ぅ……ふぁ……」
甘い吐息は誰のもの? ヨナーシュ、君のものだ!
赤い瞳を潤ませ、またもや虚空を見つめ、微動だにしなくなったヨナーシュ。
私の予想ではあれステータス画面を読んでますよ。で、考えてますよ。私が授けた称号のことを。
言葉を発しなくなったヨナーシュに焦れたのか、ルーボさんが手首拘束されたままヨナーシュの乳首を指で弄り始めた。
そこにボッチありますからね。押しちゃうよね。鮮やかに色づいて興奮で尖ってるから、ついつい摘まみたくなるよね。気持ちわかるぅ。
「ん……おぃ、ヤメろ……っ」
勝手なことしたルーボさんを睨みつけるヨナーシュだけど、止まらない指技に快感を拾ってしまったようで、細い腰が揺れている。
ヨナーシュお前、乳首弱かったんだな。
たんとしてもらえ。にこっ(優しい微笑みで)
お腹にルーボさんのものを収めたまま腰振って、だんだん息が荒くなるヨナーシュは、決定的で大きな刺激が欲しかったのか、己の陰茎を扱き出した。それでも一人じゃイけないのか、切なそうな赤瞳を滲ませ、前屈みになってルーボさんの唇に唇を重ねた。ぺろぺろと、恋人の厚い唇をわざと拙く舐めるのは何かの技なのか。
ルーボさんの拘束を解いた。
途端にキスが激しくなり「んっ、んン」とヨナーシュが貪られる側になった。
「っうは! ふ、あ、あ、」
ヨナーシュの両手首を掴んだルーボさん、腰を使って棒を突き上げる。
ヨナーシュの淫靡な喘ぎが空間を満たしていく。
何度も突き上げを食らってヨナーシュの上半身が躍る。背筋が反って、さっきまで扱いてた陰茎からダラダラと蜜が零れていた。
そんなヨナーシュの痴態を下から眺めるだけじゃ満足できなくなったのか、ルーボさんは長身を反動もなしに起き上がらせて、それからヨナーシュを抱き締めた。
「あうんっ、る、るーぼ……」
「はぁ……。貴方を頂いて、いいですか?」
丁寧な問いかけだが、その灰色の瞳はギラついて獲物を狙っている。ヨナーシュも、ごくりと喉を鳴らして「許可する」と口に出した。
それからはもう、私の樹液マットレスに押し倒され、腕に囲われてひたすら正常位で貪られるだけのヨナーシュだった。襲い受けも、ここまでくると襲った甲斐あるってもんだ。攻め様の本気パネェ。
「あアっ、んあ、あ、も、あ、はげし……いっ」
「激しいのが好きでしょう?」
「ひん……っ」
抑え込まれて動けないヨナーシュの後孔に、容赦なく突き刺さるルーボさんのブツは流石銃剣士。まるで長銃の銃身のようにとってもロング。根元まで埋め込まれてしまったヨナーシュは歯を食いしばって快感に耐える顔。
いいところに届いちゃってるんですねー。
魔術師らしく貧弱そうなヨナーシュの体は、銃剣士のガッチリ細マッチョな肉体に勝てるはずもなく完全に屈服させられている。その様は嫋やかな百合の花を折るが如しである。
そんな風に動けないところをガツガツ責められ、全ての衝撃が奥にきてるのか、ヒンヒン喘ぐしかないヨナーシュは涙を拭き零しながらも恍惚とした悦びを、その顔に浮かべていた。
「んあァアアーーーー」
絶頂を迎えても、まだまだとばかりに両脚を抱えられ腰を浮かされ種付けホールドされてるヨナーシュに幸あれ……グッドラックですよ。
私の菩提樹にも似たその花が、フラワッと咲いた。南無。
*
――――んで? んで? その称号ってどういうの? マジで私が授けたの? あと、ステータス画面見せて見せてプリーズ!
疲労困憊で動けそうにないヨナーシュに私は息せき切って話しかける。
樹液マットレスの上で横向きに寝そべっている彼。その様は気怠そうで今にも入滅しそうだけど、まだあかんよ。ルーボさんに何度も昇天させられているのも見学したけど、まだ彼岸にゃ遠いよ。
ヨナーシュ、若そうだし。20代のお兄さんに見えるけど何歳なんだろ。気になったので年齢きいたら「それは秘密」と。
「聖樹様が年齢きいてきたのですか……? へえ……。ヨナーシュは俺よりかなり年上ですよ」
「暴露しないでルーボ」
寄り添ってその綺麗な長い髪を撫で梳いているルーボさんを、キッと睨むヨナーシュは迫力のある美人顔です。
そうかい。姐さん女房かい。
ルーボさんは睨まれても蕩けそうな笑みで怒る兆しもない。むしろヨナーシュの髪を掬い口付けたり匂い嗅いだり、さらさらと指の間から零れる感触を楽しんだりと実に楽しそうである。
「自分で称号授けておいて分からないのか聖樹様は。ステータス画面はおいそれと他人に見せるものじゃないの。自分で見せることも出来るっちゃできるけど、普段は秘匿するもんだよ。強制開示も可能だけど、それ専用のスキルがないと出来やしないの。僕が持ってるのは【換価】のスキル。僕より弱いやつのステータスは全部丸見えなんだなこれが」
ふっふっふ、と含み笑いするヨナーシュ腹黒い。腹黒ビッチ魔術師の称号を授けよう。
ペンペカペーン!
「……て、また称号が……前のが更新されたんだけど。何さこれ【腹黒ビッチ魔術師】って!」
――――ええでしょ? 具体的にどんなのか説明読んでよ。私が授けたんですよ教えてくれる義務があります。
「おかしい。聖樹様はおかしい。女神神殿や勇者神殿ではこんなことなかったよ」
ぶつくさ言いながらも教えてくれました。
称号:【腹黒ビッチ魔術師】
聖樹も認めた腹黒さ。含み笑いすると腹の思惑を隠し通せる。また、気持ちの良い性交をすれば相手も自分も幸運値+30。性的関連の仕事をすれば通常の三倍の稼ぎ。
――――ふはっ! 素敵な称号じゃな~いふはは! 聖樹たんに感謝せえよふははは!
「素直に喜べないんだけど……聖樹様がおかしすぎて」
――――そもそもの話だね、女神神殿や勇者神殿と同じにしてもらっちゃ困るんですよ。私は聖樹です。神でもなけりゃ勇者とかいう勇気一つを友にし過ぎて病んでそうな輩と一緒にしてもらっちゃ困るんです。
「勇者、酷い言われよう」
勇者に恨みはないけども、前世読んだラノベ知識とかゲーム知識とかなんかその辺から読み取った結果である。
私の勇者評価は最低だが、この世界の勇者ってのは、やっぱそれなりに英雄で神聖視されているものなので、勇者神殿に歴代の勇者たちが英霊として祀られているという。
お祈りに行くとスキルを授けてもらえるってさ。
さっき言っていたヨナーシュの【換価】のスキルってのも、ここで授けてもらったそうな。
「それ相応の寄進と経験値が要るけどね。10レベルに一度くらいの頻度で祈るべしと、冒険者共同体の規則にあったかな。あくまで目安だけどね」
金を積めば1レベル毎でもいいらしい。その際は経験値が足りないのでショボいスキルしか貰えないそうだが。でも稀に変わったスキルも得られるので、挑戦したい人はするらしい。あくまで金を積めればの話。
――――女神神殿は?
「女神も一緒だね。主に癒し系のスキルを授けてくれる。過去に降臨した歴代の女神が、それぞれに祀られてて……っん、そうだな。あと、女神神殿では回復薬と蘇生薬を売ってる。て、ひんっ、そこまで吸うな……!」
髪だけじゃ飽き足らずヨナーシュの素肌、いたるところに赤い花弁を蒔き散らかしていくルーボさん。際どい内太腿の柔らかいとこにまで痕をつけて怒られてる。
それから乳首責め。チュパチュパ吸って舌で転がし涎でベトベトにしてもまだ放しませんよ。ルーボさんはヨナーシュにバブみを感じてんですかねえ。甘え方が尋常じゃない。
ヨナーシュが襲い受けしたのは年上の矜持で、本当は思いっきり責められたい願望の持ち主とみた。
ルーボさんはオギャりたい精神の持ち主で、年上の恋人にされるがままを装って本当は甘えまくって蕩かせたいんですね。
お互いに欲望満たされて相性の良いお二人です。
ごっつぁんでした。
============
ヨナーシュ・バキア(年齢秘密)
魔術師。ピンクゴールドな髪と赤瞳。
────換価のスキルって財産巻き上げて換金する能力だよ! えげつねえ!
ルーボ(年齢不明)
銃剣士。灰髪灰瞳。
────ヨナーシュを姫扱いしてるよ! たぶん相当変な人だよ!
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