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寂しい兎と非常識な彼の出会い
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僕が初めてジュディエストに会ったのは、彼が長を務めている『職業派遣総合事務所』へ面接に行った時のこと――――だと、僕は思っていたけど、ジュディエストの方は違ったみたい。
彼が僕を初めて見かけたのは大人の歓楽街の、さらに裏の、人通り少ない小径で。
僕が複数の男に囲まれ、犯されていた時なんだって。
なんでそんなとこ見ちゃったかなあ…………。
ジュディエストは馴染の店へ行く途中だったらしい。その辺は風俗通りだから、そういう場面に出くわしても驚かなかったという。
少しは驚いて?
僕、レイプされてたんですけどおお?!って言ったら、「あの界隈じゃ日常風景だ。邪魔してはいけないと思った」って。
そんなわけないよね!? 誰がどう見たって強姦現場だよ?!
やっぱジュディエストはどっか非常識で抜けてて坊ちゃん育ちで変な方向に真面目だ。
今度からは巡回騎士さんとか呼んで助けを求めてねと忠告しておいた。
でも、「俺が葬った方が早いだろう」って……。
『職業派遣総合事務所』の長ってヤのつくショーバイの組長じゃないよね?
健全な派遣事務所の所長だよね? ね?
聞かなかったことにしておくねジュディ。
僕としては、そんな不名誉な現場を目撃されているとはいざ知らず、後に『職業派遣総合事務所』へ職を求めて行った時、丁度ジュディエストが重役出勤してくるところに出くわして――――気づけば二人っきりで個室にいたんだ。
んんん? なにがどうなってこうなった?
確かジュディエストが「案内してあげよう」的なこと言ってきて、僕はそれについて行った。聞けば偉い人だっていうから断るなんてことも思いつかなかった。
案内された部屋に足を踏み入れて、そこに座れと命令され……なんかすんごくジロジロ見られた。観察されている。
この時は知らなかったけど、あの観察している目は『精霊の瞳』っていうものだ。
そしてまたこの時は知らなかったジュディエストの名前。
名前も知らないなんか偉い人が、唐突に居丈高なことをのたまった。
「俺を接待できるかね」
接待?
「………………はあ?」
としか答えれないよね。
「冒険窓口の受付業務なら空いている。今すぐからでも職に就けれるが、どうするかね」
「あ、それは嬉しいです。今すぐにでもしたいです」
「よし、ならば俺を接待して満足させたら即雇用してやろう」
「えーと、接待ってなんですか?」
「ふむ。俺を満足させることだ」
「……それは性的なことで、ですか?」
「そうだ。君の特技を活かして、雇用責任者である俺を満足させなさい」
「特技って…………あなたが僕の何を知ってるっていうんですか?」
「俺の目は誤魔化せん。俺がなぜこの『職業派遣総合事務所』で所長をしていると思うのだ。この目を見よ」
そう言ってジュディエストは『精霊の瞳』を開花させたんだ。
彼の双眸が虹色にキラキラ煌めく。
あ、これ何かの魔法を使われている。
神秘的なのに畏怖して、僕は身震いを起こした。
捉えられて今にも食べられちゃいそうだ。
兎人である僕は、絶対的捕食者であるジュディエストの『精霊の瞳』には逆らえない。
「あ――――やめて……っ」
「あの日の、お前の艶姿だ」
僕の脳内に無理やり割り込んできたもの。
あの日、あの時、レイプされた時の映像が流し込まれる。
僕にとって忘れられない記憶。
あの日、初めてこの王都に上京した日、知人を訪ねてあの界隈を歩いていた。
そういうつもりなど無かったのに、訪ねた店で体を売ることを強要されて、断って逃げ出したけど、途中で店の用心棒だとかいう魔獣族のやつらに捕まった。
そのまま路地裏に引きずり込まれて――――犯されたのだ。
痛い思い出でしかない。
「や、やだっ!」
「勃起してるぞ」
それはジュディエストが僕の雄根を手のひらで弄んでいるからだ。
いつの間にか両足を開かされた状態で、ズボンも下ろされていた。陰部が丸出し。脳内で破廉恥な己の姿を観せられ、現実では性器を弄られていれば、勃起だってするよ。
ジュディエストのえっち! と、言えたら良かったんだけどさ。
まあ、この時は初対面だし口には出せなかったよね。
「ひい……っ、いや、いやあああっ」
「嫌じゃないだろう。こんなにも濡らしておいて」
ジュディエストの言う通り、ぬらぬらと僕のおちんちーんは先走りで濡れていた。
「嘘だ……僕こんな…………ああ、あああ」
「ここは面接の場だぞ。こんなに濡らして恥ずかしいと思わんのか」
「あうぅ……僕、僕うぅぅ…………っ」
ジュディエストの言葉責めは続いた。
それは僕の頬を桃色に染め上げ、羞恥心を煽るのに大層役立った。
言葉責めなんて……言葉責めなんて……心地良くて勃起しちゃうじゃんかああああー!
所詮、僕はビッチな田舎ウサギなのである。
「こんな真昼間に、今日初めて会った男の目の前で陰部を曝け出すなんて、恥ずかしいウサギだな」
「はっ、うう……ふぅ、んん……」
クチュクチュ兎ペニスを嬲り、キュッキュと亀頭部分を扱かれちゃって僕はもうヤバ~イ限界。でも、それをジュディエストはゆるさなかった。
陰茎の根元をキュッと握られる。
ほげー?!
「ヒイッ」
「ここで粗相するな。まだ俺を満足させてないぞ」
「あ、ああああ……」
「俺を満足させる気はあるか? 接待だ」
「あ………………っ、う……あり、ます……接待、します……」
僕から言質を引きずり出して、ジュディエストはニヤリと嗜虐的な笑みを浮かべた。そりゃもう悪い笑みのまま、兎人の象徴であるウサギ耳を二つとも引っつかんできた。痛い。ぴえん。
「ひっ、痛いのは嫌……ッ」
「痛くはしない。そうか、これは敏感なのだな。勉強になった」
そう言ってウサギ耳に舌を入れて舐め回してくるジュディエスト破廉恥! そこは親にもあまり触らせない、増して舐めさせるなんて……! ああん……!
ふわふわした白色の産毛がジュディエストの舌先から垂れる唾液で萎んでいく。濡れてへばりつく感触さえ気持ちいい。僕、僕、なんでこんな敏感なんだろ。いくら兎人で珍しい毛色だからって、耳弄られただけで、ここまで感じるなんて今までになかったよ……。
気持ち良すぎて涙出そう。
ジュディエストは今にも泣きそうな僕を抱き上げて、亜次元空間へと連れ込んだ。
「ふああ……、あ、ああんんンんっ!」
すかさずベッドに押し倒されて、ジュディエストの左手が僕の陰茎を掴んで、右手では会陰を揉んできた。
なんでそんな巧みなの?! 僕の前はすぐに爆ぜちゃった。
僕が盛大にイってアンアン乱れてるとこを見たからか、ジュディエストの欲棒さんも膨らんでビンビンだ。
「あ……、あ、待って、待ってください」
「駄目だ。今から接待本番だぞ。俺のを満足させろよ」
「はい。あの、もちろんシますけど……あの、それ……大きいので、もう少し慣らさないと入らないです」
「ふむ。慣らすのか……そういえば、尻の穴に男が指を突っ込んでグリグリする場面があったな」
そう言うや否や、またもや僕の脳内にレイプ現場の映像が映し出され、まるで映画のワンシーンのように再生された。
「ここで、お前の尻の穴は男の太い指を受け入れて、気持ちよさそうに善がっている」
「あ、はい…………あの、善がってないですから」
ご丁寧にも巻き戻し、再度同じシーンを閲覧。
自分の股間アップを何度も観させられるって、どんな拷問……。
頬どころか首まで真っ赤になりながら、僕は肯定し、きちんと入口を慣らすことを推奨した。じゃないと切れてしまう。ジュディエストのは大きいから。
「何を言っている。アンアン喘いでいる上に、勃起までして気持ちよさ気ではないか」
「……っ、そんなわけ……」
無いと完全否定できない。元より、僕は性欲強い兎人だ。たとえレイプだろうが、己の弱いところを責められ続ければ声だって出てしまうほど、快楽に弱い種なのだ。
「だから俺もこれをやろうと思うがどうだ」
「できたら何かで濡らして欲しいです……」
言っても無駄かもしれないけど、僕はローションで解す案を、きちんと述べた。さっきも思ったけど、ジュディエストの本当に大きいからね!
「ひゃん」
「可愛い声を上げるな。もっとしてやる」
ジュディエストはローションでめいっぱい解してくれた。それ以上にアニリングスまでし始めた。
僕の脚を持って開かせて、菊襞に舌先をつけペロペロと舐めまくる。唾液を零し、それをさらに塗り込め、僕をふわふわのとろとろにしてくれた。
「も、もう……いいです……もうぅ…………」
ものすっごく丁寧に解された。後孔はもちろんのこと、股間部分どころかお腹や太股にふわふわ尻尾までローションまみれにしてくれて、その厚い手のひらで摩ってくれたのだ。
まるでマッサージをしてもらったかのように下半身が気持ち良い。本番はこれからだというのに、僕の息はもう上がっている。
「はふ……はぁ……」
「いくぞ」
「んああっ」
ずぐんっと、おっきなものが僕を貫いた。
ジュディエストは男との行為が初めてなのだろう。
なんせ挿入準備を知らなかった。
言葉責めとか知ってて手業は巧みなのに、初めてとか……まさか童貞?
あの界隈で馴染みの店があると言っていたから、プロにはお世話になっているはずだ。女性の。だからきっと素人童貞ってやつ。
推定素人童貞なジュディエストが腰を押し付けてくる。
亀頭がめり込み、竿部分が僕の中に消えていく。
「あっ、く、は、あ、ういぃ痛いいぃ……」
「痛いのか……」
なぜか落ち込んでみえるジュディエストに、僕は呼吸を整えながら言った。
「は……ふ……おっきい、ので……あの……出来たら良いところを突いてください……」
ジュディエストのは本当の本当にでっかくて、僕の小さな入口の肉輪を限界みちみちまで開いている。
それほど太い。大きい。こういうの巨根っていうのかな。
このまま理性を外して本能のまま揺さぶられてしまったら、僕は狂う自信がある。
それは嫌なので、発狂を回避する為に前立腺刺激を提案したのだ。
「ああ、お前が犯されながらもソコ、ソコついてえええと叫んでたアソコか」
「――――っく、そうです……そこです…………」
もうレイプ実況はやめてくれないだろうか。恥ずかしくてしょうがない。
おそらくあの映像はジュディエストにとったら参考文献なのだろう。まるで手引書を読み上げるような気安さで引き合いに出してくる。何なのこの羞恥プレイ。
「ん、ふ……あ、ああん」
「そうか。ココが良いのだな」
早くも前立腺をみつけ、的確に責めてくるジュディエストの腰使いに僕も大満足。彼の動きに合わせて腰を振る。
「おお締まる……っ、すごい……すごいな……」
接待しろとか満足させろとか、居丈高だと思ってた美丈夫が、今は僕の体に夢中なのだ。嬉しい。
「あっふ、あん、あー、あっはああ……きもひいいよぉ~」
言語が馬鹿になる。僕も、初めて味わうジュディエストのものに夢中だ。
もっと衝いて、もっと掻き混ぜて、もっと、もっと……!
気持ち良くて頭がおかしくなりそうだ。
二人の相性はとても良いのかもしれない。
素人童貞×ビッチウサギだけどね!
お互いに高め合い、最後も二人して同時に果てた。
「本当にすごいな……全部搾り取られた…………」
「はふ……ふう……ご満足いただけましたか?」
「ああ、これからもよろしく。今日はこのまま俺の接待を続けてくれ」
「え――――あ、ひぁ……っ!」
再度、中で膨らんだものに突き動かされる。僕の体は悶え打った。
あえええええこの素人童貞まさか絶倫かなああああ?!
――――そして放たれた二発目が、ジュディエストが思うほどの量じゃなかったことに、彼の何かに火を点けたらしい。
「こんなに少なくてはお前を満足させれない」
「はふ……あの……満足させるのは俺の役目だったのでは……」
すっかり僕の体に夢中になってしまったジュディエスト。
この日から毎日、仕事帰りに僕を亜次元空間に誘い込んで、たくさんのお汁を飲ませ腹ボテにするという変態プレイに目覚めていく。
僕は僕でジュディエストと体を重ねるごとに、彼のことが忘れられなくて――――――――。
(兎は寂しいと死んじゃうけど僕はお腹いっぱい飲まないと死んじゃうの)
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
<人物紹介>
二人共、『エルフに優しい~』で出す予定のキャラです。
●ジュディエスト・オルカーラエル・ブレトワンダ(精霊魔人)
黒髪。精霊の瞳は虹色。職業派遣総合事務所の所長。花神の子。弟がいる。弟は『猿と神帝の恋はウッキッキー』でウッキッキーしている。弟のことは可愛がっている……つもり。逃げられてちょっと寂しい。
マイペースで、どこかズレているのは、両親が超越者だから、色々と大らか。ウィーヴェンの世界でも最強部類。
本編ではかなり格好良いキャラにするつもりなんだけどなあ……どうしてこうなったんだろう?
ディムナの上司です。
●キャネル・カラート(魔獣族魔兎種。通称:兎人)
虹色の髪と葡萄色の瞳。冒険窓口の受付係り。田舎から出てきたぺーぺー。田舎が縄文時代すぎて都会に来てもビッチのままだったよ。一応、レイプという言葉は知っているけど、敏感だから体が勝手に反応しちゃうウサギだよ。実はこいつも絶倫だよ。だってウサギだもの。
表紙にした絵
彼が僕を初めて見かけたのは大人の歓楽街の、さらに裏の、人通り少ない小径で。
僕が複数の男に囲まれ、犯されていた時なんだって。
なんでそんなとこ見ちゃったかなあ…………。
ジュディエストは馴染の店へ行く途中だったらしい。その辺は風俗通りだから、そういう場面に出くわしても驚かなかったという。
少しは驚いて?
僕、レイプされてたんですけどおお?!って言ったら、「あの界隈じゃ日常風景だ。邪魔してはいけないと思った」って。
そんなわけないよね!? 誰がどう見たって強姦現場だよ?!
やっぱジュディエストはどっか非常識で抜けてて坊ちゃん育ちで変な方向に真面目だ。
今度からは巡回騎士さんとか呼んで助けを求めてねと忠告しておいた。
でも、「俺が葬った方が早いだろう」って……。
『職業派遣総合事務所』の長ってヤのつくショーバイの組長じゃないよね?
健全な派遣事務所の所長だよね? ね?
聞かなかったことにしておくねジュディ。
僕としては、そんな不名誉な現場を目撃されているとはいざ知らず、後に『職業派遣総合事務所』へ職を求めて行った時、丁度ジュディエストが重役出勤してくるところに出くわして――――気づけば二人っきりで個室にいたんだ。
んんん? なにがどうなってこうなった?
確かジュディエストが「案内してあげよう」的なこと言ってきて、僕はそれについて行った。聞けば偉い人だっていうから断るなんてことも思いつかなかった。
案内された部屋に足を踏み入れて、そこに座れと命令され……なんかすんごくジロジロ見られた。観察されている。
この時は知らなかったけど、あの観察している目は『精霊の瞳』っていうものだ。
そしてまたこの時は知らなかったジュディエストの名前。
名前も知らないなんか偉い人が、唐突に居丈高なことをのたまった。
「俺を接待できるかね」
接待?
「………………はあ?」
としか答えれないよね。
「冒険窓口の受付業務なら空いている。今すぐからでも職に就けれるが、どうするかね」
「あ、それは嬉しいです。今すぐにでもしたいです」
「よし、ならば俺を接待して満足させたら即雇用してやろう」
「えーと、接待ってなんですか?」
「ふむ。俺を満足させることだ」
「……それは性的なことで、ですか?」
「そうだ。君の特技を活かして、雇用責任者である俺を満足させなさい」
「特技って…………あなたが僕の何を知ってるっていうんですか?」
「俺の目は誤魔化せん。俺がなぜこの『職業派遣総合事務所』で所長をしていると思うのだ。この目を見よ」
そう言ってジュディエストは『精霊の瞳』を開花させたんだ。
彼の双眸が虹色にキラキラ煌めく。
あ、これ何かの魔法を使われている。
神秘的なのに畏怖して、僕は身震いを起こした。
捉えられて今にも食べられちゃいそうだ。
兎人である僕は、絶対的捕食者であるジュディエストの『精霊の瞳』には逆らえない。
「あ――――やめて……っ」
「あの日の、お前の艶姿だ」
僕の脳内に無理やり割り込んできたもの。
あの日、あの時、レイプされた時の映像が流し込まれる。
僕にとって忘れられない記憶。
あの日、初めてこの王都に上京した日、知人を訪ねてあの界隈を歩いていた。
そういうつもりなど無かったのに、訪ねた店で体を売ることを強要されて、断って逃げ出したけど、途中で店の用心棒だとかいう魔獣族のやつらに捕まった。
そのまま路地裏に引きずり込まれて――――犯されたのだ。
痛い思い出でしかない。
「や、やだっ!」
「勃起してるぞ」
それはジュディエストが僕の雄根を手のひらで弄んでいるからだ。
いつの間にか両足を開かされた状態で、ズボンも下ろされていた。陰部が丸出し。脳内で破廉恥な己の姿を観せられ、現実では性器を弄られていれば、勃起だってするよ。
ジュディエストのえっち! と、言えたら良かったんだけどさ。
まあ、この時は初対面だし口には出せなかったよね。
「ひい……っ、いや、いやあああっ」
「嫌じゃないだろう。こんなにも濡らしておいて」
ジュディエストの言う通り、ぬらぬらと僕のおちんちーんは先走りで濡れていた。
「嘘だ……僕こんな…………ああ、あああ」
「ここは面接の場だぞ。こんなに濡らして恥ずかしいと思わんのか」
「あうぅ……僕、僕うぅぅ…………っ」
ジュディエストの言葉責めは続いた。
それは僕の頬を桃色に染め上げ、羞恥心を煽るのに大層役立った。
言葉責めなんて……言葉責めなんて……心地良くて勃起しちゃうじゃんかああああー!
所詮、僕はビッチな田舎ウサギなのである。
「こんな真昼間に、今日初めて会った男の目の前で陰部を曝け出すなんて、恥ずかしいウサギだな」
「はっ、うう……ふぅ、んん……」
クチュクチュ兎ペニスを嬲り、キュッキュと亀頭部分を扱かれちゃって僕はもうヤバ~イ限界。でも、それをジュディエストはゆるさなかった。
陰茎の根元をキュッと握られる。
ほげー?!
「ヒイッ」
「ここで粗相するな。まだ俺を満足させてないぞ」
「あ、ああああ……」
「俺を満足させる気はあるか? 接待だ」
「あ………………っ、う……あり、ます……接待、します……」
僕から言質を引きずり出して、ジュディエストはニヤリと嗜虐的な笑みを浮かべた。そりゃもう悪い笑みのまま、兎人の象徴であるウサギ耳を二つとも引っつかんできた。痛い。ぴえん。
「ひっ、痛いのは嫌……ッ」
「痛くはしない。そうか、これは敏感なのだな。勉強になった」
そう言ってウサギ耳に舌を入れて舐め回してくるジュディエスト破廉恥! そこは親にもあまり触らせない、増して舐めさせるなんて……! ああん……!
ふわふわした白色の産毛がジュディエストの舌先から垂れる唾液で萎んでいく。濡れてへばりつく感触さえ気持ちいい。僕、僕、なんでこんな敏感なんだろ。いくら兎人で珍しい毛色だからって、耳弄られただけで、ここまで感じるなんて今までになかったよ……。
気持ち良すぎて涙出そう。
ジュディエストは今にも泣きそうな僕を抱き上げて、亜次元空間へと連れ込んだ。
「ふああ……、あ、ああんんンんっ!」
すかさずベッドに押し倒されて、ジュディエストの左手が僕の陰茎を掴んで、右手では会陰を揉んできた。
なんでそんな巧みなの?! 僕の前はすぐに爆ぜちゃった。
僕が盛大にイってアンアン乱れてるとこを見たからか、ジュディエストの欲棒さんも膨らんでビンビンだ。
「あ……、あ、待って、待ってください」
「駄目だ。今から接待本番だぞ。俺のを満足させろよ」
「はい。あの、もちろんシますけど……あの、それ……大きいので、もう少し慣らさないと入らないです」
「ふむ。慣らすのか……そういえば、尻の穴に男が指を突っ込んでグリグリする場面があったな」
そう言うや否や、またもや僕の脳内にレイプ現場の映像が映し出され、まるで映画のワンシーンのように再生された。
「ここで、お前の尻の穴は男の太い指を受け入れて、気持ちよさそうに善がっている」
「あ、はい…………あの、善がってないですから」
ご丁寧にも巻き戻し、再度同じシーンを閲覧。
自分の股間アップを何度も観させられるって、どんな拷問……。
頬どころか首まで真っ赤になりながら、僕は肯定し、きちんと入口を慣らすことを推奨した。じゃないと切れてしまう。ジュディエストのは大きいから。
「何を言っている。アンアン喘いでいる上に、勃起までして気持ちよさ気ではないか」
「……っ、そんなわけ……」
無いと完全否定できない。元より、僕は性欲強い兎人だ。たとえレイプだろうが、己の弱いところを責められ続ければ声だって出てしまうほど、快楽に弱い種なのだ。
「だから俺もこれをやろうと思うがどうだ」
「できたら何かで濡らして欲しいです……」
言っても無駄かもしれないけど、僕はローションで解す案を、きちんと述べた。さっきも思ったけど、ジュディエストの本当に大きいからね!
「ひゃん」
「可愛い声を上げるな。もっとしてやる」
ジュディエストはローションでめいっぱい解してくれた。それ以上にアニリングスまでし始めた。
僕の脚を持って開かせて、菊襞に舌先をつけペロペロと舐めまくる。唾液を零し、それをさらに塗り込め、僕をふわふわのとろとろにしてくれた。
「も、もう……いいです……もうぅ…………」
ものすっごく丁寧に解された。後孔はもちろんのこと、股間部分どころかお腹や太股にふわふわ尻尾までローションまみれにしてくれて、その厚い手のひらで摩ってくれたのだ。
まるでマッサージをしてもらったかのように下半身が気持ち良い。本番はこれからだというのに、僕の息はもう上がっている。
「はふ……はぁ……」
「いくぞ」
「んああっ」
ずぐんっと、おっきなものが僕を貫いた。
ジュディエストは男との行為が初めてなのだろう。
なんせ挿入準備を知らなかった。
言葉責めとか知ってて手業は巧みなのに、初めてとか……まさか童貞?
あの界隈で馴染みの店があると言っていたから、プロにはお世話になっているはずだ。女性の。だからきっと素人童貞ってやつ。
推定素人童貞なジュディエストが腰を押し付けてくる。
亀頭がめり込み、竿部分が僕の中に消えていく。
「あっ、く、は、あ、ういぃ痛いいぃ……」
「痛いのか……」
なぜか落ち込んでみえるジュディエストに、僕は呼吸を整えながら言った。
「は……ふ……おっきい、ので……あの……出来たら良いところを突いてください……」
ジュディエストのは本当の本当にでっかくて、僕の小さな入口の肉輪を限界みちみちまで開いている。
それほど太い。大きい。こういうの巨根っていうのかな。
このまま理性を外して本能のまま揺さぶられてしまったら、僕は狂う自信がある。
それは嫌なので、発狂を回避する為に前立腺刺激を提案したのだ。
「ああ、お前が犯されながらもソコ、ソコついてえええと叫んでたアソコか」
「――――っく、そうです……そこです…………」
もうレイプ実況はやめてくれないだろうか。恥ずかしくてしょうがない。
おそらくあの映像はジュディエストにとったら参考文献なのだろう。まるで手引書を読み上げるような気安さで引き合いに出してくる。何なのこの羞恥プレイ。
「ん、ふ……あ、ああん」
「そうか。ココが良いのだな」
早くも前立腺をみつけ、的確に責めてくるジュディエストの腰使いに僕も大満足。彼の動きに合わせて腰を振る。
「おお締まる……っ、すごい……すごいな……」
接待しろとか満足させろとか、居丈高だと思ってた美丈夫が、今は僕の体に夢中なのだ。嬉しい。
「あっふ、あん、あー、あっはああ……きもひいいよぉ~」
言語が馬鹿になる。僕も、初めて味わうジュディエストのものに夢中だ。
もっと衝いて、もっと掻き混ぜて、もっと、もっと……!
気持ち良くて頭がおかしくなりそうだ。
二人の相性はとても良いのかもしれない。
素人童貞×ビッチウサギだけどね!
お互いに高め合い、最後も二人して同時に果てた。
「本当にすごいな……全部搾り取られた…………」
「はふ……ふう……ご満足いただけましたか?」
「ああ、これからもよろしく。今日はこのまま俺の接待を続けてくれ」
「え――――あ、ひぁ……っ!」
再度、中で膨らんだものに突き動かされる。僕の体は悶え打った。
あえええええこの素人童貞まさか絶倫かなああああ?!
――――そして放たれた二発目が、ジュディエストが思うほどの量じゃなかったことに、彼の何かに火を点けたらしい。
「こんなに少なくてはお前を満足させれない」
「はふ……あの……満足させるのは俺の役目だったのでは……」
すっかり僕の体に夢中になってしまったジュディエスト。
この日から毎日、仕事帰りに僕を亜次元空間に誘い込んで、たくさんのお汁を飲ませ腹ボテにするという変態プレイに目覚めていく。
僕は僕でジュディエストと体を重ねるごとに、彼のことが忘れられなくて――――――――。
(兎は寂しいと死んじゃうけど僕はお腹いっぱい飲まないと死んじゃうの)
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
<人物紹介>
二人共、『エルフに優しい~』で出す予定のキャラです。
●ジュディエスト・オルカーラエル・ブレトワンダ(精霊魔人)
黒髪。精霊の瞳は虹色。職業派遣総合事務所の所長。花神の子。弟がいる。弟は『猿と神帝の恋はウッキッキー』でウッキッキーしている。弟のことは可愛がっている……つもり。逃げられてちょっと寂しい。
マイペースで、どこかズレているのは、両親が超越者だから、色々と大らか。ウィーヴェンの世界でも最強部類。
本編ではかなり格好良いキャラにするつもりなんだけどなあ……どうしてこうなったんだろう?
ディムナの上司です。
●キャネル・カラート(魔獣族魔兎種。通称:兎人)
虹色の髪と葡萄色の瞳。冒険窓口の受付係り。田舎から出てきたぺーぺー。田舎が縄文時代すぎて都会に来てもビッチのままだったよ。一応、レイプという言葉は知っているけど、敏感だから体が勝手に反応しちゃうウサギだよ。実はこいつも絶倫だよ。だってウサギだもの。
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