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第四章前編 新生サタルニア魔女王国移住編

自称筆頭魔道士 セナ

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 ある日、庭で姦られた帰り。
 いきなり"ファイアーボール"が飛んできた。

(なぎさ)わっ!危なぁ~。

 
 なぎさは魔法で打ち消した。
 
(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんたね、最近来た生意気な嫁って。

(なぎさ)生意気?!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      そうよ!生意気にも筆頭魔道士の私を差し置いて、魔法の手解きをしてるって聞いたわ。

(なぎさ)聞いた?誰から?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      メイドの皆んなよ!

(なぎさ)メイドの皆んながそんなことを……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      そうよ!メイドの皆んなが話してるの、聞いたの!
      "なぎさ様のおかげで魔法の威力が段違いになって、毎日が凄く楽"とか、
      "なぎさ様に新しい魔法属性を見つけてもらった"とか、
      "なぎさ様は私にとって、もはや神"とか。
      しかも"様付け"よ!私なんて呼び捨てなのに(涙目)

(なぎさ)お前、友達居ないだろ?(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっさい!うっさい!魔道士は孤高の存在なの!

(なぎさ)誰が決めたん?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      私が決めたの!

(なぎさ)可哀想、友達居ないんだ(哀れむ目)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      そんな目で見るなぁ~!泣くよ?泣いちゃうよ?(半泣)

(なぎさ)泣け!(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      わぁ~ん!!!(号泣)

(なぎさ)じゃ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うん…………違ぁ~う!!

(なぎさ)しかし、全然見なかったけど、どこに居たん?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんたの後ろの建物よ!私の研究室なんだから。
      どう?私なんて、専用の建物を用意されてるんだよ!!

(なぎさ)隔離でぼっち、引きこもり(ぶっ!)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      違ぁ~う!誉れ高き魔道士の私には、相手から訪ねてくるのよ!

(なぎさ)誰か来たの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっ……毎回ご飯持って来てくれる。

(なぎさ)厄介者扱いやん(笑顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      違う!って、その笑顔、ムカつくわぁ~!!

(なぎさ)で、何?姦りたいの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでよ!頭、湧いてるの?!

(なぎさ)今、事後だから(照)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      照れてんじゃないわよ!


 そう言うと、なぎさめがけて"ファイアーボール"を撃った。

(なぎさ)おっと、危ない。


 なぎさはわざと避けた。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なっ!私の魔法を避けるとは!

(なぎさ)あのな、まぁ良いや。じゃぁ~ねぇ~(ニヤッ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何よ!言いたいことがあるなら、言いなさいよ!

(なぎさ)部屋、大変だな(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?


 そこには、"ファイアーボール"が直撃した建物があった。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ああぁぁぁぁぁ!!(泣)


 翌日、また"ファイアーボール"が飛んできた。

(なぎさ)おっと、危な!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なっ!また避けた。

(なぎさ)そりゃ避けるでしょ(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      当たれ!当たれ!当たれ!当たれ!……

(なぎさ)おっと、よっ、どうした、よっ……


 10発全て避けたなぎさ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんで当たらないのよ!!

(なぎさ)下手で遅いから。(笑顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      下手言うな!その笑顔、マジムカつくぅ~!!!

(なぎさ)無詠唱で撃てることは褒めてやる(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何よ!偉そうに!!

(なぎさ)いや、偉いから(笑顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      自分で言うな!てか、その笑顔、ほんとムカつくぅ~!!

(なぎさ)10発無詠唱か、まだまだだな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      もっと撃てるわよ!


 5発飛んできた。

(なぎさ)おっとっと。10発同時には撃てないの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんたバカぁ~!!できるわけ……

(なぎさ)なっ、できるだろ?


 そう言うと、なぎさは10発の"ファイアーボール"を同時発動した。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?

(なぎさ)まだまだだな(ニヤリ)


 そう言うと10発とも空に放った。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      お、覚えてなさい!

(なぎさ)忘れた(微笑み)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ムキっっっっ!!!

(なぎさ)お前は猿か?(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      誰が猿よ!

(なぎさ)お前やお前(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      くわぁぁぁっ!!(真っ赤)

(なぎさ)お前、大丈夫か?顔が真っ赤やぞ。熱でもあるのか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんたのせいでね!

(なぎさ)まぁ、熱無かったら、死んどるけどな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんた、バカにしてんの?!

(なぎさ)なんで分かったん(驚)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      分かるわ!ってか、なんで驚いてんのよ!!(怒)

(なぎさ)なんでだろ?(真顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      真顔で言うなぁ~!!(鼻血)

(なぎさ)まぁ、とりあえず、鼻血拭けよ。ハイ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あ、あんた、気が効くわね。

(なぎさ)まぁな、それ、雑巾だ。使い込んだからよく吸い取るぞ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何渡してんのよ!!


 ぐしゃぐしゃにして、地面に叩きつけ、踏みまくった。

(なぎさ)あっ!違った、こっちだ。それ、ヤマトのお気に入りのタオルだった、金貨2枚するヤツ(嘘)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なっ!マジ、で……

(なぎさ)嘘だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ふぎゅうぅぅぅっ!!

(なぎさ)というのも嘘だ、よく見ろ。見覚えがあるだろ?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?

(なぎさ)さっき買ってきたし。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ぎあぁぁぁっ!!

(なぎさ)それも嘘だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      どれが本当なのよ!(怒)

(なぎさ)さぁな(黄昏)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はっきり言いなさいよ!なに黄昏てんのよ!!

(なぎさ)まぁ、信じたいことを信じればいいよ。それが幸せだ(真顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?じ、じゃあ……

(なぎさ)迷わずイけよ!イけば分かるさ!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでイクのよ、頭、湧いてんの?

(なぎさ)事後ですから(照)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      またかよ!!

(なぎさ)日課ですから(照)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      どんな日課よ!

(なぎさ)こんな日課(笑顔)
    でもそのタオル、返してくれる?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      その前に、どれが本当か教えなさいよ!

(なぎさ)信じたことが、君の真実だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ほんとよね?

(なぎさ)例えそれが、間違いだとしても(微笑み)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ぬがああぁぁぁぁぁっ!!

(なぎさ)匂いで分からないか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      に、匂い?うっ!

(なぎさ)昨日、ミルクを拭いたからな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      雑巾じゃない!!

(なぎさ)まぁ……いや、いい。じゃあな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      だから、はっきり言いなさいよ!!

(なぎさ)いや、15発も……大変だな、家が(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?……あああぁぁぁぁぁっ(号泣)


 セナの家、"ファイアーボール"15発、着弾(笑)

 数日後。

(なぎさ)おっと。


 "ファイアーボール"が2発同時に飛んできた。
 綺麗に避けるなぎさ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      クソっ!また避けられた。

(なぎさ)そりゃ避けるでしょ。
    しかし、数日で無詠唱、2発同時は評価してやる。流石だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんか素直に喜べないわよ。

(なぎさ)そりゃ、上から目線だからな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      わざとかよ!

(なぎさ)まずは10発同時展開を目指せ。じゃあな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      分かったわよ!ってちょっと待ちなさいよ!!


 そう言うと、また"ファイアーボール"を2発撃ってきた。

(なぎさ)もう、同時展開が無理なんか?常に同時展開できるように精進すること。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はい!

(なぎさ)では、解散!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はい!…………違うぅぅぅっ!!

(なぎさ)チッ(ボソっ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      "チッ"って言った、今"チッ"って言ったよね!!

(なぎさ)ババアはよく聞いてるなぁ~(ボソっ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      誰がババアよ!私まだ16よ!!

(なぎさ)嘘!(驚)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんで驚くのよ!

(なぎさ)だってコレだぜ?


 そう言うと、なぎさは鏡を渡した。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?わ、私、いつの間に……なんでぇ~!!(泣)

(なぎさ)日頃の行い?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      そ、そんな……こんな見た目に……

(なぎさ)あっ!間違えた。それ、どんな顔もこの世の終わりに見える、暗殺用の鏡だ。こっちだわ。


 そう言うと、2つ目を渡す。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あんた、どんな魔道具持ってんのよ!
      ほら、やっぱりね。私は美しい。それは間違いない。

(なぎさ)あっ!ごめん。それ、接待用の10倍美しく盛る鏡だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なっ!

(なぎさ)えーっと、これだ、これ。


 3つ目を渡す。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんだ、やっぱり私って綺麗じゃない。若さって罪、だって16だもん。

(なぎさ)誰が?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      私だよ!

(なぎさ)ふぅ~ん。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      な、何よ!

(なぎさ)どれ見たの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      これよ!


 そう言って、手持ちの鏡を突き出す。

(なぎさ)へぇ~。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?これでしょ?これが普通の鏡でしょ?

(なぎさ)どれが?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?これよ、これ。これが普通の……

(なぎさ)自分が信じた……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      わぁぁぁっ!!

(なぎさ)気にす……れば?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでよ!(涙目)

(なぎさ)まぁ、そんなことは置いといて……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      置いとくな!乙女には大事なことなのよ!

(なぎさ)なにが?(真顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ぎやあああぁぁっ!!(鼻血)

(なぎさ)鼻血拭け。はい。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      雑巾は要らないわよ!


 そう言うと、叩き落とした。

(なぎさ)頑張ってるセナにプレゼントって買って来たんだけどなぁ。まぁ、銀貨70枚の安物だけど。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?あっ!いや、その、ごめん、ありがと……


 そう言って拾い上げたら、『ハズレ』と刺繍されていた。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      は?

(なぎさ)ネタだ。気にすんな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ムッきゃぁぁぁっ!!


 "ファイアーボール"の乱れ打ち。

(なぎさ)よっと、ほっ、おりゃ……


 全てを避けたなぎさ。
 もはやマトリックス(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はぁはぁはぁはぁ。

(なぎさ)お疲れ。えーっと……まぁ、気にすんな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なによ!言いたいことは言いなさいよ!(怒)

(なぎさ)大変だな。お前の家。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?……ぎゃあぁぁぁ~っ!


 セナの家、"ファイアーボール"、30発着弾(笑)

 それから1週間。
 また"ファイアーボール"が10発飛んできたが、
 同時展開だった。

(なぎさ)あっと危ない、

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんで避けるのよ。

(なぎさ)じゃあ、なんで当たらなくちゃいけないの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっ……

(なぎさ)しかも後ろはセナの家なのに(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ああぁぁぁぁぁっ!!

(なぎさ)でも、たった1週間で10発同時展開できたのは褒めてやる。
    才能は本物だ。精進すれば、今の15倍は進化するな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ほんとに!?

(なぎさ)本人次第やけどな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      やる!頑張る!頑張って見返してやる!

(なぎさ)いい心がけだ。じゃあ、100発同時展開だな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      100発?

(なぎさ)こうだ。


 なぎさは"ファイアーボール"を100発同時展開をして見せた。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      、うっ……

(なぎさ)これが連発できるかどうかが急成長できるかどうかの壁だな。
    これを越えたら、一気にいけるな。
    火魔法系が全て使えるようになるのも時間の問題だろ。
    これをマスターできるようになるかもな。
         【烈火】

 凄まじい火柱が上がる。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      マジですか!

(なぎさ)あくまで可能性な。壁を越えても死ぬ気の努力はいるだろうがな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      天才の私なら、軽いもんよ。

(なぎさ)なら頑張れ。じゃあな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はい!…………って、ちょっと待て!アンタと勝負をしにきたのよ!


 そう言うと、『果たし状』と書いた封書を投げつけた。

(なぎさ)ほう、風魔法も使えるのか。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      当然よ、土も水も使えるわよ。

(なぎさ)なら、全体のレベルアップになるね。更に凄いことになるかもね。
    まぁ、まず火魔法やろうか、一番得意みたいだし。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      す、凄いこと?!

(なぎさ)まぁ、その為にも"ファイアーボール"100発同時展開の連発だな。
    まぁ、頑張れ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      はい!

(なぎさ)じゃあ、解散。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ありがとうございました!………………は?ちょっと待て!

(なぎさ)チッ(ボソっ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ああっ!また"チッ"って言った!"チッ"って!

(なぎさ)で、何!(イラッ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでイラつくのよ!

(なぎさ)面倒くさいから。 

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ムッキぃぃぃっ!!

(なぎさ)なら、勝負してやるよ!条件は?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      上から目線!!

(なぎさ)当たり前だ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      "ファイアーボール"の撃ち合いよ!

(なぎさ)死にたいの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      数じゃないわよ!威力よ!消し炭にならないように鍛錬することね!

(なぎさ)お前がな(爆笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      のううぅぅぅっ!覚えておきなさい!!

(なぎさ)はいはい。で、いつ?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      3日後よ!

(なぎさ)今でもいいぞ(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっ。いいの!3日後よ!3日、時間あげるわ!!

(なぎさ)はいはい(笑)
    まぁ、……まぁいいわ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何よ!

(なぎさ)その前に部屋だな。それで3日後か(半笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?……のあぁぁぁっ!!(涙目)


 3日後。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      勝負よ!

(なぎさ)今日は"ファイアーボール"は無し?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      撃たないわよ!これからじゃない!

(なぎさ)これからじゃなかったら、撃ったんだ(苦が笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      学習したわよ!

(なぎさ)おっそ(半笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっさい!勝負よ!


 そう言うと、"ファイアーボール"を10発準備しようとして……

(なぎさ)遅い。


 なぎさは"ファイアーボール"を20発、足元の周りに撃ち込んだ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?あっ!きゃあぁぁぁっ!!

(なぎさ)まだまだだな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うううぅぅぅっ!

(なぎさ)もっと早く発動させるんだな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      お、覚えてなさい!!


 そう言うと、走って逃げた。

(なぎさ)おいおい(笑)


 それから1ヶ月。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      勝負よ!

(なぎさ)はいはい。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何よ! 

(なぎさ)懲りないなと。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      勝つまでやるんだから。
 
(なぎさ)はいはい。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      勝負は"ファイアーボール"よ!

(なぎさ)で、いつ?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      明日よ!

(なぎさ)なんで?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      公開勝負だからよ。今から明日勝負って宣伝するの。

(なぎさ)はぁ……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      私の凄さ、見せつけるんだから!

(なぎさ)はいはい。


 翌日。

(なぎさ)また集めたなぁ~。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      当たり前じゃない。筆頭魔道士との勝負よ、当然じゃない。

(なぎさ)で、負けたらどうする?死ぬの?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでよ!

(なぎさ)じゃあ、甘味処、奢ってよ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      仕方ないわね、じゃあ三叉亭の甘味処を賭けましょう。
      勝った方が好きなだけご馳走してもらう。

(なぎさ)分かった、そうしよう。際限は?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      無しでいいわよ。

(なぎさ)ふぅ~ん、強気ぃ~(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      じゃあ、勝負よ!
         【ファイアーボール】

 
 一気に100発展開した。

(メイド達)えっ?

(なぎさ)遅い!


 なぎさは全てを発射前に撃ち落とし、足元に30発着弾させた。

(メイド達)はあぁっ?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?きゃあああぁぁぁぁぁっ!!


 セナは腰を抜かして尻餅をついた。

(なぎさ)ごめん、チビった?(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      チビってなんかないわぁ~!!
      も、もう一度よ!!

(なぎさ)はいはい。


 セナは立ち上がり、

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)    
        【ファイアーボール】


 もう一度、100発展開し、

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      いっけぇ~!!!

(なぎさ)はいはい。


 なぎさは全てを撃ち落とし、
 逃げるセナの足元に次々着弾させていく。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?ちょ!なんで!わっ!きぁ~!!


 ズッコケて、尻餅をつきながら、後ろに這いずるが、追跡するように着弾する"ファイアーボール"に少しチビった。

(なぎさ)まだまだだな(フッ!)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんで"ファイアーボール"が追跡してくるのよ!反則よ!(涙目)

(なぎさ)それが"ファイアーボール"だから(ニヤッ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      意味分かんないわよ!(半泣)

(なぎさ)あっ!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      な、何よ。

(なぎさ)チビったな。早く着替えてこい。三叉亭行くぞ(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      チビってなんかないわよ!

(なぎさ)なら、行こうか。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      じ、じゃあ、待ってなさいよ!(泣)

(なぎさ)という事で、三叉亭行くけど、一緒に行く人ぉ~(ニヤリ)

(メイド達)はーい!(嬉)


 皆んな揃って三叉亭へ、
 見に来ていたメイド達、5人も一緒である。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      な、なんでアンタ達が……

(メイド)なぎさ様からのお誘いです(笑顔)

(なぎさ)際限無しって言ったよね。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ううっ……覚えてなさい。


 皆んなで楽しく堪能していたら、何故かセナだけ5個も頼んでいた。

(なぎさ)そんなに食べれるのか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ヤケ食いよ!うっぷ(涙目)

(なぎさ)無理せず持って帰れよ(ため息)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      今、食べるの!ゲップ。


 帰り道、

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うえぇ~、ぎもぢわりぃ~(涙)

(なぎさ)だから言ったろ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      い、1ヶ月後、勝負よ!

(なぎさ)条件は同じでいいか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      もちろんよ!


 1ヶ月後。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      勝負よ。

(なぎさ)大丈夫か?今回は10人も居るぞ?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっ、だ、大丈夫よ、か、勝てば良いんだから。

(なぎさ)ビビってる?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      な、なんでよ!

(なぎさ)じゃあ、始めますか。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)   
         【ファイアーボール】
      いっけぇ~!
      100発同時展開して発射してきた。

(なぎさ)無詠唱はまだ無理か。


 100発迎撃にかかったところで、"ファイアーボール"が避けてかわした。

(なぎさ)成長は早いな。


 当たる直前で、100発迎撃した。
 もの凄い土煙が上がる。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      やったぁ~!!勝ったぁ~!!ザマァみ……


 土煙が収まりだした時、無傷のなぎさの姿が目に入る。
 そして土煙が治った時、真っ青になる。
 そこには無数に展開された"ファイアーボール"が。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      えっ?えっ?えっ?えっ?

(なぎさ)今度はこっちの番ね。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あ、あわ、あわ、あわ、あわ……

(なぎさ)たった1ヶ月で、100発同時展開、全弾追尾させるまで成長したのは褒めてやる。
    次は無詠唱だな。
    それと、最後まで気を抜くな。死ぬぞ。
    では、お仕置きといこうか(ニヤッ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ま、待って、待って、私、死んじゃう(泣)

(なぎさ)それも修行だ(ニヤリ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      お、鬼、悪魔、鬼畜ぅ~!!!

(なぎさ)いくぞ。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      いやぁ~!!!


 必死で逃げまくり、迎撃しようとするセナ。
 あざ笑かのようにかわし、次々足元に着弾する"ファイアーボール"
 何発かは当たる。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ぎゃっ!痛っ!熱っ!やん♡あっ♡イッ♡あん♡ひぃ~!!!(絶叫)


 お前、何回か気持ち良くなってたよな(笑)

(なぎさ)気持ち良かった?(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんでよ!(照)

(なぎさ)照れるな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      照れてないわ!!

(なぎさ)では、行こうか?皆んな。

(メイド達)はーい♡

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      ううっ……


 皆んなで三叉亭へ。

(なぎさ)ん?10個頼まないのか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      そんなに食べたら死ぬわ!

(なぎさ)しかし、こんなに払って給金は大丈夫か?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      給金心配するなら、こんなに奢らせるなよ!(涙目)

(なぎさ)まだ大丈夫だな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      鬼、鬼畜!(半泣)


 皆でゴチになり、屋敷に戻る。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      次は1ヶ月後……

(なぎさ)やめとけ、無駄だ。素質があるのに我流じゃ限界がある。
    誰か友達にでも……あっ!友達居なかったな(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっさいわ。


 その日、部屋に帰って考えた。
 今、自分は無詠唱なら10発同時展開を3連打、詠唱ありなら100発同時展開をできるようになった。
 誰のおかげか?
 部屋を自爆するほど周りが見えなくなるのを、少しマシになったのは誰のせいか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なぎさって、いいやつかも。師匠にしてやってもいいかな。


 どこまでも上から目線である。
 そう思うとこの突貫娘は止まらない。
 翌日。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      アンタ!

(なぎさ)何?
 
(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      アンタを私の師匠にしてやっても良いわ。

(なぎさ)いや、結構です。
 
(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      な、なんでよ。私の師匠になれるのよ、光栄でしょ。

(なぎさ)全然(真顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      即答!しかも真顔がムカつくうぅぅぅっ!!


 地団駄ふんで、寝転がる。

(なぎさ)子供か(笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      笑うな!

(なぎさ)無理だ(爆笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      即答!(半泣)
 
(なぎさ)じゃあな、今日は用事がある。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
     私より大事?

(なぎさ)うん!

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      また即答!(涙目)

(なぎさ)なんだよ、これから魔力調整の子が5人いるんだよ!じゃあな(イラッ)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      うっ、うっ、うっ、うっ……

(なぎさ)生まれる?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何がよ!

(なぎさ)分からん。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      丸投げ?!

(なぎさ)背負い投げよりマシやろ。巴投げの方が良かったか?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      何よそれ!意味分かんないよ!!

(なぎさ)人生は謎だ、謎解きこそ人生だ(真顔)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      お母ぁさぁ~ん(泣)

(なぎさ)居たんだ(驚)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      当たり前でしょ、なんで驚くの!

(なぎさ)いや、なんでだろう。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なんで分かんないのよ!

(なぎさ)人生は……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      もういいよ!!

(なぎさ)じゃあな。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      待ちなさいよ、答えは聞いてないわ。

(なぎさ)嫌です、なりません。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      わぁ~ん(泣)

(なぎさ)よちよち、お嬢ちゃん。アメあげるから、泣きやもうねぇ~。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      わーい!って、違ぁ~う!!

(なぎさ)いい加減、長いんやが……

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なら、師匠になりなさいよ!

(なぎさ)     【アースバインド】
    じゃあねぇ~(爆笑)

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      なっ!ちょっと、ちょっと待ちなさいよ!


 なぎさは土魔法で拘束して、その場を立ち去った。
 いつ解除するん?

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      クソっ外れろ!外れろ!外れろよ!ってか、トイレ行かせてぇ~(涙目)


 それから半刻、漏らしたセナはようやく解放された。

(魔道士 ふたなり サキュバス セナ)
      あは、あはは、あはははは、わぁ~ん!!(号泣)


 
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