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第一章前編 異世界転生〜邪神討伐編

雫・ヤマト、玲・アカギ、椿・シナノ、フェロ解放編 中編②

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 神殿から生還!次の神殿に向かう。

(なぎさ)さてと、移動するか。次の神殿の近くでキャンプしようか。

(ユエ)そうね、その方がいいかな。

(シア)そうですね、その方が楽かな。

(ティオ)で、ここでお主のチートが炸裂するのじゃな(笑)

(雫・ヤマト)へっ?チート炸裂?

(ミヤビ)まぁ~婿殿のチート、とくとごらんあれじゃ(笑)

(なぎさ)どっちで行く?このまま砂漠を突っ切るなら……

(ユエ)砂漠を行きましょう、なぎさ(微笑)

(シア)ですですぅ~。今度は陸で(笑顔)

(雫・ヤマト)???今度は陸??じゃぁ~ここへは??

(なぎさ)了解っす!じゃぁ~これで行くか(笑顔)

 
 じゃぁ~ん!!と効果音でも付きそうな感じで登場!!
 さぁ一同固まった!もはや風物詩(遠い目)

(雫・ヤマト)なっ!なっ!なっ!なっ!

(シア)はい、"なっ!"4つ、いただきましたぁ~(爆笑)

(ユエ)今度はどんな風になってるの?

(ティオ)ほほう、これで"陸"を移動とな(驚)

(雫・ヤマト)み、みんな、なぜ落ち着いていれるのだ??

(ユエ)なぎさだもん(微笑)

(シア)なぎささんですから(笑顔)

(ティオ)ということじゃ(笑)

(ミヤビ)雫様、慣れてくだされ(遠い目)

(なぎさ)まぁ~乗り込んで。飛行船よりは狭いけど。

 まぁ~凄まじくデカい!デカ過ぎる。デカすぎて全体がわからない(爆)
 こんなもん砂漠でしか使えん!街道の道幅なんて何それ美味しいの?
 これが魔動キャンピングカー?城か王宮の間違いじゃなくて?

(雫・ヤマト)こ、これか?これに乗るのか?

(ミヤビ)婿殿じゃからのう(遠い目)

(雫・ヤマト)そ、それで済むんだ(冷汗)

(ユエ)さぁ~て、案内して(ワクワク)

(なぎさ)よし任せろ!まずは、この1階。ここは駐車場。
    主に魔動車や魔動バイク、小型の魔動キャンピングカーを置くとこ。
    後で"錬成"を付与するから、好きに作っちゃって!
    ただ、ベースの魔動車に付いている、安全装置は触らないこと。
    これ無くすと意味ないから。
    外観のデザインとか、内装を自分好みにすればいい。
    ある意味、世界でひとつだけの自分専用車が出来る。
    見せあったり、乗せあったりと、何かと楽しめるやろ?
    時間潰しにもってこい(笑)
    センスも問われるぞぉ~(微笑)
    "ストレージ"繋げるから、材料はあるだけ使えばいい。足りなくなったら、狩りや採取に行こう!

(シア)流石なぎささん!もう濡れる(照)

(なぎさ)でだ、この扉は、いわゆる昇降機、"エレベーター"という。
    これで2階どころか、各階に行けて便利!動力は魔力!空気中の魔素?魔力の元になるやつ。
    それを魔力に変換してるから、魔力切れの心配は無い!
    これ、魔動キャンピングカーや魔動キャンパーとか、魔力絡みのは全部そうした。
    では、2階へご案内ぃ~(笑)

(雫・ヤマト)あっ、あっ、あっ、あっ……

(ミヤビ)雫様、こんなもので済まぬ……済むはずがなかろう(遠い目)

(なぎさ)さぁ2階だぁ~(微笑)
    ここには操作室がある。当然……

(ユエ)至れり尽せりの安全装置てんこ盛り(微笑)

(なぎさ)あはは(笑)で、その後ろからが、みんなの部屋。ひとり当たり、80m×80m。
    好きにカスタマイズ可能!好きにやっちゃって(笑)
    今のところ6人、最多12人とだから、とりあえず16人分、4部屋×4部屋仕様。
   
(雫・ヤマト)はっ、はあぁっ?は、はははははは(呆笑)

(ミヤビ)雫様!お気を確かに!

(なぎさ)でだ、その奥がぁ~……

(ユエ&シア)お風呂とサウナ!(嬉)

(シア)わぁ~広~い!

(ユエ)もう、抱いて!(光悦)

(なぎさ)さて、3階へ行こう。そこは一番大事な…

(ミヤビ)食料庫じゃな!しかも、あのコピペしたシステム付きの。

(なぎさ)当たり!食事は長旅の最大の娯楽やからなぁ~(微笑)

 エレベーターで3階到着。

(雫・ヤマト)ぎ、ぎ、ぎやぁ~!!なんだこりゃぁ~!!!

(なぎさ)では、さっさと最上階、4階へ。

(ミヤビ)まだあるのか?婿殿……

(なぎさ)さぁ来ました最上階!ここが最も重要な娯楽場!やっちゃいました!(笑)
    まずはこの天井、ミスリルとアザンチウムの強化合金!
    ウチの魔力全開の魔法、ぶっ放しても大丈夫!(ニヤリ)
    で、そこの魔石で魔力を調整するとぉ~。

(ユエ)うわぁ~、空が見える!

(なぎさ)そう!魔力調整で自由自在(微笑)
    他、見渡すと、ここにある道具は全部体を鍛えたり、整えたり出来る。
    トラックという、広場もある。走ることも可能!
    その為にライン引いといた。1周400m、帰りたくない異世界の、よくある競技場のスケールにした。
    で、その隅には…

(シア)シャワーだぁ~!!

(なぎさ)運動したら、汗かくからね(微笑)軽く汗流したら……

(ユエ)2階のお風呂ね!(笑顔)

(なぎさ)こんな感じやけど、どう?(笑顔)

(ユエ&ミヤビ&シア)最高!!!

(雫・ヤマト)キュうぅ~(失神)

(ミヤビ)雫様ぁ~!!!

(ティオ)・・・・(呆)

(なぎさ)雫さんの意識が戻ったら、食事にしよう。

(ユエ)バイキングパーティね!雫さん、また失神したりして(微笑)

(なぎさ)あははは(笑)

 
 雫・ヤマトの意識が戻るのを待つ。その間にメニューの相談をしてる。
 ユエとティオは、先程の最上階でひと汗流していた。

(雫・ヤマト)うーん……

(ミヤビ)気が付かれたか。雫様。

(雫・ヤマト)はっ!私は……

(ミヤビ)気を失われておりました。流石に刺激が強すぎたのでは……

(雫・ヤマト)えっ?あ、あぁ~、ちょっと規格外すぎて、理解の範疇を越えてしまった。
      何者なのだ?あの、なぎさという者は……
      あぁ~、転生者だったか……私の知る世界の数段上をいってるな……

(ミヤビ)そう、それが"なぎさ"という者よ。
    どうじゃ?お主も付いて来ぬか?退屈はせんと思うがのう(微笑)

(雫・ヤマト)そうだな、確かに退屈しようにないな(微笑)

(ミヤビ)で、早速じゃが、食事じゃ。ここでも婿殿のチート爆発じゃよ(笑)

(雫・ヤマト)えっ?(冷汗)

(ユエ)あっ!雫、ご飯よ。メンバーが増えたら"バイキング"って決まってるの(笑顔)

(雫・ヤマト)バイキング?確か多種料理の食べ放題?か?

(ユエ)まぁ~そんな感じ。堅苦しいのは嫌だから、気楽にね(笑顔)

(雫・ヤマト)お、おおぉ~(汗)

 
 美味しそうな匂いがしてきた。自然と皆がリビングに寄ってくる。

(雫・ヤマト)あっ、あっ、あのぉ~…こっ、こっ、こっ、こっ……

(ミヤビ)雫様、落ち着かれなされ(遠い目)

(シア)そんな緊張しないで。美味しいから、早く食べよ!(笑顔)

(ユエ)早く取らないと、人気メニューから無くなるよ(微笑)

(ティオ)これはまた、珍しいのがあるのう(笑)どういうものか解説してくれんか?

(雫・ヤマト)えっ?みんなスルー??

(ミヤビ)"婿殿だから"じゃ、雫様(はぁ~)

(雫・ヤマト)うっ!うんめぇ~!うんめぇ~!!こんなの食ったことねぇ~!!!
      何これぇ~!何これぇ~!!こんなん最高じゃん!!!!

(ミヤビ)雫様??

(シア)あれぇ~?雫ってそんなのだったの?(笑)

(雫・ヤマト)えっ?そうだよ。何が『紅の閃光』よ!『ホムンクルス三姉妹』よ!
      都合よく担ぎ上げてさぁ~。やってらんねぇ~わ!
      『気高く』とか『勇者』だとか、言いたい放題言っちゃって、迷惑だっつうの!!!
      あっ、これもうめぇ~。ってスゲーなこれ!
      いつもこんなん食ってるん?

(ユエ)『なぎさ特製、異世界料理』!気に入った??
   そうよ、バイキング料理は仲間が増えた時って決めたから、
   普段は普通の定食屋のメニューって感じだけどぉ~(微笑)

(雫・ヤマト)中身は別物!異世界料理ってか!(笑顔)
      面白い!私も行こう!!世界ってより、料理に釣られた(爆笑)
      やってやろうじゃん!この生活が続くように!(ニヤリ)

 
 食後のティータイムの後、思い思いにお風呂へ。
 さっぱりして、各自、自室へ。
 一部が何故か、集結する。
 麻袋に縄、目隠し、手枷に足枷、口枷まで用意して。
 何するんですか?夜這いですか、そうですか(汗)
 空き部屋一部屋、姦り部屋にしてあるから拉致る?マジですか(冷汗)
 ハンドサインを交わした後、一気に突入!!
 いきなり
      【スパーク】
 雷魔法?失神しますよ?死にますよ?
 続いて
      【ポイズン】
 うわぁ~毒盛った。マジエグい(怖)
 死んだらどうする?えっ?蘇生魔法?そうですね(怖々)
 何かが入った麻袋を担いで出てくるシア。
 あれ?他にも持ってなかった?
 あぁ~身動き出来ないように、装着させたのね。(冷汗)
 しかしその麻袋、グタッてなってない?えっ?気のせい?(大汗)
 その後、車内に響きわたる嬌声と喘ぎ声。
 この声って……なぎさだ!お疲れ様です(遠い目)

(シア)あぁ~朝だぁ~。うーん、目覚めスッキリ♡

(ユエ)もう朝?まだ眠いなぁ~。まどろんでるぅ~。

(ミヤビ)ふあぁ~…あ!そうじゃ、忘れてたのじゃ!
      【リカバリー】
    そして、
     【エナジーチャージ】

(なぎさ)うっ!うっ!ううぅぅぅっ!死ぬかと思ったわ!

(ユエ)でも?

(なぎさ)なんかスッキリ♡目覚め爽やか♡
    って、何言わす!(笑)

 
 朝風呂で汗を流して、モーニング!

(雫・ヤマト)ふうぅ~ん……普通の見た目だけどぉ~
      ?!!!うめぇ~!マジうめぇ~!!
      このパン何?普通じゃないよね??

(なぎさ)それは小麦の代わりに、米粉っていうお米を砕いて粉にしたので作ったんや。

(雫・ヤマト)マジで!米って家畜のエサやん。それでこんなの出来るん(驚)

(シア)しかも、調理法次第でめちゃくちゃ美味くなる。
   あれは衝撃的!雷に打たれたみたい!!打たれたこと無いけど(爆笑)

(ユエ)ほんと凄いよねぇ~。新しい発見ばっかり!しかもめちゃ美味!!(嬉)

(ミヤビ)さすが婿殿!これに尽きる(笑)

 
 朝食後のティータイム。流れるBGMは
 SUPER EUROBEAT presents INITIAL D DREAM COLLECTION
 これから神殿攻略だもんね。気分アゲ⤴︎アゲ⤴︎(爆)

(シア)みんなぁ~。準備はいいですかぁ~??

(雫・ヤマト)えっ?目的地にはまだ……

(なぎさ)もう着いてるよ?

(雫・ヤマト)はぁ?

(ユエ)自動運転ナビゲーションシステム!

(なぎさ)まぁ~、目的地の座標を設定、ついでにマークしとけば後々便利!
    で、自動運転を選べば……

(シア)目的地までご案内ぃ~(笑顔)

(ミヤビ)特に操作が必要な戦闘時とかでなければ、勝手に連れて行ってくれるのじゃ(ため息)

(雫・ヤマト)はぁぁぁっ?でも神殿が……

(なぎさ)窓からよく見てみ?

(雫・ヤマト)いや、神殿……えっ?あの印……2号神殿??ウソ!!!(驚)

(ミヤビ)婿殿だから、じゃ(ため息)

(なぎさ)じゃぁ~キャンピングカー、固定するね。

(ユエ)了解!

(シア)行きましょ!雫さん(笑顔)

(雫・ヤマト)あ、ああ……行こう。
      でだ、ここは妹の"玲"が居る、玲には私から話をするよ。

(なぎさ)ありがとう。助かるよ。

(雫・ヤマト)任せな!(微笑)
      こんな面白いこと、玲や椿なら飛びつくわ(笑)
      楽しくなりそうだしな(爆笑)

 
 固定された魔動キャンピングカーから全員降りる。

(なぎさ)さてと、解放、行きますか!

(ユエ)ええ。

 
 負けず劣らず朽ち果ててる神殿。

(なぎさ)しかしなぁ~。相変わらず人の神経、逆撫でしてくれる光景やよなぁ(静怒)

(シア)ほんとですよ!史実を知った身としては、ムカついて仕方ないですよ!(大激怒)

(ユエ)こんな世界、死ねばいいのに(激怒)

(ティオ)まぁ~落ち着かれ。気持ちは痛いほどわかるからのう……
    雫殿は大丈夫かえ?

(雫・ヤマト)えっ?え、ええ、大丈夫!逆にキレてるみんなが怖い(怖)

(ミヤビ)お出迎えっぽいのう(笑)

(シア)来ましたね!(微笑)

(ユエ)金づる万歳(笑顔)

(なぎさ)憂さ晴らしに殺る?(ニヤリ)

(ティオ)妾も狩るぞ(冷笑)

(雫・ヤマト)あのぉ~、皆さん、私の時も……

(ミヤビ)全く同じじゃ(ため息)

(雫・ヤマト)あは、あはは、あははは(滝汗)

 
 大虐殺リターンズ。狩る!狩る!狩って、狩って、狩まくる!
 やはり魔物が可哀想(爆)あまりに一方的!あまりにも圧倒的!!
 またもや殲滅戦!!もはや凄惨極まりない!!!
 返り血浴びて、浴びまくる!!笑って返り血、浴びないで!(怖々)

(雫・ヤマト)こ、こっ、怖えぇ~!!!
      私はアンタらが怖えぇ~よ!!!!

(なぎさ)あぁ~、ちょっとはスッキリした。みんな集まって。

(ユエ)うん、スッキリ。

(シア)気が晴れたかも。

(ティオ)今度は遅れは取らなんだわ。

(なぎさ)では、いきます。
     【クリーン】

(ユエ)ありがと。

(シア)ヒャッハー。

(ティオ)おいおい、もう終わっておるぞ(笑)

(雫・ヤマト)ねぇ?大丈夫?大丈夫よね?怒り狂って、我を忘れてないよね(怖々)

(なぎさ)多分大丈夫(微笑)

(雫・ヤマト)多分かい!!

 
 最初の神殿、1号神殿と全く同じ。如何にも臭プンプン。

(なぎさ)では、やります!

(ユエ)ティオ。

(ティオ)ああ。

(なぎさ)いっけぇ~!!!!!!!!!

(雫・ヤマト)は?へっ?いやいやいやいや、そんな無茶な!!

 
 前回と同じようにヒビが走り、裂け、砕け散る。

(なぎさ)はあはあはあはあ、やっぱキツいなぁ~。

(ユエ)ふぅふぅふぅふぅ、そ、そうね……

(ティオ)今回は妾もキツい。

(ミヤビ)雫様の時より、封印魔力が強かった。残存魔力の影響かのう……
    そうなると、柩の封印も気をつけるのじゃ。

(雫・ヤマト)あっ!アンタら無茶苦茶だぁ~!!
      私の分析でも数万人分の魔力が必要だと……

(なぎさ)はぁはぁはぁはぁ、でも、なんとかなった…(微笑)

(ユエ)ふぅふぅふぅふぅ、そうよね。はぁはぁはぁはぁ……

(ティオ)ふぅはぁふぅはぁ、それが"なぎさ殿"よ。はぁはぁはぁはぁ……

(ミヤビ)そうなのじゃ……此奴らは(感涙)

(なぎさ)ミヤビ!

(ミヤビ)任せよ!婿殿!!
     【エナジーチャージ】
    念の為、
      【リカバリー】

(なぎさ)よし!次!

(ユエ)頑張って!

(シア)スタンバイします。安心してください。

(ティオ)今回はすまぬ。後は任せるのじゃ!

(雫・ヤマト)えっ?えっ?待て!待って!待ってください!無茶です!死んじゃいます!
      軽く見積もって数千人分だぞ!!!

(なぎさ)やってみなきゃわからん(ニヤリ)
    待ってくれてるなら、やらなきゃな(微笑)
 
 
 前回より時間をかけて魔力を集中させる。

(なぎさ)ふぅ…行くぞ!砕けろ!!おりゃぁ~!!!!!

 
 凄まじい魔力の放出!空間が歪んで見える!ヒビが走り、轟音と共に柩が砕け散る!!

(雫・ヤマト)なっ、えっ?ウソ…でしょ??

(なぎさ)は、あは、あはははは、やった、やった………よ………(失神)

(雫・ヤマト)なぎさ殿!なぎさ殿ぉ~!!

(シア)なぎささん♡

(ティオ)おっと、なぎさ殿。お疲れ様じゃ♡
    アレをひとりで破るとは……お主も無茶苦茶じゃのう(温かい目)

(ユエ)流石、なぎさ(感嘆)

(雫・ヤマト)後はこの私に任せてくれ!絶対後悔はさせん!!(半泣)

(シア)?ユエさん?

(ユエ)なぎさの血、必要でしょ。私が採取する。なぎさ、大丈夫、痛くしないからね♡♡(エロ顔)

(シア)ユエさん。ユエさん?ユエさーん!!

(ユエ)それより雫、玲を。

(雫・ヤマト)わかった。頼む。

 ユエがなぎさから血を採取する。そりゃもうやりたい放題!消毒と言いながら、弱い耳からうなじを舐めまくる。
 光悦の表情を浮かべ、首筋から吸血、って吸血?吸血してどうする!採取やろぉ~!!!

(ミヤビ)あのぉ~、ユエ様??

(ユエ)はっ、楽しんでしまった。

 
 小刀を取り出す。それをなぎさの首筋に当ててって、おい!死ぬぞ?
 えっ?大丈夫?なんで?
 首筋に当てた小刀で少し切る。首筋を血が伝う。その血を極小瓶に取る。
 で?どうするの?あんた首筋切ったよ!
 あ!舐めてる。そうか、吸血後と同じ。なるほど。って、そのエロ顔で舐めまわすのやめろ!

(シア)ちょっとユエさん!何やってんですか!

(ユエ)ふにゅぁ?ひへふ♡

(シア)殴っていいですか?(冷笑)

(ユエ)調子乗りました、ごめん。
   で、この血、玲さんに少し飲ませて。

(雫・ヤマト)あ、ああ(どん引き)

 
 少し飲ませると、反応があった。ピクピクっと動き、しばらくして目を覚ます。

(雫・ヤマト)玲!よかった…目が覚めたか?

(玲・アカギ)ふへっ?あれ?雫姉、どうして??

(雫・ヤマト)詳しいことは後で話す。身体、大丈夫か?

(玲・アカギ)う、うん、大丈夫。何がどうなったの?あれから何年経ったの?

(ユエ)まぁまぁ~とりあえず。
     【インデックス】

(玲・アカギ)ほうぅ~。で、また働けと(冷たい目)

(雫・ヤマト)違うんだ、玲!それはどうでもいい、それより今回は結構面白いんだ。絶対喜ぶと思うよ!

(玲・アカギ)どういう事?雫姉??

(雫・ヤマト)そこに失神している"なぎさ"って者が規格外もいいとこなんだ!
      大体、お前の封印をひとりで解いたぐらいだし。
      しかも、この部屋の封印も解いた。

(玲・アカギ)はあぁ?この部屋って?

(ティオ)正確には3人じゃが、妾たち二人の魔力ではせいぜい4割ぐらいかのう……
    なぎさ殿が居なきゃ、とても解放出来なんだのう。

(ユエ)そうねぇ~、大体それぐらいかな?ふらふらになったけど(笑)

(玲・アカギ)雫姉、どれぐらいの魔力量で封印されてたの?

(雫・ヤマト)部屋の封印が大体数万人分、柩の封印に数千人分だな。

(玲・アカギ)はあぁ?それって、永久封印する気でやりやがったって事?(大激怒)

(雫・ヤマト)そうだ!当時の連中、私たちを処分したんだ。(激怒)

(玲・アカギ)なら、こんな世界、尚更滅べばいいじゃん!!

(雫・ヤマト)そうだ!その通りだ!!450年ぐらい前ならな!

(玲・アカギ)はあ?四百…五十年…ぐらい…前???

(雫・ヤマト)そう!450年ぐらい前!
      で、ここから本題なんだけど、その"なぎさ"っていう者、そこに居るよね?

(玲・アカギ)えっ?ああぁ、なんで倒れてるの?

(雫・ヤマト)お前の柩の封印をひとりで解いたから。

(玲・アカギ)???……えっ?柩の封印??それって……

(雫・ヤマト)あぁ、数千人分の魔力量の封印、ひとりで解いた。

(玲・アカギ)へっ?……いやいやいやいや、それは有り得ないよ!
      雫姉、今そんな冗談言う時?またまたぁ~、そんなバカな(大爆笑)

(雫・ヤマト)そのバカなことをやってのけたのが、"なぎさ"なんだよ、玲!

(玲・アカギ)・・・・(どん引き)

(雫・ヤマト)そうだよな!そうなるよな!!だが、現実なんだ!!

(玲・アカギ)はあぁ?死ぬよ?死んじゃうよ?早く治癒して!死んじゃうよぉ~!!

(ティオ)大丈夫じゃ、玲殿!ユエ殿が手当てしとる。もうちょっと待ってくれぬか?

(玲・アカギ)いや、待つ!待つから、早く治癒してあげて!!

(雫・ヤマト)で、今後の事なんだが、私はなぎさに付いて行こうと思う。
      なぎさも転生者なんだが、元の世界には戻る気は全く無いらしい。
      色々あったらしく、あんなクソみたいな世界、戻ってたまるか!と。

(玲・アカギ)それはまた、ご愁傷様です。

(雫・ヤマト)でだ、さっきも言ったとおり、規格外なんだよ!想像の数段上をいく!!

(玲・アカギ)た、確かに相当な、いや、想像を絶する規格外だね、雫姉!

(雫・ヤマト)ここに来る時もそうだ!見たことない馬車?いや、馬はいなかった、どう説明したらいいか……

(ユエ)魔動キャンピングカー。魔力で動く車。見た方が早い。どうせ残りの神殿もそれで行く。

(雫・ヤマト)だそうだ、見た方が早い。
      そんな規格外と一緒に旅したくないか?で、そういう規格外が次何やるか、見てみたいと思わないか?
      世界の為じゃない、そんな未来を一緒に過ごしてみたいって思わない?その為にやる。
      こんな世界、どうでもいい。でも、無いと見れない、過ごせない。
      だから仕方ないから救ってやる。私たちの今後の生活の為にやってやる。ありがたく思え!みたいな(笑)

(玲・アカギ)なるほど。なんか上手く言いくるめられてないか?って疑問もあるけど、面白い!
      やろう!雫姉(微笑)
      ってなると、後は椿ね?多分あの子はYesって言うよ、私たちが行くんだから(微笑)

(ミヤビ)ユエ様、婿殿の具合は?

(ユエ)うーん、ちょっと良くない。このままキャンパーまで連れて帰ろうと思う。

(玲・アカギ)そりゃそうでしょ!ほんとに大丈夫なの?なんか手伝えることない?

(ティオ)ありがとうじゃ、玲殿。なぎさ殿は妾に任せよ。

(ユエ)お願い。じゃぁ~戻りましょう。

 皆うなずき、帰還する。ユエの転移魔法で。
 

 


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