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第三章 恋する駄女神
第93話 バレていた秘密
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「狭い家でごめんなさいね」
「……大丈夫」
「この狭さ、落ち着くよね~」
「これが人間の住処というものなのですね」
先程まで居た教会と同じように、セリーヌさんの家は町の外れに存在していた。
この世界の一軒家としてはかなりの大きさなのだが、中の居住スペース自体は狭く、大半が奥に見える鍛冶場に集約されている。セリーヌさんの話によると、エストーレ家は代々この場所でひっそりと鍛冶業を行っていたらしい。
この家や教会を見ていると、温泉街となっている今のスルスカンティーヌが如何に新しい物かを実感させられる。町外れにひっそりと存在するこれらこそが、この街本来の姿なのだろう。
とは言え、今そんなことはどうでもいい。テーブルを隔てて座るシャーリーの機嫌が気になって、それどころではない! というのが、今の俺の心境である。隣で瞳を輝かせ、ぐるぐる首を回すスクルドの存在が鬱陶しく思えて仕方がない。その程度には余裕が無かったりする。
そして、ここまでの説明でわかるかもしれないが、今でも俺は天道に抱きかかえられたままであり、この状況こそが、俺の不安をより大きなものにさせているのだ。
シャーリーの中での俺という存在が、天道の手に渡ってしまっても良いようなちっぽけなものに成り下がってしまっているのではないか? そんな最悪の思考が、先程からずーっと頭から離れない。
(ん? そう言えば、この家って差し押さえられてたんじゃなかったか?)
そんな極限の状態に俺の心は耐えきれず、まるで現実逃避でもするかのように、ふと思い出した矛盾点に突然疑問を持った。
「フッ・フッ・フッ。ずばり、お金の力で解決した。この私がね」
その問いに答えるように、黒く輝くギルドカードを胸ポケットから取り出しながら、天道は不敵な笑みを浮かべている。
(いつの間に……)
彼女の預金残高を直接確認したことはないが、ソイルいわく、あれは王族クラスのセレブが持つもんだということらしい。当然、家の一つや二つを買い戻すぐらい、彼女にとっては端金なのだろう。俺より歳下で億万長者とか、天道さんこええっす。
「その節は本当に助かったよ。ありがとうねアサミ」
「いえいえ、困ってる人は助けないと。ねっ」
セリーヌさんの感謝の言葉に、天道は謙遜の言葉を述べながら俺に向かってウインクを飛ばしてくる。そこで同意を求められても困るし、まるで俺がいつでも人助けしてるかのように言われると、やけに照れくさい。
それに、天道にとっては忘れられない思い出かもしれないが、俺個人としてはただの黒歴史であって、あまり思い出させてほしくないというのが本音である。
「ちょっと待っててね。今日は腕によりをかけるから」
腕まくりをした後ガッツポーズを見せると、セリーヌさんは台所に立ち料理を開始した。
「わたしもてつだうー!」
そこに喜び勇むクロエちゃんも加わり、後ろからは楽しそうな姉妹の声が聞こえてくる……のだが。そんな二人の声にも和めず、一心不乱に俺はシャーリーの顔色をうかがっていた。
ここに来るまでも、そして来てからも、彼女は終始難しい顔をしており、どうすれば良いのかと目が離せないのだ。
「そう言えば先輩、シャーロットのこと、いつまでシャーリーって呼ばないの?」
そんな中、天道からの突然の質問。そして彼女の口から出るはずのない単語に、俺は声を上げることも忘れ、ただひたすらに彼女の顔を見上げてしまった。
「そ、そんなに見つめないでよ先輩。いくら私でも照れるってば」
頬を赤く染めた天道のニヤケ声を聞き、俺の意識は引き戻される。
(おま、おまえ……なんでそれを)
「何でって、シャーロットがピンチの時に反射的に呼んでたよ、シャーリー! って」
「あ、私もトオル様とシャーロットさんの監視をしていましたのでご存知ですよ」
言われてみれば覚えがある。ゴモリーと戦っている間に数回、確かに俺は彼女のことをシャーリーと呼んでしまっていた。ただ、二人の反応を見るに、それ以前からバレていた感じはするが。どちらにせよ、これ以上ごまかし続けても仕方がないか。
(……シャーロット、もういいか?)
「……うん……トオル……ありがとう」
バツの悪そうな表情を浮かべつつ尋ねると、シャーリーはそれを笑顔で受け止めてくれる。
(ごめんなシャーリー、最後まで守り通せなくて)
そんな彼女の優しさに自分という存在が情けなく思えて、俺の口は自然と謝罪の言葉を述べてしまっていた。
「……あの……その……嬉しかったから」
ほんのりと頬を染めながらのこの反応、何を言ったらいいか迷ったんだな。内容はわからないが、こういう時のシャーリーは少なくとも上機嫌なことだけは間違いない。あれ? シャーリーは俺のこと怒ってたんじゃ……もしかして俺の思いすごし?
「羨ましいなあシャーロットは。当然のように先輩に気遣ってもらえてさ」
(き、気遣ってるわけじゃねぇよ。俺はシャーリーが嫌がることをしたくないだけであって……)
そんな気持ちや言葉とは裏腹に、普段からエロ言動でだいぶ彼女を困らせているのだが……なんだろう、喋れば喋るほど、自分が矮小で情けない存在のように思えてくる。
そんな感じに気落ちする中、俺の柄を握る天道の手のひらに力がこもった。
「だからその、無意識でも彼女のことを大切にしてます! みたいな対応が羨ましいの。そういう気遣い出来る所に、私もハートを射止められたんだから」
(ハートを射止めたって……)
可愛らしくも恥ずかしい彼女の発言に呆れていると、すかさず持ち方を変えられ、今度は刀身を優しく抱きしめられる。
「だって事実だもん。そういう先輩に助けられたって言ったでしょ。そういう優しい所、私も大好きなんだから」
(お、俺は別に、優しいとかそういうんじゃなくて、当然のことをしてるだけというか、なんというか)
ただまぁ好きと言わること、それ自体に悪い気はしない。シャーリーには悪いと思うが、産まれてこの方非モテだった存在としては、女の子に好きと言われて喜ぶなと言う方が無理な話である。
「そんなに照れなくていいよ~。すぐにボロが出たり、地味に鈍感なところは悪いとこだから」
(お前なあ、上げるか下げるかはっきりしろよ!)
上げて下げる。そんな天道の無粋な発言に、俺はすかさずツッコミを入れた。
「お断りします!」
すると彼女は、俺の要望通りにきっぱりはっきりとした返事をよこしてくる。そうじゃないだろと言ってやりたいところだったが、あえてそれを、俺は喉元でぐっと飲み込み我慢した。こういう時の俺は、基本こいつの手のひらの上で踊らされてるだけってのが、段々とわかってきていたからである。
「だって、先輩のこと弄るの楽しいんだもん」
そして予想通りに繰り出された彼女の満面の笑みに、俺の口からはぐうの音も出やしない。やっぱりな。
「半分はシャーロットに対する嫉妬とひがみだけどね」
そんな諦めの境地に似た感情を抱いた次の瞬間、死んだ魚のような目をシャーリーへと向ける天道さん。申し訳ないのですが、笑顔と真顔をコロコロと変えるの止めてくれませんかね。怖いんで。
「……そう言うなら……トオル……返して」
普段よりも若干低い声で喋ったシャーリーは、真顔の天道とは一切視線を合わさず立ち上がると、早歩きで俺達の方へと近づいてくる。
「あ、いやいや、今のは言葉の綾であって、決して他意は……」
そして天道の手のうちから勢い良く俺をひったくると、無言で自分の席へと戻っていく。
「じょ、冗談ですってば。シャーロットさまぁ!」
そんな彼女に対して、天道は悲痛な叫びを上げるのだった。
「……大丈夫」
「この狭さ、落ち着くよね~」
「これが人間の住処というものなのですね」
先程まで居た教会と同じように、セリーヌさんの家は町の外れに存在していた。
この世界の一軒家としてはかなりの大きさなのだが、中の居住スペース自体は狭く、大半が奥に見える鍛冶場に集約されている。セリーヌさんの話によると、エストーレ家は代々この場所でひっそりと鍛冶業を行っていたらしい。
この家や教会を見ていると、温泉街となっている今のスルスカンティーヌが如何に新しい物かを実感させられる。町外れにひっそりと存在するこれらこそが、この街本来の姿なのだろう。
とは言え、今そんなことはどうでもいい。テーブルを隔てて座るシャーリーの機嫌が気になって、それどころではない! というのが、今の俺の心境である。隣で瞳を輝かせ、ぐるぐる首を回すスクルドの存在が鬱陶しく思えて仕方がない。その程度には余裕が無かったりする。
そして、ここまでの説明でわかるかもしれないが、今でも俺は天道に抱きかかえられたままであり、この状況こそが、俺の不安をより大きなものにさせているのだ。
シャーリーの中での俺という存在が、天道の手に渡ってしまっても良いようなちっぽけなものに成り下がってしまっているのではないか? そんな最悪の思考が、先程からずーっと頭から離れない。
(ん? そう言えば、この家って差し押さえられてたんじゃなかったか?)
そんな極限の状態に俺の心は耐えきれず、まるで現実逃避でもするかのように、ふと思い出した矛盾点に突然疑問を持った。
「フッ・フッ・フッ。ずばり、お金の力で解決した。この私がね」
その問いに答えるように、黒く輝くギルドカードを胸ポケットから取り出しながら、天道は不敵な笑みを浮かべている。
(いつの間に……)
彼女の預金残高を直接確認したことはないが、ソイルいわく、あれは王族クラスのセレブが持つもんだということらしい。当然、家の一つや二つを買い戻すぐらい、彼女にとっては端金なのだろう。俺より歳下で億万長者とか、天道さんこええっす。
「その節は本当に助かったよ。ありがとうねアサミ」
「いえいえ、困ってる人は助けないと。ねっ」
セリーヌさんの感謝の言葉に、天道は謙遜の言葉を述べながら俺に向かってウインクを飛ばしてくる。そこで同意を求められても困るし、まるで俺がいつでも人助けしてるかのように言われると、やけに照れくさい。
それに、天道にとっては忘れられない思い出かもしれないが、俺個人としてはただの黒歴史であって、あまり思い出させてほしくないというのが本音である。
「ちょっと待っててね。今日は腕によりをかけるから」
腕まくりをした後ガッツポーズを見せると、セリーヌさんは台所に立ち料理を開始した。
「わたしもてつだうー!」
そこに喜び勇むクロエちゃんも加わり、後ろからは楽しそうな姉妹の声が聞こえてくる……のだが。そんな二人の声にも和めず、一心不乱に俺はシャーリーの顔色をうかがっていた。
ここに来るまでも、そして来てからも、彼女は終始難しい顔をしており、どうすれば良いのかと目が離せないのだ。
「そう言えば先輩、シャーロットのこと、いつまでシャーリーって呼ばないの?」
そんな中、天道からの突然の質問。そして彼女の口から出るはずのない単語に、俺は声を上げることも忘れ、ただひたすらに彼女の顔を見上げてしまった。
「そ、そんなに見つめないでよ先輩。いくら私でも照れるってば」
頬を赤く染めた天道のニヤケ声を聞き、俺の意識は引き戻される。
(おま、おまえ……なんでそれを)
「何でって、シャーロットがピンチの時に反射的に呼んでたよ、シャーリー! って」
「あ、私もトオル様とシャーロットさんの監視をしていましたのでご存知ですよ」
言われてみれば覚えがある。ゴモリーと戦っている間に数回、確かに俺は彼女のことをシャーリーと呼んでしまっていた。ただ、二人の反応を見るに、それ以前からバレていた感じはするが。どちらにせよ、これ以上ごまかし続けても仕方がないか。
(……シャーロット、もういいか?)
「……うん……トオル……ありがとう」
バツの悪そうな表情を浮かべつつ尋ねると、シャーリーはそれを笑顔で受け止めてくれる。
(ごめんなシャーリー、最後まで守り通せなくて)
そんな彼女の優しさに自分という存在が情けなく思えて、俺の口は自然と謝罪の言葉を述べてしまっていた。
「……あの……その……嬉しかったから」
ほんのりと頬を染めながらのこの反応、何を言ったらいいか迷ったんだな。内容はわからないが、こういう時のシャーリーは少なくとも上機嫌なことだけは間違いない。あれ? シャーリーは俺のこと怒ってたんじゃ……もしかして俺の思いすごし?
「羨ましいなあシャーロットは。当然のように先輩に気遣ってもらえてさ」
(き、気遣ってるわけじゃねぇよ。俺はシャーリーが嫌がることをしたくないだけであって……)
そんな気持ちや言葉とは裏腹に、普段からエロ言動でだいぶ彼女を困らせているのだが……なんだろう、喋れば喋るほど、自分が矮小で情けない存在のように思えてくる。
そんな感じに気落ちする中、俺の柄を握る天道の手のひらに力がこもった。
「だからその、無意識でも彼女のことを大切にしてます! みたいな対応が羨ましいの。そういう気遣い出来る所に、私もハートを射止められたんだから」
(ハートを射止めたって……)
可愛らしくも恥ずかしい彼女の発言に呆れていると、すかさず持ち方を変えられ、今度は刀身を優しく抱きしめられる。
「だって事実だもん。そういう先輩に助けられたって言ったでしょ。そういう優しい所、私も大好きなんだから」
(お、俺は別に、優しいとかそういうんじゃなくて、当然のことをしてるだけというか、なんというか)
ただまぁ好きと言わること、それ自体に悪い気はしない。シャーリーには悪いと思うが、産まれてこの方非モテだった存在としては、女の子に好きと言われて喜ぶなと言う方が無理な話である。
「そんなに照れなくていいよ~。すぐにボロが出たり、地味に鈍感なところは悪いとこだから」
(お前なあ、上げるか下げるかはっきりしろよ!)
上げて下げる。そんな天道の無粋な発言に、俺はすかさずツッコミを入れた。
「お断りします!」
すると彼女は、俺の要望通りにきっぱりはっきりとした返事をよこしてくる。そうじゃないだろと言ってやりたいところだったが、あえてそれを、俺は喉元でぐっと飲み込み我慢した。こういう時の俺は、基本こいつの手のひらの上で踊らされてるだけってのが、段々とわかってきていたからである。
「だって、先輩のこと弄るの楽しいんだもん」
そして予想通りに繰り出された彼女の満面の笑みに、俺の口からはぐうの音も出やしない。やっぱりな。
「半分はシャーロットに対する嫉妬とひがみだけどね」
そんな諦めの境地に似た感情を抱いた次の瞬間、死んだ魚のような目をシャーリーへと向ける天道さん。申し訳ないのですが、笑顔と真顔をコロコロと変えるの止めてくれませんかね。怖いんで。
「……そう言うなら……トオル……返して」
普段よりも若干低い声で喋ったシャーリーは、真顔の天道とは一切視線を合わさず立ち上がると、早歩きで俺達の方へと近づいてくる。
「あ、いやいや、今のは言葉の綾であって、決して他意は……」
そして天道の手のうちから勢い良く俺をひったくると、無言で自分の席へと戻っていく。
「じょ、冗談ですってば。シャーロットさまぁ!」
そんな彼女に対して、天道は悲痛な叫びを上げるのだった。
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