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第ニ章 堕ちた歌姫
第51話 君は俺のお姫様だから
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高級レストランを後にした俺達が天道に連れられやってきたのは、ごく普通の風呂付き宿だった。
この世界の一般常識からすれば普通と言うには些かおかしいのだが、この街の宿場事情を考えると温泉以外の宿というものは、ごく普通というランクに成り下がってしまうのである。
温泉温泉と呟くシャーリーをしてやったりという表情で見つめる天道の顔を、俺は当分忘れられそうにない。二人の、主に天道側の女の戦いは、今この瞬間も続いているようである。
その後俺達は部屋へと入り、天道からギルドの依頼についての提案を受けることとなった。軽く概要を聞かされたのだが、どうやらある店への潜入捜査らしく個人的には嫌な予感がしてならない。
ただその仕事の根幹が人助けということで、シャーリーはすでに乗り気になり断りづらい状況になっている。この国を束ねるものとして、民の危機を放ってはおけないのだろう。
俺としてはシャーリーの安全を最優先に考えたいところだが、彼女の意思を尊重してやりたいというのも確かだ。困っているやつがいたら手を差し伸べてやりたいって気持ちもわかるからな。
そんなこんなで明日は天道の持ってきた仕事に赴くことになるらしい。報酬もかなりいいらしく、まあ成るように成れといったところだ。
明日も速いということでシャーリーも天道もすでに床へとついているのだが……なんだかスッキリとしない。俺自身もそうなのだが、シャーリーが何か不満を抱えているのでは無いだろうかと心配で仕方がなかったのだ。
(シャーリー、起きてるか?)
そのもやもやを明日へと残さないため、天道の寝息が聞こえ始めたのを確認してから俺はシャーリーへと意識を飛ばした。
「んっ……寝られるわけ……ない」
案の定彼女は起きていた。予想通り思い詰めているのだろう、たぶん俺のせいで。
彼女はベッドから抜け出すとゆっくりと俺へと近づいてくる。
シャーリーは今宿に備え付けられている薄手のネグリジェを着ているのだが、歩くたびに肌に密着した部分が透け、彼女の細く幼いボディラインを露わにしてしまっている。本人は気にしていないのか、はたまた気づいていないのか気にする素振りも見せないのだが、俺はそれについついドキッとしてしまっていた。
だってしょうがないだろ、透ける服から見える肌っていうのは直に見るよりも正直色っぽくって……って一人乗りツッコミしてる場合じゃないよな。
(その……今日は色々悪かったな。ごめん)
「……トオルのせいじゃ……ない」
俺のせいじゃない。そう言ってくれる彼女の小さな気遣いを俺はとても嬉しいと感じていた。
(でも、嫌だったろ。汚いものを見るような目で見られたり、言いたいこと言えなかったり、……ずっとシャーロットって呼んじまったりして)
戦いの時のことについてはあえて触れないことにした。きっとシャーリーは思い悩んでいるだろうし、俺からそれを尋ねるのはタブーのような気がしたからだ。
それ以外で俺が一番危惧していたのは、シャーロットと彼女を呼び続けてしまっていたことである。
たぶん彼女は、この呼び方を心を許した人にしか許可していないのだと思う。今までは俺の声を聞ける人間はそうそういなかったため気軽に呼ぶことができていたが、今は天道がいる。人前で呼ばれることを嫌うのではないかという気遣いのつもりだったのだが、もしかしたら傷ついているのでは無いかと考えると、ずっと気が気でなかったのだ。
「……大丈夫……気を使ってくれてるの……わかるから」
そう言ってシャーリーは薄っすらと俺に微笑んでくれる。彼女のその表情を見て俺は安堵のため息を吐く。どうやら俺の気持ちは伝わっていたらしい。何よりである。
(しかしあの店の客も店員も酷いよな、シャーリーのこと異物みたいな目で見てきてさ。俺が人間だったらガツンと言ってやったところだってのに)
「……しょうがないよ……実際……場違いだったん……だから」
しおらしく受け入れてしまうシャーリーの態度を何故だか俺は腹立たしく感じていた。
(でも、シャーリーはこの国の王女様で――)
そこまで言った瞬間、俺の柄頭はシャーリーの可愛らしい右手によって軽く小突かれてしまう。
(いてっ)
「……私はシャーロット……リィンバースじゃない……ただのシャーロット……トオルには……そう見てて……欲しい」
軽く頭を振った俺が見上げたその先には、悲しそうであり怒っているようでもある、そんな複雑な表情をしたシャーリーのしょぼくれた顔があった。
(でも、そういうのを抜きにしても俺は嫌だったんだ。だって俺にとってシャーリーは姫だから。シャーリーが王族じゃなくたって俺にとってはかけがえのない、世界でたった一人の大切なお姫様だから)
彼女が地位で見られることを嫌っているのはわかっている。それでも俺は嫌だったんだ。大勢の人間に俺の最も大切な人が、蔑むような視線で見られているということに耐えられなかったのだ。
「……トオル」
(それが、俺が好きになった人がたまたま王女様で、姫騎士で、俺が夢に見てきた俺にとっての憧れみたいな人で、それを誇らしいって思うのもやっぱり……駄目かな?)
俺自身はシャーリーのことを一人の女の子として見ているつもりだ。それでもシャーリーの体に染み付いているもの、立ち振舞や性格、そして誇りなんかを無視して見ようとは思っていない。それも含めてシャーロットという存在として見たいと思っている。
それすらも彼女が嫌だと思うのなら、あまり自信はないが頑張ってみるつもりだ。俺にとって真の意味で何者でもないシャーロット・リィンバースという存在として見れるように。
……しかしまあ、よくこんな恥ずかしい台詞をすらすらと言えるもんだよな俺。全部言いきった後だけど恥ずかしくなってきたぞ。
俺が刀身を薄っすらと赤く染めていると、更に近づいてきたシャーリーは俺を掴み布を解くとそのまま胸元へと抱きしめた。
「……わかった……トオルは わたしを……見てくれてる」
(シャーリー)
いつも通り優しく、俺を安心させるように抱きしめてくれている彼女なのだが、その体は何故か小刻みに震えている。
(ど、どうしたんだよシャーリー。なんか心配事か?)
不安に思った俺は、彼女にそう尋ねた。
この世界の一般常識からすれば普通と言うには些かおかしいのだが、この街の宿場事情を考えると温泉以外の宿というものは、ごく普通というランクに成り下がってしまうのである。
温泉温泉と呟くシャーリーをしてやったりという表情で見つめる天道の顔を、俺は当分忘れられそうにない。二人の、主に天道側の女の戦いは、今この瞬間も続いているようである。
その後俺達は部屋へと入り、天道からギルドの依頼についての提案を受けることとなった。軽く概要を聞かされたのだが、どうやらある店への潜入捜査らしく個人的には嫌な予感がしてならない。
ただその仕事の根幹が人助けということで、シャーリーはすでに乗り気になり断りづらい状況になっている。この国を束ねるものとして、民の危機を放ってはおけないのだろう。
俺としてはシャーリーの安全を最優先に考えたいところだが、彼女の意思を尊重してやりたいというのも確かだ。困っているやつがいたら手を差し伸べてやりたいって気持ちもわかるからな。
そんなこんなで明日は天道の持ってきた仕事に赴くことになるらしい。報酬もかなりいいらしく、まあ成るように成れといったところだ。
明日も速いということでシャーリーも天道もすでに床へとついているのだが……なんだかスッキリとしない。俺自身もそうなのだが、シャーリーが何か不満を抱えているのでは無いだろうかと心配で仕方がなかったのだ。
(シャーリー、起きてるか?)
そのもやもやを明日へと残さないため、天道の寝息が聞こえ始めたのを確認してから俺はシャーリーへと意識を飛ばした。
「んっ……寝られるわけ……ない」
案の定彼女は起きていた。予想通り思い詰めているのだろう、たぶん俺のせいで。
彼女はベッドから抜け出すとゆっくりと俺へと近づいてくる。
シャーリーは今宿に備え付けられている薄手のネグリジェを着ているのだが、歩くたびに肌に密着した部分が透け、彼女の細く幼いボディラインを露わにしてしまっている。本人は気にしていないのか、はたまた気づいていないのか気にする素振りも見せないのだが、俺はそれについついドキッとしてしまっていた。
だってしょうがないだろ、透ける服から見える肌っていうのは直に見るよりも正直色っぽくって……って一人乗りツッコミしてる場合じゃないよな。
(その……今日は色々悪かったな。ごめん)
「……トオルのせいじゃ……ない」
俺のせいじゃない。そう言ってくれる彼女の小さな気遣いを俺はとても嬉しいと感じていた。
(でも、嫌だったろ。汚いものを見るような目で見られたり、言いたいこと言えなかったり、……ずっとシャーロットって呼んじまったりして)
戦いの時のことについてはあえて触れないことにした。きっとシャーリーは思い悩んでいるだろうし、俺からそれを尋ねるのはタブーのような気がしたからだ。
それ以外で俺が一番危惧していたのは、シャーロットと彼女を呼び続けてしまっていたことである。
たぶん彼女は、この呼び方を心を許した人にしか許可していないのだと思う。今までは俺の声を聞ける人間はそうそういなかったため気軽に呼ぶことができていたが、今は天道がいる。人前で呼ばれることを嫌うのではないかという気遣いのつもりだったのだが、もしかしたら傷ついているのでは無いかと考えると、ずっと気が気でなかったのだ。
「……大丈夫……気を使ってくれてるの……わかるから」
そう言ってシャーリーは薄っすらと俺に微笑んでくれる。彼女のその表情を見て俺は安堵のため息を吐く。どうやら俺の気持ちは伝わっていたらしい。何よりである。
(しかしあの店の客も店員も酷いよな、シャーリーのこと異物みたいな目で見てきてさ。俺が人間だったらガツンと言ってやったところだってのに)
「……しょうがないよ……実際……場違いだったん……だから」
しおらしく受け入れてしまうシャーリーの態度を何故だか俺は腹立たしく感じていた。
(でも、シャーリーはこの国の王女様で――)
そこまで言った瞬間、俺の柄頭はシャーリーの可愛らしい右手によって軽く小突かれてしまう。
(いてっ)
「……私はシャーロット……リィンバースじゃない……ただのシャーロット……トオルには……そう見てて……欲しい」
軽く頭を振った俺が見上げたその先には、悲しそうであり怒っているようでもある、そんな複雑な表情をしたシャーリーのしょぼくれた顔があった。
(でも、そういうのを抜きにしても俺は嫌だったんだ。だって俺にとってシャーリーは姫だから。シャーリーが王族じゃなくたって俺にとってはかけがえのない、世界でたった一人の大切なお姫様だから)
彼女が地位で見られることを嫌っているのはわかっている。それでも俺は嫌だったんだ。大勢の人間に俺の最も大切な人が、蔑むような視線で見られているということに耐えられなかったのだ。
「……トオル」
(それが、俺が好きになった人がたまたま王女様で、姫騎士で、俺が夢に見てきた俺にとっての憧れみたいな人で、それを誇らしいって思うのもやっぱり……駄目かな?)
俺自身はシャーリーのことを一人の女の子として見ているつもりだ。それでもシャーリーの体に染み付いているもの、立ち振舞や性格、そして誇りなんかを無視して見ようとは思っていない。それも含めてシャーロットという存在として見たいと思っている。
それすらも彼女が嫌だと思うのなら、あまり自信はないが頑張ってみるつもりだ。俺にとって真の意味で何者でもないシャーロット・リィンバースという存在として見れるように。
……しかしまあ、よくこんな恥ずかしい台詞をすらすらと言えるもんだよな俺。全部言いきった後だけど恥ずかしくなってきたぞ。
俺が刀身を薄っすらと赤く染めていると、更に近づいてきたシャーリーは俺を掴み布を解くとそのまま胸元へと抱きしめた。
「……わかった……トオルは わたしを……見てくれてる」
(シャーリー)
いつも通り優しく、俺を安心させるように抱きしめてくれている彼女なのだが、その体は何故か小刻みに震えている。
(ど、どうしたんだよシャーリー。なんか心配事か?)
不安に思った俺は、彼女にそう尋ねた。
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