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第ニ章 堕ちた歌姫
第45話 シュラババンバン
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「……何……してるの?」
状況だけ見れば彼女の反応は当然と言うべきだろうか、女神の降臨を喜ぶ俺とは正反対にシャーリーは恨めしそうな瞳で俺を睨みつけてくる。
(えっと、その……ごめんなさい)
俺の体は基本無抵抗であり、止める人間がいなければ所有者の意のままに扱われてしまう程度の存在である。だからこれは不可抗力なのだと反論することもできるのだが、この状況を少しでも喜んでしまったというシャーリーに対する罪悪感から、自然と俺は彼女に対する詫びの言葉を述べてしまっていた。
謝罪の言葉を聞いて小さくため息は吐いたものの、シャーリーはそれ以上怒らず逆に安堵の表情を見せてくれる。本当に彼女の心の広さには感謝感激である。
「……それで……あの子は?」
そうだった、シャーリーの手元に戻れたからと言って状況が好転したわけじゃない。むしろ悪くなったまである。
「それはこっちの台詞ですよ。先輩、その女誰なんです?」
シャーリーは天道を睨みつけ完全に敵意を剥き出しにしているし、天道も表情こそ笑ってはいるものの瞳の奥底は全くもって笑っていない。一触即発の状況、所謂修羅場というやつである。
まさか俺を巡って修羅場が起きるなんて夢にも思わなかった……なんて喜んでる場合じゃない。今は何とかしてこの場を無事おさめることを考えなくては。そんな俺の思いとは裏腹に、状況は雪崩式に悪い方へと転がり落ちていく。
「……トオルの……彼女」
シャーリーの一言に天道は表情を凍りつかせていたが、俺はというと……あまりの嬉しさに心の奥で小躍りしてしまっていた。
考えて見れば好きだとか一緒にいたいとかそういう言葉の交わし合いはしてきたものの、彼女との関係性についてはしっかりと明言したこともされたことも今まで一度も無かった。俺から言うのは恐れ多いし、違うって言われたら立ち直れる自信がないという恐怖の意もあったからなのだが。
だからここに来てついにシャーリー本人の口から、俺の彼女という言葉を聞くことができて、本当の本当に心の底から俺は嬉しくて、嬉しくてたまらなかったのだ……が、それはこの場においてだけ言えば完全に地雷発言だったのである。
「へ~、先輩の彼女さんですか。でもおかしいなあ、先輩は幼女とか胸の小さい子よりおっきいほうが好みなはずなのに、どんな汚い手で誘惑したんですかね? むしろそれ、ただの思いこみなんじゃないんですか?」
そう天道がそれを安易に認めるはずもなく、むしろ完全にシャーリーのことを敵と認識したのだろう。額には青筋を浮かべ、言葉に棘も増えだし、二人の戦いはますます激しさを増しただけで、シャーリーの彼女発言を悠長に喜んでいられるほどの余裕は俺には与えられることは無さそうだった。
それよりもちょっと待て、俺の女性の好みなんて一体どこで語った?
まあ何度か中二病発言として、俺の隣にいていい女は聖戦に付いてこれるような凛々しく美しい、そう姫騎士や戦乙女のような強くてカッコイイ女だけだ! かわいいのもギャップ萌えで尚良! とか言ったことはある気がするが、バストのサイズなんかに触れた発言をした覚えは……そういえば俺の部屋のポスターとかフィギュアって、巨乳騎士とかお姉さんキャラ多めだったよな。可愛い系もあるにはあるが大半がデフォルメ系だし、イエスロリータノータッチの精神の元そういうキャラを避けていた部分もあるわけで。ということはなんだ? もしかして俺の部屋……監視されてた?
「……それ……間違い……トオルは両方好き」
そしてこの発言、シャーリーは自らの体で俺に対して両方の大きさを試したことがあるわけで、確かに説得力はあるにはあるのだが、言い切られてしまうとそれはそれで俺が気恥ずかしいものを感じてしまう。
「かわいそうな子、そう思ってないと精神を正常に保っていられないのね。いいえ違う、自分の好みに囚われず全てを受け入れるその心の広さ……先輩なら有り得る! 私の時だってそう、あんなに地味な私を受け入れてくれて、キャ~! 先輩カッコイイ! 先輩まじぱねえっす!!」
なんだかよくわからないが天道は一人で納得し興奮のあまり体をくねらせている。
「……トオル……斬っていい?」
(駄目です!)
それにイラッとしたのだろうが、シャーリーのあまりに物騒な発言を俺は瞬時に否定する。しかし天道の言動に俺も何か言い知れない感情を覚えたのも確かではあるし、シャーリーの表情からも彼女の沸点がすでに限界ギリギリなことが窺い知れるような状況である。
「私を斬るですって。いいわ相手をしてあげる。この氷の女王メルト・アンデルセンを相手にしたこと後悔させてあげる!」
そして何故か火に油を注ぐようにノリノリでシャーリーを挑発し始める天道。というよりも今の口上、大人気アニメ魔法少女プリティルミナに出てくる女幹部の台詞じゃねえか。流石プロ声優、まだ若いのに完全に演じきってやがる……ってそうじゃない!
きっと彼女的には中二病特有のノリでお遊び感覚のつもりなのだろうが、俺にとっては冷や汗モノだ。
俺はシャーリーの強さをよく知っている。今の状態でも並の悪魔程度なら赤子の手をひねるよりも簡単に倒せるぐらいの力は持っているのだ。天道がどれほどの力の持ち主なのかはわからないが、まず無事で済まないのは確かであろう。
どうする? このままだと本当に二人の美少女が俺を巡って血で血を洗う戦いを始めることになる。まさしく、私のために争わないで状態だ。
シャーリーはシャーリーですでに布から解き放った状態の俺を左手で構えているし、どうやら悩んでいる暇はなさそうだ。とにかく今は俺のできる最善を尽くそう。
(シャーリー聞いてくれ。あの娘、どうやら俺の元いた世界の後輩みたいなんだ。だから会話さえできれば俺がなんとかできると思う。そのためにあの娘と俺のパス繋げるとか……できませんかね?)
それだけでどうにかなる、なんて甘っちょろいことは本心では思っていない。それでも天道と意思疎通さえできればこの状況を動かせるような気がしたのだ。良い方か悪い方かはともかく。
しかし、明らかにシャーリーの目つきが嫌そうに変わっていくことに俺は恐怖を覚え、徐々に口調が弱々しくなっていくのを自覚していた。
「……できるけど……嫌」
そして表情通りの返事が返ってきて、俺の作戦はいきなり失敗に終わったのだった。この感じだとシャーリーは俺の話を聞いてくれそうにないし、必然的に天道とも会話ができない。両者ともに会話が成立しなければ俺の介入する余地すら無い。いきなり万策尽きた。……だがまだだ、まだ終わらんよ。
(頼むよシャーリー、一生のお願いだ。後で俺のこと好きにしていいから)
俺の予想通り好きにしていいからという言葉に彼女の眉がピクリと反応する。これは、いけるか!?
「…………嫌」
長めの思案はあったものの、俺の意思を無視して好きにする権利よりも、彼女は目の前のライバルを排除することを優先したようである。シャーリーの意思はダイヤモンドのように固いらしい。お姫様に対する偏見がだいぶ混じっているとは思うが、彼女独占欲強そうだもんなあ。
それにしても先程から定期的に霞がかるような感覚に襲われるのだが……気のせいだろうか。
「お嬢ちゃん達、こんなところでな~にしてるのかな?」
「……痛っ!」
ボンヤリとした意識の中声が聞こえたと思った次の瞬間、視界が急激に高くなったことへの違和感と、シャーリーの小さな悲鳴に俺は即座に後方へと視線を動かした。
そして俺の瞳に映ったものは突然現れた粗暴な雰囲気の長身の男と、その男に右腕を掴まれ軽々と持ち上げられてしまっているシャーリーの姿だった。
状況だけ見れば彼女の反応は当然と言うべきだろうか、女神の降臨を喜ぶ俺とは正反対にシャーリーは恨めしそうな瞳で俺を睨みつけてくる。
(えっと、その……ごめんなさい)
俺の体は基本無抵抗であり、止める人間がいなければ所有者の意のままに扱われてしまう程度の存在である。だからこれは不可抗力なのだと反論することもできるのだが、この状況を少しでも喜んでしまったというシャーリーに対する罪悪感から、自然と俺は彼女に対する詫びの言葉を述べてしまっていた。
謝罪の言葉を聞いて小さくため息は吐いたものの、シャーリーはそれ以上怒らず逆に安堵の表情を見せてくれる。本当に彼女の心の広さには感謝感激である。
「……それで……あの子は?」
そうだった、シャーリーの手元に戻れたからと言って状況が好転したわけじゃない。むしろ悪くなったまである。
「それはこっちの台詞ですよ。先輩、その女誰なんです?」
シャーリーは天道を睨みつけ完全に敵意を剥き出しにしているし、天道も表情こそ笑ってはいるものの瞳の奥底は全くもって笑っていない。一触即発の状況、所謂修羅場というやつである。
まさか俺を巡って修羅場が起きるなんて夢にも思わなかった……なんて喜んでる場合じゃない。今は何とかしてこの場を無事おさめることを考えなくては。そんな俺の思いとは裏腹に、状況は雪崩式に悪い方へと転がり落ちていく。
「……トオルの……彼女」
シャーリーの一言に天道は表情を凍りつかせていたが、俺はというと……あまりの嬉しさに心の奥で小躍りしてしまっていた。
考えて見れば好きだとか一緒にいたいとかそういう言葉の交わし合いはしてきたものの、彼女との関係性についてはしっかりと明言したこともされたことも今まで一度も無かった。俺から言うのは恐れ多いし、違うって言われたら立ち直れる自信がないという恐怖の意もあったからなのだが。
だからここに来てついにシャーリー本人の口から、俺の彼女という言葉を聞くことができて、本当の本当に心の底から俺は嬉しくて、嬉しくてたまらなかったのだ……が、それはこの場においてだけ言えば完全に地雷発言だったのである。
「へ~、先輩の彼女さんですか。でもおかしいなあ、先輩は幼女とか胸の小さい子よりおっきいほうが好みなはずなのに、どんな汚い手で誘惑したんですかね? むしろそれ、ただの思いこみなんじゃないんですか?」
そう天道がそれを安易に認めるはずもなく、むしろ完全にシャーリーのことを敵と認識したのだろう。額には青筋を浮かべ、言葉に棘も増えだし、二人の戦いはますます激しさを増しただけで、シャーリーの彼女発言を悠長に喜んでいられるほどの余裕は俺には与えられることは無さそうだった。
それよりもちょっと待て、俺の女性の好みなんて一体どこで語った?
まあ何度か中二病発言として、俺の隣にいていい女は聖戦に付いてこれるような凛々しく美しい、そう姫騎士や戦乙女のような強くてカッコイイ女だけだ! かわいいのもギャップ萌えで尚良! とか言ったことはある気がするが、バストのサイズなんかに触れた発言をした覚えは……そういえば俺の部屋のポスターとかフィギュアって、巨乳騎士とかお姉さんキャラ多めだったよな。可愛い系もあるにはあるが大半がデフォルメ系だし、イエスロリータノータッチの精神の元そういうキャラを避けていた部分もあるわけで。ということはなんだ? もしかして俺の部屋……監視されてた?
「……それ……間違い……トオルは両方好き」
そしてこの発言、シャーリーは自らの体で俺に対して両方の大きさを試したことがあるわけで、確かに説得力はあるにはあるのだが、言い切られてしまうとそれはそれで俺が気恥ずかしいものを感じてしまう。
「かわいそうな子、そう思ってないと精神を正常に保っていられないのね。いいえ違う、自分の好みに囚われず全てを受け入れるその心の広さ……先輩なら有り得る! 私の時だってそう、あんなに地味な私を受け入れてくれて、キャ~! 先輩カッコイイ! 先輩まじぱねえっす!!」
なんだかよくわからないが天道は一人で納得し興奮のあまり体をくねらせている。
「……トオル……斬っていい?」
(駄目です!)
それにイラッとしたのだろうが、シャーリーのあまりに物騒な発言を俺は瞬時に否定する。しかし天道の言動に俺も何か言い知れない感情を覚えたのも確かではあるし、シャーリーの表情からも彼女の沸点がすでに限界ギリギリなことが窺い知れるような状況である。
「私を斬るですって。いいわ相手をしてあげる。この氷の女王メルト・アンデルセンを相手にしたこと後悔させてあげる!」
そして何故か火に油を注ぐようにノリノリでシャーリーを挑発し始める天道。というよりも今の口上、大人気アニメ魔法少女プリティルミナに出てくる女幹部の台詞じゃねえか。流石プロ声優、まだ若いのに完全に演じきってやがる……ってそうじゃない!
きっと彼女的には中二病特有のノリでお遊び感覚のつもりなのだろうが、俺にとっては冷や汗モノだ。
俺はシャーリーの強さをよく知っている。今の状態でも並の悪魔程度なら赤子の手をひねるよりも簡単に倒せるぐらいの力は持っているのだ。天道がどれほどの力の持ち主なのかはわからないが、まず無事で済まないのは確かであろう。
どうする? このままだと本当に二人の美少女が俺を巡って血で血を洗う戦いを始めることになる。まさしく、私のために争わないで状態だ。
シャーリーはシャーリーですでに布から解き放った状態の俺を左手で構えているし、どうやら悩んでいる暇はなさそうだ。とにかく今は俺のできる最善を尽くそう。
(シャーリー聞いてくれ。あの娘、どうやら俺の元いた世界の後輩みたいなんだ。だから会話さえできれば俺がなんとかできると思う。そのためにあの娘と俺のパス繋げるとか……できませんかね?)
それだけでどうにかなる、なんて甘っちょろいことは本心では思っていない。それでも天道と意思疎通さえできればこの状況を動かせるような気がしたのだ。良い方か悪い方かはともかく。
しかし、明らかにシャーリーの目つきが嫌そうに変わっていくことに俺は恐怖を覚え、徐々に口調が弱々しくなっていくのを自覚していた。
「……できるけど……嫌」
そして表情通りの返事が返ってきて、俺の作戦はいきなり失敗に終わったのだった。この感じだとシャーリーは俺の話を聞いてくれそうにないし、必然的に天道とも会話ができない。両者ともに会話が成立しなければ俺の介入する余地すら無い。いきなり万策尽きた。……だがまだだ、まだ終わらんよ。
(頼むよシャーリー、一生のお願いだ。後で俺のこと好きにしていいから)
俺の予想通り好きにしていいからという言葉に彼女の眉がピクリと反応する。これは、いけるか!?
「…………嫌」
長めの思案はあったものの、俺の意思を無視して好きにする権利よりも、彼女は目の前のライバルを排除することを優先したようである。シャーリーの意思はダイヤモンドのように固いらしい。お姫様に対する偏見がだいぶ混じっているとは思うが、彼女独占欲強そうだもんなあ。
それにしても先程から定期的に霞がかるような感覚に襲われるのだが……気のせいだろうか。
「お嬢ちゃん達、こんなところでな~にしてるのかな?」
「……痛っ!」
ボンヤリとした意識の中声が聞こえたと思った次の瞬間、視界が急激に高くなったことへの違和感と、シャーリーの小さな悲鳴に俺は即座に後方へと視線を動かした。
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