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第一章 剣になった少年
第12話 ギルドの保安部隊
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「やりやがった! なにもんだあの幼女」
「全くだぜ、あのバズーを倒しちまうなんてよ!!」
どうやら皆シャーロットがバズーを倒したことに、興奮しているようである。ハイタッチをしたり、抱き合ったりと、反応は様々ではあるが、皆笑顔を浮かべ喜びを表現していた。知らず知らずのうちに、俺達はこの町にとって喜ばしいことを成し遂げていたらしい。
さて、シャーロットが油断……していることは無いと思うが、とりあえずこの状況で不意打ちをかける勇気のあるやつはいないようだ。無事戦いが終わったことにほっと胸をなでおろす。
「先程通報を受けたベルシュローブギルド保安部隊のものだが」
勢い良く入り口のスイングドアを押し開け、店内へと飛び込んでくる数名の屈強な男たち。どうやらこの騒ぎの中こっそりと保安隊に通報した人間がいたらしい。雰囲気から察するにそれなりに腕の立つ戦士達のようだが……ぶっちゃけ遅い。
とは言え、騒ぎが起きてから片付くまでにかかった時間は五分そこそこ。どのタイミングで通報したのかは定かではないが、状況判断や装備を整える等の諸々の準備を考えれば、かなり早く来たほうなのだろう。息は乱していないが額には皆汗が滲んでいる。それは急いで駆けつけてきたということの証拠だろう。
「せ、先輩アレみてください」
彼らの中でも割と細身の男が、倒れているバズーを指差した。
「まさか、あいつを倒した奴がいるのか!?」
この街の守りの要だと思われる保安隊までもが感嘆するということは、バズーという悪魔はこの辺りではかなりの脅威の対象として手を焼いていたようだ。まあ実際に手は焼いた……と思っているのは俺だけだと思うが。
「君があの悪魔を倒したのかい? それも一人で」
そうシャーロットに尋ねてきたのは、細身の男に先輩と呼ばれた30代ぐらいの雰囲気の、いかつい顔をした男性。一人だけ違うマークの椀書をつけているところを見るに、どうやらこのチームのリーダーのようだ。
「……んっ」
「ああ、すまない。自己紹介が先だったな」
どうやらシャーロットが小さく頷いただけだったので、それを怒っていると勘違いしたらしい。
「私はベルシュローブギルド保安部隊、対魔族隊隊長ソイル・マクラーレンだよろしく頼む」
その見た目に似合わない柔和な笑顔を浮かべながら右手を差し出してくるソイル。それに答えるようにシャーロットも右手を差し出し、二人は軽く握手を交わした。ソイルの笑顔がどう見ても、父親が娘に向ける類のそれなのは触れないでおこう。
「それで何があったのか……あー、事情聴取ってわけじゃないんだが、軽く話を聞かせてもらえないかな?」
あまりに無表情なシャーロットに、どう接していいのか戸惑っているのだろう。もう完全に思春期の娘にアタフタするお父さん状態である。
しかし参った。シャーロットだけでは話が円滑に進む気がしない。俺が話せればいいのだが。さて、どうしたものか。
「それについては俺が説明しよう」
声のしたほうへ皆が一斉に振り向くと、そこには先程別れたばかりのバルカイトが腕を組んで立っていた。
「バルカイト来ていたのか」
「この街でちょっとばかし依頼があってな」
この二人、どうやら知り合いのようだ。
「それで、この娘とは知り合いなのか?」
「ああ、先程一緒に食事をしてな。この後、海の見えるホテルで一夜を過ごさないかい? と誘った程の仲さ」
カウボーイハットを人差し指で押し上げかっこいいポーズをとるバルカイト、しかしその会話の内容はデタラメで、かっこよさのかけらもない。よくもまあスラスラと嘘八百を並べられるものである。それよりも、森と山に囲まれたこの地域の近くに海なんてあるのだろうか……。
「……違う」
シャーロットは当然のようにそれをはっきりと否定する。なんとなくざまーみろである。
「要するに、いつも通りにナンパしてたってわけか」
「手厳しいねえお二人さん。そんなにツンケンしなくてもいいだろ」
「俺は呆れてるんだ。こんなに小さい子にまで手を出して、少しは自重って言葉を覚えろよ」
ソイルは左手で顔を覆い、首を左右に振りつつため息をついていた。
「先輩! バズーも連れの四人もまだ息があるみたいっすよ」
「あれだけやってしかも殺さず……か。やるねぇお嬢さん」
まるで自慢の娘を褒めるかのように、シャーロットの頭の上に手のひらを乗せようとするソイルだったが、シャーロットにさらりとかわされ、行き場のない右手を見事に持て余していた。その表情は少しだけ悲しそうだった。
「で、そのことについて聞かせてくれるんだよなバルカイト」
ソイルは恥ずかしさを紛らわすように、一度咳払いをしてからバルカイトへと話を振る。
「おっとそうだった。経緯は――」
ソイルに勝ち誇ったような表情を向けてから、事細かに何が起こったのかを説明していくバルカイト。話を聞く限り本当に最初から目撃していたらしい。帰ったんじゃなかったのかよ。
「なるほど、奴らのいつもの暇つぶしに巻き込まれたってわけだ。しかし本当に彼女何者なんだ?」
「何者って言われてもな、俺もそこまでは知らないぜ。強いて言うなら、見目麗しい小さななナイト様。ってところかな」
シャーロットはバルカイトのことを、再び訝しげな眼差しで睨みつける。正直なところ、未だに俺もこいつのことは胡散臭いと思っているのだ。
「そう睨みつけないでくれよお嬢さん。最初から見てたのに手を貸さなかったのは悪かったと思ってる。だけど、余計な手出しをする必要は無かったんだろ?」
「……違う」
「違うって言うと……なぜ手を貸さなかったではなく、なぜ最初から見ていたんだ? の方ってことかい?」
こくりと頷くシャーロット。彼女も俺と同じ疑問を持っていたようだ。確かにバルカイトがこの店を出てから事件が起きるまで、さほど時間はかかっていないわけだが、騒ぎが起きてから気になって戻って来たにしては、情報量が正確すぎる。俺たち、もといシャーロットのことを監視していたのではないか、そう勘ぐってしまわれても仕方のないことだろう。
「あーそれはだな――」
さあどんな言い訳が返ってくる。返答次第によっては事を構えることになるかもしれない。
「外のベンチで飲みなおしてたんだよ」
そんな風に身構える中、最高に胡散臭い返事が帰ってきた。当然シャーロットも疑いの目を崩さないでいる。
「決してお嬢さんと飲んでいたのがつまらなかったとか不満だったとか、そういうわけではないんだが、どうにもこの店はうるさくてね、酒がまずいまずい。というわけで、外の噴水のベンチで優雅に飲みなおしをしてたってわけだ。そしたら店の中で騒ぎが起き始めてね。酒のつまみがてらに鑑賞させてもらったってわけさ。それに、本当にヤバそうだったら手を貸すつもりだったんだぜ。役に立ったかはどうかとしてな」
「胡散臭いとは思うがこいつは普段この店じゃ飲まないんだ。その……まあ、女性を口説く時以外はな」
苦笑いまじりに答えるソイルを見る限り、どうやら本当に日常茶飯事のことらしい。とりあえずバルカイトが、ただの相当なチャラ男だということは理解した。
「まあその、軽薄な部分はあるが根はいいやつなんだ。本人は否定してるが剣の腕も立つ。あまりいい印象は無いかもしれないが、信じてもらえないか?」
シャーロットは少しの間思料した後、「……わかった」と返答した。俺もソイルの言葉なら信用してもいいと思う。部下の言動を見る限り、信頼もされているようだしな。
親友? の疑惑が晴れたからか、ソイルの口から安堵のため息がこぼれる。
「いつも悪いなソイル」
「何度も言うが、悪いと思っているなら少しは自重してくれ」
軽口をたたきあう二人。そこに再び部隊の後輩が駆け寄ってくる。
「先輩。四人の拘束完了しました。それとバズーが意識を取り戻したっす」
その報告を聞いた俺達が店の奥の方を振り向くと、そこには二人の屈強な男に連れられ、体中をロープのようなもので縛り上げられたバズーの姿があった。
「全くだぜ、あのバズーを倒しちまうなんてよ!!」
どうやら皆シャーロットがバズーを倒したことに、興奮しているようである。ハイタッチをしたり、抱き合ったりと、反応は様々ではあるが、皆笑顔を浮かべ喜びを表現していた。知らず知らずのうちに、俺達はこの町にとって喜ばしいことを成し遂げていたらしい。
さて、シャーロットが油断……していることは無いと思うが、とりあえずこの状況で不意打ちをかける勇気のあるやつはいないようだ。無事戦いが終わったことにほっと胸をなでおろす。
「先程通報を受けたベルシュローブギルド保安部隊のものだが」
勢い良く入り口のスイングドアを押し開け、店内へと飛び込んでくる数名の屈強な男たち。どうやらこの騒ぎの中こっそりと保安隊に通報した人間がいたらしい。雰囲気から察するにそれなりに腕の立つ戦士達のようだが……ぶっちゃけ遅い。
とは言え、騒ぎが起きてから片付くまでにかかった時間は五分そこそこ。どのタイミングで通報したのかは定かではないが、状況判断や装備を整える等の諸々の準備を考えれば、かなり早く来たほうなのだろう。息は乱していないが額には皆汗が滲んでいる。それは急いで駆けつけてきたということの証拠だろう。
「せ、先輩アレみてください」
彼らの中でも割と細身の男が、倒れているバズーを指差した。
「まさか、あいつを倒した奴がいるのか!?」
この街の守りの要だと思われる保安隊までもが感嘆するということは、バズーという悪魔はこの辺りではかなりの脅威の対象として手を焼いていたようだ。まあ実際に手は焼いた……と思っているのは俺だけだと思うが。
「君があの悪魔を倒したのかい? それも一人で」
そうシャーロットに尋ねてきたのは、細身の男に先輩と呼ばれた30代ぐらいの雰囲気の、いかつい顔をした男性。一人だけ違うマークの椀書をつけているところを見るに、どうやらこのチームのリーダーのようだ。
「……んっ」
「ああ、すまない。自己紹介が先だったな」
どうやらシャーロットが小さく頷いただけだったので、それを怒っていると勘違いしたらしい。
「私はベルシュローブギルド保安部隊、対魔族隊隊長ソイル・マクラーレンだよろしく頼む」
その見た目に似合わない柔和な笑顔を浮かべながら右手を差し出してくるソイル。それに答えるようにシャーロットも右手を差し出し、二人は軽く握手を交わした。ソイルの笑顔がどう見ても、父親が娘に向ける類のそれなのは触れないでおこう。
「それで何があったのか……あー、事情聴取ってわけじゃないんだが、軽く話を聞かせてもらえないかな?」
あまりに無表情なシャーロットに、どう接していいのか戸惑っているのだろう。もう完全に思春期の娘にアタフタするお父さん状態である。
しかし参った。シャーロットだけでは話が円滑に進む気がしない。俺が話せればいいのだが。さて、どうしたものか。
「それについては俺が説明しよう」
声のしたほうへ皆が一斉に振り向くと、そこには先程別れたばかりのバルカイトが腕を組んで立っていた。
「バルカイト来ていたのか」
「この街でちょっとばかし依頼があってな」
この二人、どうやら知り合いのようだ。
「それで、この娘とは知り合いなのか?」
「ああ、先程一緒に食事をしてな。この後、海の見えるホテルで一夜を過ごさないかい? と誘った程の仲さ」
カウボーイハットを人差し指で押し上げかっこいいポーズをとるバルカイト、しかしその会話の内容はデタラメで、かっこよさのかけらもない。よくもまあスラスラと嘘八百を並べられるものである。それよりも、森と山に囲まれたこの地域の近くに海なんてあるのだろうか……。
「……違う」
シャーロットは当然のようにそれをはっきりと否定する。なんとなくざまーみろである。
「要するに、いつも通りにナンパしてたってわけか」
「手厳しいねえお二人さん。そんなにツンケンしなくてもいいだろ」
「俺は呆れてるんだ。こんなに小さい子にまで手を出して、少しは自重って言葉を覚えろよ」
ソイルは左手で顔を覆い、首を左右に振りつつため息をついていた。
「先輩! バズーも連れの四人もまだ息があるみたいっすよ」
「あれだけやってしかも殺さず……か。やるねぇお嬢さん」
まるで自慢の娘を褒めるかのように、シャーロットの頭の上に手のひらを乗せようとするソイルだったが、シャーロットにさらりとかわされ、行き場のない右手を見事に持て余していた。その表情は少しだけ悲しそうだった。
「で、そのことについて聞かせてくれるんだよなバルカイト」
ソイルは恥ずかしさを紛らわすように、一度咳払いをしてからバルカイトへと話を振る。
「おっとそうだった。経緯は――」
ソイルに勝ち誇ったような表情を向けてから、事細かに何が起こったのかを説明していくバルカイト。話を聞く限り本当に最初から目撃していたらしい。帰ったんじゃなかったのかよ。
「なるほど、奴らのいつもの暇つぶしに巻き込まれたってわけだ。しかし本当に彼女何者なんだ?」
「何者って言われてもな、俺もそこまでは知らないぜ。強いて言うなら、見目麗しい小さななナイト様。ってところかな」
シャーロットはバルカイトのことを、再び訝しげな眼差しで睨みつける。正直なところ、未だに俺もこいつのことは胡散臭いと思っているのだ。
「そう睨みつけないでくれよお嬢さん。最初から見てたのに手を貸さなかったのは悪かったと思ってる。だけど、余計な手出しをする必要は無かったんだろ?」
「……違う」
「違うって言うと……なぜ手を貸さなかったではなく、なぜ最初から見ていたんだ? の方ってことかい?」
こくりと頷くシャーロット。彼女も俺と同じ疑問を持っていたようだ。確かにバルカイトがこの店を出てから事件が起きるまで、さほど時間はかかっていないわけだが、騒ぎが起きてから気になって戻って来たにしては、情報量が正確すぎる。俺たち、もといシャーロットのことを監視していたのではないか、そう勘ぐってしまわれても仕方のないことだろう。
「あーそれはだな――」
さあどんな言い訳が返ってくる。返答次第によっては事を構えることになるかもしれない。
「外のベンチで飲みなおしてたんだよ」
そんな風に身構える中、最高に胡散臭い返事が帰ってきた。当然シャーロットも疑いの目を崩さないでいる。
「決してお嬢さんと飲んでいたのがつまらなかったとか不満だったとか、そういうわけではないんだが、どうにもこの店はうるさくてね、酒がまずいまずい。というわけで、外の噴水のベンチで優雅に飲みなおしをしてたってわけだ。そしたら店の中で騒ぎが起き始めてね。酒のつまみがてらに鑑賞させてもらったってわけさ。それに、本当にヤバそうだったら手を貸すつもりだったんだぜ。役に立ったかはどうかとしてな」
「胡散臭いとは思うがこいつは普段この店じゃ飲まないんだ。その……まあ、女性を口説く時以外はな」
苦笑いまじりに答えるソイルを見る限り、どうやら本当に日常茶飯事のことらしい。とりあえずバルカイトが、ただの相当なチャラ男だということは理解した。
「まあその、軽薄な部分はあるが根はいいやつなんだ。本人は否定してるが剣の腕も立つ。あまりいい印象は無いかもしれないが、信じてもらえないか?」
シャーロットは少しの間思料した後、「……わかった」と返答した。俺もソイルの言葉なら信用してもいいと思う。部下の言動を見る限り、信頼もされているようだしな。
親友? の疑惑が晴れたからか、ソイルの口から安堵のため息がこぼれる。
「いつも悪いなソイル」
「何度も言うが、悪いと思っているなら少しは自重してくれ」
軽口をたたきあう二人。そこに再び部隊の後輩が駆け寄ってくる。
「先輩。四人の拘束完了しました。それとバズーが意識を取り戻したっす」
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