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第一章 剣になった少年
第6話 意思疎通って素晴らしい
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まさかこの体になって会話ができるなんて。俺の心は今感動に打ち震えていた。
だが問題はここからだ。喋る剣なんて気持ち悪いもの持ってなんかいけるか。そんな風に思われて捨てられてしまったらそれまでである。ここは慎重にいかなくては。
(あー、驚かないで聞いてほしいんだが。君と今会話をしているのは手に持っているその剣なんだ)
慎重とはなんだったのか。思いっきりド直球じゃないか……俺のアホ。
幼女は訝しげな瞳で剣を、俺のことを睨みつけてくる。当たり前だよな、剣が喋ってるんだぜ、そんな馬鹿な。ってなことは俺だって思う。あとは彼女が女神のように心の広い幼女であることを祈るだけだ。
「……叩き折る」
そのあまりに予想外の返答に俺は焦った。気持ち悪がられる、捨てられる。そこまでは考えていたが、まさか叩き折るという発想が出てくるなんて。頭の中は真っ白だがこのままではまずい。なんとかしなければ殺されてしまう。
(待って!待って!マジで待って!それだけはご勘弁を)
こんな言葉しか思いつかなかった。だけどこの必死な気持ち、これが彼女に通じることを祈るしか無かった。というか通じて、マジで。
「……信じる」
俺の必死の思いは、海の底よりも慈悲深い彼女の胸の内に届いたらしい。このまま叩き折られてバッドエンドという人生、いや剣生最大の危機は脱したようだ。
「……剣が喋る?」
どうやら彼女、言葉の面でもあまり感情を表に出さないらしい。ということは、ある程度彼女の会話の内容を推測しながら、返事を返さないと行けないというわけだ。なるほど、ここで数々のギャルゲーで女の子と接してきた灰色の脳細胞、その手腕が試されているというわけだな。……すまん、言ってて自分で悲しくなってきた。
それはともかく、彼女とコミュニケーションをとらなくては。おそらく、なんで剣が喋ってるのかわけがわからないよ。というのが彼女の質問の内容であろう。普通の人間なら当然たどりつく疑問というわけだ。俺だって逆の状態だったら全く同じことを思うだろうしな。
さてさてどこから話したものか……まあ全部話すか。そこまで長い話でもないし。
(ちょっと長くなるんだが)
こうして俺は一応断りをいれてから、自分が何者で、どうしてこうなったのかという経緯を彼女へと説明した。死んだら異世界転生して剣になってました。なんて自分で話していても突拍子もない内容だといわざる負えないところが悲しい。
しかし彼女はこんなバカげた話を笑わずに真剣に聞いてくれている。まあその、表情の変化は殆ど見えないのだが、真剣だと言うのは伝わってくるのだ。たぶん、たぶんな。
「んっ……理解」
とは言え、ここまで疑いもなくあまりにあっさりと受け入れられてしまうと、逆に俺のほうが疑いをもつレベルなのだが。
(えーと、その。信じてくれるのか?)
「……会話してる」
確かにそうだな。彼女と俺はしっかりと意思疎通をしている。
(ほ、ほら、魔法で遠くから念話してるだけっていう可能性も)
「……じゃあ折る」
(そ、それだけはマジでやめてください!!)
「……証拠」
ま、まあ確かに、念話をしているだけだというなら、折るという一言でこんなに切羽詰まった喋り方にはならないんだろうが、それにしてもなんというか、とても力技な証拠の突きつけ方だな、と思ってしまった。
しかしなんだ、今まで仮面のように表情一つ変えなかった彼女が、ほんの少しだけ笑ったような気がしたが……
気のせいだったのだろうか。
「……持ち主は?」
そしていつか聞かれるであろうとは思っていたが、一番答えにくい……一番答えたくない質問があっさりととんできた。不安はあるが、変にはぐらかしてもしかたがないし、ここははっきりと答えるべきか。
(とても言いづらいことなのだが、今しがた捨てられたばかりでな……)
情けないことではあるが事実である。
「……いまいち?」
察するにその疑問形は、俺が使いものにならない剣なのかという問いかけなのだろう。というか、いまいち。という言葉がオレの心にぐさりと刺さる。
(正直なところ今の俺には大した力はないよ。聖剣って呼べるほどの大それた切れ味は出せないし)
正直に言う事しか、今の俺にはできなかった。そもそも見栄を張るメリットなど今の俺には存在しないのだ。プライドなんて投げ捨てるのだ。
「……魔力……わからない?」
これは魔力の扱い、もしくは魔力というものがどんなものなのか理解できていないのか、という質問なのだろう。まさしくそのとおりである。
それにしても、まるで心を読んでいるかのように的確に問題点をついてくる彼女の鋭さに、俺は驚きを隠せないでいた。
(あ、ああ。剣になってまだ日も浅いし。魔力なんて無い世界で暮らしてたからな)
実際俺自信も甘く見ていた部分は多々ある。魔力なんてものは気合を込めれば発動し、根性論的な力の込め方で威力が増加していく、そのようなものだと思っていた。だが、扱ってみてそんなに生易しいものではないことを思い知らされた。力を入れすぎれば離散し、弱すぎても形にならない。まるで壊れ物を丁寧に扱うような、そんな絶妙で繊細な力加減が必要だったのだ。
もしも俺が剣にならず、勇者としてこの地にやってきていたのなら、本当の意味で順風満帆にやっていけたのかと考えると、今の俺にはそんな自信は到底無かった。
「……なんとかする」
それは俺への肯定の言葉として受け取っていいのだろうか。なんとかする。その言葉は短いながらも、今の俺にとってはとても頼もしい言葉だった。むしろ家族以外の人間に支えられるなんて状況は、生まれてこの方これが初めてなのではないだろうか。
感動のあまり自然と笑みが溢れてくる。
「……笑うんだ」
再び俺は驚かされた。どうやら意識した言葉だけでなく感情のたぐいも伝わるらしい。意思をもつ存在として扱われることがこれほどまでに嬉しい事だったなんて……涙が出てきそうだ。
(これでも元人間ですから)
そんなことを自信満々に言ってしまうほどに今の俺は満ち足りているのだ。
もしかしたら彼女は俺にとっての女神様であり、意思疎通のできる唯一無二のパートナーなのかもしれない。このまま未来永劫……という飛躍した考えはやめておこう。この先どうなるかもわからないし、こんな邪な感情をだだ漏れにしていたら捨てられてしまうおそれが――
「……捨てる?」
予想通り思考がダダ漏れになっていたらしい。なんて冷静になってる場合じゃない。な、何か言い訳を考えないと。
(ジョークジョーク、イッツジョーク)
自分の語彙力の無さに泣けてくる切り返しだった。
「……冗談」
冗談か、よかった。彼女の冗談はどれも心臓に悪いものばかりである。というかこの体に心臓とかあるのだろうか?……折られたらご臨終なんだろうけど。
しかし、先程の折るといい、捨てるといい、もしかしたら彼女はとてもおちゃめなのかもしれない。
「……名前」
名前? そう言われてみて自己紹介をまだ済ませてないことに気がついた。
(俺の名前はアカシトオル。剣名は……一応エクスカリバーってことになってる)
今の自分の体たらくさを鑑みるに、名剣であるエクスカリバーの名を名乗っていいのかとても不安ではあるのだが。
「……ア、アカ」
何故かどもる幼女。どうやら俺の名字は呼びにくいらしい。もしかしたらこっちの世界には、日本人のような名前の人間は少ないのかもしれないな。それならまだ名前のほうが呼びやすいだろうか?
(トオルでいいよ。呼びにくかったらトールでもいい)
「……トオル……うん」
トオルはしっくりと来たようだ。何よりである。もしアカシもトオルも呼べなかったら、俺にペットのような新しい名前がつけられていたかもしれないしな……。一安心である。
「……シャーロット」
(シャー……ロット?えっと、それが君の名前?)
俺の問いにこくりと頷く。肯定ということでいいらしい。
(それじゃあその、これからよろしくなシャーロット)
再び頷いた彼女の表情には、ほんの小さな笑みが浮かんでいた。今度はわかったぞと、俺は心の中で密かにガッツポーズをとっていた。
「……いこう」
意気揚々と歩き始めたシャーロットは俺を逆手に持ち帰ると、刀身の先端をガリガリと引きずり始めた。
(ちょ、いた、痛いから!!)
今まで気づかなかったのだが、魔力を込めてない時の衝撃は、人間だったときと同じように痛みを感じるらしい。それも当然といえば当然か。今この瞬間、微量ながらでも俺の刀身、すなわち体は削られているのだから。
「……男の子……我慢」
(がまんって、えっ、えぇぇ~!?)
納得のいかないシャーロットの言い分に結局反論することもできず、戦闘を除いた数時間もの間を痛みを伴う行軍と名付けられ、引きづられていくのだった……
だが問題はここからだ。喋る剣なんて気持ち悪いもの持ってなんかいけるか。そんな風に思われて捨てられてしまったらそれまでである。ここは慎重にいかなくては。
(あー、驚かないで聞いてほしいんだが。君と今会話をしているのは手に持っているその剣なんだ)
慎重とはなんだったのか。思いっきりド直球じゃないか……俺のアホ。
幼女は訝しげな瞳で剣を、俺のことを睨みつけてくる。当たり前だよな、剣が喋ってるんだぜ、そんな馬鹿な。ってなことは俺だって思う。あとは彼女が女神のように心の広い幼女であることを祈るだけだ。
「……叩き折る」
そのあまりに予想外の返答に俺は焦った。気持ち悪がられる、捨てられる。そこまでは考えていたが、まさか叩き折るという発想が出てくるなんて。頭の中は真っ白だがこのままではまずい。なんとかしなければ殺されてしまう。
(待って!待って!マジで待って!それだけはご勘弁を)
こんな言葉しか思いつかなかった。だけどこの必死な気持ち、これが彼女に通じることを祈るしか無かった。というか通じて、マジで。
「……信じる」
俺の必死の思いは、海の底よりも慈悲深い彼女の胸の内に届いたらしい。このまま叩き折られてバッドエンドという人生、いや剣生最大の危機は脱したようだ。
「……剣が喋る?」
どうやら彼女、言葉の面でもあまり感情を表に出さないらしい。ということは、ある程度彼女の会話の内容を推測しながら、返事を返さないと行けないというわけだ。なるほど、ここで数々のギャルゲーで女の子と接してきた灰色の脳細胞、その手腕が試されているというわけだな。……すまん、言ってて自分で悲しくなってきた。
それはともかく、彼女とコミュニケーションをとらなくては。おそらく、なんで剣が喋ってるのかわけがわからないよ。というのが彼女の質問の内容であろう。普通の人間なら当然たどりつく疑問というわけだ。俺だって逆の状態だったら全く同じことを思うだろうしな。
さてさてどこから話したものか……まあ全部話すか。そこまで長い話でもないし。
(ちょっと長くなるんだが)
こうして俺は一応断りをいれてから、自分が何者で、どうしてこうなったのかという経緯を彼女へと説明した。死んだら異世界転生して剣になってました。なんて自分で話していても突拍子もない内容だといわざる負えないところが悲しい。
しかし彼女はこんなバカげた話を笑わずに真剣に聞いてくれている。まあその、表情の変化は殆ど見えないのだが、真剣だと言うのは伝わってくるのだ。たぶん、たぶんな。
「んっ……理解」
とは言え、ここまで疑いもなくあまりにあっさりと受け入れられてしまうと、逆に俺のほうが疑いをもつレベルなのだが。
(えーと、その。信じてくれるのか?)
「……会話してる」
確かにそうだな。彼女と俺はしっかりと意思疎通をしている。
(ほ、ほら、魔法で遠くから念話してるだけっていう可能性も)
「……じゃあ折る」
(そ、それだけはマジでやめてください!!)
「……証拠」
ま、まあ確かに、念話をしているだけだというなら、折るという一言でこんなに切羽詰まった喋り方にはならないんだろうが、それにしてもなんというか、とても力技な証拠の突きつけ方だな、と思ってしまった。
しかしなんだ、今まで仮面のように表情一つ変えなかった彼女が、ほんの少しだけ笑ったような気がしたが……
気のせいだったのだろうか。
「……持ち主は?」
そしていつか聞かれるであろうとは思っていたが、一番答えにくい……一番答えたくない質問があっさりととんできた。不安はあるが、変にはぐらかしてもしかたがないし、ここははっきりと答えるべきか。
(とても言いづらいことなのだが、今しがた捨てられたばかりでな……)
情けないことではあるが事実である。
「……いまいち?」
察するにその疑問形は、俺が使いものにならない剣なのかという問いかけなのだろう。というか、いまいち。という言葉がオレの心にぐさりと刺さる。
(正直なところ今の俺には大した力はないよ。聖剣って呼べるほどの大それた切れ味は出せないし)
正直に言う事しか、今の俺にはできなかった。そもそも見栄を張るメリットなど今の俺には存在しないのだ。プライドなんて投げ捨てるのだ。
「……魔力……わからない?」
これは魔力の扱い、もしくは魔力というものがどんなものなのか理解できていないのか、という質問なのだろう。まさしくそのとおりである。
それにしても、まるで心を読んでいるかのように的確に問題点をついてくる彼女の鋭さに、俺は驚きを隠せないでいた。
(あ、ああ。剣になってまだ日も浅いし。魔力なんて無い世界で暮らしてたからな)
実際俺自信も甘く見ていた部分は多々ある。魔力なんてものは気合を込めれば発動し、根性論的な力の込め方で威力が増加していく、そのようなものだと思っていた。だが、扱ってみてそんなに生易しいものではないことを思い知らされた。力を入れすぎれば離散し、弱すぎても形にならない。まるで壊れ物を丁寧に扱うような、そんな絶妙で繊細な力加減が必要だったのだ。
もしも俺が剣にならず、勇者としてこの地にやってきていたのなら、本当の意味で順風満帆にやっていけたのかと考えると、今の俺にはそんな自信は到底無かった。
「……なんとかする」
それは俺への肯定の言葉として受け取っていいのだろうか。なんとかする。その言葉は短いながらも、今の俺にとってはとても頼もしい言葉だった。むしろ家族以外の人間に支えられるなんて状況は、生まれてこの方これが初めてなのではないだろうか。
感動のあまり自然と笑みが溢れてくる。
「……笑うんだ」
再び俺は驚かされた。どうやら意識した言葉だけでなく感情のたぐいも伝わるらしい。意思をもつ存在として扱われることがこれほどまでに嬉しい事だったなんて……涙が出てきそうだ。
(これでも元人間ですから)
そんなことを自信満々に言ってしまうほどに今の俺は満ち足りているのだ。
もしかしたら彼女は俺にとっての女神様であり、意思疎通のできる唯一無二のパートナーなのかもしれない。このまま未来永劫……という飛躍した考えはやめておこう。この先どうなるかもわからないし、こんな邪な感情をだだ漏れにしていたら捨てられてしまうおそれが――
「……捨てる?」
予想通り思考がダダ漏れになっていたらしい。なんて冷静になってる場合じゃない。な、何か言い訳を考えないと。
(ジョークジョーク、イッツジョーク)
自分の語彙力の無さに泣けてくる切り返しだった。
「……冗談」
冗談か、よかった。彼女の冗談はどれも心臓に悪いものばかりである。というかこの体に心臓とかあるのだろうか?……折られたらご臨終なんだろうけど。
しかし、先程の折るといい、捨てるといい、もしかしたら彼女はとてもおちゃめなのかもしれない。
「……名前」
名前? そう言われてみて自己紹介をまだ済ませてないことに気がついた。
(俺の名前はアカシトオル。剣名は……一応エクスカリバーってことになってる)
今の自分の体たらくさを鑑みるに、名剣であるエクスカリバーの名を名乗っていいのかとても不安ではあるのだが。
「……ア、アカ」
何故かどもる幼女。どうやら俺の名字は呼びにくいらしい。もしかしたらこっちの世界には、日本人のような名前の人間は少ないのかもしれないな。それならまだ名前のほうが呼びやすいだろうか?
(トオルでいいよ。呼びにくかったらトールでもいい)
「……トオル……うん」
トオルはしっくりと来たようだ。何よりである。もしアカシもトオルも呼べなかったら、俺にペットのような新しい名前がつけられていたかもしれないしな……。一安心である。
「……シャーロット」
(シャー……ロット?えっと、それが君の名前?)
俺の問いにこくりと頷く。肯定ということでいいらしい。
(それじゃあその、これからよろしくなシャーロット)
再び頷いた彼女の表情には、ほんの小さな笑みが浮かんでいた。今度はわかったぞと、俺は心の中で密かにガッツポーズをとっていた。
「……いこう」
意気揚々と歩き始めたシャーロットは俺を逆手に持ち帰ると、刀身の先端をガリガリと引きずり始めた。
(ちょ、いた、痛いから!!)
今まで気づかなかったのだが、魔力を込めてない時の衝撃は、人間だったときと同じように痛みを感じるらしい。それも当然といえば当然か。今この瞬間、微量ながらでも俺の刀身、すなわち体は削られているのだから。
「……男の子……我慢」
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