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第十一章 証と絆
第524話 キスと翼と
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(おいおい、泣くほどのことじゃないだろ?)
「だってぇ……なくよぉ、ないちゃうよぉ」
(ったく、すぐ泣く所だけは本当に変わらないよな)
「うぅっ、へんなとこだけおぼえてるんだから、ばかぁ」
(そりゃ可愛かったからな。一番印象に残ってる)
いつも笑顔なのに、何か不満があるとすぐに泣き出してしまう。
まるで表と裏しか無いような彼女だからこそ、あーちゃんの泣き顔は鮮明に記憶に残っている。
三日にいっぺんぐらいは困らされたけど、あーちゃんは本当に可愛かった。
「泣いてる、女の子で興奮するとか、やっぱり変態」
(いやいや、興奮とかしてないから。それに、あの歳から重度の中二病こじらせてるお前の方が俺からしたらドン引きだってーの)
「あれはお姫様願望! あれぐらいの女の子なら、皆持ってて当たり前なの」
女の子が可愛いものが好きだったり、お姫様に憧れを持つのは、男の子がカッコいいものが好きだったり、ロボットに憧れるのに似ているけれど、いくらなんでも流石にミドガルズオルムとか言い出さないだろ普通。
どんだけ神話好きなんだよ。
「それに、毒されたのは徹くんでしょ。いつからか私が何も言わなくても、あーちゃんは俺が守る! とか言い出すようになったし。まぁ、その……嬉しかったんだけど」
(あー、それはまぁ、成行きでな……)
アニメは結構見てたほうだし、こう言うと喜んでくれるかな? なんて思いながら言ってみたんだけど、思った以上に喜んでくれて本気であーちゃんを守りたいって思ったんだよな。
(今思うと、俺を形作ってる九割は、だいたいお前のせいなのかもしれないな)
「む~、私のせいにしないでよ。だいたい、今のオルちゃんは、私の想像以上にエッチなんだから」
今の台詞、サキュバスさんには絶対に言われたくない言葉なのだが、私色に染められたって事かな? なんて言い出さない辺り彼女にもそれだけ余裕が無いのだろう。
俺としては、場の空気も壊れないしその方が良いのだが。
(にしても、懐かしいな)
「そうだね、懐かしい」
皆が知らない二人だけの思い出。シャーリーを含めた全員に嫉妬を含んだ眼差しを向けられているけれど、今だけは、この不思議な感覚に浸らせて欲しい。初恋の相手が俺の大好きな声優さんで、異世界まで追いかけてきてくれたなんて夢にも思わなかったのだから。
けれども、本当に不思議だ。こんなくだらない記憶だけれど、それでも二人にとっては大切な思い出だったはずなのに、なんで俺は忘れて……忘れ――
(がぁ!?)
「トオル!」
「お兄ちゃん!」
「徹くん!」
あーちゃんとの記憶を探る行為、それは何かしらの禁忌に抵触しているのだろう。
けれども、今日はどこか今までと違っていて、痛みと引き換えに忘れていた情景が走馬灯のように蘇ってくる。
それはきっと、あーちゃんという存在を思い出せた副作用なのだろう。不安そうに俺の名前を呼ぶ少女たちの腕の中で、血に塗れた光景がフラッシュバックを始めた。
本名だけでなく、住所すら不定の少女と出会ってからほぼ一年。二度目の夏が訪れた頃に、その悲劇は起こった。
いつものように神社で遊んでいた俺達。その日は、夏に入ったばかりだというのに特に暑く、鬼ごっこをしたりお姫様ごっこをしたりと炎天下の中疲労がたまっていたのだろう。階段の近くでステップを踏んでいたあーちゃんが突然足を滑らせて……階段から落ちた。
今思えば、彼女は軽い熱中症だったのだと思う。体が熱に慣れきっていなかったのだろう。そんな彼女を助けようと俺は手を伸ばして……彼女を捕まえた。そして、落ちたんだ。
あーちゃんをしっかりと抱え込みながら、百段近い階段を俺は転がり落ちたのである。大好きな女の子を守りたいと、自分の体のことなんか考えずに……
そして俺は、長い昏睡状態に陥った。
(ああ、それで覚えてなかったのか)
その後俺は一ヶ月近く目を覚まさなくて、意識が戻った時も奇跡的ですよって言われたんだっけ。
まだ生きてた母親に、こっぴどく怒られたのを良く覚えてる。
(そう言えば、あれからお前と会ってないんだよな。いったい、何があったんだ?)
「え~っと、お、覚えてないならいいよ。私の家の事情だから」
断片的な俺の言葉、それだけで朝美は何を言っているのかを理解したのだろう。ただ、彼女が紡いだ今の言葉は、間違いなく嘘だと言い切れる。
いちばん大切なことを彼女は俺に隠そうとしているのだと、悲しみに暮れた朝美の瞳が物語っていた。
とは言え、全てが嘘というわけでも無いのだろう。彼女の血筋が本当にシャーリーと同一ならば、何かしらの特殊な資質を持っていたと考えられる。であれば、一般的な家系とは違う何かが、彼女の人生に干渉していてもおかしくない。
その時、頭が再び強く痛み出すと、とある光景が俺の脳内へと浮かび上がってくる。
夕日差し込む病室で、ベッドに眠る重体の少年から酸素マスクを外す少女。まるでそれは死神のような所業であったが、突然彼女が少年の唇を唇で塞ぐと背中に羽が生えてきて……羽が生えて……
(羽……キス……)
浮かび上がった光景の中で、特に印象深く映ったものを俺は一つずつ呟いていく。その中で、この二つの言葉を聞いた瞬間、朝美の体が勢いよく震えたのを俺は見逃さなかった。
(お前……あの時、何したんだ?)
「……力を……与えたの。私の異能。今で言うならセイクリッドの力の半分を徹くんに……だって、消えちゃいそうだったから。徹くんの炎消えちゃいそうだったから。あの時の私にはそれしか出来なかったから」
涙ながらに語る彼女の言葉は、俺の常識を異界の地へと連れ込んでいく。
この世界には魔法があって、魔物がいて、それが当たり前だからこそシャーリー達のことも素直に受け入れられた。けれど、俺たちの生きて来た世界に魔法は存在せず、異能と呼ばれる物は小さな干渉波でしかない。
それがもし、ヒーローみたいな力を使える人間が向こうの世界に五万といたら、あっちの世界はもっと混迷を極めていた事だろう。
等と、様々な言い訳をしては見たものの、目の前の現実と記憶、生存は絶望的と言われていた俺の体が健康な状態で生きていられたことが何よりの証拠なのだ。
「だからきっと、全部、全部私のせい! 徹くんが今こんななのも、苦しんでるのも、すべて私が、私が悪いの! 中途半端に生かして、中途半端に助けちゃったせいで、こんな、こんなぁ」
(ん~、なるほどね~。それで、トオル君の体の中は、あんなおかしな状況になってたってわけか)
(ヴァネッサさん、それって)
(貴方の体のこと、生きてるのが不思議なくらいだって初めて会った時に言ったわよね)
(はい。覚えてます)
(それを支えているのが、神聖使者の力。すなわち、アサミちゃんの能力ってわけなのよ。そして彼女の力こそが、貴方の転生を世界が拒んだ要員でもあったわけ)
俺なりに、今までの出来事を受け止めようとする中、全ては自分が悪いのだと取り乱し始める朝美。そんな彼女の隣で、淡々と語りだすヴァネッサさんの言葉に俺は絶句する。
世界が俺の転生を拒み、その要因が朝美にある。まさか、俺の体が剣に変えられてしまったのは、そういう事なのか?
「だってぇ……なくよぉ、ないちゃうよぉ」
(ったく、すぐ泣く所だけは本当に変わらないよな)
「うぅっ、へんなとこだけおぼえてるんだから、ばかぁ」
(そりゃ可愛かったからな。一番印象に残ってる)
いつも笑顔なのに、何か不満があるとすぐに泣き出してしまう。
まるで表と裏しか無いような彼女だからこそ、あーちゃんの泣き顔は鮮明に記憶に残っている。
三日にいっぺんぐらいは困らされたけど、あーちゃんは本当に可愛かった。
「泣いてる、女の子で興奮するとか、やっぱり変態」
(いやいや、興奮とかしてないから。それに、あの歳から重度の中二病こじらせてるお前の方が俺からしたらドン引きだってーの)
「あれはお姫様願望! あれぐらいの女の子なら、皆持ってて当たり前なの」
女の子が可愛いものが好きだったり、お姫様に憧れを持つのは、男の子がカッコいいものが好きだったり、ロボットに憧れるのに似ているけれど、いくらなんでも流石にミドガルズオルムとか言い出さないだろ普通。
どんだけ神話好きなんだよ。
「それに、毒されたのは徹くんでしょ。いつからか私が何も言わなくても、あーちゃんは俺が守る! とか言い出すようになったし。まぁ、その……嬉しかったんだけど」
(あー、それはまぁ、成行きでな……)
アニメは結構見てたほうだし、こう言うと喜んでくれるかな? なんて思いながら言ってみたんだけど、思った以上に喜んでくれて本気であーちゃんを守りたいって思ったんだよな。
(今思うと、俺を形作ってる九割は、だいたいお前のせいなのかもしれないな)
「む~、私のせいにしないでよ。だいたい、今のオルちゃんは、私の想像以上にエッチなんだから」
今の台詞、サキュバスさんには絶対に言われたくない言葉なのだが、私色に染められたって事かな? なんて言い出さない辺り彼女にもそれだけ余裕が無いのだろう。
俺としては、場の空気も壊れないしその方が良いのだが。
(にしても、懐かしいな)
「そうだね、懐かしい」
皆が知らない二人だけの思い出。シャーリーを含めた全員に嫉妬を含んだ眼差しを向けられているけれど、今だけは、この不思議な感覚に浸らせて欲しい。初恋の相手が俺の大好きな声優さんで、異世界まで追いかけてきてくれたなんて夢にも思わなかったのだから。
けれども、本当に不思議だ。こんなくだらない記憶だけれど、それでも二人にとっては大切な思い出だったはずなのに、なんで俺は忘れて……忘れ――
(がぁ!?)
「トオル!」
「お兄ちゃん!」
「徹くん!」
あーちゃんとの記憶を探る行為、それは何かしらの禁忌に抵触しているのだろう。
けれども、今日はどこか今までと違っていて、痛みと引き換えに忘れていた情景が走馬灯のように蘇ってくる。
それはきっと、あーちゃんという存在を思い出せた副作用なのだろう。不安そうに俺の名前を呼ぶ少女たちの腕の中で、血に塗れた光景がフラッシュバックを始めた。
本名だけでなく、住所すら不定の少女と出会ってからほぼ一年。二度目の夏が訪れた頃に、その悲劇は起こった。
いつものように神社で遊んでいた俺達。その日は、夏に入ったばかりだというのに特に暑く、鬼ごっこをしたりお姫様ごっこをしたりと炎天下の中疲労がたまっていたのだろう。階段の近くでステップを踏んでいたあーちゃんが突然足を滑らせて……階段から落ちた。
今思えば、彼女は軽い熱中症だったのだと思う。体が熱に慣れきっていなかったのだろう。そんな彼女を助けようと俺は手を伸ばして……彼女を捕まえた。そして、落ちたんだ。
あーちゃんをしっかりと抱え込みながら、百段近い階段を俺は転がり落ちたのである。大好きな女の子を守りたいと、自分の体のことなんか考えずに……
そして俺は、長い昏睡状態に陥った。
(ああ、それで覚えてなかったのか)
その後俺は一ヶ月近く目を覚まさなくて、意識が戻った時も奇跡的ですよって言われたんだっけ。
まだ生きてた母親に、こっぴどく怒られたのを良く覚えてる。
(そう言えば、あれからお前と会ってないんだよな。いったい、何があったんだ?)
「え~っと、お、覚えてないならいいよ。私の家の事情だから」
断片的な俺の言葉、それだけで朝美は何を言っているのかを理解したのだろう。ただ、彼女が紡いだ今の言葉は、間違いなく嘘だと言い切れる。
いちばん大切なことを彼女は俺に隠そうとしているのだと、悲しみに暮れた朝美の瞳が物語っていた。
とは言え、全てが嘘というわけでも無いのだろう。彼女の血筋が本当にシャーリーと同一ならば、何かしらの特殊な資質を持っていたと考えられる。であれば、一般的な家系とは違う何かが、彼女の人生に干渉していてもおかしくない。
その時、頭が再び強く痛み出すと、とある光景が俺の脳内へと浮かび上がってくる。
夕日差し込む病室で、ベッドに眠る重体の少年から酸素マスクを外す少女。まるでそれは死神のような所業であったが、突然彼女が少年の唇を唇で塞ぐと背中に羽が生えてきて……羽が生えて……
(羽……キス……)
浮かび上がった光景の中で、特に印象深く映ったものを俺は一つずつ呟いていく。その中で、この二つの言葉を聞いた瞬間、朝美の体が勢いよく震えたのを俺は見逃さなかった。
(お前……あの時、何したんだ?)
「……力を……与えたの。私の異能。今で言うならセイクリッドの力の半分を徹くんに……だって、消えちゃいそうだったから。徹くんの炎消えちゃいそうだったから。あの時の私にはそれしか出来なかったから」
涙ながらに語る彼女の言葉は、俺の常識を異界の地へと連れ込んでいく。
この世界には魔法があって、魔物がいて、それが当たり前だからこそシャーリー達のことも素直に受け入れられた。けれど、俺たちの生きて来た世界に魔法は存在せず、異能と呼ばれる物は小さな干渉波でしかない。
それがもし、ヒーローみたいな力を使える人間が向こうの世界に五万といたら、あっちの世界はもっと混迷を極めていた事だろう。
等と、様々な言い訳をしては見たものの、目の前の現実と記憶、生存は絶望的と言われていた俺の体が健康な状態で生きていられたことが何よりの証拠なのだ。
「だからきっと、全部、全部私のせい! 徹くんが今こんななのも、苦しんでるのも、すべて私が、私が悪いの! 中途半端に生かして、中途半端に助けちゃったせいで、こんな、こんなぁ」
(ん~、なるほどね~。それで、トオル君の体の中は、あんなおかしな状況になってたってわけか)
(ヴァネッサさん、それって)
(貴方の体のこと、生きてるのが不思議なくらいだって初めて会った時に言ったわよね)
(はい。覚えてます)
(それを支えているのが、神聖使者の力。すなわち、アサミちゃんの能力ってわけなのよ。そして彼女の力こそが、貴方の転生を世界が拒んだ要員でもあったわけ)
俺なりに、今までの出来事を受け止めようとする中、全ては自分が悪いのだと取り乱し始める朝美。そんな彼女の隣で、淡々と語りだすヴァネッサさんの言葉に俺は絶句する。
世界が俺の転生を拒み、その要因が朝美にある。まさか、俺の体が剣に変えられてしまったのは、そういう事なのか?
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