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第十一章 証と絆
第505話 神剣と信仰
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「なんかよくわからねぇけど、一件落着って事で良いのか?」
そんな俺達の会話を黙って聞いていたシンであったが、流石に聞き飽きてきたのかテーブルの上に肘を立てながら呆れた表情を浮かべる。
俺の声は聞こえていないだろうし、二人からすれば完全に女子トークだろうからな。しかも、ヴァネッサさんまで加わって会話も半分飛んでるだろうし。
「そういえば、トオル様とヴァネッサ様の声は、お二人には届いていないんでしたね」
(そうそう。だから、あんまり俺達を前に出すのは――)
「え? ヴァネッサ……様?」
「はい、ヴァネッサ様ですよ」
朝美達のペースに巻き込まれてしまった二人の事を申し訳ないと思っていると、ヴァネッサさんの名前に何故かラナが反応を見せる。
「ちょ、ちょっと待って! ヴァネッサ様って、あのヴァネッサ様!? リィンバースを建国したっていう!」
「ええ、そうですが」
「そうですが。って……何でそんなに冷静なんですか!」
過剰とも思える彼女の態度に少しばかり驚いていると、周囲の人間の視線が俺達の方へと向き始める。シャーリー達が言い争っている間全く反応を見せなかったというのに、これは一体どういう事なのだろう?
まさか、この町でのヴァネッサさんの話題は、タブーだったと言うことなのだろうか……
「だって、あのヴァネッサ様ですよ! この地を魔王から開放し、リィンバースを建国した英雄! リレメンテが無事発展を続けていけるのは、あの方のおかげだって……まさか、アサミさんと皆さんは、ヴァネッサ様が送り込んでくださった勇者様!?」
「いやいや、そんな大それたものじゃないんだけども。ヴァネッサって、そんなに有名なの?」
「そりゃまぁ、始祖の霊脈に最も近い町だからな。バァちゃんとか、毎日ほぼ必ず、そっちの方に向かって頭下げてるぜ?」
シンの言葉を聞くまで完全に忘れていたが、ここはヴァネッサさんの封印されていた地に最も近い場所にある町あり、彼女は町民の信仰の対象になっているらしい。そんな場所で彼女の名前を口にしようものなら、皆の視線が集まるのも当然ってわけか。
しかし、シンの話を聞くには、じいちゃんばあちゃんに人気が高そうに感じるけど、酒場で飲んでいる客全員が黙るぐらいなのだから、全ての町人に愛されているんだろうな。
「なるほどね。まがりなりにもシャーロットの――」
「アサミ、それ以上は」
ヴァネッサさんの凄さに感心した朝美の口を、シャーリーの指が止めに入る。王女様という立場上、基本的に彼女の素性は明かさないようにしているのだが、今回も例外ではなく二人にはまだ話をしていない。
リィンバースの王女様がこんな状態でいることが広まれば国は大混乱だろうし、そんな実情を知れば二人が狙われる可能性もある。彼女はそれをわかっているから、朝美の発言を止めたのだが……
「えっと、シャーロットさんって……」
「私も、ヴァネッサ様が好きってだけよ。そんな彼女の作った国を守りたいって思ってるだけ」
「そうそう。それで私達は、こうして旅をしてるってわけ。とまぁ、偉そうに言っては見たけど、私は皆と途中ではぐれて、記憶喪失になっちゃったんだけどさ」
「そうなんだ……私じゃ、何の役にも立たないかも知れないけれど、何かあったら言ってくださいね」
「ありがとう、ラナ」
どうやら、シャーリーの意図を朝美も汲んでくれたようで、彼女の演技に乗っかるように会話を繋げてくれる。二人を騙しているようで少しばかり心苦しいけど、これがきっと彼女達のためになると黙って言葉を飲み込んだ。
「ところでさ、そのヴァネッサ様の声も姿も見えないんだが、一体どこにいるんだ? トオルっていうのと一緒で、何かに擬態でもしてるのか?」
こうして、ヴァネッサさんやシャーリーの疑惑が解けたかと思いきや、新たな問題が息をつく暇もなく現れる。なんと、俺達には見えているはずのヴァネッサさんの姿が、シンには見えていないようなのだ。
「えっと、さっきからここにいるんだけど。もしかして、見えてない?」
「あぁ、アサミの手しか見えないんだが……待てよ、ぼんやりと何かあるな。なんだ、剣……!? それって、ブレイズブ――!?」
そこで、料理の間を縫いながら朝美がテーブルの上に剣を置くと、薄っすらと輪郭が浮かび上がってきたようで彼にも認識が出来たようである。
ただ、今度は驚きとともに激しく動揺しているのだけれど、俺にはどういう事なのか全くもってわからない。
「おいおい、何でこんなもんがこんなところにあるんだよ!」
「何々? どうしたの、シン?」
「ラナ、お前もよく見てみろ!」
「良く見ろって言われても……!? そ、それって!!」
どうやら、周りの人間には聞かせたくない話らしく、慌てて立ち上がったシンは朝美の隣で耳打ちをする。それを不思議に思ったラナが彼に尋ねると、シンと同じ様にヴァネッサさんを注視し、同様に驚きの声を上げた。
「な! 俺が焦った理由がわかるだろ?」
「う、うん。これが本物なら、大事じゃすまないけど……でも、これにヴァネッサ様が宿ってるって言うなら、私、信じられるかも」
「だな。子供だましの伝承だと思ってたけど、ありゃ本当だったんだな」
「ん~? どういう事なのか、私にはさっぱりわからないんだけど?」
「……朝美、あなた軽率すぎよ」
「ほへ?」
「そうですねぇ。ヴァネッサ様の体って、この国では国宝級ですし」
リィンバースに伝わる伝説の秘宝、蒼き炎を纏う破邪の剣、ブレイズブルー。確かそんな風に言われていた気がするけど、案外有名なんだな。
そういう類の神剣って、情報漏洩防止のために一般人には知らされないイメージがあるのだけれど、ここではおとぎ話として伝わっているみたいだし、かなり広く認知されているのかも。
もしくは、この町だからという可能性もあるが。
(こういう状況も考慮して、普通の人には見えないように結界を貼っていたのだけれど、まだまだ強度不足みたいね~)
(そういう事は、先に教えておいてくださいよ……)
ヴァネッサさんと出会ってからは、身内だけの会話が多く気づかなかったが、まさかそんな事になっていたとは。
朝美にはまだ細かい状況は伝えていないし、今回ばかりは完全に彼女が怒られているのはとばっちりだな。
「でも、これを持ち出せるってことは……」
「まぁ、そういう事だろうな。名前を語った盗人には見えねぇし」
「そうよね」
しかも、国の神剣を持ち出せるということで、シャーリーの正体も二人にはバレてしまったようである。
そもそも、性は名乗っていないとはいえ、名前は全く偽装していないわけだからな。バレないほうが不思議というか、それだけ戦姫としてのイメージが先行しているのだろう。
それに、一国のお姫様が村娘のような格好なんてしないだろうし、例え子供の頃を知っていてもすぐには気づかないのかも知れない。
「シャーロットさん、ヴァネッサ様、それに朝美さん達も、私達に手伝えることがあったら是非。きっと、ギルド長も力を貸してくれるはずです」
「それに、この石を取ってきてもらったお礼が晩飯だけってのもな。冒険者としての名がすたるしよ」
「ラナもシンも、ありがとう。きっと、沢山の人達の力が私には必要になる。その時はどうか、お願いね」
ラナとシン、二人の手を握るシャーロット。こうして、新たな絆を深めた俺達は、食事を平らげ酒場を後にするのであった。
そんな俺達の会話を黙って聞いていたシンであったが、流石に聞き飽きてきたのかテーブルの上に肘を立てながら呆れた表情を浮かべる。
俺の声は聞こえていないだろうし、二人からすれば完全に女子トークだろうからな。しかも、ヴァネッサさんまで加わって会話も半分飛んでるだろうし。
「そういえば、トオル様とヴァネッサ様の声は、お二人には届いていないんでしたね」
(そうそう。だから、あんまり俺達を前に出すのは――)
「え? ヴァネッサ……様?」
「はい、ヴァネッサ様ですよ」
朝美達のペースに巻き込まれてしまった二人の事を申し訳ないと思っていると、ヴァネッサさんの名前に何故かラナが反応を見せる。
「ちょ、ちょっと待って! ヴァネッサ様って、あのヴァネッサ様!? リィンバースを建国したっていう!」
「ええ、そうですが」
「そうですが。って……何でそんなに冷静なんですか!」
過剰とも思える彼女の態度に少しばかり驚いていると、周囲の人間の視線が俺達の方へと向き始める。シャーリー達が言い争っている間全く反応を見せなかったというのに、これは一体どういう事なのだろう?
まさか、この町でのヴァネッサさんの話題は、タブーだったと言うことなのだろうか……
「だって、あのヴァネッサ様ですよ! この地を魔王から開放し、リィンバースを建国した英雄! リレメンテが無事発展を続けていけるのは、あの方のおかげだって……まさか、アサミさんと皆さんは、ヴァネッサ様が送り込んでくださった勇者様!?」
「いやいや、そんな大それたものじゃないんだけども。ヴァネッサって、そんなに有名なの?」
「そりゃまぁ、始祖の霊脈に最も近い町だからな。バァちゃんとか、毎日ほぼ必ず、そっちの方に向かって頭下げてるぜ?」
シンの言葉を聞くまで完全に忘れていたが、ここはヴァネッサさんの封印されていた地に最も近い場所にある町あり、彼女は町民の信仰の対象になっているらしい。そんな場所で彼女の名前を口にしようものなら、皆の視線が集まるのも当然ってわけか。
しかし、シンの話を聞くには、じいちゃんばあちゃんに人気が高そうに感じるけど、酒場で飲んでいる客全員が黙るぐらいなのだから、全ての町人に愛されているんだろうな。
「なるほどね。まがりなりにもシャーロットの――」
「アサミ、それ以上は」
ヴァネッサさんの凄さに感心した朝美の口を、シャーリーの指が止めに入る。王女様という立場上、基本的に彼女の素性は明かさないようにしているのだが、今回も例外ではなく二人にはまだ話をしていない。
リィンバースの王女様がこんな状態でいることが広まれば国は大混乱だろうし、そんな実情を知れば二人が狙われる可能性もある。彼女はそれをわかっているから、朝美の発言を止めたのだが……
「えっと、シャーロットさんって……」
「私も、ヴァネッサ様が好きってだけよ。そんな彼女の作った国を守りたいって思ってるだけ」
「そうそう。それで私達は、こうして旅をしてるってわけ。とまぁ、偉そうに言っては見たけど、私は皆と途中ではぐれて、記憶喪失になっちゃったんだけどさ」
「そうなんだ……私じゃ、何の役にも立たないかも知れないけれど、何かあったら言ってくださいね」
「ありがとう、ラナ」
どうやら、シャーリーの意図を朝美も汲んでくれたようで、彼女の演技に乗っかるように会話を繋げてくれる。二人を騙しているようで少しばかり心苦しいけど、これがきっと彼女達のためになると黙って言葉を飲み込んだ。
「ところでさ、そのヴァネッサ様の声も姿も見えないんだが、一体どこにいるんだ? トオルっていうのと一緒で、何かに擬態でもしてるのか?」
こうして、ヴァネッサさんやシャーリーの疑惑が解けたかと思いきや、新たな問題が息をつく暇もなく現れる。なんと、俺達には見えているはずのヴァネッサさんの姿が、シンには見えていないようなのだ。
「えっと、さっきからここにいるんだけど。もしかして、見えてない?」
「あぁ、アサミの手しか見えないんだが……待てよ、ぼんやりと何かあるな。なんだ、剣……!? それって、ブレイズブ――!?」
そこで、料理の間を縫いながら朝美がテーブルの上に剣を置くと、薄っすらと輪郭が浮かび上がってきたようで彼にも認識が出来たようである。
ただ、今度は驚きとともに激しく動揺しているのだけれど、俺にはどういう事なのか全くもってわからない。
「おいおい、何でこんなもんがこんなところにあるんだよ!」
「何々? どうしたの、シン?」
「ラナ、お前もよく見てみろ!」
「良く見ろって言われても……!? そ、それって!!」
どうやら、周りの人間には聞かせたくない話らしく、慌てて立ち上がったシンは朝美の隣で耳打ちをする。それを不思議に思ったラナが彼に尋ねると、シンと同じ様にヴァネッサさんを注視し、同様に驚きの声を上げた。
「な! 俺が焦った理由がわかるだろ?」
「う、うん。これが本物なら、大事じゃすまないけど……でも、これにヴァネッサ様が宿ってるって言うなら、私、信じられるかも」
「だな。子供だましの伝承だと思ってたけど、ありゃ本当だったんだな」
「ん~? どういう事なのか、私にはさっぱりわからないんだけど?」
「……朝美、あなた軽率すぎよ」
「ほへ?」
「そうですねぇ。ヴァネッサ様の体って、この国では国宝級ですし」
リィンバースに伝わる伝説の秘宝、蒼き炎を纏う破邪の剣、ブレイズブルー。確かそんな風に言われていた気がするけど、案外有名なんだな。
そういう類の神剣って、情報漏洩防止のために一般人には知らされないイメージがあるのだけれど、ここではおとぎ話として伝わっているみたいだし、かなり広く認知されているのかも。
もしくは、この町だからという可能性もあるが。
(こういう状況も考慮して、普通の人には見えないように結界を貼っていたのだけれど、まだまだ強度不足みたいね~)
(そういう事は、先に教えておいてくださいよ……)
ヴァネッサさんと出会ってからは、身内だけの会話が多く気づかなかったが、まさかそんな事になっていたとは。
朝美にはまだ細かい状況は伝えていないし、今回ばかりは完全に彼女が怒られているのはとばっちりだな。
「でも、これを持ち出せるってことは……」
「まぁ、そういう事だろうな。名前を語った盗人には見えねぇし」
「そうよね」
しかも、国の神剣を持ち出せるということで、シャーリーの正体も二人にはバレてしまったようである。
そもそも、性は名乗っていないとはいえ、名前は全く偽装していないわけだからな。バレないほうが不思議というか、それだけ戦姫としてのイメージが先行しているのだろう。
それに、一国のお姫様が村娘のような格好なんてしないだろうし、例え子供の頃を知っていてもすぐには気づかないのかも知れない。
「シャーロットさん、ヴァネッサ様、それに朝美さん達も、私達に手伝えることがあったら是非。きっと、ギルド長も力を貸してくれるはずです」
「それに、この石を取ってきてもらったお礼が晩飯だけってのもな。冒険者としての名がすたるしよ」
「ラナもシンも、ありがとう。きっと、沢山の人達の力が私には必要になる。その時はどうか、お願いね」
ラナとシン、二人の手を握るシャーロット。こうして、新たな絆を深めた俺達は、食事を平らげ酒場を後にするのであった。
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