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第十一章 証と絆
第498話 魔物の集落
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「……居るわね」
(あぁ、居るな)
洞窟の中から感じる異様な気配。まるで獲物を待ち構えるかのような空気に背筋が凍る。
「大型が一体と、複数の魔物の群れ……オーガ、でしょうか?」
「かも知れぬが……何やら、不吉な匂いがするの」
(そうね~、ただの魔物とは、違う何かを感じるわ~)
女神である三人もその異質さを感じているようで、いつになく慎重な様相を見せている。
「ここまで来て、うだうだしてても仕方がないし、とにかく行くしかないでしょ」
「そうね。行きましょう」
朝美の言う通り、このまま帰るという選択肢は無いのだが、あまりにも楽観的すぎる彼女の対応には流石に苦笑いを浮かべてしまう。
思い切りの良さも彼女の魅力ではあるのだが、何も考えていないような気がしてきて不安になるんだよな。もちろん、そんな事は無いはずなのだが……ちょっと過保護すぎるのかねぇ。
(うふふ~、トオルくんは本当に、皆のことが大好きね~。お姉さんの事も、もう少し心配してくれると嬉しいのだけれど~)
(心配しなくても、ヴァネッサさんはなんとなく大丈夫な気がするのですが)
(あら~、そんな事ないわよ~。この間だって封印されて、皆に迷惑かけちゃったじゃない~。トオルくんと連絡を取れれば、もっと早く事態を収集できたかも知れないのに)
(あ、確かに……)
ヴァネッサさんのことを、無敵の変態王女様なんて思っていたけど、今の彼女は俺と同じ一人では無力な剣なんだよな。それに、シャーリーやメイと同じで一人で居るのは寂しかっただろうし、俺は彼女になんて仕打ちをしてきたのだろうか。
(すみません。俺、ヴァネッサさんのこと、天才かなんかと勘違いしてて……)
(うふふ~、いいのよ~。それに、トオルくんより色々出来るのは確かだもの。動けないだけで、並の魔物なら一人でも倒せるし~)
(……ヴァネッサさんは、俺に心配させたいんですか? それとも、怒らせたいんですか?)
(う~ん、両方かしら~。だって~、困ってるトオルくんも、怒ってるトオルくんも可愛いんだもの~)
いつになく神妙なヴァネッサさんの声色に懺悔の感情を抱いていると、彼女は笑いながら俺に出来ないことを言ってのける。どうにもこの女神様は、俺をおちょくるのが大好きらしい。
「トオル。ヴァネッサの話は、話半分に流しておいたほうが良いわよ」
(そうみたいだ)
(あ~ん、もう。シャーロットちゃんのいけず~)
子供のように駄々をこねるヴァネッサさんは確かにかわいいのだが、時と場合と年齢を考えて欲しい。もういい大人なんだから等と言いたくはないけれど、甘えるのはこう二人きりの時にして……
(だって~、シャーロットちゃんが許してくれないじゃな~い)
「そうね、二人きりとか許さないわよ」
(ほら~)
「そうだよ、そうだよ! お姉さまの寝てるうちに、お兄ちゃんにちょっかいかけたりしてるし。今回は、お姉さまが正しい!」
「……どういうことかしらヴァネッサ? 私、聞いてないんだけど?」
(それだけ、トオルくんには本気って事よ~)
不用意な俺の脳内発言のせいで、二人の間にいらぬ燃料を投下してしまったらしい。それに、よくよく考えてみると、ヴァネッサさんと二人きりって物凄く危険なんだよな。容赦がないと言うか、欲望に忠実だし……って、それに関してはみんな同じか。シャーリーも朝美も、一度タガが外れたら容赦なく襲いかかってくるし、義娘のリースだって俺を普通に襲いそうだもんな。
(トオルくん?)
「トオル?」
「先輩?」
「パパ?」
(えっと……それだけみんなかわいいってことで……ごめんなさい)
「トオル様、ご注意を。何かいます!」
痴女扱いされたことに腹を立てた女性陣から怒られていると、凛としたクルス姉の声が洞窟内に響き渡る。
広い空間の後方に座っているのは、四メートル近い体躯をした巨大なオーク。荘厳な鎧を身に纏い、巨大な剣を地面へと突き刺す彼を中心とし、盾や杖などの様々な武装をした理知的で凛々しい豚顔の魔物達が並んでいる。
「ほう、森の守りべを倒し、ここに現れるとは、何の用かなお客人」
威厳のある声音に巨人族のような威圧を感じるが、目の前にいるのはオーガでもタイタンでもなく、紛れもないオークだ。彼らに知性が無いと言うつもりはないが、ここまで人族の王ように振る舞うことが出来るものだろうか?
「森を腐敗させたあの魔物達、あれを仕掛けたのは貴方達なのかしら?」
「そのとおりだ。だが、人の……小娘と言うものは、名を名乗ることすら出来ぬというのか?」
「いえ、とても重要なことだったもので、失礼したわ。私の名前はシャーロット、シャーロット・リィンバースよ」
「リィンバース……ほう、あの御仁が言っていた、この国の娘か」
しかも、ゼパルの住処の周辺に毒の魔物を放ったのはこいつらしく、シャーリーのことも知っているらしい。それに、名前を名乗らなかった彼女を諭したりと、ただの魔物とは到底思えないそぶりからして、これもまたアガレスの置き土産なのだろう。
「えぇ。貴方達、爺に薬を盛られたわね」
「爺というのが誰かはわからぬが、おそらくそうであろう。ある御仁により、私達は力と知性を手に入れた。ここを我が集落とし、その力の程を確認しているところだよ」
俺とシャーリーの予感は的中し彼らがアガレスの実験体だということはわかったが、シャーリーはどうするつもりなのだろうか?
「なるほどね。なら、リィンバースの王女として、貴方達に頼みがあるのだけれど。良いかしら?」
「良いだろう、人の子の王女よ。我等に、何を求める?」
「この場所は、臣民達にとってとても大切な場所なの。だから、悪いのだけど、別の場所へと移ってもらえないかしら? もちろん、住処は提供するし、この内乱が終わったら、出来る限りの事はさせてもらうわ。悪い条件じゃないと思うのだけれど?」
「笑止。ここは、我等の領土である。何人たりとも、犯すこと叶わぬ。皆のもの、そうであろう?」
知性ある対話、それを彼女は願ったが思いは届かず、傲慢な王は全てを否定する。彼の言葉に従い、この場にいる全てのオークが頷く姿から他の魔物と同じく、いくら知能があろうとも力が全てなのだろう。
「そう、貴方達に知性があるのならと思ったのだけれど、どこまで行っても魔物は魔物ね。お父様は結局、戦うことしか考えていないのよ」
(シャーリー)
その姿に落胆し、元凶である父を憎む最愛の女性の言葉に俺の胸は深くえぐられる。
「交渉は決裂だな。どうする、人間の王の娘よ」
「答えは一つに決まってるじゃない。盗られたものは取り返す。それも、人に与えられた力で粋がるような王が相手なら、黙ってなんていられない」
「それはこちらの台詞だ。数々の侮辱の言葉、その命で償ってもらうぞ小娘」
「小娘、小娘って……これでも私は二十一よ! トオル! ディアインハイト!!」
(お、おう!)
傍若無人の王と心優しき魔神の娘は、それぞれの仲間たちと共に、光り輝く水晶の洞窟で激突を始めた。
(あぁ、居るな)
洞窟の中から感じる異様な気配。まるで獲物を待ち構えるかのような空気に背筋が凍る。
「大型が一体と、複数の魔物の群れ……オーガ、でしょうか?」
「かも知れぬが……何やら、不吉な匂いがするの」
(そうね~、ただの魔物とは、違う何かを感じるわ~)
女神である三人もその異質さを感じているようで、いつになく慎重な様相を見せている。
「ここまで来て、うだうだしてても仕方がないし、とにかく行くしかないでしょ」
「そうね。行きましょう」
朝美の言う通り、このまま帰るという選択肢は無いのだが、あまりにも楽観的すぎる彼女の対応には流石に苦笑いを浮かべてしまう。
思い切りの良さも彼女の魅力ではあるのだが、何も考えていないような気がしてきて不安になるんだよな。もちろん、そんな事は無いはずなのだが……ちょっと過保護すぎるのかねぇ。
(うふふ~、トオルくんは本当に、皆のことが大好きね~。お姉さんの事も、もう少し心配してくれると嬉しいのだけれど~)
(心配しなくても、ヴァネッサさんはなんとなく大丈夫な気がするのですが)
(あら~、そんな事ないわよ~。この間だって封印されて、皆に迷惑かけちゃったじゃない~。トオルくんと連絡を取れれば、もっと早く事態を収集できたかも知れないのに)
(あ、確かに……)
ヴァネッサさんのことを、無敵の変態王女様なんて思っていたけど、今の彼女は俺と同じ一人では無力な剣なんだよな。それに、シャーリーやメイと同じで一人で居るのは寂しかっただろうし、俺は彼女になんて仕打ちをしてきたのだろうか。
(すみません。俺、ヴァネッサさんのこと、天才かなんかと勘違いしてて……)
(うふふ~、いいのよ~。それに、トオルくんより色々出来るのは確かだもの。動けないだけで、並の魔物なら一人でも倒せるし~)
(……ヴァネッサさんは、俺に心配させたいんですか? それとも、怒らせたいんですか?)
(う~ん、両方かしら~。だって~、困ってるトオルくんも、怒ってるトオルくんも可愛いんだもの~)
いつになく神妙なヴァネッサさんの声色に懺悔の感情を抱いていると、彼女は笑いながら俺に出来ないことを言ってのける。どうにもこの女神様は、俺をおちょくるのが大好きらしい。
「トオル。ヴァネッサの話は、話半分に流しておいたほうが良いわよ」
(そうみたいだ)
(あ~ん、もう。シャーロットちゃんのいけず~)
子供のように駄々をこねるヴァネッサさんは確かにかわいいのだが、時と場合と年齢を考えて欲しい。もういい大人なんだから等と言いたくはないけれど、甘えるのはこう二人きりの時にして……
(だって~、シャーロットちゃんが許してくれないじゃな~い)
「そうね、二人きりとか許さないわよ」
(ほら~)
「そうだよ、そうだよ! お姉さまの寝てるうちに、お兄ちゃんにちょっかいかけたりしてるし。今回は、お姉さまが正しい!」
「……どういうことかしらヴァネッサ? 私、聞いてないんだけど?」
(それだけ、トオルくんには本気って事よ~)
不用意な俺の脳内発言のせいで、二人の間にいらぬ燃料を投下してしまったらしい。それに、よくよく考えてみると、ヴァネッサさんと二人きりって物凄く危険なんだよな。容赦がないと言うか、欲望に忠実だし……って、それに関してはみんな同じか。シャーリーも朝美も、一度タガが外れたら容赦なく襲いかかってくるし、義娘のリースだって俺を普通に襲いそうだもんな。
(トオルくん?)
「トオル?」
「先輩?」
「パパ?」
(えっと……それだけみんなかわいいってことで……ごめんなさい)
「トオル様、ご注意を。何かいます!」
痴女扱いされたことに腹を立てた女性陣から怒られていると、凛としたクルス姉の声が洞窟内に響き渡る。
広い空間の後方に座っているのは、四メートル近い体躯をした巨大なオーク。荘厳な鎧を身に纏い、巨大な剣を地面へと突き刺す彼を中心とし、盾や杖などの様々な武装をした理知的で凛々しい豚顔の魔物達が並んでいる。
「ほう、森の守りべを倒し、ここに現れるとは、何の用かなお客人」
威厳のある声音に巨人族のような威圧を感じるが、目の前にいるのはオーガでもタイタンでもなく、紛れもないオークだ。彼らに知性が無いと言うつもりはないが、ここまで人族の王ように振る舞うことが出来るものだろうか?
「森を腐敗させたあの魔物達、あれを仕掛けたのは貴方達なのかしら?」
「そのとおりだ。だが、人の……小娘と言うものは、名を名乗ることすら出来ぬというのか?」
「いえ、とても重要なことだったもので、失礼したわ。私の名前はシャーロット、シャーロット・リィンバースよ」
「リィンバース……ほう、あの御仁が言っていた、この国の娘か」
しかも、ゼパルの住処の周辺に毒の魔物を放ったのはこいつらしく、シャーリーのことも知っているらしい。それに、名前を名乗らなかった彼女を諭したりと、ただの魔物とは到底思えないそぶりからして、これもまたアガレスの置き土産なのだろう。
「えぇ。貴方達、爺に薬を盛られたわね」
「爺というのが誰かはわからぬが、おそらくそうであろう。ある御仁により、私達は力と知性を手に入れた。ここを我が集落とし、その力の程を確認しているところだよ」
俺とシャーリーの予感は的中し彼らがアガレスの実験体だということはわかったが、シャーリーはどうするつもりなのだろうか?
「なるほどね。なら、リィンバースの王女として、貴方達に頼みがあるのだけれど。良いかしら?」
「良いだろう、人の子の王女よ。我等に、何を求める?」
「この場所は、臣民達にとってとても大切な場所なの。だから、悪いのだけど、別の場所へと移ってもらえないかしら? もちろん、住処は提供するし、この内乱が終わったら、出来る限りの事はさせてもらうわ。悪い条件じゃないと思うのだけれど?」
「笑止。ここは、我等の領土である。何人たりとも、犯すこと叶わぬ。皆のもの、そうであろう?」
知性ある対話、それを彼女は願ったが思いは届かず、傲慢な王は全てを否定する。彼の言葉に従い、この場にいる全てのオークが頷く姿から他の魔物と同じく、いくら知能があろうとも力が全てなのだろう。
「そう、貴方達に知性があるのならと思ったのだけれど、どこまで行っても魔物は魔物ね。お父様は結局、戦うことしか考えていないのよ」
(シャーリー)
その姿に落胆し、元凶である父を憎む最愛の女性の言葉に俺の胸は深くえぐられる。
「交渉は決裂だな。どうする、人間の王の娘よ」
「答えは一つに決まってるじゃない。盗られたものは取り返す。それも、人に与えられた力で粋がるような王が相手なら、黙ってなんていられない」
「それはこちらの台詞だ。数々の侮辱の言葉、その命で償ってもらうぞ小娘」
「小娘、小娘って……これでも私は二十一よ! トオル! ディアインハイト!!」
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