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第十一章 証と絆
第491話 売り言葉に買い言葉
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「ではでは、いただきます!」
「たーんと召し上がれ」
リレメンテに居を構えるある宿の一階、酒場件食堂の席に俺たちは座っている。コッペパンにスープとシンプルな盛り合わせだが、中々に味は美味しいらしく朝美は毎日笑顔で飛びついていた。
「うーん、おいしおいし。これが毎日タダだって言うんだから、私は幸せものですな」
「あんたは町を救ってくれた英雄だからね。このぐらいしなきゃヴァネッサ様に申し訳が立たないし、罰が当たるってもんだよ」
(うふふ、そんな事をする気は無いのだけれど~。トオルくんのお妾さんが喜んでくれるのなら、嬉しいわ~)
ゼパルとの戦いから三日、リレメンテから拐われた女性達を救い出した朝美は、事件解決の功労者として町中の人達からもてはやされている。
実際、彼女がいなければ俺自身も危ない所ではあった訳なのだが、ヴァネッサさんの名前が出てくると何とも言えない気持ちに駆られる。
始祖の霊脈から最も近い位置にあるこの町では、建国者であるヴァネッサ・リィンバース様への信仰は今も根強く、教会にお邪魔するとその名前が聞けたりするのだが、今の彼女はエッチな剣のお姉さんだからなぁ。そんな彼女の情事を、町の人達には知られたくない。
「やっぱり、お代は……」
「良いんだよ。アサミちゃんの友達なら、アサミちゃんも同じさ! 大したもんは出せないけど、たくさん食べておくれ。どうせなら、永住優待券とか作ろうかねぇ」
「なんというか、豪快な方ですね」
「だが、シャーロットの言う通り、タダというのも忍びない。出ていく時にこっそりと置いていくのが良かろう」
「そうね……それしか無さそうね」
それに、うちの神様やお姫様方が、無銭飲食の出来るような性格をしてるとも思えないし。無理やり渡す訳にもいかないが、気持ちだけでも置いていくとしよう。
「ごちそうさまでした。いや~、満足満足」
「お粗末さまでした」
「あっ、私も手伝いますね」
「ありがとう、クルスお姉ちゃん!」
女将さんの娘が食器を片付け始めると、クルス姉も一緒になってカウンターへと食器を運び始める。今も幼女な見た目をしているが、それよりも小さな女の子にお姉ちゃんと呼ばれるのが嬉しいようで、率先して彼女の手伝いをクルス姉はしているようなのである。
出会った頃に比べると、だいぶ印象が変わったよな。出来る女神を演じようと猫をかぶっていたり、俺にベタベタしようとして失敗したり。まぁ、くっついてくるのは今も変わらないけど、こうやって面倒見の良いところを見せられると安心する。
「それで、それで、シャーロットさー。私と先輩を、もう少しぐらい触れ合わせてくれても良いんじゃないかな?」
「……トオルは私の所有物よ。私が好きにして、何が悪いのよ」
「先輩だって、シャーロット一人に束縛され続けるのも嫌じゃん?」
「トオルは私と一緒にいるのが一番幸せなのよ。剣としても、人間としてもね」
そして、こちらはこちらで、いつもどおりの喧嘩を始める本妻と愛人の二人。
「先輩にキスして所有物化しようとしたのは悪かったけどさ、それって、シャーロットの自己責任でもあるわけじゃん? だからさ、そんなに怒んないでよー」
ゼパルとの戦いで、俺以外の全員は奴の操り人形にされてしまい、その幻惑を解くために朝美が一芝居うった訳なのだが、半分は本気だったと聞かされて以降、ただならぬ警戒心をシャーリーは彼女に抱いているようなのである。
朝美の性格上、シャーリーの気持ちもわからんでもないが、あまり独占しすぎると今度は朝美の方が暴走しそうで俺的にはそっちの方が怖い。それに、笑顔でこっちを見守っているけど、半分ぐらいはヴァネッサさんのせいでもあるんだよな。
話は少し戻るけど、メイに連れられて洗面所から戻ってきたシャーリーは、笑顔で俺を迎えてくれた。ヴァネッサさんにナニされかけたとか彼女の記憶には無かったようだけど、あのタイミングで目を覚ましたのは、本能的に俺を取られると察知したためであろう。
俺とヴァネッサさんを並べて配置しなくなったのも、彼女を警戒してのことだろうし、それがストレスへと繋がっている可能性は高い。
それに、俺に対するシャーリーの執着心は、メイに見せられた夢の中で嫌というほど痛感させられたからな。俺がもし彼女を裏切ったら、彼女はきっと壊れてしまう。それぐらい、俺の言動は責任重大なのだ。
「あのね。私だって、なりたくてこんな体になったわけじゃないの。体の中いじられて、色々と作り変えられちゃってるんだから」
そして、その原因ともなった父親ことジョナサン・リィンバースとの確執……体をいじられ作り変えられ、その後遺症で簡単に敵に操られかねない……シャーリーには悪いのだが、なんともけしからん響きだ。頭の中で、触手に魅入られる大人のシャーリーの姿が……っと、いかんいかん! 煩悩退散、煩悩退散。
「ムッツリさんは、無意識に先輩誘惑するし……ほんと淫乱だよね、シャーロットってさ」
「アサミ? あなたにだけは言われたくないんだけど」
しかも、シャーリーの言葉に興奮したことを朝美に悟られたのか、二人の喧嘩はますますヒートアップしていく。
(まぁまぁ、二人共落ち着いて)
「だいたいね、トオル、あなたがいけない部分もあるのよ? 私のこと、最近あんまり愛してくれないし」
そんな二人を仲裁しようと声をかけるも、今度は俺に標的を向けながらシャーリーの頬が可愛くふくらんでいく。シャーロットさん、その言い回しですと、まるで毎日のように俺たちが情事に耽っていたかのように聞こてくるのですが、気のせいでしょうか? その……私としては、嬉しい限りですけどね。
「ほー、遂には物足りなくなって先輩におねだりですか。ちょーっとそれは業が深いんじゃないかな?」
「私とトオルの関係に、口出す権利は無いと思うけど?」
それにしても、何か一言話す度に売り言葉に買い言葉で、流石の俺も気が滅入ってくる。朝美が生きていてくれて、俺としては幸せの絶頂なんだけど、二人の状況は最悪でメイが割って入る隙もない。
俺にとっては同じくらい愛したいと思っている二人でも、俺を間に挟めば二人は宿命の恋のライバルなのだ。もっと仲良くしてくれれば、二人平等に愛せる自信があるのに……まっ、その愛するって行為も、俺から見ての平等で、二人からすれば不平等に見えるんだろうけどさ。
「たーんと召し上がれ」
リレメンテに居を構えるある宿の一階、酒場件食堂の席に俺たちは座っている。コッペパンにスープとシンプルな盛り合わせだが、中々に味は美味しいらしく朝美は毎日笑顔で飛びついていた。
「うーん、おいしおいし。これが毎日タダだって言うんだから、私は幸せものですな」
「あんたは町を救ってくれた英雄だからね。このぐらいしなきゃヴァネッサ様に申し訳が立たないし、罰が当たるってもんだよ」
(うふふ、そんな事をする気は無いのだけれど~。トオルくんのお妾さんが喜んでくれるのなら、嬉しいわ~)
ゼパルとの戦いから三日、リレメンテから拐われた女性達を救い出した朝美は、事件解決の功労者として町中の人達からもてはやされている。
実際、彼女がいなければ俺自身も危ない所ではあった訳なのだが、ヴァネッサさんの名前が出てくると何とも言えない気持ちに駆られる。
始祖の霊脈から最も近い位置にあるこの町では、建国者であるヴァネッサ・リィンバース様への信仰は今も根強く、教会にお邪魔するとその名前が聞けたりするのだが、今の彼女はエッチな剣のお姉さんだからなぁ。そんな彼女の情事を、町の人達には知られたくない。
「やっぱり、お代は……」
「良いんだよ。アサミちゃんの友達なら、アサミちゃんも同じさ! 大したもんは出せないけど、たくさん食べておくれ。どうせなら、永住優待券とか作ろうかねぇ」
「なんというか、豪快な方ですね」
「だが、シャーロットの言う通り、タダというのも忍びない。出ていく時にこっそりと置いていくのが良かろう」
「そうね……それしか無さそうね」
それに、うちの神様やお姫様方が、無銭飲食の出来るような性格をしてるとも思えないし。無理やり渡す訳にもいかないが、気持ちだけでも置いていくとしよう。
「ごちそうさまでした。いや~、満足満足」
「お粗末さまでした」
「あっ、私も手伝いますね」
「ありがとう、クルスお姉ちゃん!」
女将さんの娘が食器を片付け始めると、クルス姉も一緒になってカウンターへと食器を運び始める。今も幼女な見た目をしているが、それよりも小さな女の子にお姉ちゃんと呼ばれるのが嬉しいようで、率先して彼女の手伝いをクルス姉はしているようなのである。
出会った頃に比べると、だいぶ印象が変わったよな。出来る女神を演じようと猫をかぶっていたり、俺にベタベタしようとして失敗したり。まぁ、くっついてくるのは今も変わらないけど、こうやって面倒見の良いところを見せられると安心する。
「それで、それで、シャーロットさー。私と先輩を、もう少しぐらい触れ合わせてくれても良いんじゃないかな?」
「……トオルは私の所有物よ。私が好きにして、何が悪いのよ」
「先輩だって、シャーロット一人に束縛され続けるのも嫌じゃん?」
「トオルは私と一緒にいるのが一番幸せなのよ。剣としても、人間としてもね」
そして、こちらはこちらで、いつもどおりの喧嘩を始める本妻と愛人の二人。
「先輩にキスして所有物化しようとしたのは悪かったけどさ、それって、シャーロットの自己責任でもあるわけじゃん? だからさ、そんなに怒んないでよー」
ゼパルとの戦いで、俺以外の全員は奴の操り人形にされてしまい、その幻惑を解くために朝美が一芝居うった訳なのだが、半分は本気だったと聞かされて以降、ただならぬ警戒心をシャーリーは彼女に抱いているようなのである。
朝美の性格上、シャーリーの気持ちもわからんでもないが、あまり独占しすぎると今度は朝美の方が暴走しそうで俺的にはそっちの方が怖い。それに、笑顔でこっちを見守っているけど、半分ぐらいはヴァネッサさんのせいでもあるんだよな。
話は少し戻るけど、メイに連れられて洗面所から戻ってきたシャーリーは、笑顔で俺を迎えてくれた。ヴァネッサさんにナニされかけたとか彼女の記憶には無かったようだけど、あのタイミングで目を覚ましたのは、本能的に俺を取られると察知したためであろう。
俺とヴァネッサさんを並べて配置しなくなったのも、彼女を警戒してのことだろうし、それがストレスへと繋がっている可能性は高い。
それに、俺に対するシャーリーの執着心は、メイに見せられた夢の中で嫌というほど痛感させられたからな。俺がもし彼女を裏切ったら、彼女はきっと壊れてしまう。それぐらい、俺の言動は責任重大なのだ。
「あのね。私だって、なりたくてこんな体になったわけじゃないの。体の中いじられて、色々と作り変えられちゃってるんだから」
そして、その原因ともなった父親ことジョナサン・リィンバースとの確執……体をいじられ作り変えられ、その後遺症で簡単に敵に操られかねない……シャーリーには悪いのだが、なんともけしからん響きだ。頭の中で、触手に魅入られる大人のシャーリーの姿が……っと、いかんいかん! 煩悩退散、煩悩退散。
「ムッツリさんは、無意識に先輩誘惑するし……ほんと淫乱だよね、シャーロットってさ」
「アサミ? あなたにだけは言われたくないんだけど」
しかも、シャーリーの言葉に興奮したことを朝美に悟られたのか、二人の喧嘩はますますヒートアップしていく。
(まぁまぁ、二人共落ち着いて)
「だいたいね、トオル、あなたがいけない部分もあるのよ? 私のこと、最近あんまり愛してくれないし」
そんな二人を仲裁しようと声をかけるも、今度は俺に標的を向けながらシャーリーの頬が可愛くふくらんでいく。シャーロットさん、その言い回しですと、まるで毎日のように俺たちが情事に耽っていたかのように聞こてくるのですが、気のせいでしょうか? その……私としては、嬉しい限りですけどね。
「ほー、遂には物足りなくなって先輩におねだりですか。ちょーっとそれは業が深いんじゃないかな?」
「私とトオルの関係に、口出す権利は無いと思うけど?」
それにしても、何か一言話す度に売り言葉に買い言葉で、流石の俺も気が滅入ってくる。朝美が生きていてくれて、俺としては幸せの絶頂なんだけど、二人の状況は最悪でメイが割って入る隙もない。
俺にとっては同じくらい愛したいと思っている二人でも、俺を間に挟めば二人は宿命の恋のライバルなのだ。もっと仲良くしてくれれば、二人平等に愛せる自信があるのに……まっ、その愛するって行為も、俺から見ての平等で、二人からすれば不平等に見えるんだろうけどさ。
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