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第九章 己の使命
第420話 例えばこんな恋愛家族
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「それで、トオル? その話、私聞いてないんだけど。どういうことか、説明してもらえるのかしら?」
「いや……その……」
アイリの細い指先に沿ってゆっくりと後ろを振り返ると、青筋を立てたシャーリーが怖い笑顔で俺の事を見上げている。
ここは誤魔化すべきなのではないかと一瞬思考が逃げに回るが、彼女から逃がれられた試しなど無いので、諦めて俺は事の内容を簡潔に説明した。
「まぁ、その、なんだ。気の迷いっていうかさ、シャーリーを見捨てちまったショックが大きすぎてな。精神が、ボロボロだったんだよ」
「ごめん、なさい」
「お姉さまが謝らないでよ。悪いのは全部メイなんだから」
フィルとクルス姉を優先して、ジョナサンの前から逃げた事は今なら間違っていないと思えるけど、シャーリーを見捨てたという後悔の念だけは、心から一生消えることはない。その痛みをクルス姉に半分肩代わりしてもらった訳だけど、メイとシャーリーが沈み込んでいるように、こうなる事もわかっていたからあんまり話したくなかったんだよな。
ただ、今はそれよりも……
「気の迷いってなんですか! あの誓いは間違いだったとでも言いたいんですか! 酷いです、トオル様。酷すぎます!」
言葉の綾さえ許されず、本気で泣き出すクルス姉のほうが正直面倒くさい。それに、鎧を纏っていないお姉ちゃんの薄着かつ豊満な二つの膨らみに、弟としては目のやり場に困ります。
うちのパーティーは皆さん発育の良い方が揃っていまして、意識をし始めると男の子としては切ない気持ちになるんですよ、主に一箇所が。静まれ―、静まれ―、俺の体。こんな所でオッキしたら、悪魔と天使に精力を吸い付くされるぞ―。うん、うん!
「理由はわかりましたが、そこで一つ気になる事が。皆さんの事を、パパはどういう風に見ているのでしょうか? 純粋に興味があります」
「えっと……それも答えないと、ダメそうだな」
荒ぶる許可を求めて来た愚息を精神的念波で抑え込むと、次は娘が無理難題を俺に向かって要求してくる。クルス姉の失言から炎上を始めた状況は、まだまだこのまま続きそうだ
「……それじゃ、最初に一つ言わせてくれ。何言われても、文句だけは絶対に言うなよ」
現金にも両目を輝かせるクルス姉や、ワクワクしているリースやアイリ。他にも、気にしていない素振りを見せる皆様方に釘を刺すと、俺は一度深呼吸して心の内を語り始める。
「まずシャーリー。当然その、俺の嫁、だな」
その出だしである、俺の一番大切な人の事を初めて嫁と口にすると、彼女は顔を真っ赤にしながら嬉しそうに俯いてしまう。正直俺も恥ずかしかったが、とにかく今は先に進めよう。
「クルス姉は、俺のことを存分に甘やかしてくれるお姉ちゃん」
自ら暴露してくれたおかげで存分に呼べるようになった姉という言葉を耳にすると、今度は違う意味で盛大に泣き出すクルス姉。義理の姉に喜んでもらえるのは、弟として何よりだよ。
「カーラは天真爛漫で、ちょっと大雑把だけど、必要な時には必ず側に居てくれる姉さんみたいな感じかな。位置的には、クルス姉より年下の次女って感じ」
俺なりに頼っている事を言葉の中に織り交ぜると、満更でもない表情でカーラは二つその場で頷く。短い付き合いの中で、実際かなり俺は彼女に助けられているし、そういう気持ちが伝わったのであれば良かったかな。
「アイリは年頃で、少しずつお兄ちゃんに甘えづらくなってきたけど、本当はお兄ちゃんが大好きな妹」
アイリには、もっと甘えて良いんだぞという想いを込めると、彼女は嬉しそうにシャツの裾を掴んでくる。これで少しでも、アイリが自分を主張してくれるようになったら嬉しいな。
「リースは、めちゃくちゃ発育のいい俺の従姉妹で、居候しにきた俺の事をパパって慕ってくれる娘みたいな存在」
流石にこの歳で義理の娘が居る設定は避けたかったので、何とか知恵を振り絞ってみたが、リースはそれでも満足して笑顔を浮かべてくれる。この娘は本当に純粋と言うか、俺の娘である事を喜んでくれているのだろうな。
「フィルは近所のお姉さんで、何故か俺を凄く大切にしてくれる母親みたいなそんな人」
フィルもフィルで俺が内心甘えていることを口にすると、壁に背中を預けながら大人の余裕で小さく微笑む。義理の母親とか自分からは絶対に言えないし、これが俺の精一杯ですよ。
「ってイメージなんだが。これで満足かよ」
あぁ、やばい、今更遅いけど、めちゃくちゃ恥ずかしすぎる。朝美がいればもう少し気が楽なのだけど、このメンツじゃ真面目にしか受け止めてもらえないからな。
「もぅ、照れ屋なんですから。もっともーっと、お姉ちゃんに甘えていいんですよトオル様」
義理の娘より与えられた羞恥プレイな試練を乗り越えると、今度は義理のお姉ちゃんが俺の全身をハグしに来る。
「べ、別に、照れてるとかそういうんじゃなくてだな。それに、お姉ちゃんぶるなら、様づけはやめろよ」
「そうですか? う~ん……あっ、もっともーっと、お姉ちゃんに甘えていいんだよ、トオルちゃん」
誰がどう見ても思うであろう完全な照れ隠しに、余計な要求を付随させてしまったおかげで、更なるピンチを俺は呼び寄せてしまう。クルス姉にちゃん付けされるのは、なんだかとても気持ち悪くて、ゾクゾクとした悪寒が……
「いい、様にしてくれ」
「はい! かしこまりました、トオル様!」
お姉ちゃんに遊ばれた挙げ句、お姉ちゃんを喜ばせただけで弟くんとしては凄く不満です。さっきとは真逆のことを言っているような気もするけど、人間という存在は矛盾に満ち溢れた生き物なのですよ。などと、小難しい事を考えながら現実逃避をしていると、小さな手に再び袖を掴まれる。
「……おにぃ」
俺に突き飛ばされかけたり、クルス姉に除け者にされたりと散々なアイリが、子犬のような眼差しで俺の事を見上げてきた。完全に今日は厄日と言うか、流石にアイリの境遇が可哀想に思えてくる。
「本当にごめんな、アイリ。クルス姉も、俺に抱きつくのは構わないけど、周りの事を気にしないといつか本気で怒るからな」
「ひゃ、ひゃい! わかりました!」
いつかという単語は大体、果たされない事が多いものであるが、クルス姉には効果が抜群と言うか、いつもどおりにドMをこじらせている。どんな時でも嬉しそうで、そんなクルス姉が羨ましいよ、俺は。
「おにぃ、ごめんなさい。わたし、大丈夫だから」
「アイリが謝ることないだろ? 奥ゆかしいのも一つの取り柄だけど、もう少し甘えてくれたほうが俺としては嬉しいな」
「おにぃ……じゃあ、ぎゅっ、としていい?」
「あぁ、もちろん!」
申し訳無さそうに腰の辺りに抱きついてくるアイリの姿がとても可愛らしくて、彼女をもっと愛でたいと頭に右手を乗せようとすると、殺気の塊が俺の正面から迫ってくる。
「ト・オ・ル」
平等に優しくを心がけた結果、シャーリーの心に嫉妬の炎が瞬いたものと思っていたのだが、顔を上げると笑顔のカーラが拳をボキボキ鳴らしながら、俺の事を見下ろしていた。
「アイリに手立したら、私、許さないから。そ、そのかわり、あんたは私に……あ、甘えてればいいのよ」
この流れはきっと、脳天一撃失神KOが待ち構えていると覚悟したのであるが、以外にも彼女は俺の右手を優しく掴むと、頬を赤らめながら戸惑いの表情を浮かべる。アイリの事は建前で、彼女も本当は甘えたかったのか? いや、アイリの事も実は本気で、妹には負けたくないっていうのが本音なのかも。
シャーリーもそうだけど、姉妹揃って同じ男を好きになるとか、心の内では大変なんだろうな。こっちの世界の場合、一夫多妻が許されているのがせめてもの救いなのかも知れないけど、シャーリーが王女っていうのも大きい気がする。
そう言えば、一妻多夫ってどうなんだろ? あんまり聞かないけど、サキュバスとかだって居るわけだし、法としては許されているんだろうな。
にしても、俺の体を掴んだまま、アイリもカーラも指一本動かさないんですけど……いったいこれ、いつまで続くんです? アイリを引き剥がすのはやっぱり可哀想だし、カーラを退けるのは自殺行為な気がして、俺も全く動けないんですが……どうしよう。
「程々にしてはどうじゃ? トオルが困っておるぞ」
そんな俺を見兼ねてか、今まで一切口を挟もうとしなかったフィルが二人の頭に両手を乗せる。流石は年長者と言うべきか、フィルの言葉を聞いた瞬間、二人の姉妹は何も言わずに俺の側から離れていく。こういう姿を見せつけられると、彼女の事を母親と認めざるを得なくなるよな。
当然、うちのパーティー内でって話だけど。
「いや……その……」
アイリの細い指先に沿ってゆっくりと後ろを振り返ると、青筋を立てたシャーリーが怖い笑顔で俺の事を見上げている。
ここは誤魔化すべきなのではないかと一瞬思考が逃げに回るが、彼女から逃がれられた試しなど無いので、諦めて俺は事の内容を簡潔に説明した。
「まぁ、その、なんだ。気の迷いっていうかさ、シャーリーを見捨てちまったショックが大きすぎてな。精神が、ボロボロだったんだよ」
「ごめん、なさい」
「お姉さまが謝らないでよ。悪いのは全部メイなんだから」
フィルとクルス姉を優先して、ジョナサンの前から逃げた事は今なら間違っていないと思えるけど、シャーリーを見捨てたという後悔の念だけは、心から一生消えることはない。その痛みをクルス姉に半分肩代わりしてもらった訳だけど、メイとシャーリーが沈み込んでいるように、こうなる事もわかっていたからあんまり話したくなかったんだよな。
ただ、今はそれよりも……
「気の迷いってなんですか! あの誓いは間違いだったとでも言いたいんですか! 酷いです、トオル様。酷すぎます!」
言葉の綾さえ許されず、本気で泣き出すクルス姉のほうが正直面倒くさい。それに、鎧を纏っていないお姉ちゃんの薄着かつ豊満な二つの膨らみに、弟としては目のやり場に困ります。
うちのパーティーは皆さん発育の良い方が揃っていまして、意識をし始めると男の子としては切ない気持ちになるんですよ、主に一箇所が。静まれ―、静まれ―、俺の体。こんな所でオッキしたら、悪魔と天使に精力を吸い付くされるぞ―。うん、うん!
「理由はわかりましたが、そこで一つ気になる事が。皆さんの事を、パパはどういう風に見ているのでしょうか? 純粋に興味があります」
「えっと……それも答えないと、ダメそうだな」
荒ぶる許可を求めて来た愚息を精神的念波で抑え込むと、次は娘が無理難題を俺に向かって要求してくる。クルス姉の失言から炎上を始めた状況は、まだまだこのまま続きそうだ
「……それじゃ、最初に一つ言わせてくれ。何言われても、文句だけは絶対に言うなよ」
現金にも両目を輝かせるクルス姉や、ワクワクしているリースやアイリ。他にも、気にしていない素振りを見せる皆様方に釘を刺すと、俺は一度深呼吸して心の内を語り始める。
「まずシャーリー。当然その、俺の嫁、だな」
その出だしである、俺の一番大切な人の事を初めて嫁と口にすると、彼女は顔を真っ赤にしながら嬉しそうに俯いてしまう。正直俺も恥ずかしかったが、とにかく今は先に進めよう。
「クルス姉は、俺のことを存分に甘やかしてくれるお姉ちゃん」
自ら暴露してくれたおかげで存分に呼べるようになった姉という言葉を耳にすると、今度は違う意味で盛大に泣き出すクルス姉。義理の姉に喜んでもらえるのは、弟として何よりだよ。
「カーラは天真爛漫で、ちょっと大雑把だけど、必要な時には必ず側に居てくれる姉さんみたいな感じかな。位置的には、クルス姉より年下の次女って感じ」
俺なりに頼っている事を言葉の中に織り交ぜると、満更でもない表情でカーラは二つその場で頷く。短い付き合いの中で、実際かなり俺は彼女に助けられているし、そういう気持ちが伝わったのであれば良かったかな。
「アイリは年頃で、少しずつお兄ちゃんに甘えづらくなってきたけど、本当はお兄ちゃんが大好きな妹」
アイリには、もっと甘えて良いんだぞという想いを込めると、彼女は嬉しそうにシャツの裾を掴んでくる。これで少しでも、アイリが自分を主張してくれるようになったら嬉しいな。
「リースは、めちゃくちゃ発育のいい俺の従姉妹で、居候しにきた俺の事をパパって慕ってくれる娘みたいな存在」
流石にこの歳で義理の娘が居る設定は避けたかったので、何とか知恵を振り絞ってみたが、リースはそれでも満足して笑顔を浮かべてくれる。この娘は本当に純粋と言うか、俺の娘である事を喜んでくれているのだろうな。
「フィルは近所のお姉さんで、何故か俺を凄く大切にしてくれる母親みたいなそんな人」
フィルもフィルで俺が内心甘えていることを口にすると、壁に背中を預けながら大人の余裕で小さく微笑む。義理の母親とか自分からは絶対に言えないし、これが俺の精一杯ですよ。
「ってイメージなんだが。これで満足かよ」
あぁ、やばい、今更遅いけど、めちゃくちゃ恥ずかしすぎる。朝美がいればもう少し気が楽なのだけど、このメンツじゃ真面目にしか受け止めてもらえないからな。
「もぅ、照れ屋なんですから。もっともーっと、お姉ちゃんに甘えていいんですよトオル様」
義理の娘より与えられた羞恥プレイな試練を乗り越えると、今度は義理のお姉ちゃんが俺の全身をハグしに来る。
「べ、別に、照れてるとかそういうんじゃなくてだな。それに、お姉ちゃんぶるなら、様づけはやめろよ」
「そうですか? う~ん……あっ、もっともーっと、お姉ちゃんに甘えていいんだよ、トオルちゃん」
誰がどう見ても思うであろう完全な照れ隠しに、余計な要求を付随させてしまったおかげで、更なるピンチを俺は呼び寄せてしまう。クルス姉にちゃん付けされるのは、なんだかとても気持ち悪くて、ゾクゾクとした悪寒が……
「いい、様にしてくれ」
「はい! かしこまりました、トオル様!」
お姉ちゃんに遊ばれた挙げ句、お姉ちゃんを喜ばせただけで弟くんとしては凄く不満です。さっきとは真逆のことを言っているような気もするけど、人間という存在は矛盾に満ち溢れた生き物なのですよ。などと、小難しい事を考えながら現実逃避をしていると、小さな手に再び袖を掴まれる。
「……おにぃ」
俺に突き飛ばされかけたり、クルス姉に除け者にされたりと散々なアイリが、子犬のような眼差しで俺の事を見上げてきた。完全に今日は厄日と言うか、流石にアイリの境遇が可哀想に思えてくる。
「本当にごめんな、アイリ。クルス姉も、俺に抱きつくのは構わないけど、周りの事を気にしないといつか本気で怒るからな」
「ひゃ、ひゃい! わかりました!」
いつかという単語は大体、果たされない事が多いものであるが、クルス姉には効果が抜群と言うか、いつもどおりにドMをこじらせている。どんな時でも嬉しそうで、そんなクルス姉が羨ましいよ、俺は。
「おにぃ、ごめんなさい。わたし、大丈夫だから」
「アイリが謝ることないだろ? 奥ゆかしいのも一つの取り柄だけど、もう少し甘えてくれたほうが俺としては嬉しいな」
「おにぃ……じゃあ、ぎゅっ、としていい?」
「あぁ、もちろん!」
申し訳無さそうに腰の辺りに抱きついてくるアイリの姿がとても可愛らしくて、彼女をもっと愛でたいと頭に右手を乗せようとすると、殺気の塊が俺の正面から迫ってくる。
「ト・オ・ル」
平等に優しくを心がけた結果、シャーリーの心に嫉妬の炎が瞬いたものと思っていたのだが、顔を上げると笑顔のカーラが拳をボキボキ鳴らしながら、俺の事を見下ろしていた。
「アイリに手立したら、私、許さないから。そ、そのかわり、あんたは私に……あ、甘えてればいいのよ」
この流れはきっと、脳天一撃失神KOが待ち構えていると覚悟したのであるが、以外にも彼女は俺の右手を優しく掴むと、頬を赤らめながら戸惑いの表情を浮かべる。アイリの事は建前で、彼女も本当は甘えたかったのか? いや、アイリの事も実は本気で、妹には負けたくないっていうのが本音なのかも。
シャーリーもそうだけど、姉妹揃って同じ男を好きになるとか、心の内では大変なんだろうな。こっちの世界の場合、一夫多妻が許されているのがせめてもの救いなのかも知れないけど、シャーリーが王女っていうのも大きい気がする。
そう言えば、一妻多夫ってどうなんだろ? あんまり聞かないけど、サキュバスとかだって居るわけだし、法としては許されているんだろうな。
にしても、俺の体を掴んだまま、アイリもカーラも指一本動かさないんですけど……いったいこれ、いつまで続くんです? アイリを引き剥がすのはやっぱり可哀想だし、カーラを退けるのは自殺行為な気がして、俺も全く動けないんですが……どうしよう。
「程々にしてはどうじゃ? トオルが困っておるぞ」
そんな俺を見兼ねてか、今まで一切口を挟もうとしなかったフィルが二人の頭に両手を乗せる。流石は年長者と言うべきか、フィルの言葉を聞いた瞬間、二人の姉妹は何も言わずに俺の側から離れていく。こういう姿を見せつけられると、彼女の事を母親と認めざるを得なくなるよな。
当然、うちのパーティー内でって話だけど。
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