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第八章 真実を知る者
第405話 囚われの想い人
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シャーロットの体へと俺の刃が吸い込まれていく瞬間、コーヒーの上に流し込まれたミルクのように意識が溶け、俺の存在は何かと一つになっていく。
抱きしめるような優しさと、締め付けられるような痛みに包まれながら進んだ先は、一切光を感じることのない闇。まるで世界の終わりのような強烈な寒さに身を縮こませると、小さな写真のようなものが次から次へと暗闇の上を流れて行く。
その中に写る一人の少女、それが誰なのか初めこそわからなかったが、歳を重ねていくごとに、俺のよく知るあの娘の面影がはっきりと浮かび上がってくる。
「ここに写ってるのって、シャーリーだよな。これってもしかして、彼女の記憶?」
メイドや騎士に街の人々、沢山の人達に囲まれて彼女は終始笑顔を絶やさない。それに、幼い頃の彼女の髪型は今の幼女の時よりも短く、まるで男の子のような天真爛漫さが垣間見れた。
沢山の人と触れ合って、色々な人達に愛されて……けれど、そんな幸せな時間は長くは続かなかったらしい。
傷ついた彼女を誰かがかばい、壊れた鎧の上からシャーリーの全身へと血飛沫が浴びせかけられる。おそらく、これがバルカイトの言っていたシャーリーを助けて死んだ騎士。
その後の彼女は、まるで悪鬼羅刹の如く鋭い眼光で、次から次へと魔物達を斬り飛ばしていく。血肉を纏った彼女の姿に人々は恐怖し、時には誰もいない場所で彼女は涙を流している。そして、国王自らが画策した自作自演の王都襲撃が行われると、彼女は一本の剣と出会う。
そこから先の出来事は、当然俺も知ってはいるのだが、何故か映像化はされておらず、俺と出会うまでの記憶が永遠と繰り返されている。その理由はわからなかったが、自由に動ける体の感覚と映し出される彼女の映像が、ここがどこであるのかを俺に教えてくれていた。
それはまるで、朝美と契約した時のあの空間に似ているけど、彼女の時とは違い薄ら寒いものを感じている。
「ってことは、ここはシャーリーの心の中なのか?」
彼女の心の中、そう認識した次の瞬間、一際強い光とともに周囲に浮かぶ虚像達が次々と音を立てて砕けていく。眩しさに細めた瞳をゆっくりとこじ開けていくと、目の前には一糸まとわぬ姿のシャーリーが、宙高く複数の鎖によってその美しい肌をキツくキツく縛りあげられていた。
しかも、大人の姿であるせいか、胸とかお尻とか色んなところに鎖が食い込んで、やけに扇情的に見える……ってこんな時に何を考えてるんだ俺は。でも、そんな風に思わせるほど彼女の身体は魅力的で、まるで芸術作品のような神々しいまでの美しさを醸し出していたのである。
それに、今の俺の状態は、剣としての明石徹と人間だった頃の明石徹の精神を繋ぐ中間点、いわゆる精神体ってやつになっていて、いつも以上に人間らしい感覚が俺の体に襲いかかってくる。口に出しては言えないが、主にあそことかが……うん、後は想像にお任せしよう。
そのせいもあってか、今は雑念を振り払わなくちゃいけない時なのに、何度も何度も、それこそ喉がカラカラになるのではないかと思うほどに俺は唾を呑み込み続けていた。
このまま眺めているのもいいか。
そんな言葉が頭の中を一瞬よぎったりもしたが、そんなことをするために俺はここに来たんじゃない。男の俺を誘惑してやまない、幻想的なシャーリーの肢体から視線をそらすと、深呼吸を繰り返しながら気持ちに整理をつけた俺は、勇気を振り絞って彼女の名前を呼ぶ。
「……シャーリー?」
俺自身が思う以上に心の奥は緊張していたようで、張り上げたつもりの声は小さくか細くまるで静かに鳴く虫のよう。しかし、そんな情けない男の声でも彼女にとっては十分すぎたようで、美しいまつげを揺らしながら重そうなまぶたをゆっくりとこじ開けていく。
「……とお……る?」
彼女の声が聞こえただけで思わず生唾を呑み込みそうになったが、俺は心を落ち着かせ、出来る限りの笑顔を作り彼女に向かって話しかける。
「……迎えに、来た」
けれど、その笑顔があまりにもぎこちなかったからか、彼女は再び目を細めると俺から視線をそらしてしまう。
「……だめ……私……いけない」
そして、彼女の口から飛び出した予想外の否定の言葉に俺は内心焦りながらも、平静を保つよう全神経に意識を集中させる。
「なんでだよ。俺のこと、嫌いになったっていうのかよ?」
「違う! そうじゃない、そうじゃなくて」
緊張のしすぎで彼女を怖がらせているのではないかと思ったのも束の間、シャーリーは一度大声を上げると小さく息を整える。そして、彼女が苦しそうに力みだすと、シャーリーの全身から黒いモヤのようなものが溢れ始めた。
「っつうぅぅぅ……あぁっ!」
一際力を入れる彼女の口から軽く達したかのような声が上がると、背中から四枚の翼が勢い良く迫り出す。すると、衝撃波のようなものが俺の全身を打ち付け、暴風のような勢いにその場に立っていられなくなる。
片膝を付き、勢いが弱まるまで耐え忍ぶこと数十秒、体に感じる圧が無くなった瞬間閉じていた両目を開くと、シャーリーとは思えない暗く陰鬱な少女が、両目を赤く光らせながら俺のことを見下ろしていた。
それだけならともかく、彼女の生やす翼の色がいつもとは違っていて……下の二枚は純白の翼、蒼天を駆ける穢れなき聖職の色と、こちらには全く変化がないのだが、その上に生える二枚の翼の色は……黒。闇という暗部に潜む、暗き深淵の色へと変わってしまっている。
更には、よくわからない奇妙な紋様が彼女の全身に浮かび上がっており、右半身は眩いばかりに白く輝いているのだが、左半身はドス黒く禍々しい邪気を放っていた。
そのあまりに歪な存在に俺の心は一瞬立ち竦むと、恐怖に顔をひきつらせてしまう。それは人間の持つ本能の一つ、理解や認識のできない物を危険と感じ拒絶する防衛本能。
こんなにも汚らしい存在が、シャーリーのはずがない。
「あっ――っ!」
自分の知らないシャーロットの姿に怖気づいてしまった俺は、危うく出かかった恐怖の叫びを理性で無理やり捻じ曲げると、口元を両手で抑え込む事で何とか塞ぎ止める。
けれど、その一瞬の喚き声は彼女の耳に届いてしまったらしく、シャーリーの表情は更に暗く悲しいものへと変わっていく。
「気持ち、悪いわよね。わけが、わからないわよね、こんな禍々しい女の子……嫌い、だよね」
いつものシャーリーとは違う王女らしからぬ弱々しい口調と、彼女の瞳から落ちる一粒の涙。それを見た瞬間、俺の中を電流が駆け巡り、男としての自尊心にスイッチが入る。
何をそんなに怯えているんだ俺は? 目の前に居るのはシャーリーで、俺の一番大切な人で、いつも隣に居て欲しい、俺の、俺の……大好きな彼女じゃねえか!
「そ、そんなこと無い! 見た目だけでお前のこと、嫌いになるなんて――」
「いいのよ、無理しなくて。今の自分が変なのは、私が一番よくわかってる」
それなのに、こんなに恐怖で震わせて……何が、汚らしいだ。そんな事を考えてしまう俺の心の方が何百万倍も腐ってて気持ち悪いのに、守ってやりたい女の子に向かってなんて暴言を吐きかけようとしてるんだよ俺の頭!
泥沼のような闇にハマって、全身汚れながらも助けを求める大切な人に救いの手を差し出せないとか、俺は最低で、最悪すぎる。
「それに、魔力の流れってね、心臓側を巡っている方が本来の自分の色なんだって」
彼女の心を傷つけてしまった自責の念に駆られる中、泣きそうになりながらも話すシャーリーの言葉に俺は目を見開く。人間の心臓は基本左側、彼女が右心臓でも無い限り、巡っている魔力の色は……
「そう……私の本来の魔力特性は闇……そして、優位性のある翼の色は黒……私も……」
気付かされてしまった悪夢のような状況に、それが嘘であって欲しいと彼女の言葉をじっと待つと、シャーリー自信も受け入れがたいのか彼女の口元から歯ぎしりの音が聞こえてくる。
「私も……悪魔なんだよ」
話したくないなら話さなくても良いと俺が口を開きかけた瞬間、彼女の決意は固まって彼女は俺へと真実を告げる。泣きながらも気丈に笑う一人の女の子の姿に、俺の心臓は鷲掴みにされたような痛みを覚えていた。
抱きしめるような優しさと、締め付けられるような痛みに包まれながら進んだ先は、一切光を感じることのない闇。まるで世界の終わりのような強烈な寒さに身を縮こませると、小さな写真のようなものが次から次へと暗闇の上を流れて行く。
その中に写る一人の少女、それが誰なのか初めこそわからなかったが、歳を重ねていくごとに、俺のよく知るあの娘の面影がはっきりと浮かび上がってくる。
「ここに写ってるのって、シャーリーだよな。これってもしかして、彼女の記憶?」
メイドや騎士に街の人々、沢山の人達に囲まれて彼女は終始笑顔を絶やさない。それに、幼い頃の彼女の髪型は今の幼女の時よりも短く、まるで男の子のような天真爛漫さが垣間見れた。
沢山の人と触れ合って、色々な人達に愛されて……けれど、そんな幸せな時間は長くは続かなかったらしい。
傷ついた彼女を誰かがかばい、壊れた鎧の上からシャーリーの全身へと血飛沫が浴びせかけられる。おそらく、これがバルカイトの言っていたシャーリーを助けて死んだ騎士。
その後の彼女は、まるで悪鬼羅刹の如く鋭い眼光で、次から次へと魔物達を斬り飛ばしていく。血肉を纏った彼女の姿に人々は恐怖し、時には誰もいない場所で彼女は涙を流している。そして、国王自らが画策した自作自演の王都襲撃が行われると、彼女は一本の剣と出会う。
そこから先の出来事は、当然俺も知ってはいるのだが、何故か映像化はされておらず、俺と出会うまでの記憶が永遠と繰り返されている。その理由はわからなかったが、自由に動ける体の感覚と映し出される彼女の映像が、ここがどこであるのかを俺に教えてくれていた。
それはまるで、朝美と契約した時のあの空間に似ているけど、彼女の時とは違い薄ら寒いものを感じている。
「ってことは、ここはシャーリーの心の中なのか?」
彼女の心の中、そう認識した次の瞬間、一際強い光とともに周囲に浮かぶ虚像達が次々と音を立てて砕けていく。眩しさに細めた瞳をゆっくりとこじ開けていくと、目の前には一糸まとわぬ姿のシャーリーが、宙高く複数の鎖によってその美しい肌をキツくキツく縛りあげられていた。
しかも、大人の姿であるせいか、胸とかお尻とか色んなところに鎖が食い込んで、やけに扇情的に見える……ってこんな時に何を考えてるんだ俺は。でも、そんな風に思わせるほど彼女の身体は魅力的で、まるで芸術作品のような神々しいまでの美しさを醸し出していたのである。
それに、今の俺の状態は、剣としての明石徹と人間だった頃の明石徹の精神を繋ぐ中間点、いわゆる精神体ってやつになっていて、いつも以上に人間らしい感覚が俺の体に襲いかかってくる。口に出しては言えないが、主にあそことかが……うん、後は想像にお任せしよう。
そのせいもあってか、今は雑念を振り払わなくちゃいけない時なのに、何度も何度も、それこそ喉がカラカラになるのではないかと思うほどに俺は唾を呑み込み続けていた。
このまま眺めているのもいいか。
そんな言葉が頭の中を一瞬よぎったりもしたが、そんなことをするために俺はここに来たんじゃない。男の俺を誘惑してやまない、幻想的なシャーリーの肢体から視線をそらすと、深呼吸を繰り返しながら気持ちに整理をつけた俺は、勇気を振り絞って彼女の名前を呼ぶ。
「……シャーリー?」
俺自身が思う以上に心の奥は緊張していたようで、張り上げたつもりの声は小さくか細くまるで静かに鳴く虫のよう。しかし、そんな情けない男の声でも彼女にとっては十分すぎたようで、美しいまつげを揺らしながら重そうなまぶたをゆっくりとこじ開けていく。
「……とお……る?」
彼女の声が聞こえただけで思わず生唾を呑み込みそうになったが、俺は心を落ち着かせ、出来る限りの笑顔を作り彼女に向かって話しかける。
「……迎えに、来た」
けれど、その笑顔があまりにもぎこちなかったからか、彼女は再び目を細めると俺から視線をそらしてしまう。
「……だめ……私……いけない」
そして、彼女の口から飛び出した予想外の否定の言葉に俺は内心焦りながらも、平静を保つよう全神経に意識を集中させる。
「なんでだよ。俺のこと、嫌いになったっていうのかよ?」
「違う! そうじゃない、そうじゃなくて」
緊張のしすぎで彼女を怖がらせているのではないかと思ったのも束の間、シャーリーは一度大声を上げると小さく息を整える。そして、彼女が苦しそうに力みだすと、シャーリーの全身から黒いモヤのようなものが溢れ始めた。
「っつうぅぅぅ……あぁっ!」
一際力を入れる彼女の口から軽く達したかのような声が上がると、背中から四枚の翼が勢い良く迫り出す。すると、衝撃波のようなものが俺の全身を打ち付け、暴風のような勢いにその場に立っていられなくなる。
片膝を付き、勢いが弱まるまで耐え忍ぶこと数十秒、体に感じる圧が無くなった瞬間閉じていた両目を開くと、シャーリーとは思えない暗く陰鬱な少女が、両目を赤く光らせながら俺のことを見下ろしていた。
それだけならともかく、彼女の生やす翼の色がいつもとは違っていて……下の二枚は純白の翼、蒼天を駆ける穢れなき聖職の色と、こちらには全く変化がないのだが、その上に生える二枚の翼の色は……黒。闇という暗部に潜む、暗き深淵の色へと変わってしまっている。
更には、よくわからない奇妙な紋様が彼女の全身に浮かび上がっており、右半身は眩いばかりに白く輝いているのだが、左半身はドス黒く禍々しい邪気を放っていた。
そのあまりに歪な存在に俺の心は一瞬立ち竦むと、恐怖に顔をひきつらせてしまう。それは人間の持つ本能の一つ、理解や認識のできない物を危険と感じ拒絶する防衛本能。
こんなにも汚らしい存在が、シャーリーのはずがない。
「あっ――っ!」
自分の知らないシャーロットの姿に怖気づいてしまった俺は、危うく出かかった恐怖の叫びを理性で無理やり捻じ曲げると、口元を両手で抑え込む事で何とか塞ぎ止める。
けれど、その一瞬の喚き声は彼女の耳に届いてしまったらしく、シャーリーの表情は更に暗く悲しいものへと変わっていく。
「気持ち、悪いわよね。わけが、わからないわよね、こんな禍々しい女の子……嫌い、だよね」
いつものシャーリーとは違う王女らしからぬ弱々しい口調と、彼女の瞳から落ちる一粒の涙。それを見た瞬間、俺の中を電流が駆け巡り、男としての自尊心にスイッチが入る。
何をそんなに怯えているんだ俺は? 目の前に居るのはシャーリーで、俺の一番大切な人で、いつも隣に居て欲しい、俺の、俺の……大好きな彼女じゃねえか!
「そ、そんなこと無い! 見た目だけでお前のこと、嫌いになるなんて――」
「いいのよ、無理しなくて。今の自分が変なのは、私が一番よくわかってる」
それなのに、こんなに恐怖で震わせて……何が、汚らしいだ。そんな事を考えてしまう俺の心の方が何百万倍も腐ってて気持ち悪いのに、守ってやりたい女の子に向かってなんて暴言を吐きかけようとしてるんだよ俺の頭!
泥沼のような闇にハマって、全身汚れながらも助けを求める大切な人に救いの手を差し出せないとか、俺は最低で、最悪すぎる。
「それに、魔力の流れってね、心臓側を巡っている方が本来の自分の色なんだって」
彼女の心を傷つけてしまった自責の念に駆られる中、泣きそうになりながらも話すシャーリーの言葉に俺は目を見開く。人間の心臓は基本左側、彼女が右心臓でも無い限り、巡っている魔力の色は……
「そう……私の本来の魔力特性は闇……そして、優位性のある翼の色は黒……私も……」
気付かされてしまった悪夢のような状況に、それが嘘であって欲しいと彼女の言葉をじっと待つと、シャーリー自信も受け入れがたいのか彼女の口元から歯ぎしりの音が聞こえてくる。
「私も……悪魔なんだよ」
話したくないなら話さなくても良いと俺が口を開きかけた瞬間、彼女の決意は固まって彼女は俺へと真実を告げる。泣きながらも気丈に笑う一人の女の子の姿に、俺の心臓は鷲掴みにされたような痛みを覚えていた。
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