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第七章 復讐と裏切りの円舞曲(ワルツ)
第353話 バカとバカの螺旋状(スパイラル)
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「これ以上メソメソしたらぶん殴る。もっとぶん殴る! めちゃくちゃぶん殴る!! それが嫌ならメソメソすんな! あんた男でしょ!!」
朦朧とする意識の中、一つだけ言わせてくれ。男だから落ち込んじゃいけないって、それって酷い差別なんですけど……
でも、なんだかとてもあったかくて、嬉しかった。まぁ、殴られたところがヒリヒリしてるだけかもしれないけどね。
(ったく、皆して同じこと言いやがって。俺の周りには、いい女しか集まってこないのかよ)
ただ、あまりの嬉しさに、今だけは自分の心に素直になってもいいかなと思ってしまう。
「そうよ、そんな大切な王女様を、私は傷物にしたの。だから、私を殴りなさい。なんなら、本当に切り刻んでも構わないから、だから!」
俺にしては珍しく、真っ正直に褒める事ができたというのに、彼女は俺の気持ちに全く気づいていない。シャーリー達に、鈍感やら、にぶちんやら、よく言われるけど、それがどれほど罪なことなのか、身を持って知らされてしまう。
(……おまえ、何いってんだ?)
「何って、私の処分を――」
(……いい女って、おまえの事も含んでんだぞ?)
「……??」
とは言え、自分のことを棚に上げて怒るなんてこと俺には出来ず、しっかりとわかるように、少しだけ照れながら俺は彼女に告白した。
(さっきの台詞、シャーリーや朝美に言われた事と、そっくりだったんだよ。むしろ、手加減無いぶん心に響いた)
「は、はあ!? 私がいい女って、あんたやっぱりバカよ! 筋金入りの大バカ!」
(……バカ、バカって、あんまり言わないでくれよ。冷静になると、ちょっと傷つく)
「だって、バカでしょ? バカにバカって言って、何が悪いのよバカ!!」
別にドMと言うわけでなく、カーラの気持ちが本当に嬉しくて正直な感想を述べたのだが、そこは同じ恋愛弱者、照れくささからか、バカよバカよと俺に向かって連呼してくる。
バカって部分を否定はしないけど、流石は武闘家、言葉責めでも容赦ねぇなあ。
(けど、わかった。やっぱり俺は、カーラのことを怒れねぇ)
「……なっ! ふざけんな! やっぱ、もっかいぶん殴る!」
(おう、ぶん殴れ。それがおまえの優しさなら、いくらでもかかってこい。俺みたいなのを心配するやつに、悪いやつはいないんだから)
それに、彼女がその優しさを拳でしか語れないと言うのなら、いくらでも俺は受け止めてやる。そのための、神具を宿したこの体だ。
「うっ……くぅぅぅ……」
しかし、殴れと言われて殴りに行けるほど彼女の頭は喧嘩っ早くないようで、右手を震わせながらカーラは動きを止めてしまう。行き場を無くした彼女の慈しみは、超低速のパンチとなって俺の体に叩きつけられた。
(とにかく、俺はお前を許す。さっきの言葉もそうだけど、シンジのために流した涙を、俺は信じたいから)
「シンジのための涙を信じる……」
あっ、やばい。こんな大事な場面で寒いギャグいれたとか思われちったかな。
「ほんと、あんたってバカよね。真っ直ぐっていうか、何も考えてない。私がシンジの事、ただ利用してただけとか、少しは考えないわけ?」
不用意な自分の発言に一瞬焦りを覚えてしまったが、どうやら彼女にはそれさえも伝わっていないらしく、心の中でそっと胸をなでおろす。
(別に、考えない訳じゃないさ。ただ、利用しただけの男の敵討ちに来る女が、この世の中のどこに居るのかと思ってさ)
「私よ、私。私、バカだから、感情より先に手が出ちゃうの。しかも何となく」
(だったら、俺のバカな言葉も信じろよ。その方が都合いいだろ。バカはバカらしく、考えないで頷いてた方がさ)
「あのねぇ、あんまりバカバカ言わないでくれる? 確かに私はバカだけど、あんたに言われると無性に腹が立つ」
(そっか、わかったよ)
強情で意地っ張りで、最後までいろいろ破綻してるけど、それがカーラで、こいつの良いところなんだろうな。こんな感じに彼女とバカバカ言い合ったら、シャーリーにやきもち焼かれるかも。
「……ねぇ、本当に許すつもり?」
(ん? あぁ。むしろ、最初から怒ってねぇよ)
「そっか……あんた、筋金入りのバカね」
ただ、ここまでバカしか言わないと、語彙力が無いのかなとも思ってしまう。まぁ、こういう世界だし、文字を書けない、言葉を知らない、そういう人間がいてもおかしくないか。
「うん、うん。それなら私も力になる! 助けてもらった恩義は、返さないといけないからね」
(……は?)
なんにせよ、これでカーラも理解してくれて、後はエリゴス……ボーゲンハルトにどう対処するかを考えるだけになったと思いきや、笑顔で話す彼女の言葉に俺の表情は固まってしまう。
「聞いてなかったの? この私が、力を貸してやるって言ってるの。ありがたく思いなさい」
彼女の心境が変化した理由はよくわからなかったが、それがただの罪滅ぼしだと言うのなら、それだけは絶対にまずい。
(いや、待て待て! 俺達が何と戦ってるのか、わかってんのかよお前は!)
「とんでもなく強いやつでしょ、それぐらいはわかってる。だからこそ、人数は大いに越したことは無い。でしょ?」
(そういう問題じゃなくて)
「じゃあ、何だって言うのよ?」
わかってるってカーラは言うけど、俺から言わせれば何一つわかってない。あれはただの、人間が戦ってどうにかなる相手じゃないんだ。
(相手は、魔神なんだぞ? シンジを……あのシンジを、一撃で葬った奴らなんだぞ!)
「……なら、余計に私の出番じゃない。全員私が、ぶっ飛ばしてあげる」
カーラにとっては真の敵。そういう奴らの仲間ではあるけれど、気持ちや理屈で勝てないのは俺が一番良くわかっている。
それに、失うのはもうたくさんだ。朝美と同じように、カーラを殺させてたまるかよ。
「姫様! あなたの騎士が、迎えに来ましたよ。さぁ行きましょう、二人だけの静かな世界へ!」
しかも、このタイミングでやってくるとか、最低すぎるだろ、あの変態騎士。
「早速来たわね」
エリゴスの声が聞こえれば、当然のようにカーラが動く。そして彼女は奮闘虚しく、無残な最期を迎えるであろう。だから止めたい、絶対にカーラを行かせちゃ駄目だ!
(駄目だ、カーラ、行っちゃ駄目だ!)
「……お姉」
「大丈夫よ、あいつの癖は、それなりに研究したつもりだから。二度と負けるつもりはない」
背中で語る彼女の言葉で、今まで見えてこなかった細い糸が、次々と繋がり始める。なんで二人があの場所にいたのか、それは二人がボーゲンハルトと対峙して、奴に一度負けているから。
そして、奴のおもちゃになりそこなったカーラは、シャーリーと会わせる事を条件に利用されたんだ。だから、彼女が生きている事自体が奇跡みたいなもので、本当なら朝美の様に……なればこそ、ここでその生命を無駄に散らさせるわけにはいかない!
(カーラ!)
しかし、彼女は俺の静止も聞かず、道場を飛び出していく。俺の周りにいる女は、揃いも揃ってカッコつけ過ぎなんだよ。だからこんなチキンな俺でも、心揺さぶられてしまう。
「……トール、お姉を、助けて」
(あぁ、カーラは必ず助けだす。アイリ、悪いんだけど、二階にいる皆の所へ連れて行ってくれないか? 悔しいけど、俺一人じゃ何も出来ないから)
「ん!」
可愛い妹一人残して、天国なんかに行かせるものかよ!
今にも泣き出してしまいそうな、小さなアイリの細腕に抱きしめられ、カーラを守ると俺は誓うのだった。
朦朧とする意識の中、一つだけ言わせてくれ。男だから落ち込んじゃいけないって、それって酷い差別なんですけど……
でも、なんだかとてもあったかくて、嬉しかった。まぁ、殴られたところがヒリヒリしてるだけかもしれないけどね。
(ったく、皆して同じこと言いやがって。俺の周りには、いい女しか集まってこないのかよ)
ただ、あまりの嬉しさに、今だけは自分の心に素直になってもいいかなと思ってしまう。
「そうよ、そんな大切な王女様を、私は傷物にしたの。だから、私を殴りなさい。なんなら、本当に切り刻んでも構わないから、だから!」
俺にしては珍しく、真っ正直に褒める事ができたというのに、彼女は俺の気持ちに全く気づいていない。シャーリー達に、鈍感やら、にぶちんやら、よく言われるけど、それがどれほど罪なことなのか、身を持って知らされてしまう。
(……おまえ、何いってんだ?)
「何って、私の処分を――」
(……いい女って、おまえの事も含んでんだぞ?)
「……??」
とは言え、自分のことを棚に上げて怒るなんてこと俺には出来ず、しっかりとわかるように、少しだけ照れながら俺は彼女に告白した。
(さっきの台詞、シャーリーや朝美に言われた事と、そっくりだったんだよ。むしろ、手加減無いぶん心に響いた)
「は、はあ!? 私がいい女って、あんたやっぱりバカよ! 筋金入りの大バカ!」
(……バカ、バカって、あんまり言わないでくれよ。冷静になると、ちょっと傷つく)
「だって、バカでしょ? バカにバカって言って、何が悪いのよバカ!!」
別にドMと言うわけでなく、カーラの気持ちが本当に嬉しくて正直な感想を述べたのだが、そこは同じ恋愛弱者、照れくささからか、バカよバカよと俺に向かって連呼してくる。
バカって部分を否定はしないけど、流石は武闘家、言葉責めでも容赦ねぇなあ。
(けど、わかった。やっぱり俺は、カーラのことを怒れねぇ)
「……なっ! ふざけんな! やっぱ、もっかいぶん殴る!」
(おう、ぶん殴れ。それがおまえの優しさなら、いくらでもかかってこい。俺みたいなのを心配するやつに、悪いやつはいないんだから)
それに、彼女がその優しさを拳でしか語れないと言うのなら、いくらでも俺は受け止めてやる。そのための、神具を宿したこの体だ。
「うっ……くぅぅぅ……」
しかし、殴れと言われて殴りに行けるほど彼女の頭は喧嘩っ早くないようで、右手を震わせながらカーラは動きを止めてしまう。行き場を無くした彼女の慈しみは、超低速のパンチとなって俺の体に叩きつけられた。
(とにかく、俺はお前を許す。さっきの言葉もそうだけど、シンジのために流した涙を、俺は信じたいから)
「シンジのための涙を信じる……」
あっ、やばい。こんな大事な場面で寒いギャグいれたとか思われちったかな。
「ほんと、あんたってバカよね。真っ直ぐっていうか、何も考えてない。私がシンジの事、ただ利用してただけとか、少しは考えないわけ?」
不用意な自分の発言に一瞬焦りを覚えてしまったが、どうやら彼女にはそれさえも伝わっていないらしく、心の中でそっと胸をなでおろす。
(別に、考えない訳じゃないさ。ただ、利用しただけの男の敵討ちに来る女が、この世の中のどこに居るのかと思ってさ)
「私よ、私。私、バカだから、感情より先に手が出ちゃうの。しかも何となく」
(だったら、俺のバカな言葉も信じろよ。その方が都合いいだろ。バカはバカらしく、考えないで頷いてた方がさ)
「あのねぇ、あんまりバカバカ言わないでくれる? 確かに私はバカだけど、あんたに言われると無性に腹が立つ」
(そっか、わかったよ)
強情で意地っ張りで、最後までいろいろ破綻してるけど、それがカーラで、こいつの良いところなんだろうな。こんな感じに彼女とバカバカ言い合ったら、シャーリーにやきもち焼かれるかも。
「……ねぇ、本当に許すつもり?」
(ん? あぁ。むしろ、最初から怒ってねぇよ)
「そっか……あんた、筋金入りのバカね」
ただ、ここまでバカしか言わないと、語彙力が無いのかなとも思ってしまう。まぁ、こういう世界だし、文字を書けない、言葉を知らない、そういう人間がいてもおかしくないか。
「うん、うん。それなら私も力になる! 助けてもらった恩義は、返さないといけないからね」
(……は?)
なんにせよ、これでカーラも理解してくれて、後はエリゴス……ボーゲンハルトにどう対処するかを考えるだけになったと思いきや、笑顔で話す彼女の言葉に俺の表情は固まってしまう。
「聞いてなかったの? この私が、力を貸してやるって言ってるの。ありがたく思いなさい」
彼女の心境が変化した理由はよくわからなかったが、それがただの罪滅ぼしだと言うのなら、それだけは絶対にまずい。
(いや、待て待て! 俺達が何と戦ってるのか、わかってんのかよお前は!)
「とんでもなく強いやつでしょ、それぐらいはわかってる。だからこそ、人数は大いに越したことは無い。でしょ?」
(そういう問題じゃなくて)
「じゃあ、何だって言うのよ?」
わかってるってカーラは言うけど、俺から言わせれば何一つわかってない。あれはただの、人間が戦ってどうにかなる相手じゃないんだ。
(相手は、魔神なんだぞ? シンジを……あのシンジを、一撃で葬った奴らなんだぞ!)
「……なら、余計に私の出番じゃない。全員私が、ぶっ飛ばしてあげる」
カーラにとっては真の敵。そういう奴らの仲間ではあるけれど、気持ちや理屈で勝てないのは俺が一番良くわかっている。
それに、失うのはもうたくさんだ。朝美と同じように、カーラを殺させてたまるかよ。
「姫様! あなたの騎士が、迎えに来ましたよ。さぁ行きましょう、二人だけの静かな世界へ!」
しかも、このタイミングでやってくるとか、最低すぎるだろ、あの変態騎士。
「早速来たわね」
エリゴスの声が聞こえれば、当然のようにカーラが動く。そして彼女は奮闘虚しく、無残な最期を迎えるであろう。だから止めたい、絶対にカーラを行かせちゃ駄目だ!
(駄目だ、カーラ、行っちゃ駄目だ!)
「……お姉」
「大丈夫よ、あいつの癖は、それなりに研究したつもりだから。二度と負けるつもりはない」
背中で語る彼女の言葉で、今まで見えてこなかった細い糸が、次々と繋がり始める。なんで二人があの場所にいたのか、それは二人がボーゲンハルトと対峙して、奴に一度負けているから。
そして、奴のおもちゃになりそこなったカーラは、シャーリーと会わせる事を条件に利用されたんだ。だから、彼女が生きている事自体が奇跡みたいなもので、本当なら朝美の様に……なればこそ、ここでその生命を無駄に散らさせるわけにはいかない!
(カーラ!)
しかし、彼女は俺の静止も聞かず、道場を飛び出していく。俺の周りにいる女は、揃いも揃ってカッコつけ過ぎなんだよ。だからこんなチキンな俺でも、心揺さぶられてしまう。
「……トール、お姉を、助けて」
(あぁ、カーラは必ず助けだす。アイリ、悪いんだけど、二階にいる皆の所へ連れて行ってくれないか? 悔しいけど、俺一人じゃ何も出来ないから)
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